負けた。鋭いレナなら必ず裏の裏まで読んでくるはずだったのに。
「あははは 魅ぃちゃん裏の裏は表なんだよ~」
「やっぱりレナは敵にまわすとおっかねーな」
「今日の部長さんは詰めが甘かったですわねぇ」
「かわいそかわいそなのです」
「久々に魅音の罰ゲームってわけだな」
「よりにもよって圭ちゃんが一位なんてさー」
「くくく・・・ やっぱりここはこすちゅーむぷれいしかありませんなぁ・・・」
「圭一さんが言うといやらしいですわ!」
「はぅ!今回は何なのかな?かな?」

こうなりゃやけだ、何だってやってやる。恥ずかしがったら負けなのだ。
用意するのはいつも自分。メイド、猫耳、首輪、ブルマ、SM
××なものから**なものまで。あぁ!**はあまりにも****!

「魅ぃが壊れたのです」
「なんだか開き直ってますわ これでは面白味に欠けますわねぇ」
「そうだな・・・ 最近どうもマニアックになりすぎて逆につまらないからな」
なんで*学生のお前が玄人好みになってるんだ。

「ここは初心に帰って・・・ スク水だ!!」
いやいやスク水が初心なのか?そもそも初心ってなんだ。
「圭ちゃん、残念だけどおじさんそんなの全然平気だねぇ 誰かさんみたく初々しく女装して帰宅なんてのに比べたらねー」
そう、羞恥心があって初めて成立する罰ゲーム。
プールの授業だと思えば体操着と大差ない。
「くくく・・・ 甘いぜ魅音!俺がそんな優しいと思うか!着るのは自分のじゃない!梨花ちゃんのだ!」
「え?ちょっ、ちょっと待ってよ 梨花ちゃん水着なんて持って来てn」「ここにあるのです」「ぇ?なんd」「もう決まっていることなのです」
「嘘だッ!」

結局着ることになったので教室を出て物置に入った。
まぁ想像していたよりは楽そうだな、なんて思っていたのだが明らかにまずい。
ただでさえ身体に密着するのに梨花ちゃんサイズの水着。なんとか入ったが苦しい、尋常じゃない。
胸が潰れる。なんとかしようと動くたびに締め付けられてかえって状況が悪くなる。
だからといってこのままの格好で固まっているわけにもいかない。
そんなことを繰り返したのでいつのまにか息も絶え絶えになった。
呼吸し易いように身体を前屈みにしてみたが、これがまた逆効果で肩に食い込む。
苦しいわ痛いわ、あぁ頭がぼーっとしてきた・・・

「魅ぃちゃん、着替え終わったかな?」「うゎっ!」
突然レナが来たのでびくりと身体を起こす。
――ぁ・・・ その瞬間、限界まで張っていた肩紐の部分がゴムのように腕の上を走った。
押さえ付けられていた胸が
「いたたたた…レナぁ、やっぱりおじさんには無理だってー」
胸を押さえながら顔をしかめる魅音に、レナは微笑を返す。
「あはは、魅ぃちゃんには辛いよね。背も高いし、それに…」
「わっ!何すんのレナ!」
レナは魅音の腕を振り払って、胸をきゅっと掴む。
それだけならほんの女同士のからかいだが、明らかにそれと違う、有無を言わさず乳首を弄るような動きだ。
「はぅ。かぁいいよぅ。」
「ちょっと!レナぁ?やっ…」
「魅ぃちゃんの乳首、かぁいい。おっきく固くなってるよぅ。」
言葉だけならかぁいいモードだが、目は笑っていない。
唇だけで笑いながら、呆気に取られた魅音の胸を触っているのだ。
「レ…」
「あはは。みんなには頑張ったけど入らなかったって言お?」
「あ、あはは…それはありがたいねぇ。おじさんも呼吸困難で倒れたくは無いし…」
ぱっと手を離され、優しく微笑まれて、魅音は取り繕うように笑う。
「魅ぃちゃん、レナ…怖い?」
「そんなことないよ」
「嘘だよ」
「…」
「ふふ。怖がる魅ぃちゃん、かぁいい。」
レナは楽しそうに魅音にくちづける。
「みんなにはかぁいいの、教えてあげない。その代わり…」
閉め切られ無造作に物が置かれる狭い部屋、窓からは陽が射し蝉の声が聞こえる。
風は通らず不快な空気。そんな中に不釣合いな少女が二人。

「レナが手伝ってあげるよ」
いつものふざけた雰囲気がないレナはそう言うと、肌蹴た胸を押さえて荒く息をする魅音の後ろに立った。
自分でやるよと慌てる彼女にくすり、と妖しい笑みで返事をし、肩から落ちたままの水着に手を掛ける。
汗ばんだ身体に纏わり付くそれを遠慮なく下ろす。
「・・・ぇ?」
レナの正反対の行動に一瞬理解できずに固まる。無防備に晒された身体。
鬼が憑いた背中。鮮やかなそれは怒りとも哀しみともとれる表情を浮かべている。
レナは何も言わずにただじっと見つめていた。
「――ぁ、あはは・・・ おじさんのそれ、おっかないでしょ・・・」
沈黙に耐え切れないとでも言うように魅音が苦笑した。レナは背中に優しく触れ、そっと撫でる。
普段のレナならかぁいいよ~お持ち帰りぃ!などと言って茶化してくれそうなものだが。
「綺麗だよ、魅ぃちゃん」
そう静かにささやくと突然そこに口付け、ゆっくりと舌で触れる。
「ん・・・! れ、れな・・・?」
自分のモノではない温かさと湿っぽさに思わずびくりと反応する。
レナは構わずに舌を這わす。唾液で汚れた鬼が僅かにあたる陽に照らされ妖しく光った。
「ゃ、やめなよ・・・」
魅音はそう言うが先程よりも呼吸は荒く、鼓動が速い。レナはまた妖しげな微笑。
「そうだね、早くしないと圭一くん達まで来ちゃうかな」
腰の辺りまで下ろされた水着を掴むと一気に持ち上げた。すると一番そこのソコに力が掛かる。
「あぁっ・・・!」「くすっ・・・魅ぃちゃん、どうしたのかな?」
「い、痛いよ・・・」「どこがかな?かな?」「・・・いや・・・その・・・」
自分で直そうと指を入れる。けれどレナは水着を持った手をさらに上げる。
「――ぃ! レナっ・・・!」「魅ぃちゃん気持ち良さそうだね」「ち、違っ・・・!」
恥部に食い込んだ生地がぬるりと滑るのを指で感じる。
「あはははは、魅ぃちゃん嘘吐いてもバレバレだよ?」「・・・はぁ・・・はぁ・・・」
「とってもかぁいいよぅ!」「・・・ひぁっ!」
レナが言葉を口にするたびにその手を上げ水着を食い込ませる。
苦痛と快感が混ざり合い我慢出来ない魅音は膝を折ろうと腰を下げる。
が、レナは手を離さない。自重で深く入り込み、頭を支配する快感は更に強まる。
「――っんん・・・!!」「大ジョブかな?かな?」「はぁ・・・ は・・・放して・・・」
「駄目だよ、これは罰ゲーム こんなかぁいい魅ぃちゃん誰にも見せたくないけどね」
そう、この後は部活メンバーにこの姿をお披露目しなくてはならない。
だが水着はすでに目に見てわかるほど体液で濡れていた。
「ゃ・・・やだよ・・・」「何がかな?」「こんなの見せられない・・・」
「恥ずかしがってる魅ぃちゃん、すっごくかぁいい・・・」
ついにレナはその手を離し、今度は魅音の火照った頬に手を添え唇を交える。
何度も咥え舐り甘く噛み付く。すでに膝を突き、魅音の瞳はとろりと力無く宙を漂っていた。
繋がった唇を離すと、溶け合った唾液がすぅっと延びた。
肩を上下させ息をするが片側には水着は掛かっておらず晒されたままの乳房。
もう一度塞ぐように唇を咥え片方の手で露出した胸を掴んだ。
「っん・・・! ・・・んむっ!」
荒い息で紅潮した頬に涙が透り口から溢れた唾液と混じる。零れてぽたりと乾いた板の床に跡をつけた。
柔らかな乳房を愛撫され指で弄ばれる頂は次第に固く勃つ。
「ぷはっ・・・! 魅ぃちゃんのおっぱいなんだかすごくいやらしいかな!かな!」
「――んぁ・・・!違・・・ぅ・・・」「違うの?だってこっちも・・・ほら」
レナに摘まれ弄られた方とは違う、水着に包まれた頂もまたくっきりと浮かびあがっていた。
吸い付いた水着に浮かぶ影は、むしろ裸よりも恥ずかしさを増した。
「ゃ・・・み、見ないで・・・」「言ったよね、これは罰ゲームって」
そう言って魅音の正面に立つと水着に浮かんだそれを今度は爪で摘む。もう片方は舌で舐り尽くす。
「ぃやあっ!!」
二箇所から違う刺激が押寄せ、身体がぴんと反ってしまう。そのままぺたりと床に背を付けた。
レナは上から覆い被さるようにして魅音を逃がさない。
爪で強く挟まれると痺れるような快感、舌で優しく愛撫されるととろけそうな快感。
「あぁっ・・・! レ・・・れなぁっ!」
もう嫌がる素振りすらなかった。髪を乱しながら淫靡な声をあげる彼女。
それを見たレナにかちりとスイッチが入った。
「・・・・・・はぅ!魅ぃちゃんかぁいいよぅ!!おおおお持ち帰りぃ!!!」
自分よりも大きい魅音をひょいと抱えるとすごい速さで物置を飛び出した。

「なぁ、魅音遅すぎないか?」「そうですわ レナさんも帰って来ませんことよ」
「・・・・・・ 来ますです」
廊下をものすごい速さで駆け抜ける影。
「も、もしかして」「レナさんがお持ち帰りしてしまったんですの?」
「にぱー かわいそかわいそなのです」
そう言うと梨花が圭一と沙都子の頭を撫でた。
「な、なんでわたくし達の頭なんですの・・・」「そうだな、かわいそなのは魅音じゃないか」
「くすくす・・・ 魅ぃはとっても気持ち良さそうなのですよ」
「???」「・・・・・・」
「あんな魅ぃは中々お目に掛かれないのです」
「???」「そ、そういえばこの学校プールないはずだよな?」
圭一が一瞬見た魅音はやけに濡れていたのでプールにでも入ったのかと思ったが・・・
「おおお俺、レナの家に行ってくるよ!」「あ!圭一さん?!」
なぜか前屈みの圭一が教室をでていくと、未だに訳が分からない沙都子と意味深な笑いを浮かべる梨花だけが残ったのだった。
「なんなんですの?」「にぱー 沙都子にも手取り足取り教えてあげるのです」
「別に梨花の水着を着たってわたくしはなんともございませんわよ?」
何も知らない純粋な沙都子に舌なめずりを見せる梨花であった。

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最終更新:2007年02月13日 18:45