掲載単行本:リトルコンサート
初出:プチフラワー1985/4
ページ数:16
シリーズ:リトル・コンサート
粗筋:イングランドの片田舎。作曲のヒントを得るべく、家族旅行に来たギルとアンの一家。しかし、乗っていた列車が霧のために脱線してしまい、立ち往生した村の人が善意で入り江まで馬車を出してくれるというのでそちらに乗り込む。馬車には一家のほかに靴直しのおじさんや銀行の頭取、侯爵夫人、特等車のエキゾチックなお客さんに地元の者らしい娘2人や大事そうに篭を抱えたおばあさんなど、総勢13名に、出発間際にユスリカ館から少女(ネルリ)を保護してきた刑事などが乗り込んでいた。最初は険悪だった馬車の中だが、ギルと靴直しのおじさんがワルツの三拍子から作曲を始めた辺りで刑事と少女以外が曲作りに参加、クライマックスには少女も加わり、馬車は羽が生えたように軽々と入り江にたどり着くのだった。
キャラクター:ギル=ブライス、アン=ブライス、ジャック=ブライス、ジル=ブライス、靴直しのおじさん、ネルリ、銀行の頭取、侯爵夫人、その愛犬、馬車の御者、特等車のお客、その家来(?)、ミーロ(?)、ルラ、海老を持ったおばあさん、娘二人、刑事、列車の乗客、乗務員
関連作品:ララバイランドサーペンタイン幻想曲1スウの銅貨、メロディー・タイム、土曜日のルー・バイルー
備考:それぞれの話の表紙に「リトル・コンサート」とあってナンバリングしてるので、シリーズととらえた方がいいのか? ネルリは「小さき花や小さき花びら」のネルリィの原型。靴直しのおじさんに「鳥さしの坊や」と呼ばれたルラを連れた少年はミーロか?
最終更新:2006年10月08日 12:50