掲載単行本:リトルコンサート
初出:1985/12 ASUKA
ページ数:32
シリーズ:リトル・コンサート
粗筋:近未来。電子人形と呼ばれるロボットが福祉界にも進出、保母となっている時代。捨て子のショーンはヴィーハイブという児童施設に引き取られ、同じ6人の孤児たちとともに電子保母のマムの世話を受ける。組み立てられたばかりのマムはショーンたちが最初の子どもだった。ある日、古いオルゴールを見つけるとそこには「星に願いを」という曲が入っていた。7人の中で最初に養子に出されたショーンにマムはオルゴールを贈る。養父母に愛される日々の中でもショーンは時々マムを懐かしく思い出し、オルゴールのねじを巻いたが、4年ぶりにヴィーハイブの近くに寄った時、両親からショックなことを聞く。電子保母のマムはショーンのことを覚えていないというのだ。マムの記憶領域には新しい子どもたちのデータが入れられ、忘れたことも知らない別人になる。信じられないショーンは児童施設に行ってマムに再会するが、彼女は両親の言ったとおり、ショーンのことは覚えておらず、ショーンが覚えているような30人の子どもたちのぴかぴかの母親であった。マムのことがきっかけで電子人形について学んだショーンは思いがけぬ形でマムと再会する。分解され、変わり果てた彼女の記憶装置を解析したショーンは、そのかたすみに「星に願いを」のメロディが守られていたことを知るのだった。
キャラクター:ショーン=コネリー、マム、養父母、ウィリー=ハート、ロニー=コールマン、ジョージ=ラフト、ヴィーハイブ児童施設の人びと、ロボットの技術者、ファージィ
関連作品:なし
備考:Hi-FiChlonicleのサイボーグと電子人形との関連が不明。ファージィは「ものまね鳥シンフォニー」などのファージィとは別人? 施設育ちだと言っていたけれど、同じ施設にキャロラインがいることになるんだが。

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作品
最終更新:2006年10月13日 12:22