掲載単行本:リトルコンサート
初出:書き下ろし
ページ数:16
シリーズ:リトル・コンサート
粗筋:近未来のアメリカ。木星艦隊に勤務するロケット・マンのマーティンを待つギリアンと3人の子どもたちに、マーティンが事故で重傷を負い、サイボーグになったという連絡が入る。人の姿とはあまりに異質なサイボーグの家族には無条件で別れるという選択肢が与えられていた。しかしギリアンは変わらずに彼を受け入れ、3人の子どもたちにも言い聞かせる。3人は別々の条件でマーティンとギリアンの養子になった孤児たちだったのだ。ギリアンのために家に帰るマーティン、年長のジェニファとジェミーは母との約束どおり父に変わらぬ態度で接するがいちばん下のジョッシュはマーティンの姿に戸惑い、けれどその腕の中に飛び込んでいくのだった。
キャラクター:マーティン、ギリアン、ジェニファ、ジェミー、ジョッシュ、マーティンの上司、カメラ屋の女主人
関連作品:たんぽぽクレーター、火星に捧げるデュエット火星地図のシーズン、ものまね鳥シンフォニー、小さき花や小さき花びら、空の上のアレン
備考:「メモリー」登場の電子人形ではなくサイボーグが登場しているので一連のサイボーグの登場した作品を全部関連作品に挙げてみたのは無理矢理というものか? 登場人物間のつながりはなし。「空の上のアレン」にアラバマスペースロケットセンターが登場。「たんぽぽクレーター」に木星開発事業団が出るのでそのあいだの話と見なせるかも。

タグ:

作品
最終更新:2006年10月14日 12:51