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STF
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【技名】 | STF |
【読み】 | えす・てぃー・えふ |
【別名】 | |
【大分類】 | クロスフェイス |
【中分類】 | STF |
【小分類】 | STF |
【開発者】 | 蝶野正洋 |
【得意とするレスラー】 | |
【変形技】 | クロスフェイス、裏STF、クロス式STF、FTS |
【進化系】 | |
【連携技】 | |
【連絡技】 |
解説
STFとはステップオーバー・トーホールド・ウィズ・フェイスロック(Stepover Toehold with Facerock)の略称で、本来はクロスフェイスと呼ばれるルー・テーズ以前から存在する古い技。
- うつ伏せの相手の右足を折りたたみ、自らの両太ももで相手のふくらはぎをはさむようにする。
- 挟んだ相手の足のつま先を外側に向けるようにし、自らの腹で相手の足を固定する事で相手の足首を決める。(トーホールド)
- 相手に覆いかぶさるようにし、左腕で相手の頬の辺りを抱え、両手をクラッチしフェイスロックを決める。
歴史
ルー・テーズの師匠格であったエドワード・ストラングラー・ルイスの得意技であるクロスフェイスを省略化した技。
クロスフェイス自体はシュート用の技でフィニッシュとして使って居た訳で無いようだ。ルー・テーズ自身はチョッカイをかけてくるレスラーに「お仕置き」として使っていたそうだ。
クロスフェイス自体はシュート用の技でフィニッシュとして使って居た訳で無いようだ。ルー・テーズ自身はチョッカイをかけてくるレスラーに「お仕置き」として使っていたそうだ。
蝶野とSTF
蝶野正洋が海外修行時代にテーズに「誰も知らない、誰にも負けないフィニッシュ・ホールドを教えてくれ」と頼み、テーズ門下のマーク・フレミングとマン・ツー・マンでレクチャーされたのは有名。しかし、最も重要なことは蝶野がこの地味な技を「他に使うレスラーの居ない、自分だけのフィニッシュ・ホールド」として使いつづけた事に有る。
蝶野のSTFはフェイスロックの部分を通常のフェイスロックにした物で、実際は簡易クロスフェイスと言える。クロスフェイスと言う「テーズ直伝」の技を現代プロレスのスピードに合わせた、クレバーな蝶野らしいアレンジと言えよう。
蝶野のSTFはフェイスロックの部分を通常のフェイスロックにした物で、実際は簡易クロスフェイスと言える。クロスフェイスと言う「テーズ直伝」の技を現代プロレスのスピードに合わせた、クレバーな蝶野らしいアレンジと言えよう。
蝶野が有名にしたSTFだが、それ以降STFを使うレスラーは増えたがフィニッシュに用いるレスラーはなかなか現れない。この技自体が地味で観客を沸かせ難い、判り難い技である事を忘れ、有名レスラーの「粗悪コピー」になっている事が多い。いくら他団体とは言えトップレスラーの決め技を使って試合が決められないのであるなら使わない方が賢明だろう。なぜなら、粗悪コピーが増えれば増えるほど、コピーは完璧を要求され、逆に蝶野自身はオリジナリティが際立つからだ。
また蝶野は自身の代名詞的な技であるこのSTFのバリエーションを幾つか公開している。
蝶野がヒールサイドに回った当時、フィニッシュにしていたのがSTC、もしくはSTSと呼ばれるフェイスロックをチョーク・スリーパーにした技。しかし、これは余り長続きしなかった。チョーク・スリーパーという反則がこの洗練されたイメージの技にはそぐわなかったのだろうか、その後蝶野が発表したバリエーションがクロス式STF。
そして2005年にはFTSを発表している。
蝶野がヒールサイドに回った当時、フィニッシュにしていたのがSTC、もしくはSTSと呼ばれるフェイスロックをチョーク・スリーパーにした技。しかし、これは余り長続きしなかった。チョーク・スリーパーという反則がこの洗練されたイメージの技にはそぐわなかったのだろうか、その後蝶野が発表したバリエーションがクロス式STF。
そして2005年にはFTSを発表している。
初出 まぐまぐ プロレス技データベース
MyWiki版プロレス技wiki より転載