宝石乙女まとめwiki

サタデーナイトフィーバー

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
  明日は日曜日っ、気にせず飲みまくれ!!
主「そんな勢いで飲んだのが失敗でした……うぉぇ」
黒「もぅ……」
  俗に言う二日酔い。飲み過ぎが巻き起こす悪夢。心配そうに、そしてちょっと呆れがちにこちらを見る黒曜石の目が痛い。
  黒曜石が手渡してくれた水を一気に飲み干す。はぁー、体に染み渡る。
黒「今日はマスターと一緒にグリコンダー見られなかったって、金剛石ちゃんふてくされてましたよ」
主「あはは、後で謝らないと……うぅ」
黒「今は休んでいて下さい。ご飯は食べますか?」
主「いや……あぁ、たしか素麺の残りがあったよね。それ用意してくれないかな」
  分かりましたと言って、台所に向かう黒曜石。なんだか母親みたいだなぁ。
  しかし、あんまり飲めないくせに……調子に乗って飲むモンじゃないよな、やっぱ。
  でもこちらは付き合いもある訳であって……あぁもぉ、すっかりおっさんの言い訳だよ。
  と、自分のオヤジ化に愕然としているうちに黒曜石が素麺を持ってきてくれた。
黒「お待たせしました。薬味は何もなかったですけど」
主「ううん、これでいいよ。いただきます」
  ガラスの器に入った冷たい素麺。それをめんつゆに付けて食べる。
  あー、おいし……。
黒「もうすぐ素麺の季節も終わりですね」
主「だね。今度二日酔いでダウンしたらうどんあたりになるのかな」
黒「もぅ、飲み過ぎはダメですよ」
主「分かってるよ。今度からは気をつけるから」
黒「んー、何故か信用できないんですけど」
  はっはっは、信用ないなぁ……俺。
黒「今日はどうしますか? 買い物などがあったら私達が……」
主「いや、買い物はないはずだから大丈夫。だから今日はこのまま寝てるよ。ちょっと寝不足なんだ。あ、ごちそうさま」
  素麺を食べ終え、枕に顔を埋める。
黒「自業自得ですよ、もぅ……じゃあ今日は傍にいますから、何かあったらいつでも呼んで下さいね」
主「うん、ありがとう……って、ココにずっと座ってるの?」
  枕元に正座で座ったままの黒曜石に尋ねる。
黒「食器は片づけに行きますけど……ダメですか?」
主「ダメじゃないけどさ、退屈じゃない?」
黒「いいんですよ……たまにはマスターと二人きりで……」
  最後の方は、声が小さくて聞き取れない。なんて言ったんだ?
主「どうかしたの?」
黒「えっ? あ、何でもないですよ。食器、片づけてきますね」
  慌てた様子で食器を乗せたお盆を持ち、部屋から出て行く黒曜石。なんだか逃げてるみたいだな。
主「……うぅ」
  いかん、なんかまた具合が……。
  あーあ、今日は黒曜石に甘えっぱなしになりそうだ……あぁ、情けない。

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