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橿原明成

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かしはらあきなり
享年:32歳(ペルソナ2罪当時)

公式

P3の前年代作に当たる「ペルソナ2罪」および「ペルソナ2罰」の登場人物。
黒須淳の実の父親で、元七姉妹学園(セブンス)の世界史教諭。

元々は学者になる事を目指していたが教職に就き、当時学生であった黒須純子の熱烈なアプローチに負ける形で結婚する事となり、息子・淳を儲ける。
物語の10年程前、彼は歴史書・歴史の教科書が数多の謎・オーパーツを黙殺するものであるという妄想と、「息子の為に正しい歴史を残そう」という間違った使命感に取り憑かれ(この頃妻・純子に「オカルトオタク」と疎んぜられていたストレスがあったことも推測される)、同僚の日本史教諭・岡村真夜、教え子で当時ストレス故に放火を繰り返していた少年・須藤竜也を引き入れ「イン・ラケチ」(マヤ語で「私はもう1人のあなた」と言う意味)なる奇書を記す作業に没頭する事になる。
「イン・ラケチ」の内容の大意は、マヤ文明との繋がりで人類の文化の発祥点が珠閒瑠市に存在するという、所謂「トンデモ本」の一種である。もちろんその手のトンデモ本がまともな時代には相手にされる事もない、はずだった。
しかし「イン・ラケチ」に記された事は、かつてアドルフ・ヒトラー(フューラー)が「人類は滅びの危機に瀕してこそ進化を遂げる」と考えたことと同じである為その本を封印する事を決意し、またその頃から自分はラスト・バタリオンに狙われているという妄想まで発症する事になる。
そして「イン・ラケチ」を封印しようとセブンスの時計台までやってきた時、その頃純子に依頼され夫の浮気疑惑を調査していた私立探偵・轟大介をラスト・バタリオンと勘違いし、時計台から転落して死んでしまう。
その後セブンスの時計台には彼の幽霊が出るという噂が立ち、立ち入り禁止になり時計台は止まったままになっていた。

彼の奇行は他の子供達やその親にとっては嘲笑の的となっていたらしく、その為「理想の父親像」として淳がついた嘘と達哉・リサ等当時の子供達の噂が重なり、理想の橿原の姿を取ったニャルラトホテプの出現を招く事となった。
また「イン・ラケチ」は後に淳の手により(その行動には偽の橿原の姿を取ったニャルラトホテプの存在が垣間見える)キスメット出版に持ち込まれ出版され、噂の現実化を加速させラスト・バタリオンを出現させる事態にも繋がった。

また周防達哉が大切にしているジッポーライターも、元々は彼の持ち物であり、妻・純子に禁煙を命じられその為息子の淳に渡し、淳が達哉との友情の誓いの際に彼の持っていた腕時計と交換して達哉の手に渡った、という経緯を持つ。

2罰では「向こう側」が出来るきっかけとなった事件がない為生き延びる事になり、その妄想も抑え気味である。
殺人鬼・JOKERによる反谷校長殺人事件の折には「ラスト・バタリオンの仕業か」とうろたえているが、他の教師が見ず知らずの人間に時計台の鍵を「そうかー!」とハイテンションに渡したり、殺人事件を「あーそう」と他人事に見ている者もいる為、彼の妄想がまともな対応に見えてしまう不思議。
しかしアメノトリフネ浮上後、キスメット出版に澄丸清忠を討った英雄・周防辰之進についての情報をここぞとばかりに売り込みに来るあたりは侮れないものがある。
周防克哉の高校時代の担任教師であったが、それは克哉の回想の中でしか語られない。

2罪の世界において、理解・判断に苦しむ妄想に取り付かれた挙句、破滅の元凶を引き寄せてしまうという彼の立ち位置は後の桐条鴻悦幾月修司に繋がる部分も多い。

非公式

橿原明成・岡村真夜の関係は、イアン・ブレイディとマイラ・ヒンドレーを連想させる部分もあり、発想の元ネタである可能性もある。
この2人はエドワード・ゴーリーの絵本「おぞましい二人」の題材にもなったカップル。自分達だけの閉じた妄想に耽溺して行ったり、ナチズムやニーチェの超人思想といったP2罪を髣髴させるエピソードやワードが多く見られる。
ただ、この2人が橿原達と決定的に違うのは、自分達の妄想に飲み込まれた結果、エゴの充足の為に児童連続殺人という最低の犯罪を引き起こしていること。
これを契機にイギリスで死刑の復活運動が起きた程ムナクソ悪い事件なので、ここでは詳細は省く。調べる際は自己責任でお願いします。

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