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1-01 従軍慰安婦とは何か…

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pipopipo555jp

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従軍慰安婦とは何か…


  君たち世代というより、戦後生まれ、つまり一九四五年(昭和〔以後Sと表記〕20年)以降生まれの人たちに従軍慰安婦などという言葉は初めて聞く言葉だろうが、従軍とは戦地(戦場)におもむく、もしくはおもむかされることだ。ではそれにつづく慰安婦とは何かとなるとこの説明を君たちにするのは少し難しい。広く使われている"広辞苑〃には「戦地の将兵を慰安する女性」とし、さらに慰安に「なぐさめて心を安らかしなにすること」の説明がついている、が、はっきりいって"支那事変1)"(日中戦争)の初期から一九四五年の敗戦まで戦地において将兵の性的欲望を処理させるため日本軍が考え組織し戦地へ送りこんだ戦場売春婦のことだ。

1)支那事変(しなじへん)
日中戦争の日本側の呼び方。一九三七年七月七日北京西郊外永定河の盧溝橋付近で、日本軍が夜間演習終了時に数発の射撃音があり、たまたま一名の兵士が不在(用便中)だったため主力部隊が出動し中国軍と衝突した盧溝橋事件に端を発した日中戦争のこと。当初、北支事変と称したが、八月十三日に上海で日中両軍が衝突し、全面戦争に拡大するのに伴って、支那事変と改称した。

《引用者註》「従軍慰安婦」という言葉について

  • 「従軍慰安婦」という言葉は、千田夏光氏が「従軍した慰安婦」という意味で1973年にその著作の題名に初めて使ったものです。15年戦争の最中には慰安婦たちは、「従軍慰安婦」と呼ばれたわけではありません。
  • しかし、「従軍慰安婦」という言葉がなかったからといって、「従軍した慰安婦」は居なかったというのは、明らかなまやかしです。
  • 言葉は一人歩きします。「従軍慰安婦」という言葉に対する攻撃も一人歩きします。そうなると、言葉の定義を巡っての無用な誤解が、人と人との相互理解を妨げてしまいます。
    http://ianhu.g.hatena.ne.jp/nagaikazu/20070426


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