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試金石百合日記8

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匿名ユーザー

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「なぁ主人。」
「何かな?」
「最近、私のスニーキングスキルが落ちたような気がするんだが。」
「そりゃあ…息を荒くしてればバレるよなぁ。」
知りたくなかった新事実。どおりでよく見つかるわけだ。
「それじゃあ今日はそこら辺を注意して潜入してくる。」
「いってらっしゃーい。」
こちらすねーく、珊瑚の家に潜入した。大佐、指示をくれ。
…大佐?どうした、応答しろ。大佐?…し、死んでる…。
まぁいいやとりあえず珊瑚の部屋に…。
…OH!生着替え!べりぐーっ!目の正月だっ。
パシーン。…おぅ…しっと。
「毎回毎回、ベタな見つかり方をするでない。」
「だって目の前に珊瑚の半裸があるんだからしょうがないじゃないか。」
「やれやれ…居間で退屈している主とでも遊んでこい。着替え終わったら
私も行く。」
と、部屋を追い出された。今にマスターがいるらしいけど
何やってるんだろうか。ベタにテレビか?
…そこには、ノートパソコンの前でニヤニヤしている怪しいおじさまがいました。
違う、こんなのが天河石や珊瑚のマスターのはずがない。見間違いだ。
目をこする。…変わらない。ハッ!これは幻覚かそうなのか!
「やっぱ蒼い子最高だよな。」
幻聴まで聞こえてくる!私をここまで追い詰めるなんて何者だ!
「何をしているんだ、試金石。」
「うわっ!?」
「何を素っ頓狂な…。」
急に声をかけられたもんだからビックリしたじゃないか。
だがマスターは気づいていないようで相変わらずニヤニヤしている。
…戦わなきゃ現実と、これはきっと孔明の罠だ!
あんな姿を珊瑚が見たら発狂しかねない、どうにかして外へ連れ出さねば。
「さっ、珊瑚。実はな、近くに美味しいクレープ屋ができたんだ。行ってみないか?」
「ふむ。くれえぷか。いいな、行こう。」
作戦成功!作戦成功!何故か急上昇するテンション。
…で、そのクレープ屋。実はこの店はカオスなくれーぷを作るのだ。
例えば、納豆。例えば、焼きそば。
そんな奇妙奇天烈な物があるかと思えば、ティラミス、抹茶等の
極一般的なメニューもある。味はとてもいい。
「ふむ…これがくれえぷというものか。なかなかに美味い。」
「気に入ってくれて良かった。食べ終わったら帰ろうか?」
「うむ、そうしよう。」
私はこの時完全にあの事を忘れていた。一口の度に笑顔になる
珊瑚がかわいすぎたから。思わず鼻血を噴出しそうになった程だ。
血は出ないが、似たような赤い液体はでる。そう、ケチャ…違う。
で、珊瑚を家まで送り(というよりもついていった)ドアを開けると
泣きながら珊瑚に体当たりをしかける天河石。
「どうした?」
「ますたーが…ますたーがこわれちゃったよぉ!」
…しまった。天河石がまだ家に居るというのを忘れていた!
嫌な予感がとてもするので逃亡。
聞いた話だと、あの後たっぷりお説教をされたとか。何とか。

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