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県、内部調査を開始 健康調査検討委で「準備会」 発言想定し進行表配布 福島民報2012_10_06_0808

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pipopipo555jp

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県、内部調査を開始 健康調査検討委で「準備会」 発言想定し進行表配布 福島民報2012_10_06_0808


 東京電力福島第一原発事故に伴う県民健康管理調査の検討委員会で、県と委員による事前打ち合わせ(準備会)が非公開で開かれていたことをめぐり、佐藤雄平知事は5日、内部調査を始め、週明けの9日にも結果を公表する方針を示した。委員の発言内容を想定した会議の進行表を県が作成し、事前に委員に配布していたことが同日までに判明したためだ。

■9日にも結果公表

 佐藤知事は「県民健康管理調査に疑念を抱かせてしまい、誠に申し訳ない。洗いざらい徹底的に調査する」と述べた。不安を抱く県民に対しては「徹底調査して開示することが、県民の皆さんの不安を回復することになる」とした。

 県はこれまでに開かれた全8回の検討委、準備会について、当時の委員のやりとり、資料を洗い直す。現在の全委員10人からも直接聞き取りする。進行表作成の目的、見解の擦り合わせの有無などを調べる。

 5日開かれた9月定例県議会の福祉公安常任委で、進行表の存在に関する一部報道が取り上げられ、県が進行表の存在を認めた。3日の一般質問で村田文雄副知事が「意見などを事前に調整した事実はない」と答弁した後に進行表配布が判明したため、委員から事実解明を求める意見が続出した。

 県によると、進行表は平成23年7月24日に開かれた第3回会合のため県の保健福祉部職員が作成した。前日の23日夜に、座長の山下俊一福島医大副学長ら全委員8人(当時)にメールで送られた。準備会は17日に開かれていた。

 菅野裕之県保健福祉部長は報道陣に対し、「進行表は会合をスムーズに進めるために、山下座長の手持ち資料用として作成したようだ。なぜ全委員にメールを送信したのかは現段階で判然としない」とし、内部調査で明らかにするとした。会議当日には資料として山下座長の手元にはあったとみられるが、他の委員に配布されたかどうかは確認が取れていないという。

 進行表には、浪江町、飯舘村、川俣町山木屋地区の住民を対象に実施した内部被ばく調査に関する記述がある。委員の結びの言葉として「セシウム134、セシウム137を合計しても1ミリシーベルト未満であり、相当に低いと評価。他の地域の住民では、さらに低いと思われる」との発言が想定されていた。

 緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)については「SPEEDIの話題のみが着目される可能性あり、そうならないよう願います。また、そうなった場合は、『線量評価委員会』で検討とそらして下さい」と記載。詳細調査の追加項目に関しては「予算の有効配分と実効性を踏まえて、あれもこれも追加は不可です。下記の範囲で議論をお願いします」などと記されていた。

 県は9日の福祉公安常任委で調査結果を公表する予定。


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