気になる……。
ピョコッ
うちにいる三人の宝石乙女……その中の一人、殺生石。
ピョコッ
尻尾は以前にも触らせてもらったことがある、しかし今は尻尾より気になるとこがある……それは、何かあると動く耳。
ピョコッ
うちにいる三人の宝石乙女……その中の一人、殺生石。
ピョコッ
尻尾は以前にも触らせてもらったことがある、しかし今は尻尾より気になるとこがある……それは、何かあると動く耳。
コソコソ、そ~、後ろから近づいてみる。
「どうかしましたか、だんな様?」
殺生石が振り向く。
「い、いや、何でもないよ!!」
隙がないな。それに気になるからって耳を触らせてくれなんて言えないよな。何かいい方法ないかな?
「?? 何かあったら何でも言ってくださいね」
うぅ、殺生石の言葉が痛い。そう思ったときに、殺生石が顔を前に戻すその瞬間、ひらめいた。今だっ!
フニッ
「ひゃんっ」
「どうかしましたか、だんな様?」
殺生石が振り向く。
「い、いや、何でもないよ!!」
隙がないな。それに気になるからって耳を触らせてくれなんて言えないよな。何かいい方法ないかな?
「?? 何かあったら何でも言ってくださいね」
うぅ、殺生石の言葉が痛い。そう思ったときに、殺生石が顔を前に戻すその瞬間、ひらめいた。今だっ!
フニッ
「ひゃんっ」
フニフニフニ
「や、ちょ……だんな様ぁ、止めてください」
「すごい、尻尾よりも毛が細かくて……すべすべだ。裏側なんて病みつきにになりそう」
「喜んでいただけるのは……嬉しいですが、耳だけは……ひゃあっ、くすぐったいです!」
「殺生石って耳弱いんだ」
「わかった……なら、離して……くださ、い」
さすがにそろそろマズイので離してあげる。
「ごめん、ピョコピョコ動く耳がちょっと気になって」
「耳はあまり触らないでくれるとありがたいです。尻尾ならまた触らせてあげますから」
「本当にごめん」
でも可愛かったなぁ。
「や、ちょ……だんな様ぁ、止めてください」
「すごい、尻尾よりも毛が細かくて……すべすべだ。裏側なんて病みつきにになりそう」
「喜んでいただけるのは……嬉しいですが、耳だけは……ひゃあっ、くすぐったいです!」
「殺生石って耳弱いんだ」
「わかった……なら、離して……くださ、い」
さすがにそろそろマズイので離してあげる。
「ごめん、ピョコピョコ動く耳がちょっと気になって」
「耳はあまり触らないでくれるとありがたいです。尻尾ならまた触らせてあげますから」
「本当にごめん」
でも可愛かったなぁ。
後日。
「だ・ん・な・様。フゥ~」
「うわぁっ! な、何するんだよ!!」
「耳というものがどれほど敏感なのかわかりましたか?」
あれから殺生石は、僕に隙があるたびに息を吹きかけたり、耳を触ってくる。やっぱり殺生石には勝てないなぁ……。
「だ・ん・な・様。フゥ~」
「うわぁっ! な、何するんだよ!!」
「耳というものがどれほど敏感なのかわかりましたか?」
あれから殺生石は、僕に隙があるたびに息を吹きかけたり、耳を触ってくる。やっぱり殺生石には勝てないなぁ……。
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