■物語の構成
●第一章 「夕まぐれ ほのかに 花の色を見て けさは霞の立ちぞ わづらふ」
出典:源氏物語 若紫
●第二章 「桜狩 雨は降りきぬ おなじくは 濡るとも花の 陰に宿らむ」
出典:拾遺和歌集(藤原実方朝臣)
●第三章 「たがために 明日はのこさむ 山桜 こぼれてにほへ 今日のかたみに」
出典:新古今和歌集(清原元輔)
●第四章 「散る花を 惜しみとめても 君なくは 誰にか見せむ 宿の桜を」
出典:堤中納言物語 花桜折る少将
●第五章 「桜花 散るてふことは 今年より 忘れてにほへ 千代のためしに」
出典:風葉和歌集
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