「三時過ぎか」
「ちょうど眠くなるころだね」
昼食をとりしばらくゲームしていたらもう三時。
時が過ぎるのは早い。明日からまた学校だと思うと憂鬱だ。
こうなったら開き直って昼寝の一つでもしてしまおうか。
「おやつがほしいな」
「……君は」
少し横になろうとした瞬間に面倒くさい事を言うのだこの人は。
大体おやつだなんてそうそう簡単にでてくるものじゃない。
ここは諦めて一つ昼寝でもしていてもらいたいものだ。
「多分何もないよ」
「いや実はさっき好奇心で買ったものがある」
「……何か嫌な予感がするけど、何」
「辛さ二倍になったハバネロだ。なかなかにうまそうだぞ」
「あー、僕は遠慮しておく」
辛いものはそんなに好きじゃないんだ、僕は。
試金石はそうか、と呟いて袋を開けた。……目が、目が痛い。
たまらず部屋から退散する。軟弱者と後ろから南瓜が飛んできたが無視する。
いや全くなんであんなお菓子買ってくるんだろう……。
間違いなく辛いに違いないのに、なんでまた。
「ぎにゃあああああああああああああああああああああ!」
ほら、あんなんになるぐらい辛いんじゃないか。
……って。今の悲鳴尋常じゃないぞ。
「大丈夫? 試金石」
「うう……目が、目が痛いんだ。粉が、粉が目に!」
「お約束だね」
「う、うるさい。うう……」
涙目どころかマジ泣きだ。いや、まぁ、それぐらい痛いってことなんだろうけど。
にしても面白い顔するよね、試金石。カメラか何かで撮っておきたいぐらい。
「……ところで主人何故携帯電話なんかを私に向ける?」
「ん。写メールでも」
おー、いいアングル。いい表情。モデルになれるよ試金石。
「うんうん。よく撮れてる。手始めに珊瑚ちゃんのマスターにでも送ろうかな」
「何故メルアドを知っている!?」
「え、結構メールする仲だよ?」
「やめろやめてくれ珊瑚が見たらどうするんだ」
アハハ、そんなの知らないや。送信ボタン押しちゃえ。
押すと同時に壊れる携帯。残念、あと一秒遅かったね。
「……ひどい」
「ちょっとした仕返しだよ」
「ちょうど眠くなるころだね」
昼食をとりしばらくゲームしていたらもう三時。
時が過ぎるのは早い。明日からまた学校だと思うと憂鬱だ。
こうなったら開き直って昼寝の一つでもしてしまおうか。
「おやつがほしいな」
「……君は」
少し横になろうとした瞬間に面倒くさい事を言うのだこの人は。
大体おやつだなんてそうそう簡単にでてくるものじゃない。
ここは諦めて一つ昼寝でもしていてもらいたいものだ。
「多分何もないよ」
「いや実はさっき好奇心で買ったものがある」
「……何か嫌な予感がするけど、何」
「辛さ二倍になったハバネロだ。なかなかにうまそうだぞ」
「あー、僕は遠慮しておく」
辛いものはそんなに好きじゃないんだ、僕は。
試金石はそうか、と呟いて袋を開けた。……目が、目が痛い。
たまらず部屋から退散する。軟弱者と後ろから南瓜が飛んできたが無視する。
いや全くなんであんなお菓子買ってくるんだろう……。
間違いなく辛いに違いないのに、なんでまた。
「ぎにゃあああああああああああああああああああああ!」
ほら、あんなんになるぐらい辛いんじゃないか。
……って。今の悲鳴尋常じゃないぞ。
「大丈夫? 試金石」
「うう……目が、目が痛いんだ。粉が、粉が目に!」
「お約束だね」
「う、うるさい。うう……」
涙目どころかマジ泣きだ。いや、まぁ、それぐらい痛いってことなんだろうけど。
にしても面白い顔するよね、試金石。カメラか何かで撮っておきたいぐらい。
「……ところで主人何故携帯電話なんかを私に向ける?」
「ん。写メールでも」
おー、いいアングル。いい表情。モデルになれるよ試金石。
「うんうん。よく撮れてる。手始めに珊瑚ちゃんのマスターにでも送ろうかな」
「何故メルアドを知っている!?」
「え、結構メールする仲だよ?」
「やめろやめてくれ珊瑚が見たらどうするんだ」
アハハ、そんなの知らないや。送信ボタン押しちゃえ。
押すと同時に壊れる携帯。残念、あと一秒遅かったね。
「……ひどい」
「ちょっとした仕返しだよ」