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274人から微量セシウム 南相馬市が小中学生検査

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274人から微量セシウム 南相馬市が小中学生検査



 南相馬市の桜井勝延市長は28日記者会見し、東京電力福島第一原発事故を受け、ホールボディーカウンターによる市独自の小中学生の内部被ばく検査結果を発表した。検査を受けた2884人中、274人から放射性セシウム137が検出された。いずれもごく少量で、比較的高いとされる体重1キロ当たり20ベクレル以上は9人。緊急に治療が必要な内部被ばくをしている子どもはいなかった。半減期の短いヨウ素は、検査した全員から検出されなかった。

 検査は8月1日から10月11日まで行われた。今回の検査で、市内在住の小中学生の大半は検査を終えたという。

 最高値は1キロ当たり45~50ベクレルだった8歳女児で、セシウム134が1192ベクレル、同137が1723ベクレル。70歳までに被ばくすると予想される放射線量をシーベルトで換算すると0.41ミリシーベルトという。

(2011年10月29日 福島民友ニュース 以下は紙面から補充)


20ベクレル以上が検出された9人の年齢層は7歳1人、8歳2人、10歳1人、13歳1人、14歳4人。市は、日常生活の実態把握など、継続的な対応が必要としている。数値が高かった5人は再検査を受けており、全員がセシウム量は減少しているという。市は。検出限界以下になるまで検査を継続する方針。

検出された子供の放射線の中央値は7ベクレル。検出された多くの子どもは、事故当初の吸入または飲食による摂取とみている。

桜井市長は、チェルノブイリ原発事故後かなり経過しても、近隣地域で50ベクレルを超える子どもが20%いたとのデータを挙げ、「現時点で7ベクレルというのは比較にならないほど少ない値。今後、(主に市外に避難している)未検査の約3千人全員が検査を受ける態勢を取りたい」とした。金沢幸夫市立総合病院長は「非常に少ない値だが、大丈夫という根拠がどこにもない。今後できることは、甲状腺の検査をきっちりしてあげることだ」と述べた。


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