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沖縄タイムス:撤回要請に回答せず 教科書検定問題/文科省 再訂正明言避ける

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撤回要請に回答せず 教科書検定問題/文科省 再訂正明言避ける


 【東京】沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」の教科書記述をめぐり、先月大阪高裁で判決があった「集団自決」訴訟の被告側を支援する市民団体は二十日午前、文部科学省を訪ね、日本軍の強制を削除した検定意見の撤回を求めた。応対した〓久治彦審議官は、撤回要請には回答しなかったという。

 市民団体によると、〓久審議官は「一般的には訂正申請を受け付ける立場にある」としたが、出版社から「集団自決」について再訂正申請が出された場合の対応は「仮定の話には答えられない」と明言を避けた。

 教科書検定審議会の作業部会が審議している検定制度見直しについては「スケジュールの点でいつ結論を出すということは言えないが、次の検定に合わせるために速やかにやっている」と述べたという。

 団体側の小牧薫事務局長は「(文科省の)基本的なとらえ方に私たちは不満がある。一律に軍の命令・強制が教科書に記述されないことは問題だ」と話した。

 要請したのは「沖縄戦の歴史歪曲を許さず、沖縄から平和教育をすすめる会」、「大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判支援連絡会」、「大江・岩波沖縄戦裁判を支援し沖縄の真実を広める首都圏の会」の三団体。

 ※(注=〓は「徳」の旧字体)


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