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【資料】沖縄名護市ひき逃げ報道の変遷

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【資料】沖縄名護市ひき逃げ報道の変遷


沖縄名護市のキャンプ・シュワブ傍で起きた「ひき逃げ事件」。


酒酔い運転の加害者、米海軍3等曹長を匿った米軍当局は、「ひき逃げ」幇助ではないのか?


沖縄県警が、加害者の呼気検査までしながら飲酒運転の現行犯として逮捕しなかったのは何故か?


結果だけでなく、報道がどう変ったか、経過をみることでいろんなことが透けて見えてくるかもしれない。

 


(左)乗り捨てられた米軍車両(17日午前9時46分、沖縄県金武町で)=松浦篤撮影
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100317-OYT1T00338.htm?from=navlp

 


(右)左前輪が縁石に乗り上げ、放置された米軍車両=17日午前11時ごろ、金武町中川地区
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-03-17_4635/

1. 辺野古 『追突』でも『ひき逃げ』か

 


沖縄 米軍用車両がひき逃げか
3月17日 7時51分

16日午後11時前、沖縄県名護市の国道で、アメリカ軍の軍用車両とみられる車が軽乗用車に追突し、乗っていた3歳の子どもが頭に軽いけがをしました。車はそのまま逃走しましたが、その後、10キロほど離れたところで、よく似た車が乗り捨てられているのが見つかり、警察とアメリカ軍が捜査しています。

16日午後11時前、沖縄県名護市辺野古の国道で、アメリカ軍の軍用車両とみられる車が走っていた軽乗用車に追突しました。軽乗用車には、運転していた市内の男性の3歳と11歳の男の子が乗っていて、このうち3歳の男の子が頭に軽いけがをしましたが、追突した車はそのまま走り去りました。逃げた車は目撃者の話などからアメリカ軍のほろ付きの車両とみられ、警察がひき逃げ事件として捜査していたところ、現場から10キロほど離れた国道で、よく似た車がエンジンがかかったままの状態で乗り捨てられているのが見つかりました。車両はアメリカ海軍が所有するもので、片方のヘッドライトやバンパーが壊れていました。警察とアメリカ軍の捜査機関は、この車が追突事故を起こして逃げた車ではないかとみて捜査しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/t10013249621000.html


アメリカ海軍の『ほろつき軍用車』であることが判明。
NHKはリードでは、「辺野古」といわない深謀遠慮。

 

 

2. 運転手の行方を追っている


沖縄タイムス


米軍車両が追突 逃走 3歳男児けが
ひき逃げ容疑 名護署が捜査 名護市辺野古
社会 2010年3月17日 09時43分

(51分前に更新)

 16日午後11時ごろ、名護市辺野古の国道329号で、ジープ型の米軍車両が軽自動車に追突。米軍車両はそのまま逃走し、約10キロ離れた金武町中川の小学校付近で放置されているのが発見された。

 名護署によると、追突された軽自動車は大破。乗っていた親子3人のうち、3歳の男児が擦過傷などを負い、病院に搬送された。運転していた父親(45)と11歳の息子にけがはなかった。

 同署はひき逃げ事件として、米軍側に照会するなどし、逃げた米軍車両の運転手の行方を追っている。


どうやら、サツやコミが「轢き逃げ」といったからといって、人が「轢かれた」わけではないらしい。
どうしても、「轢き逃げ犯人」というと惨たらしい犯罪現場を想像してしまう、のだが。。。。

この事件は、追突なのだから「当て逃げ」の方が日本語としては正しいような気がするが、一体全体どうなっているのだろう?

 

 

3. 稲嶺市長は反応が早い


沖縄タイムス


「人道上許されない」/名護市辺野古ひき逃げで稲嶺市長/
社会 2010年3月17日 10時39分

(10分前に更新)

 【名護】16日に名護市辺野古で発生したひき逃げ事件に関し稲嶺進市長は17日午前、報道陣の取材に答え、「事故を起こしておいてけが人をほったらかして逃げるなんて人道上許されない」と怒りを示した。米軍と確定した場合には「読谷でもひき逃げ事件が起きたばかり。米軍の綱紀粛正はどうなっているのか。(抗議などを)きっちりやっていかなければならない」と話した。

 同日午前の市議会定例会では玉城政光政策推進部長が事故内容を報告。玉城部長は被害者が市民と報告した上で「(米軍車両であれば)厳重に抗議したい」と話した。

 

4. 東京に戻った?ばかりのこの人の反応は?


琉球新報

谷垣自民総裁初来県 党内不和で「普天間」埋没
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159344-storytopic-25.html

 

 

5. 良い意味の岡っぴき根性、情報量の多さは GJ。


読売online


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100317-OYT1T00338.htm
名護市で米軍車両が追突逃走、子供2人けが

 16日午後10時55分頃、沖縄県名護市辺野古の国道329号で、大型ジープ型車両が近くに住む米軍基地従業員の日本人男性(45)の軽乗用車に追突し、そのまま逃走した。

 軽乗用車の後部が大破し、後部座席にいた小学4年の長男(11)と助手席にいた次男(3)がそれぞれ顔を打撲するなどの軽傷を負った。

 県警はひき逃げ事件として捜査。約30分後、現場から約10キロ南の同県金武(きん)町の国道329号の路肩に、エンジンをかけたまま乗り捨てられていた米軍のジープ型車を見つけた。前部のパイプ製バンパーが折れ曲がっていたことなどから、犯行車両とほぼ断定した。県警は同日、在沖縄米軍に対し運転者名の情報提供など捜査への協力を求めた。

 発表によると、事故現場は片側1車線の緩やかな上り坂。男性の車は、国道沿いの自宅から道路に出て20~30メートル進んだところで追突されたという。

 乗り捨てられた米軍車両のナンバープレートには、海軍の所属を示す「US NAVY」の記載があった。バンパーや左前部のライトが破損し、左側のドアがゆがんでいた。

 事故現場は米海兵隊キャンプ・シュワブの第1ゲートの南側約1・5キロ。車が放置された場所は同キャンプ・ハンセンの第1ゲートの北側3キロ。さらに南側約20キロには米海軍ホワイトビーチ(うるま市)がある。

(2010年3月17日11時06分 読売新聞)

 

 

6. 文体もぼんやり、BJ。

県警配布の紙とTVニュースだけで書いたか、
次報でガンバレよ。

朝日


http://www.asahi.com/national/update/0317/SEB201003170004.html
辺野古で米海軍車両が追突、逃走か 3歳男児けが
2010年3月17日11時19分

 沖縄県名護市辺野古の国道329号で16日午後11時前、市内の軍雇用員男性(45)の軽自動車に後ろの車が追突し、男性の次男(3)が頭に軽い切り傷を負った。12キロ前方の国道で、米海軍所有とみられる小型四輪駆動車型の貨物自動車が乗り捨てられているのが見つかり、県警はひき逃げ事件とみて米軍の捜査機関と協力し、運転者を捜すなど調べている。

 県警の発表によると、軽自動車が走行中に突然、後ろから来た車が追突した。男性と長男(11)にはけがはなかったという。追突した車はそのまま逃げ、通報を受けた県警が調べていたところ、約30分後、ガードレールに衝突しエンジンがかかったまま乗り捨てられている貨物自動車が見つかった。車体に「NAVY」と書かれていることから米海軍所有とみられ、左側のヘッドライトとバンパーが破損していることや、事故時の目撃証言から、県警は追突車両とみている。

 

 

7. さすが、琉球新報提携!

写真もつき

毎日


http://mainichi.jp/select/today/news/20100317k0000e040042000c.html
ひき逃げ:米軍車両が追突、逃走 子ども2人けが 沖縄
2010年3月17日 11時31分 更新:3月17日 11時35分

【写真】 名護市辺野古の国道で軽自動車に追突し、逃走後、放置された米軍車両=沖縄県金武町で2010年3月17日午前3時15分ごろ(琉球新報提供)

 16日午後10時55分ごろ、沖縄県名護市辺野古の国道329号で、ほろ付きジープ型の米軍車両が、近くに住む基地従業員男性(45)運転の軽乗用車に追突した。同乗していた男性の次男(3)が右額を4針縫うけがをし、長男(11)も顔に軽いけが。米軍車両はそのまま逃走した。

 沖縄県警がひき逃げ事件として捜査していたところ、事故の約30分後、現場から南西に約12キロ離れた金武町中川の国道329号で、エンジンがかかったまま放置された米軍車両を発見した。ナンバープレートは米海軍を示す「NAVY」と書かれていた。県警はこの車両が事件に関与したとみて、米軍に捜査協力を依頼した。
 事故現場は直線の上り坂。男性はマンションの駐車場から国道に出て約30メートルほど走ったところで追突されたという。通りかかった車の女性が、そのまま走り去る米軍車両を目撃していた。

 放置されていた米軍車両は前部バンパーの左側がへこみ、左側のヘッドライトが壊れていた。車両は米軍財産にあたるため、県警が鑑識をした後、日米地位協定に基づき米軍が回収した。

 事故現場の辺野古には米海兵隊キャンプ・シュワブがあり、車両が放置されていた金武町にはキャンプ・ハンセンがある。【三森輝久】

 

 

8. 県からの捜査協力要請先は

米軍、外務省、防衛省。

沖縄タイムス


http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-03-17_4634/
県が米軍に捜査協力要請
社会 2010年3月17日 11時18分

(48分前に更新)

 県基地対策課の又吉進課長は17日午前、16日に名護市辺野古で発生したひき逃げで、在沖米4軍調整官事務所や外務省沖縄事務所、沖縄防衛局に対し、米軍は捜査協力に万全を期すよう申し入れた。

 又吉課長は「県は今回の逃走したケースを非常に悪質な事例ととらえている」と説明した。

 

 

9. 共同


http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031701000157.html
沖縄で米軍車両が追突、逃走 子ども1人けが

 16日午後10時55分ごろ、沖縄県名護市辺野古の国道329号で、米軍車両が米軍従業員の日本人男性(45)の軽乗用車に追突、逃走した。軽乗用車は追突の衝撃で約20メートル前に押され、後部が大破。男性のほか、小学4年の長男(11)と次男(3)が同乗していたが、次男が額に切り傷を負った。

 県警は約30分後、約12キロ離れた同県金武町の国道329号で、ガードレールに衝突した状態でエンジンがかけられたまま乗り捨てられた車両を発見。米海軍が所有する緑の迷彩柄のほろ付きジープ型で、左前部ライトやバンパーが破損していた。

 県警は道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで、米軍に照会し、運転手の特定を急ぐとともに、乗り捨てられた車の近くにいた米軍関係者とみられる女性から事情を聴いている。車両は鑑識活動を終え、米軍側に返したという。

 名護署によると、衝突現場は米軍キャンプ・シュワブ近くの片側1車線の直線道路で、緩やかな上り坂。事故を目撃した対向車の女性が110番した。

2010/03/17 12:09 【共同通信】

 

 

10. 読売onlineの11時50分の更新では、

以下の部分を削除した。 なぜ?

>県警は同日、在沖縄米軍に対し運転者名の情報提供など捜査への協力を求めた。


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100317-OYT1T00338.htm?from=navlp
名護市で米軍車両が追突逃走、子供2人けが

乗り捨てられた米軍車両(17日午前9時46分、沖縄県金武町で)=松浦篤撮影 16日午後10時55分頃、沖縄県名護市辺野古の国道329号で、大型ジープ型車両が近くに住む米軍基地従業員の日本人男性(45)の軽乗用車に追突し、そのまま逃走した。軽乗用車の後部が大破し、後部座席にいた小学生の長男(11)と助手席にいた次男(3)がそれぞれ顔を打撲するなどの軽傷を負った。

 県警はひき逃げ事件として捜査。約30分後、現場から約10キロ南の同県金武(きん)町の国道329号の路肩に、エンジンをかけたまま乗り捨てられていた米軍のジープ型車を見つけた。前部のパイプ製バンパーが折れ曲がっていたことなどから、犯行車両とほぼ断定した。

 発表によると、事故現場は片側1車線の緩やかな上り坂。男性の車は、国道沿いの自宅から道路に出て20~30メートル進んだところで追突されたという。

 乗り捨てられた米軍車両のナンバープレートには、海軍の所属を示す「US NAVY」の記載があった。バンパーや左前部のライトが破損し、左側のドアがゆがんでいた。

 事故現場は米海兵隊キャンプ・シュワブのメーンゲート(名護市)の南側約1・5キロ。車が放置された場所は同キャンプ・ハンセンのメーンゲート(金武町)の北東側3キロ。さらに南側約20キロには米海軍ホワイトビーチ(うるま市)がある。

(2010年3月17日11時50分 読売新聞)

 

 

11. 外国人女性?

>アメリカ軍の憲兵隊が「車は自分が運転していた」と話す外国人女性を発見し、身柄を確保したうえで、事情を聴いているという。

とは、どういうこっちゃ? 
軍務で運転していた女性兵士ではないの?

FNNニュース


http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00173703.html
沖縄・名護市辺野古の国道で米軍車両とみられる車、軽乗用車に追突 3歳男児けが

沖縄・名護市辺野古の国道で16日夜、アメリカ軍の車両とみられる車が、軽乗用車に追突し、逃走した。乗用車に乗っていた3歳の男の子が、けがをした。
16日午後11時前、沖縄・名護市辺野古の国道で、親子3人の乗った軽乗用車が後ろから車に追突され、乗っていた3歳の男の子が額を縫うけがをした。

追突した車はそのまま逃走したが、目撃者の話によると、ホロつきのアメリカ軍車両だったということで、その30分後に、およそ12km離れた金武町で、アメリカ海軍が所有する車両が見つかった。

車は、ヘッドライトやバンパーなどが壊れていて、警察が事件との関連を調べている。

また警察によると、車の発見後、アメリカ軍の憲兵隊が「車は自分が運転していた」と話す外国人女性を発見し、身柄を確保したうえで、事情を聴いているという。

(03/17 12:52 沖縄テレビ)

 

 

12. もし軍関係者なら・・・


FNNニュース


沖縄・「米軍」車両事故 平野官房長官「もし軍関係者なら厳重に申し入れ」

沖縄・名護市辺野古の国道で16日夜、アメリカ軍の車両とみられる車が、軽乗用車に追突し、逃走した。乗用車に乗っていた3歳の男の子が、けがをした。
この事故について平野官房長官は、「極めて残念な事故だと思っています。本当に起こっちゃいけない、起こしちゃいけないと。こういう立場に認識しています」と述べた。

また平野官房長官は、「もしアメリカ軍の関係者なら、厳重に申し入れをしなければならない」と述べ、政府としてアメリカ側に対応の要請を検討する考えを示した。

(03/17 13:01)

 

 

13. 不祥事が続いていることに「極めて遺憾だ」


沖縄タイムス


http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-03-17_4636/
平野官房長官「極めて残念」/名護のひき逃げ
政治 2010年3月17日 13時24分

(20分前に更新)

 【東京】平野博文官房長官は17日午前の定例会見で、16日夜に名護市辺野古で親子3人の乗った車が米軍車両に追突されたひき逃げ事件を受け、「極めて残念。こういうことは起こってはいけない」との見解を示した。

 米軍車両の運転手について捜査を進めているとした上で、「米軍関係者ならば厳重に(米軍に)申し入れをしなければならない。対応について適切に対応していると承知しているが、もし適切な対応がなければ強く求めたい」と述べた。

 同時に、うるま市の中部病院への米軍車両進入や米兵の警官への公務執行妨害など不祥事が続いていることに「極めて遺憾だ」と述べた。

 

 

14. 県警の鑑識後

車は憲兵隊が「キャンプフォスターに運ぶ」と回収したという。
怪我の様子も詳しくなった。

沖縄タイムス2報(写真つき)


http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-03-17_4635/
車両は米海軍所有/名護のひき逃げ
社会 2010年3月17日 13時26分

(22分前に更新)

 16日夜に名護市辺野古で親子3人の乗った車が米軍車両に追突されたひき逃げ事件で、金武町内に乗り捨てられていた車は海軍所有で、ガードレールに接触した跡があり、エンジンはかかったままだったことが17日、分かった。

 名護署によると、車は県警の鑑識後、憲兵隊が「キャンプフォスターに運ぶ」と回収したという。

 同署によると、乗っていたのは名護市内の親子で、2歳男児が額を4針縫うけが、10歳男児が鼻を打撲した。運転していた父親(45)は頸椎(けいつい)をねんざした。

 現場は見通しのよい緩やかな上り坂の直線道路。同署は運転手の行方を米軍側に照会するなどしている。

 

 

15. 産経の記事が

この件にかんしては
Googleのニュース検索に載らないのはなぜ?

キャッシュ採取の可否を指定?

 

 

16. 謎の「外国人女性」

米軍車両を運転していたのに、わざわざ「外国人女性」をいうのは如何に。
と思ったら、やっぱり・・・・

読売の第2報


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100317-OYT1T00338.htm?from=main7
名護市の追突逃走、米軍が女性兵聴取

乗り捨てられた米軍車両(17日午前9時46分、沖縄県金武町で)=松浦篤撮影 16日午後10時55分頃、沖縄県名護市辺野古の国道329号で、大型ジープ型車両が近くに住む米軍基地従業員の日本人男性(45)の軽乗用車に追突し、そのまま逃走した。

 軽乗用車の後部が大破し、後部座席にいた小学4年の長男(10)と助手席にいた次男(2)がそれぞれ顔を打撲するなどの軽傷を負った。

 県警はひき逃げ事件として捜査。約30分後、現場から約10キロ南の同県金武(きん)町の国道329号の路肩に、エンジンをかけたまま乗り捨てられていた米軍のジープ型車を見つけた。前部のパイプ製バンパーが折れ曲がっていたことなどから、犯行車両とほぼ断定した。

 県警から情報提供を受けた在沖縄米軍は17日、運転していたとみられる女性海軍兵を監視下に置き、事情を聞いている。同海軍兵は酒を飲んで運転した可能性もあるという。

 発表によると、事故現場は片側1車線の緩やかな上り坂。

(2010年3月17日14時37分 読売新聞)

 

 

17. 共同の速報


http://www.47news.jp/news/flashnews/
米海軍兵の身柄を確保

沖縄県の国道で米軍車両が軽乗用車に追突、逃走した事件で海軍兵の身柄を確保。在沖縄米海軍発表。

2010/03/17 14:05 【共同通信】

 

 

18. いろいろ

海軍の女性下士官
米憲兵隊に逮捕
軍用車両ハンビー
ミシシッピ州の第1工兵大隊分遣隊所属
シービーと呼ばれる海軍工兵隊
※シービー (Seebees, Construction Battalion)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%93%E3%83%BC
部隊は沖縄に一時展開
※何処かへの派遣前訓練か?
同大隊司令官のワイルズ中佐

沖縄タイムス


http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-03-17_4637/
女性海軍兵を逮捕/名護の引き逃げ
社会 2010年3月17日 14時22分

(56分前に更新)

 16日夜、名護市辺野古で親子3人の乗った車が米軍車両に追突されたひき逃げ事件で、在沖米海軍艦隊活動司令部報道部(嘉手納基地)は17日、海軍の女性下士官が米憲兵隊に逮捕されたと発表した。隊員は日本人の運転する車に軍用車両ハンビーで衝突した疑いで現場から数キロ離れた場所で逮捕され、身柄は憲兵隊にあるという。逮捕時間や詳細な場所は不明。  同報道部によると、女性下士官はミシシッピ州の第1工兵大隊分遣隊所属。シービーと呼ばれる海軍工兵隊で、部隊は沖縄に一時展開している。同大隊司令官のワイルズ中佐は「事件が起きたことは大変遺憾だ。地元の捜査機関に最大限協力したい」とのコメントを出した。

 

 

19. 米軍のレッカー車により持ち去られた


前後しますが
琉球新報


http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159366-storytopic-1.html
米軍、ひき逃げ車両をレッカーで移動
2010年3月17日

 名護市辺野古の国道329号で、16日夜起きた米軍車両によるひき逃げ事故で、金武町内の国道329号に乗り捨てられていた米軍のトラックが17日午前11時40分ごろ、米軍のレッカー車により持ち去られた。搬送先は不明。【琉球新報電子版】

 

 

20. 先週

>沖縄のアメリカ軍は先週、県立病院の入り口に大型トレーラーが進入し、縁石などを壊して走り去る問題も起こしている。

日テレニュース


http://news24.jp/articles/2010/03/17/07155503.html
追突事故起こした米軍女性兵士を拘束 沖縄
< 2010年3月17日 15:42 >
 沖縄・名護市の国道で16日夜、アメリカ軍の車両が軽自動車に追突して3歳の男児に軽いケガをさせた事件で、アメリカ軍は17日、軍用車両を運転していた女性兵士の身柄を拘束したと発表した。

 警察の調べによると、16日午後11時ごろ、名護市辺野古の国道329号で、アメリカ海軍の車両が市内の男性が運転する軽自動車に追突した。この事故で、軽自動車に乗っていた男児が額を4針縫うケガをした。

 アメリカ海軍の車両はそのまま現場から走り去り、警察が行方を追っていたところ、約10キロ離れた沖縄・金武町の国道でガードレールに接触した状態で乗り捨てられているのが見つかった。

 アメリカ軍憲兵隊は17日、当時運転していた海軍機動建設第一大隊所属の女性兵士の身柄を拘束したと発表した。沖縄のアメリカ軍は先週、県立病院の入り口に大型トレーラーが進入し、縁石などを壊して走り去る問題も起こしている。

 

 

21. 琉球新報電子版(毎日)

http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20100317rky00m040008000c.html
米軍ひき逃げ:海軍兵士の身柄を確保

 名護市辺野古で16日夜に発生した米軍車両によるひき逃げ事故について在沖海軍は17日、第1海軍機動建設大隊に所属する海軍兵の女の身柄を確保したと発表した。事故現場から数キロ離れたところで米憲兵が確保した、としている。同大隊は「事故が起きたことを遺憾に思う。県警の捜査に全面的に協力する」としている。【琉球新報電子版】

(琉球新報)2010年3月17日

22. 地位協定


時事

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010031700740
日米地位協定改定を=社民党首

 社民党の福島瑞穂党首(消費者・少子化担当相)は17日の記者会見で、沖縄県名護市で米軍車両が追突事故を起こしたことに関し「日本の警察は(米軍から)容疑者をなかなか引き渡してもらえない。地位協定の改定を大至急やらなければならない」と述べ、米兵容疑者の起訴前の身柄引き渡しを可能にするため日米地位協定を改定すべきだとの考えを示した。(2010/03/17-17:32)

 

23. 判明

>水兵は運転前に飲酒していたことが判明
>米憲兵隊は路上で水兵を発見、米軍基地内に拘束した
>公務中に事故を起こした場合の一次裁判権は米側にあるが
→ということは、公務中に酒を飲み酒酔い運転をしたということか?

共同

http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031701000929.html
米水兵の女を憲兵隊が逮捕 沖縄のひき逃げ事故

 沖縄県名護市辺野古の国道で米軍車両が軽乗用車に追突、逃走した事件で、在沖縄米海軍は17日、米憲兵隊が車両を運転していた疑いのある水兵の女を逮捕したと明らかにした。憲兵隊の調べで水兵は運転前に飲酒していたことが判明。沖縄県警は道交法違反(ひき逃げ)や自動車運転過失致傷の疑いで捜査を開始、米軍側に水兵の出頭を要請した。

 また診断の結果、追突された車の米軍従業員の日本人男性(45)はねんざや打撲、後部座席の小学4年の長男(10)は鼻をぶつけて軽傷、助手席の次男(2)は額を4針縫うけがを負ったことが明らかになった。

 名護署によると、衝突事故の直前、近くでこの米軍車両によく似た車両が中央線をはみ出し、対向車と接触したとの事故報告もあり、関連を調べている。

 米海軍広報によると、米憲兵隊は路上で水兵を発見、米軍基地内に拘束した。

 日米地位協定では、米軍人が公務中に事故を起こした場合の一次裁判権は米側にあるが、県警幹部は「捜査を尽くしたい」と話した。と述べた。

2010/03/17 19:34 【共同通信】

 

 

24. 事件直前にも接触事故

沖縄県警は、アメリカ軍当局に対し、女の出頭を要請している。

FNNニュース

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00173748.html
沖縄・名護市ひき逃げ事件 事件直前に300メートル離れた国道でも接触事故

16日夜、沖縄・名護市辺野古の国道で軍用車両とみられる車が乗用車に衝突し、2歳の男の子ら親子3人にけがをさせ、そのまま逃走した。

現場からおよそ12km離れた沖縄・金武町(きんちょう)の国道で、アメリカ軍の車両が、ガードレールに接触したまま乗り捨てられているのが見つかった。
路肩に止まった軍用車両は、左前のヘッドライトが割れた状態となっていた。

在沖縄アメリカ海軍は、追突した車を運転していた下士官の女の身柄を拘束した。
女が、事件のあった晩に酒を飲んでいたと判明した。

さらに、事件の直前に、300メートル離れた国道でも、軍用車両が接触事故を起こしていたことも明らかになった。

沖縄県警は、アメリカ軍当局に対し、女の出頭を要請している。
基地移設問題で揺れる中での事件は、またしても地元感情を逆なですることになるとみられる。

(03/18 00:30 沖縄テレビ)

 

 

25. 海軍所属の三等兵曹の女(25)


TBSニュース

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4381913.html
沖縄ひき逃げ、米憲兵隊が兵士の女逮捕

 16日、沖縄県で起きたアメリカ軍車両によるひき逃げ事件で、アメリカ海軍は憲兵隊が三等兵曹の女を逮捕したと発表しました。

 この事件は16日午後11時ごろ、名護市辺野古の国道でアメリカ軍の車両が前方の軽乗用車に追突し、逃走したものです。追突された軽乗用車には親子3人が乗っていて、このうち男の子(2)が額を切るけがをしました。

 現場からおよそ10キロ離れた道路で、バンパーなどが破損した車両が放置されているのが見つかりました。憲兵隊は車両を運転していた海軍所属の三等兵曹の女(25)を逮捕していて、この兵士は事件前、「酒を飲んでいた」と話しているということです。

 現場は普天間基地の移設先として取り沙汰されているキャンプシュワブを抱える地域でもあり、地元の市長は事件に強く反発しています。

 「けが人も放置して逃げたという話だから、人道上からいってもとても許されるものではない」(名護市 稲嶺進市長)

 「論外というしかない」(沖縄県 仲井真弘多知事)

 警察はアメリカ海軍にこの兵士の出頭を要請していて、ひき逃げなどの疑いで任意で事情聴取を行う方針です。(17日20:04)

 

 

26. とりあえずの結論


『追突』でも立派な『当て逃げ』。

この事件に当てはめて書いたかのような、とても参考になるページを見つけました。

http://www.moon-cross.com/etc/atenige.html

ひき逃げとは?
=======

ひき逃げ 轢き逃げ(ひきにげ) とは、
車両等の運行中に人身事故(人の死傷を伴う交通事故)があった際に、道路交通法第72条に定められた必要な措置を講ずることなく、事故現場から逃走する犯罪行為を指す。

なお、人の死傷を伴わない事故、
(物損事故、他人のペットを死傷させた場合も含む)の場合は「当て逃げ」とされる。


道路交通法の規定
========

第72条1項では、「車両等の交通による人の死傷またはものの損壊(中略)があったときは、当該車両等の運転者その他の乗務員(中略)は、直ちに車両等の運転を停止して、負傷者を救護し、道路における危険を防止する等必要な措置を講じなければならない。」と規定されている。

これらの義務を怠ることから道路交通法(事故における負傷者救護義務)違反に問われる。
違反した場合現在では付加点数23点となるが、2002年5月末までは付加点数10点であった。


罰則
==

道路交通法117条には「第72条第1項前段の規定に違反した時は、
5年以下の懲役または50万円以下の罰金に処する」と定められている。
ただし、実際にひき逃げが成立する場合、業務上過失致死傷罪(刑法第211条)も同時に成立するのが普通である。

また、運転者の飲酒が立証された場合、危険運転致死傷罪(刑法第208条の2)が成立することもありうる。

また、ひき逃げした人間に関し逡巡した上で放置した場合、不真正不作為犯として殺人罪(刑法第199条)もしくは殺人未遂罪(刑法第203条)に問われることもありうる

2001年の危険運転致死傷罪の導入など飲酒運転による事故への罰則が強化されているに対し、ひき逃げの罰則が比較的軽いままであるため、事故後に一度逃走して、酔いを覚ました後に出頭する、あるいは再度飲酒して事故前の飲酒の立証を防ぐといった「逃げ得」と呼ばれるケースが増えているとマスメディアなどでは報道されているが、ひき逃げの急増は2000年から始まっているのに対して危険運転致死罪の実質的導入が2002年である事を考えると関連性には疑問が残る。

同サイトのほかのページもお読みください。
http://www.moon-cross.com/

 

27. 一昼夜たっての 

まとめ記事(1)
琉球新報

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159380-storytopic-111.html
海軍兵を米側逮捕 米軍車両、名護市でひき逃げ
2010年3月18日

【写真】ひき逃げの後、エンジンがかかったまま放置されていた米軍車両=17日午前3時15分、金武町金武
【概略地図】

 名護市辺野古で米軍四輪駆動車が2台の民間車両に衝突し、軽自動車を運転していた軍雇用員の男性(45)と2人の子どもの計3人に軽傷を負わせて逃走したひき逃げ事件について、在沖米海軍は17日、米ミシシッピ州の米海軍第1工兵大隊分遣隊に所属する米海軍3等兵曹の女(25)が事故を起こして逃走したとして逮捕したことを発表した。

 事件は16日午後10時55分ごろ、名護市辺野古の国道329号で発生。在沖米海軍報道官によると、米兵は事件を起こす前に飲酒していたという。飲酒の時間や場所、量などは明らかにされていない。公務中か否かについても明らかにされていない。県警は「逮捕の事実を含めて確認できていない」として、同日、米軍に詳細の確認要請と事情聴取のための出頭要請をした。

 同軍報道官によると、米海兵隊の憲兵隊が17日午前1時ごろ、金武町金武の中川区の路上で米兵を逮捕した。逮捕時に米兵は1人でいたという。

 名護署によると、事件を起こした四輪駆動車は、事件現場から約320メートル手前でも、道路の中央線を越えて対向車線に進入し、普通乗用車の雨よけカバーを破損させる事故を起こしている。同署は逮捕状を請求する意向を示している。

 事件後、県警が逃走した車両を捜索していたところ、16日午後11時半ごろに現場から約12キロ離れた金武町金武の国道329号沿いで、乗り捨てられた四輪駆動車を発見した。目撃証言と特徴が一致することやライトが破損していることなどから、県警は事件を起こした車両とみて鑑識活動を実施した。車両は米軍財産に当たるとして、鑑識終了後に米軍がキャンプ・ハンセン内へ撤去した。

◆「許されない」/名護市長が非難

 稲嶺進名護市長は17日、米軍車両ひき逃げ事件に対し「事故を起こし、けが人を放って逃げるとは人道上許されない。綱紀粛正はどうなっているのか。抗議をきっちりと行う」と語った。市は17日、沖縄防衛局を通じて米軍に抗議し、綱紀粛正の徹底と被害者への謝罪・補償を求めた。

◆「不可解だ」/知事、米軍に抗議へ

 仲井真弘多知事は17日、米軍車両ひき逃げ事件について「論外というか、ああいう事故が起こるのが不可解だ。極めて遺憾としか言いようがない」と述べ、事実関係を詳細に把握した上で、米軍に正式に抗議する考えを示した。県庁で記者団に答えた。

◆「極めて残念」/平野官房長官

 【東京】平野博文官房長官は17日の記者会見で、米軍車両によるひき逃げ事件について「極めて残念。本当に起こしてはいけないという認識だ。今捜査中で、けがをした方には心からお見舞い申し上げたい」と述べた。

 

28. 一昼夜たっての

まとめ記事(2)

「公務中」だったかどうか?

読売

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20100318-OYS1T00225.htm
女性兵曹を米軍逮捕、名護のひき逃げ容疑で

 沖縄県名護市で16日夜に発生した米軍の大型ジープ型車によるひき逃げ事件で、在沖縄米軍は17日未明、ジープ型車を運転していた女の海軍3等兵曹(25)を現場から約10キロ南の同県金武(きん)町の米軍基地外で容疑者として逮捕した。

 3等兵曹は運転前に飲酒したことを認めているという。県警は道交法違反(ひき逃げ)と自動車運転過失致傷容疑で捜査しており、同日、米軍側に3等兵曹の出頭を要請した。

 県警や米軍によると、3等兵曹は16日午後10時55分頃、同市辺野古の国道329号で海軍のジープ型車を運転し、近くの米軍基地従業員の日本人男性(45)の軽乗用車に追突。男性に首のねん挫、後部座席にいた小学4年の長男(10)と助手席にいた次男(2)にそれぞれ顔を切るなどの軽傷を負わせ、そのまま逃走した疑いが持たれている。

 事故直前、現場の約320メートル北の同国道で、米軍ジープ型車が中央線を越え、対向してきた別の乗用車に接触して逃走したとされる当て逃げ事件も発生。県警は、これも3等兵曹による犯行とみている。

 県基地対策課によると、米軍関係者が公務中に事件を起こした場合、第1次裁判権は米軍側にあり、容疑者は基地内で裁かれる。3等兵曹が公務中だったかどうかについて、米軍側は「調査中」としている。

(2010年3月18日 読売新聞)

 

 

29. 住民の声


沖縄タイムス

http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-03-18_4656/
猛速度 泣き声残し 米兵ひき逃げ
被害者「子ども動揺」 深夜の辺野古に激突音

社会 2010年3月18日 10時05分

(23時間35分前に更新)

 【名護】名護市辺野古の国道で、買い物に向かう親子3人が乗った軽乗用車に猛スピードの米軍車両が追突したひき逃げ事件。昨年11月には読谷村で米兵によるひき逃げ死亡事故が起きたばかり。相次ぐ米軍絡みの事件・事故に、地元や市民からは「悪質だ」「県民をばかにしている」などと怒りと不安の声が広がった。軽乗用車に男児2人を乗せ、被害に遭った父親は基地従業員。家族は、名護署を通じて「子どもたちも非常に動揺している。そっとしてほしい」との書面を出した。

 事件が発生したのは16日午後11時ごろ。現場近くのマンションに住み、ベランダから追突の瞬間を目撃した女性(19)は「猛スピードのジープが軽乗用車にぶつかり『バーン』と大きな音がした。ジープは止まらず走り去った」と驚いた様子。勤務先に向かう途中、現場を通りかかり、消防に通報した別の女性は「子どもはパニックを起こしたのか、大声で泣いていた」と話した。

 追突現場は辺野古区を走る国道329号で、見通しのよい緩やかな上り坂。区民によると、日常的にスピードを出した米軍車両が行き交っているという。

 同区の大城康昌区長は「事故が起きないか、日ごろから心配していた。悪質な事件だ」と怒りをあらわにした。国道沿いは児童の通学路にもなっており、米軍への申し入れを検討する。

 同区の宮城清子さん(84)は「家族が軽傷ですんだのは幸いだが、逃げるのは許せない。沖縄をばかにしている証拠。もう基地はいらない」。過去に家族の車が米軍車両に追突されたことがある女性(79)も「怖くて道を通りたくない」と不安を口にした。

 名護市内に住む米田善哉さん(35)は「またかという感じ。米軍は何度繰り返すのか。逃げれば済むと思っている。米側は兵士への教育を徹底してほしい」。名護市に移り住んで1年の増田知大さん(27)も「沖縄に来て、米軍の悪いニュースばかり見ている。米軍か一般人かは別にして、事故現場から逃げるのは人としてどうか」と首をかしげる。

 市内の交通安全運動に取り組む名護地区交通安全協会の野原幸子会長は「市民の努力が踏みにじられた思い。日米地位協定で守られた米兵に荒い運転で走り回られ、市民はどうやって身を守ればいいのか」と憤った。

名護市長 「人道上許されない」

 【名護】米兵によるひき逃げ事件で、稲嶺進名護市長は17日、「事件を起こしておいて、けが人をほったらかして逃げるなんて人道上許されない」と強い怒りを示した。市は同日、沖縄防衛局を通して米軍に抗議や再発防止、被害者への補償などを口頭で申し入れた。

 稲嶺市長は「下士官という立場は相当の教育を受けた人たちだと認識しているので、常識では考えられない。米軍のいう教育、綱紀粛正は言葉だけということになる」と相次ぐ事件・事故と対応に不信感をにじませた。

 また米憲兵隊が米兵を逮捕し、車両を回収したことについて「米軍の手にあるので、公務かどうか分からなくなる恐れがある。地位協定の壁に挟まれ、捜査解明ができなければ、県民に不信感を与える」と県警捜査への影響を懸念した。

 

 

30. 新発見

外務省に「日米地位協定室」なるセクションがあること。
鯰(なまず)さんが、その室長さんの苗字であること。

琉球新報

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159407-storytopic-3.html
県、捜査協力申し入れ 米軍車両ひき逃げ
2010年3月18日

 名護市辺野古で発生した米軍車両ひき逃げ事件を受け、上原良幸県知事公室長は17日、在沖米艦隊活動司令部司令官に電話し、県警捜査への全面協力や軍人等の服務規律の確保、交通安全対策の徹底と再発防止を申し入れた。外務省沖縄事務所や沖縄防衛局に対しても、再発防止に万全を期するよう米軍への働き掛けを強く要請した。

 口頭の申し入れで、上原公室長は「適切な処置を取らず逃走した悪質な事案だ」と強調した。

 一方、外務省の鯰(なまず)博行日米地位協定室長は17日、米軍車両ひき逃げを受け、在日米大使館のジョセフ・ヤング安全保障課長に遺憾の意を伝えた。その上で、県警への捜査協力と綱紀粛正、再発防止を求めた。

 

 

31.在日特権を許さない会の

桜井誠は、なぜ抗議の声をあげないのだろうか

琉球新報

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159389-storytopic-1.html
綱紀粛正はどこに 識者から疑問の声
2010年3月18日


【写真】レッカー車で運ばれるひき逃げの米軍四輪駆動車=17日午前11時40分ごろ、金武町の国道329号沿い中川バス停近く

 米軍車両ひき逃げ事件について、県警が証拠の米軍四輪駆動車の差し押さえを要請しなかったことや、米海兵隊憲兵隊が基地外で3等兵曹の女を逮捕したことについて、識者や捜査関係者からは疑問の声が上がった。

 米海兵隊憲兵隊は17日、基地外の金武町の路上で3等兵曹を逮捕した。しかし、日米地位協定によれば米軍捜査機関の警察権は米軍施設、区域の外では「必ず日本国の当局との取極に従うことを条件とし、かつ、日本国の当局と連絡して使用される」とされ、現行犯逮捕の場合など一定の条件をクリアしなければ、原則的に行使できない。

 しかし、今回の事件では、3等軍曹は事件発生から約2時間、12キロ離れた場所で逮捕された上に、県警側に逮捕の連絡はなかった。

 捜査関係者は「逮捕したかどうかの回答がないので、適正な逮捕かどうかも分からない」と話した。

 米海軍は17日午前11時40分ごろ、金武町で乗り捨てられた四輪駆動車を基地内へ持ち帰った。

 2004年の沖縄国際大学へのヘリコプター墜落、08年の名護市真喜屋での軽飛行機墜落に続いて、またも県警が証拠物を押収できない事態となったが、県警は今回の事件では「必要な作業はした」として、米軍側に四輪駆動車の差し押さえを要請しなかった。

 日米地位協定に詳しい法政大学名誉教授の本間浩氏は「米軍の財産だから手出しできないという意識があるのではないか」と推測し「軍事機密ではない財産について、日本の警察がかかわれる仕組みを作っていかなくてはならない」と話した。

 

 

32. 父親は駆け付けた人に

「アメリカーの車がぶつかった。アメリカーが逃げた」
と何度も訴えていたという。

琉球新報

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159383-storytopic-1.html
住民怒り「またか」 名護米軍車両ひき逃げ
2010年3月18日

【写真】米軍四輪駆動車に追突され、大破した軽乗用車=17日午前、名護署

 深夜の国道を猛スピードで突き進む米軍車両が軽自動車に激突し、2歳の子どもは衝撃で車外に投げ出された―。16日に名護市辺野古で起こった米軍車両ひき逃げ事件。「走る凶器」は泣きじゃくる子どもたちと父親を恐怖に陥れ、そのまま事故現場を走り去った。米側に逮捕されたのは、事故前に飲酒していた米軍人。地域住民は「いつか大きな事故が起こるのではと思っていた」と不安を語り、関係者は「またか」「綱紀粛正はいったいどうなっているのか」と相次ぐ事件・事故に怒りを爆発させた。

 「米軍人は事故を起こしたのにまた逃げた」。16日深夜に名護市辺野古で起きた米軍車両によるひき逃げ事件の一部始終を近くの住民が見ていた。

 街灯のない暗夜の静けさの中、軽自動車がゆっくりと右折しながら国道3
29号に出た。その直後、後ろから猛スピードで走ってきた米軍車両が軽自動車に突っ込んだ。

 「ドーン」と大きな衝撃音とともに軽自動車は後部が大破し、ガラス片を飛び散らせながら前方に押し出されて止まった。一方、米軍車両は停止することなく、軽自動車の破片をまき散らしながら、対向車線から軽自動車をよけて猛スピードで逃走したという。

 「ブレーキ音は聞こえなかった。米軍車両は事故直前から速い速度だったが、事故後はそれ以上の速度で逃げていった」。道路に隣接するマンションのベランダから、事故の一部始終を見た大湾ちひろさん(19)は急いで事故現場に駆け付けた。

 大破した軽自動車の傍らでは、頭から血を流す男児(2つ)を父親(45)が抱え、自分の痛みをこらえながら「大丈夫だから」となだめていたという。後部座席の男子小学生(10)は車内で泣きながらも弟のけがを気遣っていた。父親は駆け付けた人に「アメリカーの車がぶつかった。アメリカーが逃げた」と何度も訴えていたという。男児らの母親も自宅から駆け付け、逃げた米軍車両に怒りをあらわにしていたという。

 大湾さんは、大事故ながら親子がけがですんだことに安心しながらも「去年に那覇市松山や読谷村でもひき逃げ事件があったのに米軍人は事故を起こしてまた逃げた。小さな子がけがをしたのに、気遣うこともせずに逃げるなんて信じられない。これではみんな基地に反対するよ」とあきれた様子で語った。(嘉陽拓也)

◆現場は騒然 児童不安げ

 ナンバープレートに「NAVY(海軍)」の印がある、ひき逃げ事件を起こした米軍の四輪駆動車は、金武町の中川地域の国道沿いの縁石に乗り上げ、エンジンをかけたまま乗り捨てられていた。現場は17日未明から四輪駆動車の周りを憲兵や県警、周辺住民らが取り囲み、レッカー車が回収する午前11時40分ごろまで、騒然となった。

 出勤や登校で交通量が多い午前8時前後、四輪駆動車が止められた片側1車線の道路は規制された。現場から約300メートルしか離れていない中川小学校の児童らは不安げな表情で登校していた。

 左ハンドルの四輪駆動車は運転席側ドアがガードパイプにめり込んでいた。左前方のバンパー、ボンネットが破損し、ライトは外れ、ガソリンらしきものも道路に流れていた。米軍の捜査関係者がピンセットで破片などを回収していた。

 現場近くの中川小は緊急会議を開き、児童らに集団下校を呼び掛け、教師がパトロールに回った。同校の下地逸男校長は「児童はすぐ近くを通る。怖かったのではないか」と不安げに話した。中川区の宜志富司区長は「車を放置するなんて考えられない。事件や事故のたびに要請などするが、きちんと下の兵士まで伝わっているか疑問」とあきれた表情で語った。

 

 

33. 最近の事件事故

琉球新報

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159388-storytopic-1.html
最近の米軍関係者による交通関連の事件事故
2010年3月18日

 ■2009年3月23日 那覇市上之屋の国道58号で信号待ちの乗用車に、飲酒運転していた米空軍所属1等兵のワゴン車が追突し、乗用車の2人が負傷した。

 ■同年4月4日 那覇市の松山交差点で米海兵隊所属の2等兵が男女3人をひき逃げし、けがを負わせた。

 ■同年8月12日 北中城城村安谷屋の県道で、在沖米海兵隊上等兵運転の米軍送迎バスがダンプ車に追突後、乗用車3台にぶつかり計5台が玉突き衝突した。

 ■同年11月7日 読谷村楚辺の旧米軍読谷補助飛行場外周道路で、米陸軍トリイ通信基地所属の2等軍曹が男性をはねて逃げ、死亡させた。

 ■同年12月26日 那覇市久米の市道で米空軍の2等軍曹が酒に酔った状態で車を運転し、対向車線の信号待ち車両3台に衝突した。

 ■2010年3月6日 沖縄市山内の路上でアルコール検査を拒否した空軍の軍属男性が道路交通法違反(飲酒検知拒否)容疑で逮捕された。

 ■同年3月12日 うるま市の県立中部病院に米海兵隊所属の大型車両が侵入し、縁石などを破損した。

 ■同年3月14日 那覇市で酒を飲んで乗用車を運転した米海兵隊上等兵と、飲酒取り締まり中の警官に体当たりした米海兵隊2等兵が現行犯逮捕された。

 

 

34. 主権無き現実を

主権回復を目指す会の西村修平は無視するのか?

琉球新報

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159385-storytopic-1.html
米海軍、逮捕 県警に伝えず 連絡体制不備浮き彫り
2010年3月18日

 米軍車両ひき逃げ事件の捜査をめぐり、米海軍は17日、3等兵曹の女を逮捕したにもかかわらず、県警に逮捕の事実を正式に伝えていなかったことが分かった。日米当局間の連絡体制の不備が浮き彫りになった。3等兵曹の女は17日午前1時ごろ、金武町金武の中川区の路上で在沖米海兵隊の憲兵隊に逮捕された。在沖米海軍は午後1時40分ごろ、報道機関に対し3等兵曹の女を逮捕したことを英文の広報文で発表した。

 しかし、県警交通指導課によると、米軍から直接の連絡はなく、県警は関係機関からの連絡によって逮捕を知ったという。同課は逮捕の事実や容疑者の年齢、性別、階級などについて電話で問い合わせたが、同日午後5時段階で回答はなく、米側から正式に逮捕事実を伝えられていない。

 県警は、事件発生直後の16日午後11時、米軍に対して捜査協力を要請。しかし、その後の17日午前中に、県警側から米軍側に、捜査状況などを複数回にわたって照会した際にも、米軍側から逮捕の事実を伝えられていない。米海軍第1工兵大隊は書面で「事故が起きたことを遺憾に思う。県警の捜査に全面的に協力する」としている。

 

 

35. 任意で事情聴取する方針

出頭要請に対し応じるとの回答

沖縄タイムス

http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-03-18_4662/
県警が午後にも聴取 名護市ひき逃げの3等兵曹
社会 2010年3月18日 13時08分

(48分前に更新)

 名護市辺野古のひき逃げ事件で、米軍は18日までに、米憲兵隊が逮捕、拘束している米海軍3等兵曹の女(25)について、県警の出頭要請に応じる考えを伝えた。県警は早ければ同日午後にも3等兵曹を警察署に呼び出し、自動車運転過失傷害と道交法違反(救護義務違反、事故不申告)の疑いや、飲酒運転の可能性もあるとみて任意で事情聴取する方針だ。

 名護署によると、県警の出頭要請に対し、米軍側から17日夜になって応じるとの回答があったという。

 同事件は16日午後10時55分ごろ、名護市辺野古の国道329号で発生。米軍車両が前を走っていた軽乗用車に追突、逃走した。軽乗用車は大破、親子3人はそれぞれ、額を4針縫うなどのけがを負った。

 

 

36.米軍当局は

「ひき逃げ幇助」罪ではないのか?

読売

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okinawa/news/20100318-OYT8T00788.htm
ひき逃げ米兵が県警に出頭へ

 沖縄県名護市で起きた米軍車両によるひき逃げ事件で、在沖縄米軍は18日、容疑者として逮捕した海軍3等兵曹の女(25)に対する県警からの出頭要請に応じることを決めた。県警は道交法違反(ひき逃げ)と自動車運転過失致傷容疑で捜査しており、早ければ同日中にも任意で事情聴取を始める。

 県警や米軍によると、3等兵曹は16日午後10時55分頃、同市辺野古の国道329号で海軍のジープ型車を運転し、近くの米軍基地従業員の日本人男性(45)の軽乗用車に追突。男性に首のねん挫、後部座席にいた小学4年の長男(10)と助手席にいた次男(2)に顔を切るなどの軽傷を負わせ、そのまま逃走した疑いが持たれている。

 県警は任意の事情聴取で容疑の裏付けを行うとともに、3等兵曹が米軍側の捜査で認めている運転前の飲酒についても追及する方針。

 ただ、米軍関係者が公務中に事件を起こした場合、第1次裁判権は米軍側にあり、容疑者は基地内で裁かれる。公務外であれば裁判権は日本側にあるが、この点について、米軍側は「調査中」としている。

(2010年3月18日 読売新聞)

 

 

37.ますますもって不可解!!

私服にサンダル姿で軍用車両ハンビーを運転するのか?
県警名護署員は飲酒検知をしながら身柄を確保しなかったのか?
「逮捕した」を「身柄を拘束した」になぜ訂正?

読売

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100318-OYT1T01118.htm
女性米兵、任意聴取で飲酒ひき逃げ認める

 沖縄県名護市で16日夜に起きた米軍車両によるひき逃げ事件で、県警は18日、在沖縄米軍が容疑者として身柄を拘束した海軍3等兵曹の女(25)から道交法違反(ひき逃げ)と自動車運転過失致傷容疑で任意の事情聴取を始めた。

 3等兵曹は容疑を認め、「飲酒運転だった」と供述したという。

 発表によると、3等兵曹は16日午後10時55分頃、同市辺野古の国道329号で海軍のジープ型車を米軍基地従業員の日本人男性(45)の軽乗用車に追突させ、男性と子供2人に軽いけがを負わせて逃走した疑い。

 県警によると、17日午前0時頃、在沖縄米軍憲兵隊が私服にサンダル姿で歩いていた3等兵曹を発見。住民の通報で駆け付けた県警名護署員らは飲酒検知を実施し、呼気からアルコール分を検知した。

 一方、米軍側は18日、「3等兵曹を逮捕した」とする発表を「身柄を拘束した」に訂正した。

(2010年3月18日22時58分 読売新聞)

 

 

38. 沖縄は今なお「占領地」か?

沖縄県警の引け腰
リアルすぎる地位協定

・「車両は基地内から無断で持ち出した」
・県警の捜査員8人も居合わせていた
・憲兵隊からの依頼を受けた県警捜査員が呼気検査
・県警側は職務質問をしておらず氏名も確認していなかった

朝日

http://www.asahi.com/national/update/0319/SEB201003180057.html
ひき逃げ容疑の米兵、任意聴取 飲酒運転を認める 沖縄
2010年3月19日2時30分

 沖縄県名護市辺野古で起きた追突ひき逃げ事件で、県警は18日、在沖米軍が身柄を拘束している海軍3等兵曹の女(25)から自動車運転過失致傷と道路交通法違反(ひき逃げ)などの容疑で任意で事情聴取した。兵曹は飲酒運転中に事故を起こして逃げたことを認め、「車両は基地内から無断で持ち出した」と供述したと県警は説明している。

 日米地位協定上、公務中の事件は米側に、公務外の事件は日本側に第1次裁判権があり、県警は公務外の可能性が高いとみている。

 また、米軍憲兵隊が事故車両が乗り捨てられた現場で、兵曹の身柄を拘束、連行する際、県警の捜査員8人も居合わせていたことが県警の説明で分かった。

 県警によると、事故から約1時間後の17日午前0時ごろ、バンパーなどの破損した軍用車両が乗り捨てられていた路上に、サンダル履きで私服姿の兵曹が1人で戻ってきたことに憲兵隊員が気づき、米軍の車両に乗せた。憲兵隊からの依頼を受けた県警捜査員が呼気検査をしたところ、アルコール反応が確認された。憲兵隊は兵曹をそのまま米軍基地内に連行。同日午後に兵曹の身柄拘束を発表した。

 日米地位協定に関する日米合同委員会合意(1953年)によると、日米双方の捜査員が現場に居合わせた場合、米側が逮捕するのが原則で、最寄りの警察署で取り調べをした後、米側が身柄を拘束することになっている。

 県警側はこの際、職務質問をしておらず、氏名も確認していなかった。県警の吉永安彦交通指導課長は「(兵曹が)軽装だったこともあり、(軍用車両による)ひき逃げ事件との関連をその場で警察官らが疑うのは困難な状況だったが、問題がなかったか検証したい」と述べた。

 

 

39.沖縄県警のチョンボ指摘

>3等兵曹を容疑者と認識せず、職務質問などをしなかった
「ひき逃げ」ではなく
>「当て逃げ」

日テレニュース

http://news24.jp/articles/2010/03/18/07155602.html
沖縄当て逃げ、県警が現場にいた米兵調べず
< 2010年3月18日 21:52 >

 沖縄・名護市でアメリカ海軍の車両が当て逃げした事件で、沖縄県警が現場にいた運転手のアメリカ兵を容疑者として調べていなかったことがわかった。

 沖縄県警によると、車両を運転していた3等兵曹の女(25)は、事件直後、現場に歩いて戻ってきていた。しかし、その場にいた警察官が、アメリカ軍憲兵隊の要請で飲酒の検査をしたにもかかわらず、3等兵曹を容疑者と認識せず、職務質問などをしなかった。結局、3等兵曹は憲兵隊に拘束され、基地に連行された。

 沖縄県警は「3等兵曹が私服だったことなどから、容疑者として認識するのは難しかった」と説明している。また、3等兵曹は沖縄県警の事情聴取に「事故を起こし、現場から逃走した。飲酒していた。車は基地から勝手に持ち出した」などと話しているという。

 

 

40.沖縄県警の不手際指摘

・警察が先に事情聴取を始めていれば兵士を日本側で拘束できた可能性もあった。
・「私服姿でサンダルをはくなど軽装だったため軍用車両を運転していたと考えにくく、容疑者と判断するのは、きわめて困難だった」

NHK

http://www.nhk.or.jp/news/k10013300731000.html
現れた兵士を容疑者と思わず
3月19日 6時5分

沖縄県名護市で起きたひき逃げ事件で、警察は、アメリカ軍が拘束している海軍の女の兵士が、車を乗り捨てた現場に現れた際に容疑者と思わず、その場にいた軍の憲兵隊が先に兵士を拘束していたことを明らかにしました。警察は、今後、現場での対応に問題がなかったか調べることにしています。

今月16日の夜、沖縄県名護市の国道で、軽乗用車が車に追突され親子3人が軽いけがをしたひき逃げ事件で、警察は、アメリカ軍が拘束している25歳の海軍の女の3等兵曹から事情を聴き捜査を進めています。この事件で、警察は、放置されている軍用車両を発見したあと、兵士が1人で現場に現れたのに容疑者と思わず、その場にいた軍の憲兵隊が先に拘束してしたいたことを明らかにしました。また、現場で憲兵隊からアルコールの検査の依頼を受け、警察は容疑者と思わずに行ったということです。日米地位協定では、アメリカ側が容疑者を拘束すると身柄は原則として起訴されるまで日本側に引き渡されないことになっていますが、警察が先に事情聴取を始めていれば兵士を日本側で拘束できた可能性もあったということです。これについて、警察は「兵士は私服姿でサンダルをはくなど軽装だったため軍用車両を運転していたと考えにくく、容疑者と判断するのは、きわめて困難だった」としています。警察は、今後、現場での対応に問題がなかったか調べることにしています。

 

 

41.琉球新報

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159476-storytopic-3.html
名護市長が抗議 米軍車両ひき逃げ
2010年3月19日

 稲嶺進名護市長は18日、沖縄防衛局(嘉手納町)、在沖米総領事館(浦添市)、外務省沖縄事務所(那覇市)を訪れ、16日に名護市辺野古で発生した米軍車両ひき逃げ事件への抗議と再発防止を求めた。

 稲嶺市長は沖縄防衛局の真部朗局長に対し「読谷のひき逃げ死亡事件から間もない期間にまたしても同様な事故が起こることに、綱紀粛正は一体どうなっているのか、疑わしく思っている。(米軍に)強く申し入れてほしい」と求めた。

 真部局長は「事故は大変遺憾なものだと思っている。米軍に対しては隊員教育の徹底や綱紀粛正、再発防止を強く申し入れた」と説明した。

 外務省沖縄事務所で応対した樽井澄夫沖縄担当大使は17日にロブリング在沖米4軍調整官から「再発防止に努めたい」とするメッセージを受け取ったことを明らかにし「悪質な事故で個人的にも怒りを覚えている。米軍と米大使館に強く再発防止と綱紀粛正を求めている」と答えた。

 

 

42. 沖縄タイムス

http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-03-19_4711/
ひき逃げで抗議決議 名護市議会、全会一致
社会 政治 2010年3月19日 10時52分

(27分前に更新)

 【名護】名護市議会(島袋権勇議長)は19日午前、16日に市辺野古で発生した米軍人によるひき逃げ事件に抗議する意見書、抗議決議の両案を、全会一致で可決した。

 決議文では「米軍内の規律がこれほどまでにゆるんでいるのかと強い衝撃を受けた。被害者親子の救護措置を行う事なく現場から逃走したことは断じて許されることではない」などとし、容疑者、加害車両の県警への引き渡し、被害者への完全補償、事故の原因究明、再発防止を求めている。

 あて先は意見書が首相、防衛大臣、外務大臣、沖縄防衛局長、県知事など。抗議決議が駐日米国大使、在日米軍司令官、県議会など。

 

 

43.読売

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100319-OYT1T00632.htm
ひき逃げ米兵引き渡し、名護市議会が決議

 沖縄県名護市で発生した米軍車両によるひき逃げ事件で、名護市議会は19日、事件に抗議し、米軍に対し、容疑者として身柄を拘束している米海軍3等兵曹の女(25)の身柄を即時引き渡すことなどを求める決議を全会一致で可決した。

 近く、駐日米大使、在日米軍司令官らに送付する。

 決議では、「飲酒後に公用車を運転していたという報道に、米軍内の規律がここまで緩んでいるのかと強い衝撃を受けた」「事故で負傷した親子の救護措置を行うことなく逃走したことは断じて許されない」などとし、被害者に対する完全補償、再発防止策を求めた。

(2010年3月19日13時10分 読売新聞)

 

 

44.自宅から

「(当日の)夕方、自宅で酒を飲んだ」
「車を基地内から勝手に持ち出し、飲酒運転した」

読売

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20100319-OYS1T00754.htm
「自宅飲酒後車持ち出す」米軍拘束の女性兵曹供述

 沖縄県名護市で16日夜に起きた米軍車両によるひき逃げ事件で、米軍が拘束した海軍3等兵曹の女(25)が、米軍や県警の調べに対し、「(当日の)夕方、自宅で酒を飲んだ」「車を基地内から勝手に持ち出し、飲酒運転した」と供述していることが分かった。

 3等兵曹の自宅は事故現場から約20キロ離れた沖縄市の米海軍キャンプ・シールズ内にあり、米軍と県警は長距離を飲酒運転した可能性があるとみている。

 また、身柄を確保された際、3等兵曹は私服にサンダル姿だったことから、米海軍は「公務中の服装とは考えられない」と指摘している。公務中なら第1次裁判権は米軍側にあり、基地内で裁かれるが、公務外なら日本側で裁かれる。

(2010年3月19日 読売新聞)

 

 

 

45.沖縄タイムス

http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-03-19_4704/
県警、容疑米兵を聴取 辺野古ひき逃げ
飲酒運転を認める

社会 2010年3月19日 09時41分

(12時間38分前に更新)

 名護市辺野古のひき逃げ事件で、県警は18日、米軍が拘束している米海軍3等兵曹の女(25)を容疑者と特定した。県警は同日午後、出頭要請に応じた3等兵曹を嘉手納署に出頭させ、自動車運転過失傷害と道交法違反(救護義務違反、事故不申告)の疑いがあるとみて、任意で事情聴取。県警の調べに、3等兵曹は「飲酒して運転し、事故を起こし、現場から逃げた。車は米軍基地内から勝手に持ち出した」などと容疑を認めているという。

 また、県警は18日、事件の初動捜査の対応にミスがあった可能性も明らかにした。

 県警は、米軍関係者の男性に付き添われて嘉手納署に出頭した3等兵曹を、同日昼ごろから同午後5時45分まで任意で事情聴取した。19日以降も聴取を続ける。

 捜査関係者によると、米軍が事件発生後に3等兵曹の身柄を拘束し、協力依頼を受けた県警がアルコール検知をしたところ、呼気から基準値を超えるアルコールが検出されていたという。県警は、飲酒した上でひき逃げ事件を起こした可能性もあるとみて供述の裏付け捜査を急ぐ。

 日米地位協定では、公務中の犯罪であれば米側に第1次裁判権があり、原則として日本側に裁く権利がないが、3等兵曹が飲酒運転を認めたことで、公務外と認定される可能性が高い。

 一方、県警の初動捜査でミスの可能性も発覚。県警が金武町金武の国道で米軍車両を発見して約30分後の17日午前零時ごろ、米軍車両の鑑識などをしていた警察官の目の前で、米憲兵隊が1人で歩いていた私服姿の外国人女性を拘束、この女性が容疑者の3等兵曹だった。

 現場の警察官は、3等兵曹が私服姿だったことから、職務質問したり憲兵隊に検知理由を尋ねず、容疑者と疑わなかったという。県警が米側より先に任意同行を求めていれば、日本側が身柄を拘束していた可能性もある。

身柄引き渡し「当然のこと」
官房長官

 【東京】平野博文官房長官は18日の会見で、名護市で起きた米軍車両によるひき逃げ事件について「県民感情からすれば、日本側が捜査すべきだというのは当然だ」と述べ、飲酒運転など悪質性が明らかになれば、米軍が拘束した3等兵曹の身柄の引き渡しを求める必要性に言及した。

 

46.琉球新報

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-159458-storytopic-1.html
「飲酒し、事故後逃げた」 名護米軍車両ひき逃げ
2010年3月19日

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容疑者の3等兵曹の女が事件後に舞い戻った米軍四輪駆動車乗り捨て現場=17日午前2時45分ごろ、金武町金武

 「飲酒して運転していた。事故後に逃げた。車両は基地内から勝手に持ち出した」。県警は、任意で事情聴取した米海軍3等兵曹の女(25)が、公務とは言い難い状況で事件を起こしたことを明らかにした。県警は17日未明に米憲兵隊の車に乗せられた3等兵曹の女を目撃していたが、女が運転手とは気がつかなかった。また米軍側も女の確保を県警に報告せず、日米地位協定に触れかねない基地外での「逮捕」という広報も「身柄確保」に言い換えた。事件解決への見通しは明るくなったが、日米当局間の足並みは依然としてそろっていない。

 「ひざ丈パンツ、サンダル姿で、酒に酔った女性」―。ひき逃げ事件の容疑者と断定された3等兵曹の女は、17日午前0時ごろに米軍四輪駆動車乗り捨て現場に戻った際、交通整理をしていた県警の警察官に目撃されていた。

 16日午後10時55分ごろ、名護市辺野古の国道329号で発生したひき逃げ事件。同11時半ごろに約12キロ離れた金武町金武の国道329号沿いで乗り捨てられた四輪駆動車が発見され、県警が運転手の行方を追っている最中に、女は現場に現れた。

 県警交通指導課の話によると3等兵曹の女は、17日午前0時ごろ、金武町金武の四輪駆動車乗り捨て現場付近に、国道329号沿いを名護市方面から金武町方面に向かって歩いてきた。ひざ丈パンツにサンダルを履いた、軽装の私服姿で、一人だったという。

 女は目撃した警察官の手前にいた憲兵隊によって、米軍側の車両に乗せられた。憲兵隊は女が乗った車を運転して警察官の方に近づくと、車内にいる女のアルコール検知をするように要請した。

 警察官は米軍への便宜供与の一環として、検知器を使った検査や酩酊状態かどうかを試す平衡感覚検査などを現場で実施、正式な書式で報告書を作った。検出された数値について同課は「捜査に支障を来すので具体的には言えないが飲酒運転の基準値(呼気1リットル当たり0・15ミリグラム)以上だった」と説明し、捜査関係者は検出されたアルコールは「相当の量だった」と話した。

 同課は、現場で職務質問をしなかったことについて「迷彩服姿でもなく、ただの通行人と見分けがつかなかった」と話し、ひき逃げ容疑者と特定できなかったことを説明した。

 県警が米側より先に任意同行を求めていれば、日本側が身柄を拘束していた可能性もある。

 ある捜査関係者は「車を勝手に持ち出したことも認めているし、私服姿で酒も飲んでいる。これでは『公務中』とはどうしたって言えないだろう」と、あきれた様子で話した。

 

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