「にーにー、にーにー!」
今日もまた、僕を呼ぶ声が聞こえる
煩わしさを感じながらも、いつものように近づいて声をかける
泣き喚く沙都子を庇い、叔母の小言を黙って聞く
どれくらい経っただろうか?
叔母の小言はまだ続いている
沙都子は泣き疲れ、眠そうにしている
沙都子を叔母から離して部屋に連れていく
このまま布団に投げ捨てたい衝動を押さえ、優しく寝かせつける
部屋の外で、叔母はまだ小言を続けている
このままだと、沙都子が起きてしまい、叔母ともうひと騒動起こすだろう
冗談じゃない
叔母の小言を止めなくては・・・
意を決し部屋を出る
「悟史! あの子はどうしたの!。まったく、これだからあんたたちは×△・・・」
「むう・・・。沙都子も反省してますから、許してくれませんか?」
廊下で、叔母に沙都子も反省していることを伝える
だが、小言は止まらない
叔父が居てくれれば、ここらで「煩い」と一喝してくれる。それで今日はおしまい
僕も眠れる。休むこと出来る
でも今日は、叔父はいない
いや、今日もいないというべきか・・・
叔父が居たら居たで困る。でも、長引かないだけマシに思える
それに叔母は、叔父が居ない時の方が機嫌が悪い
叔母の小言は続く
小言は止まらない
嫌で嫌でしょうがないが、止めるにはこの方法しかない
これも、沙都子のためだ、しかたがない
「だいたい、私は前から反対だったのよ! それを兄ときたら・・・んぐっ!?」
口で口を塞ぐ
ねっとりとした感触が気持ち悪い
叔母独特の味と夕飯の味が混ざる
僅かな抵抗があったが、舌を舌で絡めると、抵抗は止まった
たっぷりと間を置き、唇を離すと糸を引いた
そして、感情を押さえたまま。目を合わせ、囁くように、ゆっくりと伝える
「沙都子は、もう眠ったよ」
叔母の小言はようやく止まった
でも、これだけじゃ終わr
(省略されました、全てを読むにはワッフルワッフルと書き込んでください)
最終更新:2007年01月25日 03:46