15年戦争資料 @wiki内検索 / 「太平洋戦争下の言論抵抗・竹ヤリ事件」で検索した結果

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  • 兵は凶器なり15年戦争と新聞メディア
    ...f 50  太平洋戦争下の言論抵抗・竹ヤリ事件(未作成) 1943=昭和十八年 http //maechan.sakura.ne.jp/war/data/hhkn/50.pdf 51  言論死して国ついに亡ぶー新聞メディアの反省と教訓(未作成) http //maechan.sakura.ne.jp/war/data/hhkn/51.pdf 52  新聞に戦争責任はあるのか(未作成) http //maechan.sakura.ne.jp/war/data/hhkn/52.pdf 正木ひろしの戦時下の言論抵抗(正木ひろし伝Ⅱ)(上)(未作成) http //maechan.sakura.ne.jp/personal/data/mhpr01.pdf 正木ひろしの戦時下の言論抵抗(正木ひろし伝Ⅱ)(下)(未作成) htt...
  • 太平洋戦争庫
    今日の訪問者 - 太平洋戦争庫 日米交渉 アジ歴セン特別展示 石井秋穂関連リンク New 戦争被害 空襲体験記 その他 自由史観研究会ご意見箱 図書検索 小説 太平洋戦争 目次 重要文書類の焼却 15年戦争資料庫
  • 戦後日本における歴史認識―太平洋戦争を中心として―(1)
    http //www.nids.go.jp/dissemination/kiyo/pdf/bulletin_j4-3_4.pdf 『防衛研究所紀要』第4巻第3号(2002 年2月)100 ~ 119 頁。 戦後日本における歴史認識―太平洋戦争を中心として―(1) 庄 司 潤一郎 →http //www.nids.go.jp/profile/senshi/02-syouji.html 戦後日本における歴史認識―太平洋戦争を中心として―(1)はじめに 1 戦後日本における歴史認識の変遷-学界、言論界を中心として- 2 「太平洋戦争」の呼称をめぐる諸問題1)「太平洋戦争」 2)「大東亜戦争」 3)「第二次世界大戦」 4)「15 年戦争」 5)「アジア・太平洋戦争」 6)「今次の大戦」、「先の大戦」、「過ぐる大戦」、「あの不幸な戦争」など 7)その他 3 歴史認識における論点 4 ...
  • 日中戦争と太平洋戦争 波多野澄雄<その1>
    日中歴史共同研究 第1期「日中歴史共同研究」報告書 目次 第2部 戦争の時代 第3章 日中戦争と太平洋戦争 日中戦争と太平洋戦争 波多野澄雄<その1> 波多野澄雄:筑波大学大学院人文社会科学研究科教授(委員会委員) http //www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/pdfs/rekishi_kk_j-2.pdf  目次 日中戦争と太平洋戦争 波多野澄雄<その1>はじめに―開戦と中国戦線 第1 節 太平洋戦争下の中国戦場1)重慶攻略作戦構想の挫折と浙〓作戦 2)ビルマ攻略作戦とCBI 戦線 3)華北の戦い 4)一号作戦(豫湘桂戦役) 第2節 日本占領地域の状況1)汪政権下の政治と経済 2)通貨戦争 3)「対華新政策」とその破綻 日中戦争と太平洋戦争 波多野澄雄<その2> はじめに―開戦と中国戦線 日米開戦時に日本軍は20...
  • 琉球新報 「太平洋戦争」と「沖縄ノート」
    http //ryukyushimpo.jp/news/storyid-130600-storytopic-101.html 「太平洋戦争」と「沖縄ノート」2008年3月28日 故家永三郎さんの「太平洋戦争」は、1968年2月に岩波書店から刊行。31年9月の柳条湖事件から45年8月の終戦まで、15年にわたった戦争の歴史的意義について考察し、86年11月に第2版、2002年7月に文庫版が出版された。発行部数は計約18万部。大江健三郎さんの「沖縄ノート」は、70年9月に刊行。戦中・戦後の沖縄を通じ、戦後民主主義を問う内容で、これまでに55刷で約30万5千部を発行している。
  • 太平洋戦争と大本営発表の真相
    1                                     <2005年1月> 『兵は凶器なり』(45)    15年戦争と新聞メディア      1935-1945 太平洋戦争と大本営発表の真相                                     前坂 俊之                               (静岡県立大学国際関係学部教授) 太平洋戦争下での戦時報道は大本営発表を伝達することであった。 では大本営発表とはどのようなものであったのか。元大本営報道部海軍中佐・富永 謙吾著『大本営発表の真相史』(自由国民社、1970 年)は次のように書いている。  1・・大本営発表の機構組織とその変遷  大本営とは、戦時又は事変に際して、天皇を軍事統帥面で補佐するためにできた。 法的には明治二十六年(1893 年)五月十九日...
  • 日中戦争と太平洋戦争 波多野澄雄<その2>
    日中歴史共同研究 第1期「日中歴史共同研究」報告書 目次 第2部 戦争の時代 第3章 日中戦争と太平洋戦争 日中戦争と太平洋戦争 波多野澄雄<その2> 波多野澄雄:筑波大学大学院人文社会科学研究科教授(委員会委員) http //www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/pdfs/rekishi_kk_j-2.pdf 日中戦争と太平洋戦争 波多野澄雄<その1> 日中戦争と太平洋戦争 波多野澄雄<その2>第3 節 日本の降伏1)大東亜会議と連合国の戦後構想 2)和平工作 4)国民党支配の危機とヤルタ協定 5)日本の降伏 おわりに 第3 節 日本の降伏 1)大東亜会議と連合国の戦後構想 43 年11 月、日本のアジア占領地に樹立された「独立国」の代表(満州国、汪兆銘政府、ビルマ、フィリピン、タイのほか自由印度仮政府代表が陪席)が...
  • 第1 家永三郎著『太平洋戦争』による不法行為について
    第1 家永三郎著『太平洋戦争』による不法行為について 第1 家永三郎著『太平洋戦争』による不法行為について1 本件書籍一『太平洋戦争』について 2 問題記述の名誉毀損性について 3 原告梅澤の精神的苦痛(1)はじめに (2)謝罪等要求書(甲B27) (3)平成17年12月26日付陳述書(甲B1) (4)平成18年8月26日付陳述書(甲B33) 4 摘示事実の真実性と相当性について(1)抗弁について (2)真実性について (3)相当性について 5 まとめ 1 本件書籍一『太平洋戦争』について   被告岩波書店発行の家永三郎著『太平洋戦争』(甲A1)は、1968年(昭和43年)に発行された初版本(甲B7)を訂正して1986年(昭和61年)に発行された第2版が、2000年(平成14年)に岩波現代文庫に収載されたものであり、第二版の序に歴史家である著者自らが記しているように「一五年...
  • 大江氏『集団自決は軍命』 著書訴訟異例の証言 訂正の必要性否定
    http //www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007111002063275.html 大江氏『集団自決は軍命』 著書訴訟異例の証言 訂正の必要性否定 2007年11月10日 朝刊  太平洋戦争末期の沖縄戦で、軍指揮官が「集団自決」を命じたとする本の記述をめぐる訴訟は九日、大阪地裁(深見敏正裁判長)で引き続き口頭弁論があり、「沖縄ノート」の著者で被告の作家大江健三郎さん(72)が出廷。慶良間諸島の座間味、渡嘉敷両島での集団自決について「軍の命令だったと考えている」と証言した。  ノーベル賞作家が自らの著作に関して法廷で証言するのは極めて異例で、歴史教科書の記述をめぐる問題とも絡み、内容が注目されていた。裁判は次回口頭弁論の十二月二十一日に結審、来春にも判決の見通し。  大江さんは、証言に先立ち陳述書を提出...
  • 戦後日本における歴史認識―太平洋戦争を中心として―(2)
    http //www.nids.go.jp/dissemination/kiyo/pdf/bulletin_j4-3_4.pdf 『防衛研究所紀要』第4巻第3号(2002 年2月)100 ~ 119 頁。 戦後日本における歴史認識―太平洋戦争を中心として―(2) 庄 司 潤一郎 →http //www.nids.go.jp/profile/senshi/02-syouji.html 戦後日本における歴史認識―太平洋戦争を中心として―(1) 戦後日本における歴史認識―太平洋戦争を中心として―(2)5 日本人の歴史認識の特徴-複雑な意識の背景- おわりに 5 日本人の歴史認識の特徴-複雑な意識の背景-  日本人の太平洋戦争に関する歴史認識において、ドイツ人と比較した場合、被害者意識に比べ加害者意識が稀薄であるとしばしば指摘されるところであり、その点のみを批判するのは...
  • 大江氏が出廷「集団自決は軍の命令」
    大江氏が出廷「集団自決は軍の命令」 沖縄集団自決軍命訴訟で大阪地裁に入る大江健三郎さん Photo By 共同  太平洋戦争末期の沖縄戦で、軍指揮官が「集団自決」を命じたとする本の記述をめぐる訴訟の口頭弁論が9日、大阪地裁で開かれた。「沖縄ノート」の著者で被告の作家大江健三郎氏(72)が出廷。ノーベル賞作家が自らの著作に関して法廷で証言するのは極めて異例。慶良間諸島の座間味、渡嘉敷両島での集団自決について「軍の命令だったと考えている」と証言した。これに先立ち陳述書を提出。この中で「集団自決は戦争下の国、日本軍、現地の軍までを貫くタテの構造の力で島民に強制された。命令書があるかないかというレベルのものではない」との考えを示した。次回口頭弁論の12月21日に結審、来春にも判決の見通し。 [ 2007年11月10日付 紙面記事 ]
  • 「集団自決は軍命令」 大江健三郎さん証言 大阪地裁著書訴訟
    http //www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007111002063263.html 「集団自決は軍命令」 大江健三郎さん証言 大阪地裁著書訴訟 2007年11月10日 朝刊  太平洋戦争末期の沖縄戦で、軍指揮官が「集団自決」を命じたとする本の記述をめぐる訴訟で、「沖縄ノート」の著者で被告の作家大江健三郎さん(72)が9日、大阪地裁(深見敏正裁判長)の口頭弁論に出廷。慶良間諸島の座間味、渡嘉敷両島での集団自決について「軍の命令だったと考えている」と証言した。  ノーベル賞作家が自らの著作に関して法廷で証言するのは極めて異例で、歴史教科書の記述をめぐる問題とも絡み、内容が注目されていた。裁判は次回口頭弁論の12月21日に結審、来春にも判決の見通し。 ◆元隊長は「出してない」  大江さんに先立ち、座間味島...
  • 大江さんの証言要旨 大阪地裁
    http //www.sakigake.jp/p/news/detail.jsp?nid=2007110901000842 全国ニュース:詳報 大江さんの証言要旨 大阪地裁  大江健三郎さんが9日、大阪地裁に提出した陳述書の要旨と尋問のやりとり要旨は次の通り。  ▽陳述書要旨  1965年に沖縄で収集を始めた関係書が「沖縄ノート」を執筆する基本資料となり、ジャーナリストらから学んだことが基本態度をつくった。  戦後早いうちに記録された体験者の証言を集めた本を中心に読み、中でも沖縄タイムス社刊の「鉄の暴風」を大切にした。著作への信頼があり、座間味、渡嘉敷両島での集団自決の詳細に疑いを挟まなかった。  集団自決は太平洋戦争下の日本国、日本軍、現地の軍までを貫くタテの構造の力で強制されたとの結論に至った。構造の先端の指揮官として責任があった渡嘉敷島の守備隊...
  • 大江さんの証言(陳述書と尋問)要旨
    2007年11月09日(金)22時22分 大江さんの証言要旨(共同配信) 大阪地裁 大江さんの証言要旨(共同配信)▽陳述書要旨 ▽やりとり要旨(大江さん側の弁護士) (元守備隊長側の弁護士)  大江健三郎さんが9日、大阪地裁に提出した陳述書の要旨と尋問のやりとり要旨は次の通り。 ▽陳述書要旨  1965年に沖縄で収集を始めた関係書が「沖縄ノート」を執筆する基本資料となり、ジャーナリストらから学んだことが基本態度をつくった。  戦後早いうちに記録された体験者の証言を集めた本を中心に読み、中でも沖縄タイムス社刊の「鉄の暴風」を大切にした。著作への信頼があり、座間味、渡嘉敷両島での集団自決の詳細に疑いを挟まなかった。  集団自決は太平洋戦争下の日本国、日本軍、現地の軍までを貫くタテの構造の力で強制されたとの結論に至った。構造の先端の指揮官として責任があった渡...
  • 原告準備書面(6)要旨2007年1月19日
    原告準備書面(6)要旨2007年1月19日 http //blog.zaq.ne.jp/osjes/article/27/ 原告準備書面(6)要旨2007年1月19日1 赤松命令説を全面削除した家永三郎著「太平洋戦争」 2 渡嘉敷戦跡碑文「そこにあったのは愛であった」 3 「太平洋戦争」に残された梅澤命令説 3 「沖縄ノート」の過剰な人格非難 4 柳美里著「石に泳ぐ魚」事件に提出された大江意見書の忠告 5 被告らの主張の破綻と玉砕 原告準備書面(6)の要旨 (1月19日第7回沖縄集団自決冤罪訴訟口頭弁論)  ~ 沖縄の声を騙る被告らの自滅 ~        「そこにあるのは愛であった。」(渡嘉敷戦跡碑文より)           弁護士 徳永信一        1 赤松命令説を全面削除した家永三郎著「太平洋戦争」 本日提出した原告準備書面(6)...
  • (原)3 争点3(目的の公益性の有無)について
    昨日 - 今日 - 目次 戻る 通2-013 次へ 通巻 読める控訴審判決「集団自決」 事案及び理由 第2 事案の概要等 第2の3 前提事実及び争点 【原判決の引用】 (原)第3 争点及びこれに対する当事者の主張 (原)3 争点3(目的の公益性の有無)について (判決本文p33~) (引用者注)当サイトでは、原審判決に大阪高裁が付加あるいは判断を改めた部分等は, 区別しやすいようにゴシック体で表示し, 削除した部分は薄い色で削除した部分示しました。 (原)3 争点3(目的の公益性の有無)について(1) 被控訴人らの主張ア(「太平洋戦争」)* イ(沖縄ノート)* (2) 控訴人らの主張ア(「太平洋戦争」)* イ(沖縄ノート)* (1) 被控訴人らの主張 ア(「太平洋戦争」)*   「太平洋戦争」は,歴史研究書であり,本件記述(1)は,...
  • 第4・4 争点3(目的の公益性の有無)について
    通051 | 戻る | 次へ 沖縄集団自決裁判大阪地裁判決 事実及び理由 第4 当裁判所の判断 第4・4 争点3(目的の公益性の有無)について (争点) 第3・3(1) 被告らの主張 第3・3(2) 原告らの主張 第4・4 争点3(目的の公益性の有無)について(1)(「もっぱら公益を図る」とは)* (2)(本件書籍での検討)*ア(「太平洋戦争」の公益目的について)* イ(「沖縄ノート」の公益目的について)* (3)(判断)* (1)(「もっぱら公益を図る」とは)* 第4・1(2)のとおり,民事上の不法行為たる名誉毀損が違法性がないと判断されるためには,表現行為の目的が,もっぱら公益を図るものであることが必要となるが,書籍の執筆,出版を含む表現行為一般について,唯一の動機のみによってそれを行うことは実際上困難である。したがって,もっぱら公益を図る...
  • 第2の1 事案の概要
    昨日 - 今日 - 目次 戻る 通2-004 次へ 通巻 読める控訴審判決「集団自決」 事案及ぴ理由 第2 事案の概要等 1 事案の概要 1 事案の概要ア (請求の概要)* イ (請求及ぴ訴訟物)* ア (請求の概要)*   本件は, 控訴人梅澤及ぴ控訴人赤松が, 控訴人梅澤については被控訴人らが出版し若しくは執筆した原判決別紙書籍目録記載1の書籍(「太平洋戦争」)及ぴ同記載2の書籍(「沖縄ノート」)によつて, 控訴人赤松の実兄である赤松嘉次(赤松大尉)については「沖縄ノート」によって, 太平洋戦争後期に座間味島及び渡嘉敷島の各住民にそれぞれ集団自決を命じ, 住民を多数強制的に死なせながら自らは生き延ぴたという虚偽の事実を摘示され, 控訴人梅澤及び赤松大尉の社会的評価を著しく低下させられて, その名誉を甚だしく毀損され, もって控訴人らの人格権や, ...
  • 4 特定性ないし同定可能性,名誉毀損性,目的の公益性の有無
    昨日 - 今日 - 目次 戻る 通2-051 次へ 通巻 読める控訴審判決「集団自決」 事案及び理由 第3 当裁判所の判断 4 特定性ないし同定可能性,名誉毀損性,目的の公益性の有無 (判決本文p125~) 4 特定性ないし同定可能性,名誉毀損性,目的の公益性の有無【原判決の引用】第4・2 争点(1)(特定性ないし同定可能性の有無)について(1) <沖縄ノートの各記述> (2) <記述と当該他人との結びつき> (3) <赤松大尉について> (4) <控訴人梅澤について> (5) <小括> 3 争点(2)(名誉毀損性の有無)について(1) <「太平洋戦争」と本件記述(1) > (2) <「沖縄ノート」と沖縄ノートの各記述> 4 争点(3)(目的の公益性の有無)について……130(1) <表現行為と動機> (2) <本件各書籍の主要な目的> (3) <小括> ...
  • 空襲体験記
    太平洋戦争庫 空襲体験記 大阪大空襲:標的は市民、「無差別爆撃」否定 在野研究者、米軍資料を分析 毎日 娼妓無念 大阪大空襲65年、花街育ちの男性が語る 朝日新聞 子どもは見ていた:東京大空襲65年/上 孤児になって 毎日 子どもは見ていた:東京大空襲65年/中 聾唖学校の生徒たち 毎日 子どもは見ていた:東京大空襲65年/下 在日朝鮮人たち 毎日 太平洋戦争庫
  • 参考文献(高崎論文)
    「慰安婦」問題 調査報告・1999 「半鳥女子勤労挺身隊」について(未作成) 高崎宗司 ソース:http //www.awf.or.jp/program/pdf/p041_060.pdf 参考文献 「半鳥女子勤労挺身隊」について(未作成)参考文献日本語(アイウエオ順) 朝鮮語文献(カナダラ順) 付 記 日本語(アイウエオ順) 朝日新聞社編『女たちの太平洋戦争②──日本軍を見た内外の瞳』(朝日文庫版)朝日新聞社、1997年。 池田英箭「三菱青年学校の思い出」、東南海地震・旧三菱名航道徳工場犠牲者調査追悼実行委員会編・発行『悲しみを繰り返さぬようここに真実を刻む──東南海地震・旧三菱名航道徳工場の記録』1988年。 池田正枝「強制連行と戦後の責任」『解放教育』1991年12月号。 石川準吉編a『国家総動員史 資料編』第1巻、国家総動員史刊行会、1975年。 石...
  • 第2・2(4) (その出版目的)
    通008 | 戻る | 次へ 沖縄集団自決裁判大阪地裁判決 第2 事案の概要 第2・2 前提となる事実 第2・2(4) (その出版目的)* 第2・2(4) (その出版目的)*ア(「太平洋戦争」)* イ(「沖縄ノート」)* ア(「太平洋戦争」)* 「太平洋戦争」が歴史研究書であり,本件記述(1)が公共の利害に関するものであることは当事者間に争いはなく,それがもっばら公益を図る目的によるものであることについては、それが公益を図る目的も併せもってなされたものであるとの限度で当事者間に争いはない。 イ(「沖縄ノート」)* 沖縄ノートは,被告大江が,沖縄が本土のために犠牲にされ続けてきたことを指摘し,その沖縄について「核つき返還」などが議論されていた昭和45年の時点において,沖縄の民衆の怒りが自分たち日本人に向けられていることを述べ,「日本人とはなにか,...
  • 共同通信 元守備隊長らの請求棄却 沖縄集団自決訴訟
    http //www.47news.jp/CN/200803/CN2008032801000259.html 元守備隊長らの請求棄却 沖縄集団自決訴訟  太平洋戦争末期の沖縄戦で軍指揮官が「集団自決」を命じたとする本の記述をめぐり、沖縄・慶良間諸島の当時の守備隊長らが、岩波書店と作家大江健三郎さん(73)に出版差し止めや計2000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁(深見敏正裁判長)は28日、請求を棄却した。  この訴訟は、軍の「強制」の記述削除を求めた教科書検定意見の根拠の1つともされたほか、ノーベル賞作家の大江さん本人が出廷し証言するなど司法判断が注目を集めていた。  座間味島の元守備隊長梅沢裕さん(91)と、渡嘉敷島の元守備隊長の弟赤松秀一さん(75)は2005年8月、大江さんの「沖縄ノート」、故家永三郎さんの「太平洋戦争」の集団自決に関する部分...
  • 第3・3(1) 被告らの主張
    通015 | 戻る | 次へ 沖縄集団自決裁判大阪地裁判決 事実及び理由 第3 争点及びこれに対する当事者の主張 第3・3 争点3(目的の公益性の有無)について 第3・3(1) 被告らの主張 ア(「太平洋戦争」)* 「太平洋戦争」は,歴史研究書であり,本件記述(1)は,「戦争における人間性の破壌一『戦争の惨禍』上」と題する章において,日本軍の民間人に対する態度の例として記述されたものであり,もっぱら公益を図る目的によるものであることは明らかである。 イ(沖縄ノート)* 沖縄ノートは、沖縄の人々が「琉球処分」「皇民化教育」により日本国の体制に組み込まれ,太平洋戦争で本土防衛のための悲惨な戦場とされ多数の住民が犠牲となった上,戦後はサンフランシスコ条約によって米国の施政権下に残されて米国の前線基地とされ,核戦略体制の下で核兵器による恐怖の捨て石とされ,本土の...
  • (原)5 争点5(真実相当性の有無)について
    昨日 - 今日 - 目次 戻る 通2-042 次へ 通巻 読める控訴審判決「集団自決」 事案及び理由 第2 事案の概要等 第2の3 前提事実及び争点 【原判決の引用】 (原)第3 争点及びこれに対する当事者の主張 (原)5 争点5(真実相当性の有無)について (判決本文p86~) (引用者注)当サイトでは、原審判決に大阪高裁が付加あるいは判断を改めた部分等は, 区別しやすいようにゴシック体で表示し, 削除した部分は薄い色で削除した部分示しました。 (原)5 争点5(真実相当性の有無)について第3・5(1) 被控訴人らの主張ア(自決命令は通説だった)* イ(神戸新聞や「母の遺したもの」によって自決命令の虚偽性が明らかになったとはいえない)* ウ(「ある神話の背景」よって自決命令の真実性が失われたわけではない)* 第3・5(2) 控訴人らの主張ア...
  • 第1期「日中歴史共同研究」報告書 目次
    日中歴史共同研究 第1期「日中歴史共同研究」報告書 目 次 ソース: 目次・序(日本語)(PDF) 338 KB 日本語論文(PDF) 2.25 MB  ※脚注の随所に乱「行」があります。PDF化の不備と思われます 中国語論文(PDF) 2.66 MB 第1期「日中歴史共同研究」報告書(ペーパー)の入手法 序 ・・・・・日中座長共同執筆(委員会のメンバー、外部執筆委員、活動の経緯など) (収録済) <古代・中近世史> 総 論 ・・・・・日中委員共同執筆 (収録済) 序 章 古代中近世東アジア世界における日中関係史(日本側) 山内昌之・鶴間和幸 (中国側) 蒋立峰・厳紹.・張雅軍・丁莉 第1部 東アジアの国際秩序とシステムの変容第1章 7世紀の東アジア国際秩序の創成(日本側)7世紀の東アジア国際秩序の創成 川本芳昭 (中国側)7世紀の東アジア国際秩序の...
  • 四 日米戦争への道
    世界に知られていた南京大虐殺 四 日米戦争への道 ここで、当時日本国民はどのような反応をしめしていたかということについてごく簡単にふれておきます(この間題については、さきのパナイ号事件・南京事件に対する国民の反応とあわせて、日本国民の 135 反応を比較分析する論稿をまとめる予定でいます)。 『昭和・第4巻日中戦争への道』(講談社、一九八九年)の年表の一九三七年三月二日の事項に「南京陥落の公表を待たず、東京では祝賀提灯行列が繰り出し、国会議事堂に電飾が点じられる」と書かれています。同じく一二月十一日付の『朝日新聞』は「日章旗南京に翻るまで」という南京占領記事を南京がまだ陥落していないにもかかわらず報道しています。このように、当時の日本の新聞報道を見ますと、マスコミは南京攻略戦の報道合戦を繰り広げ、日本国民の間には、日本軍はいつ南京を占領するのかというあたかもゲームでも見...
  • 第2・1(提訴の概要)
    通003 | 戻る | 次へ 沖縄集団自決裁判大阪地裁判決 事実及び理由 第2 事案の概要 第2・1(提訴の概要)*  本件は,原告梅澤裕(以下「原告梅澤」という。)及ぴ原告赤松秀一(以下「原告赤松」という。)の実兄である赤松嘉次(以下「赤松大尉」という。)が,原告梅澤については,被告らが出版し,若しくは執筆した別紙書籍目録1記載の書籍(以下「本件書籍(1)」または「太平洋戦争」という。)及び同目録2記載の書籍(以下「本件書籍(2)」または「沖縄ノート」といい,本件書籍(1)及ぴ本件書籍(2)を併せて「本件各書籍」という。)により,赤松大尉については,本件書籍(2)により、太平洋戦争後期に座間味島,渡嘉敷島の住民に集団自決を命じ,住民を多数死なせながら,自らは生き延びたという虚偽の事実を摘示され,原告梅澤及び赤松大尉の社会的評価を著しく低下させられ,その名誉を甚だしく...
  • 第3・3(2) 原告らの主張
    通016 | 戻る | 次へ 沖縄集団自決裁判大阪地裁判決 事実及び理由 第3 争点及びこれに対する当事者の主張 第3・3 争点3(目的の公益性の有無)について 第3・3(2) 原告らの主張 ア(「太平洋戦争」)* 「太平洋戦争」については,第2・2(4)アの限度で認める。 イ(沖縄ノート)* 沖縄ノートについては,第2・2(4)イの限度で認め,その余は否認し,争う。 沖縄ノートの各記述の前提には,悲惨な集団自決が原告梅澤及び赤松大尉による自決命令に基づくものであるという全く虚偽が置かれており,そして,そのことこそが被告大江の自問と卑下と自虐的反省の中核部分を占めていたのであり,したがって,その自問による反省が全く的外れな昏迷に深みに陥ってしまったのは,故無きことではない。 したがって,原告らは,沖縄ノートの各記述が公共の利害に関する事...
  • 琉球新報社説2008年3月29日
    琉球新報社説2008年3月29日 http //s04.megalodon.jp/2008-0329-1236-17/ryukyushimpo.jp/news/storyid-130610-storytopic-11.html 社説 大江訴訟判決 体験者の証言は重い/教科書検定意見も撤回を 2008年3月29日  「集団自決」の構造的な問題に言及できるかが焦点だった岩波・大江訴訟で大阪地裁は28日、体験者の証言や、これまでの沖縄戦研究を重く見て「日本軍が深くかかわったと認められる」と判断。訴えた座間味島の元戦隊長梅澤裕氏らの主張を全面的に棄却した。この日は63年前に渡嘉敷島で「集団自決」が起きた日である。同島では慰霊祭が行われ、島は深い悲しみに包まれた。惨劇を証言した体験者は、証言を重視した判決に報われた思いを抱いているに違いない。座間味・渡嘉敷両村長も判決を納得し...
  • 明治から昭和戦前期までの言論弾圧法の実態とは・・
    <2004年 1月> 兵は凶器なり15年戦争と新聞メディア 『兵は凶器なり』③   -15年戦争と新聞―― 1926-1935 明治から昭和戦前期までの言論弾圧法の実態とは・・ 前坂 俊之 (静岡県立大学国際関係学部教授) http //sweb.u-shizuoka-ken.ac.jp/~maesaka/021226_contents/040121_heihakyoukinari3gennronndannatunorekishi.pdf 明治から昭和戦前期までの言論弾圧法の実態とは・・1・・・新聞紙法の悪法たる理由 2・・・普通選挙法と抱き合わせで、治安維持法を改悪 3・・・掲載差し止め事項の内容は3種類 4・・・多岐にわたった掲載禁止事項、16 項目で恣意的 5・・基準は抽象的でどうにでも拡大解釈可能 6・・クモの巣にからまれた言論の自由 7・・・風俗壊乱記...
  • 沖縄集団自決冤罪訴訟が光を当てた日本人の真実
    正論2006年9月号(産経新聞社・扶桑社) 靖国特集  沖縄集団自決冤罪訴訟が光を当てた日本人の真実 弁護士 徳永信一 《リード》 その戦いは、平成17年10月28日大阪地裁202号法廷で始まった。《沖縄集団自決冤罪訴訟》と命名された裁判である。壇上に3人の裁判官が座り、開廷が宣言され、やがて弁護団の岩原義則弁護士が立ち上がり、満員の傍聴人が見守るなか、訴状の要旨を朗読し、最後にこうまとめた。 「以上のとおり、被告大江健三郎が著した『沖縄ノート』を含む被告岩波書店発行の書籍は、沖縄戦のさなか、慶良間列島において行われた住民の集団自決が、原告梅澤裕元少佐あるいは原告赤松秀一の兄である亡き赤松嘉次元大尉の命令によるものだという虚偽の事実を摘示することにより原告らの名誉を含む人格権を侵害したものである。よって、原告らは、被害の回復と拡大を防止するため、それらの出版...
  • 原告準備書面(1)要旨2006年1月27日
    原告準備書面(1)要旨2006年1月27日 http //blog.zaq.ne.jp/osjes/article/14/ http //s04.megalodon.jp/2007-1121-1119-07/blog.zaq.ne.jp/osjes/article/14/ 原告準備書面(1)要旨2006年1月27日1 本件訴訟の争点は、 2 さて、曽野綾子氏は、先程の司法改革審議会において、 3 さて、被告らは、死者の名誉毀損に関し、 4 この裁判で責任を追及している岩波現代文庫の「太平洋戦争」は 5 《梅澤少佐命令説》の怪しさは、 6 最後に「沖縄問題二十年」に関する被告らの 7 原告らは、次回以降、「ある神話の背景」等に基づいて 平成17年(ワ)第7696号 出版停止等請求事件   原 告  梅澤  裕 外1名 被 告  大江健三郎 外1名  原...
  • 第1 請求
    通002 | 戻る | 次へ 沖縄集団自決裁判大阪地裁判決 事実及び理由 第1 請求 第1 請求1(出版差し止め)* 2(謝罪文の掲載)*(1)(「沖縄ノート」)* (2)(「太平洋戦争」)* 3(損害賠償)*(1)(岩波書店は)* (2)(大江健三郎は)* 1(出版差し止め)* 被告株式会社岩波書店は,別紙書籍目録1及ぴ同目録2記載の各書籍を出版,販売又は頒布してはならない。 2(謝罪文の掲載)* (1)(「沖縄ノート」)* 被告株式会社岩波書店及ぴ被告大江健三郎は,読売新聞,朝日新聞,毎日新聞,産経新聞及ぴ日本経済新聞の各全国版に,別紙1記載の謝罪広告を別紙1記載の掲載条件にて各1回掲載せよ。 (2)(「太平洋戦争」)* 被告株式会社岩波書店は,読売新聞,朝日新聞,毎日新聞,産経新聞及び日本経済新聞の各全国版に,別紙2記載の謝罪広告を別紙2記...
  • 【共同】2審も「軍が深く関与」 集団自決、大江さんら勝訴
    http //www.47news.jp/CN/200810/CN2008103101000522.html 2審も「軍が深く関与」 集団自決、大江さんら勝訴  太平洋戦争末期の沖縄戦で旧日本軍が「集団自決」を命じたとする作家大江健三郎さん(73)の「沖縄ノート」などの記述をめぐり、沖縄・慶良間諸島の当時の守備隊長らが名誉を傷つけられたとして、岩波書店と大江さんに出版差し止めなどを求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は31日、1審に続き、元隊長ら側の訴えを退けた。  元隊長らは上告の方針。  判決理由で小田耕治裁判長は「集団自決に日本軍が深くかかわっていることは否定できず、総体としての軍の強制ないし命令と評価する見解もあり得る」と指摘。  元隊長による直接の命令の有無は「証拠上断定できない」としたが(1)出版当時は隊長命令説が学会の通説といえる状況で、真実と...
  • 第3・4(2)エ(ク) 自決命令を記載していた文献の絶版等
    通043 | 戻る | 次へ 沖縄集団自決裁判大阪地裁判決 事実及び理由 第3 争点及びこれに対する当事者の主張 第3・4 争点4(真実性の有無)について 第3・4(2)原告らの主張 第3・4(2)エ 渡嘉敷島について 第3・4(2)エ(ク) 自決命令を記載していた文献の絶版等 赤松大尉の自決命令を記述し,昭和40年6月に被告岩波書店から出版された「沖縄問題20年」は,その後出版されなくなった。これは,「ある神話の背景」により,赤松大尉の自決命令が虚偽であることが露見したからである。 また,「太平洋戦争」は,昭和43年2月に被告岩波書店から出版され,そこでは、赤松大尉の自決命令が記述されていたが,昭和61年9月の第2版の増補発行にあたっては,赤松大尉の自決命令を含む渡嘉敷島の記述が完全に削除され,その後,平成12年7月に発行された文庫版においても...
  • (原)第2 事案の概要
    昨日 - 今日 - 目次 戻る 通2-007 次へ 通巻 読める控訴審判決「集団自決」 事案及び理由 第2 事案の概要等 第2の3 前提事実及び争点 【原判決の引用】 (原)第2 事案の概要 (判決本文p11~) (引用者注)当サイトでは、原審判決に大阪高裁が付加あるいは判断を改めた部分等は, 区別しやすいようにゴシック体で表示し, 削除した部分は薄い色で削除した部分示しました。 (原)第2 事案の概要2 前提となる事実(1) 当事者ア(控訴人)* イ(被控訴人)* (2) 第二次世界大戦における沖縄戦と座間味島及び渡嘉敷島における集団自決 (3) 本件各書籍の記述ア 「太平洋戦争」の記述 (本件記述(1))* イ 「沖縄ノート」の記述(ア)(本件記述(2))* (イ)(本件記述(3))* (ウ)(本件記述(4))* (エ)(本件記述(5))*...
  • (原)第3・4(2)エ(ク) 自決命令を記載していた文献の絶版等
    昨日 - 今日 - 目次 戻る 通2-041 次へ 通巻 読める控訴審判決「集団自決」 事案及び理由 第2 事案の概要等 第2の3 前提事実及び争点 【原判決の引用】 (原)第3 争点及びこれに対する当事者の主張 (原)4 争点4(真実性の有無)について (2)控訴人らの主張 第3・4(2)エ 渡嘉敷島について (原)第3・4(2)エ(ク) 自決命令を記載していた文献の絶版等 (判決本文p86) (引用者注)当サイトでは、原審判決に大阪高裁が付加あるいは判断を改めた部分等は, 区別しやすいようにゴシック体で表示し, 削除した部分は薄い色で削除した部分示しました。   赤松大尉の自決命令を記述し, 昭和40年6月に被控訴人岩波書店から出版された「沖縄問題20年」は, その後出版されなくなった。これは, 「ある神話の背景」により, ...
  • 【朝日】「沖縄ノート」訴訟、二審も大江さん勝訴  集団自決「軍関与」
    http //www.asahi.com/national/update/1031/OSK200810310076.html 【朝日】沖縄ノート訴訟、二審も大江氏勝訴 集団自決「軍関与」 2008年10月31日22時18分  太平洋戦争末期の沖縄戦で、旧日本軍が住民に「集団自決」を命じたと書いたノーベル賞作家、大江健三郎さん(73)の著書「沖縄ノート」(70年、岩波新書)をめぐる名誉棄損訴訟の控訴審で、大阪高裁は31日、原告の元戦隊長側が敗訴した3月の一審・大阪地裁判決を支持し、控訴を棄却する判決を言い渡した。小田耕治裁判長は一審と同じく、大江さんが執筆当時、軍の命令を真実と信じたことには合理的な根拠があったと認めた。元戦隊長側は上告する方針。  この訴訟は、集団自決をめぐる高校の日本史教科書から「軍の強制」を示す表現が削除されるきっかけとなったが、司法として初の...
  • 石井秋穂関連リンク
    石井秋穂関連リンク NHK特集 御前会議 紹介 TBS系「激動の昭和」第2弾 「僕の歴史研究の先生は石井秋穂さんです」 3 日米開戦は避けられなかったのか (3)日米交渉決裂 陸軍省軍務局と日米開戦 (中公文庫) 太平洋戦争庫
  • 名誉毀損の基準をめぐっての戦いの本番はこれからだ 松本藤一
    http //blog.zaq.ne.jp/osjes/article/73/ 2008年12月11日(木) 名誉毀損の基準をめぐっての戦いの本番はこれからだ 弁護士 松本藤一   沖縄集団冤罪訴訟の控訴審判決は原告(控訴人)側の請求を完全に棄却しました。判決の結果に驚いています。問題点は多岐にわたりますが、特徴的な部分を指摘してみます。裁判所が偏頗した立場で証拠を評価し、争点の判断の回避を図り、土俵際に詰まった被告を勝たせるために裁判基準をずらして、つまり徳俵を移動させて被告を勝たせた判決です。   第1に証拠の評価の問題です。原審と同様、むしろそれ以上に高裁の証拠の評価は偏頗なものでした。原告側証拠には裁判官の先入感に基づいた差し挟める限りの疑問を指摘しながら、被告側の証拠の決定的に不都合な部分には全く頬冠して無視するという姿勢が一貫しています。隊長の自決命令...
  • 判示事項の要旨(280字)
    判示事項の要旨(280字) 判例検索システム 下級裁判例 事件番号 平成17(ワ)7696 事件名 出版差止等請求事件 裁判年月日 平成20年03月28日 裁判所名・部 大阪地方裁判所 第9民事部 結果 原審裁判所名 原審事件番号 原審結果 判示事項の要旨 太平洋戦争後期に沖縄の座間味島および渡嘉敷島の各守備隊長であった元軍人が住民に集団自決を命じたという記述及びこれを前提とした意見,論評の記述のある書籍について,元軍人及び遺族が,同書籍を出版し又は執筆した被告らに対し,同記述は虚偽の事実を摘示したものであり,元軍人は名誉,人格的利益を侵害され,遺族は亡元軍人に対する敬愛追慕の情を内容とする人格的利益を侵害されたと主張して,損害賠償及び謝罪広告の掲載を求めた事案において,上記書籍の記述どおりの元軍人の命令を認定することはできないが,同命令...
  • 訂正された家永著作
    正論2006年9月号(産経新聞社・扶桑社) 靖国特集  沖縄集団自決冤罪訴訟が光を当てた日本人の真実 弁護士 徳永信一 訂正された家永著作 『ある神話の背景』を発表して以後、曽野氏は沖縄のジャーナリズムから激しいバッシングを受けたという。しかし、沖縄県史を編集した沖縄史料編集所の大城将保元主任専門員は、『沖縄戦を考える』(ひるぎ社・昭和58年発行)の中でこう述べる。「曽野綾子氏は、それまで流布してきた赤松事件の神話に対して初めて怜例な資料批判を加えて従来の説をくつがえした。『鉄の暴風』や『戦闘概要』などの記述の誤記や矛盾点などをたんねんに指摘し、赤松元隊長以下元隊員たちの証言をつき合わせて、自決命令はなかったこと、集団自決の実態がかなり誇大化されている点などを立証した。この事実関係については今のところ曽野説をくつがえすだけの反証はできていない」。 『ある神話の背景...
  • 共同:旧海軍、ハンセン病の39人砲撃 ナウルで患者虐殺の実態判明
    http //www.47news.jp/CN/200812/CN2008120601000519.html 旧海軍、ハンセン病の39人砲撃 ナウルで患者虐殺の実態判明 関東学院大の林博史教授がオーストラリア国立公文書館で発見したハンセン病患者虐殺を示した史料のコピー(共同)  太平洋戦争中に日本が占領した南太平洋の環礁ナウルで1943年7月、旧日本海軍の警備隊が現地のハンセン病患者39人をボートで海上に連れ出し、砲撃や銃撃を加え虐殺していた事件の詳細な実態が6日、オーストラリア国立公文書館に所蔵されているBC級戦犯法廷の裁判記録などから明らかになった。  ナウルでハンセン病患者が旧軍に殺害された事実は、地元住民や戦後ナウルを統治した関係者の証言で断片的に指摘されていたが、それを具体的に裏付ける公文書の発見は初めてとみられる。虐殺に関与し終身刑を言い渡された...
  • 【朝日】「沖縄ノート」訴訟 大阪高裁判決理由の要旨
    http //book.asahi.com/news/OSK200810310117.html 【朝日】「沖縄ノート」訴訟 大阪高裁判決理由の要旨 2008年10月31日  「沖縄ノート」「太平洋戦争」をめぐる名誉棄損訴訟の控訴審で、大阪高裁が31日に言い渡した判決の理由要旨は次の通り。  【判断の大要】  1 「太平洋戦争」の記述は控訴人梅沢の、「沖縄ノート」の各記述は控訴人梅沢及び赤松大尉の、社会的評価を低下させる内容と評価できる。しかし、高度な公共の利害に関する事実にかかわり、もっぱら公益を図る目的のためと認められる。以上の点はおおむね原判決が説示する通りである。  2 座間味島及び渡嘉敷島の集団自決は「軍官民共生共死の一体化」の大方針の下で日本軍が深くかかわっていることは否定できず、これを総体としての日本軍の強制ないし命令と評価する見解もあり得...
  • 第2・2(3) 本件各書籍の記述
    通007 | 戻る | 次へ 沖縄集団自決裁判大阪地裁判決 第2 事案の概要 第2・2 前提となる事実 第2・2(3) 本件各書籍の記述 第2・2(3) 本件各書籍の記述ア 本件書籍(1)の記述 (本件記述(1))* イ 本件書籍(2)の記述(ア)(本件記述(2))* (イ)(本件記述(3))* (ウ)(本件記述(4))* (エ)(本件記述(5))* ア 本件書籍(1)の記述 (本件記述(1))* 「太平洋戦争」は昭和43年2月14日に発行され,その改訂版である「太平洋戦争 第二版」は昭和61年11月7日に発行された。本件書籍(1)は,「太平洋戦争 第二版」を文庫化し,発行されたが,現在まで合計1万1000部が発行された(本件書籍(1)が「太平洋戦争 第二版」を文庫化したものであることは争いがなく,その余は甲A1,B7及ぴ弁論の全趣旨)。 本件書籍...
  • 【愛媛新聞】沖縄ノート訴訟 史実と向き合う言論の勝利だ
    http //www.ehime-np.co.jp/rensai/shasetsu/ren017200811027699.html コラム社説2008年11月02日(日)付 愛媛新聞 沖縄ノート訴訟 史実と向き合う言論の勝利だ  「集団自決は日本軍が深くかかわっていることは否定できず、総体としての軍の強制ないし命令と評価する見解もあり得る」―おとといの大阪高裁判決だ。  大江健三郎さんの「沖縄ノート」には、太平洋戦争末期の沖縄戦で旧日本軍が住民に「集団自決」を命じたとする記述がある。これに対し、当時の守備隊長らが名誉を傷つけられたとして、大江さんと出版社に出版差し止めなどを求めていた。一審は元隊長ら原告の敗訴だった。続く大阪高裁も原告の訴えを退けた。  「集団自決」を軍が強いたとする証言は数知れない。それが重要な裏付けとなって学術研究は積み上げられる。判決は自...
  • 読売 「沖縄ノート」めぐる名誉棄損訴訟、元少佐らの請求棄却
    http //www.yomiuri.co.jp/national/news/20080328-OYT1T00220.htm 沖縄ノート訴訟、集団自決「軍深く関与」…大江さんら勝訴  沖縄戦で住民に集団自決を命じたと著書で虚偽の記述をされ、名誉を傷つけられたとして、旧日本軍の元少佐らが作家の大江健三郎さん(73)と岩波書店(東京)に出版差し止めと2000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が28日、大阪地裁であった。  深見敏正裁判長は「集団自決には旧日本軍が深くかかわった。元少佐らの関与も推認できる」と指摘。自決命令があったかどうかは断定を避けたが、「記述には合理的な根拠があり、真実と信じる相当な理由があった」として名誉棄損の成立を否定、原告の請求をすべて棄却した。原告側は控訴する。  訴えていたのは、座間味島の守備隊長だった元少佐・梅沢裕さん(91)と、渡嘉敷島...
  • むすび 現下の課題
    統合幕僚学校・高級幹部課程講義案 「『昭和の戦争』について」 福地 惇 (大正大学教授・新しい歴史教科書をつくる会理事・副会長) むすび  現下の課題  最後に本講義の纏めを述べよう。「昭和の戦争」は、満洲事変から敗戦までの一貫した「十五年戦争」と言うような戦争ではなかった。だが、支那事変と大東亜戦争は一連の戦争であった。支那事変は、有色人種の優等生大日本帝国の擡頭に我慢できない米英と世界の共産革命を先ず弱い部分である東アジアで成し遂げようとしていた共産ロシア(ソ連)が、支那の軍事独裁者蒋介石を背後から軍事的・政治的・財政的に支援・指導し、さらに支那共産党を介在させて闘わせた言わば代理戦争であった。ソ連や米英は支那事変を長引かせることで日本を世界戦争の舞台に引きずり出して撲滅しようと狙ったのである。共産ロシアは、米国同様に軍閥独裁者蒋介石を支援して日本と戦わせる一方で、...
  • ジョン・ダワー「『国を常に支持』が愛国か」
    テキストソース http //suga.blog01.linkclub.jp/index.php?itemid=218761 朝日新聞2008年12月22日朝刊 田母神論文 「国を常に支持」が愛国か ジョン・ダワー 米マサチューセッツ工科大教授 画像はコチラ  太平洋戦争の開戦問題は、田母神俊雄・前航空幕僚長の論文「日本は侵略国家であったのか」の核心の一つで、日本が「ルーズベルトの仕掛けた罠(わな)」にはまって真珠湾(パールハーバー)攻撃を決行した、と論じている。  米国にとって「パールハーバー」は記憶から消し去れない出来事だ。01年の9・11米同時テロと、これに続く米国主導のイラク戦争という選択は、その記憶を思いがけず衝撃的な形でよみがえらせた。  米各紙は9・11を真珠湾攻撃になぞらえ、見出しに「インファミー(不名誉)」を掲げた。真珠...
  • @wiki全体から「太平洋戦争下の言論抵抗・竹ヤリ事件」で調べる

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