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元空将も現職時に論文

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「結果やるせない」/「集団自決」訴訟/元空将も現職時に論文


 【東京】航空自衛隊の元空将が、防衛省技術研究本部技術開発官を務めていた今年五月、隊内誌「鵬友」の五月号に寄稿した論文で、沖縄戦「集団自決(強制集団死)」への日本軍の強制を削除した教科書検定問題や「集団自決」訴訟について、「それぞれの結果にはやるせない思いだ」との考えを示していたことが二十七日、分かった。衆院安全保障委員会で赤嶺政賢氏(共産)が指摘した。

 同誌は「発表された意見などは執筆者個人のもので、公的見解ではない」としている。

 元空将はそのほか、「日本人は、大戦前と後では価値観が百八十度異なる世界に身を置かざるを得なくなり、かつ東京裁判史観、自虐史観を植え付けられている恐れがある」と指摘。日本史教育について、「日本の素晴らしさを教えなければならないのに、今の教育にはこの観点が不足している」「バランスを著しく欠いている」と批判した。

 また、「日本人として、軍人として必要な、当たり前の教養を身につけ、戦闘集団としての組織のあり方を徹底追及するしかない」とも指摘している。

 元空将は今年八月に退職しているが、論文は現職時代に寄稿している。隊員を「軍人」とし、組織を「戦闘集団」と位置付けた記述は、自衛隊の基本原則である「専守防衛」との関係などから議論を呼びそうだ。

 論文について浜田靖一防衛相は「詳しく読んでいないので答えられない」と述べるにとどめた。


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