東方問題関連年表 - WelHistorica

東方問題関連年表

コソヴォの戦い オスマン帝国のバルカン半島進出を決定づけた

東方問題（とうほうもんだい）とは、オスマン帝国?およびその支配地域をめぐるヨーロッパ諸国の外交問題。広義にはオスマン帝国成立以来、キリスト教?ヨーロッパ世界がイスラム?教国であるオスマン帝国の圧迫を受け、それに関わるヨーロッパ諸国間の外交問題。狭義においては18世紀以降のオスマン帝国の解体過程に伴って生じ、19世紀に顕著となったオスマン帝国領内での紛争に関連するヨーロッパ諸国間の国際問題を意味し、今日一般的にはこの用法で使われる。

14世紀

コンスタンティノープルの陥落 キリスト教世界の防壁であると信じられていたコンスタンティノープルはオスマン帝国により1453年陥落した。この事件はキリスト教世界に衝撃を与え、地上の帝国（キリスト教的帝国としての神聖ローマ帝国）の崩壊と終末の到来を予感させた

1389年	コソヴォの戦い?
1396年	ニコポリスの戦い?

15世紀

1453年

コンスタンティノープル?陥落、ビザンツ帝国?滅亡

16世紀

1526年	モハーチの戦い?
1529年	第一次ウィーン包囲?
1538年	プレヴェザの海戦?
1571年	レパントの海戦?

レパントの海戦 キリスト教諸国の海軍がオスマン海軍相手に快勝した海戦。結果的にオスマン帝国のキリスト教世界への西進を食い止めるものとなった

17世紀

1683年	第二次ウィーン包囲?
1699年	カルロヴィッツ条約?
1700年	大北方戦争?（～1721年）

18世紀

1711年	ピョートル1世?、モルダヴィア?侵攻
1718年	パッサロヴィッツ条約?
1736年	露土戦争?（～1739年）
1739年	ベオグラード条約?（1736年の露土戦争の講和条約）、ロシア?によるアゾフ?の領有が確定
1768年	露土戦争?（～1774年）
1774年	キュチュク・カイナルジ条約?（1768年の露土戦争の講和条約）、オスマン帝国?領内の正教徒保護権をロシアが獲得
1789年	フランス革命?、革命の影響が徐々にバルカン半島?にも及び、19世紀前半にはバルカン諸民族の独立運動が激化
1798年	ナポレオン?によるエジプト?占領

19世紀

ミドハト・パシャ タンジマートの直接の成果であるミドハト憲法を起草した。「東方問題」でこの時期のオスマン帝国を捉える場合、オスマン帝国内の自主改革も究極的には列強との関係性において語られる傾向にある

1821年	ギリシャ独立戦争?（～1829年）
1829年	アドリアノープル条約?、ギリシャ?は自治国として独立
1831年	ムハンマド・アリー?のシリア?・アナトリア?侵入（～1833年）
1838年	英土通商条約?締結
1839年	タンジマート?開始
1853年	クリミア戦争?（～1856年）
1877年	露土戦争?（～1878年）
1878年	サン・ステファノ条約?（1877年の露土戦争の講和条約）、ロシアの影響下にブルガリア?が独立。ベルリン会議?

20世紀

1908年	ボスニア・ヘルツェゴビナ?併合
1914年	第一次世界大戦?勃発（～1918年）

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