「つーか、マジでシャワーもいくつもあるんだな……」
股の部分が凹んだ椅子さえなければ、それこそ銭湯と変わりないかもしれない。
「VIP専用だからね。元々多人数でする部屋だから、一つじゃ足りないんだよ」
魅音を先頭に、俺達は洗い場へと移動した。
「それじゃ圭ちゃん。この椅子に座って。……富田も岡村もだよ」
俺は素直に従う。
「じゃあ、圭ちゃん。始めるよ。……レナは後ろをお願い」
「いいけど、どうすればいいの?」
「体に石鹸を擦りつけて、全身ですりすりしてればいいよ。……ボディ洗いってやつ」
「あ、それならレナにも出来そうだね。……頑張るよ。圭一君」
「ああ。……期待してるぜ。レナ」
ぴとっ
魅音の手が、石鹸の泡と一緒に俺の胸に当てられる。ぬりぬり、さわさわと俺の胸をまさぐりながら、泡の範囲を広げていく。
やべぇ。オットセイ☆以外の部分なんてどんなに触られても感じないものだって思っていたけど、大きな誤算だった。
「……圭ちゃん。気持ちいい?」
「ああ……さっきから俺のがおっきしてるんだから、分かるだろ?」
無論それだけじゃない。魅音の胸もまた大ボリュームで、レナのものとはまた違った魅力があって、目が離せなくなっているのだ。
「くっくっくっ。……圭ちゃんの体は正直だねぇ。よしよし、おじさん張り切ってサービスしちゃうよ」
「レナもだよ? だよ?」
レナが背中に抱きついてくる。
服越しなんかじゃない、生のレナの胸の感触。暴力的なほどに、脳髄に刷り込んでくるレナの柔らかい肌の感触
「あはははっ。圭一君の背中、あったかいよ。はぅ~☆」
「レナだって……や~らかくて、気持ちいいぜ」

びくっ
不意に、俺の体は震えた。
「ちょっ、魅音……」
「ん~、何? 圭ちゃんのオットセイ☆を洗っているだけだよ~?」
そう、俺が背後のレナへと視線を向けている隙に、魅音は俺のオットセイ☆へと洗う場所を移していた。
優しく玉を弄びながら、巧みに竿に指を絡ませてくる。
「ぜっ……絶対に変だ。初めてにしちゃ巧すぎる。つーかお前、経験者だろ? 妙に色々手慣れてると思ったけど……。ひょっとしてあれか? 婆さんから房中術も習っているとでもいうのか?」
「そんなわけないじゃない。……そりゃ、園崎家にはそういう秘伝もあるらしいけど、嫁ぐまでは見せてもらえないんだし。……ただ、母さんから聞いたテクはちょっと真似してるけどね~」
聞いただけでここまでやるとは……。魅音、恐ろしい娘。
「レナ。圭ちゃんの、かっちかちになってるよ。触ってみる?」
「えっ? どれどれ……」
「はうっ。……レナ。もう少しゆっくり……」
無造作に、レナの手が背後から俺のオットセイ☆を鷲掴みにする。
「あっ、本当だ。圭一君の熱くて固いよ。すごいすごい」
俺の意志は無いのか……?
「じゃあレナ。次は腕を洗って? 今度は股で挟んでゴシゴシするんだよ? 私は股下を続けて洗うから」
「うん。分かったよ。魅ぃちゃん」
ああっ レナの股が俺の腕を前後して、魅音の腕が俺の股の下を行き来している。
つい数時間前までは想像だにしていなかった光景と気持ちよさに、なんだか……遠い目になる。
「魅音……ここは、天国なのか?」
「何言ってるんだか……こんなのまだ階段の途中だよ。圭ちゃん」
そうだった。こんなところで満足している場合じゃない。男なら先がある限り、登り詰めなきゃいけないんだ。
魅音にシャワーで石鹸を洗い流してもらいながら、俺は決意を新たにした。
ベッドのある場所に戻り、魅音とレナにタオルで体を拭いてもらう。その奉仕を、俺は仁王立ちで受けていた。
富田君、岡村君も同様だった。沙都子や梨花ちゃんに体を拭いてもらいながら、何か大切なものを掴んだ目をしていた。
これが……漢になるということかっ……!
俺の心の中に、熱いものが湧き上がる。
「レナ。魅音。……行こうか」
「うんっ」
「そうだね。行くよ。圭ちゃん」
俺は、彼女らを連れ立ってベッドへと向かった。
年少組も同様だ。
「行こう。沙都子ちゃん」
「……そうですわね」
「梨花ちゃん。僕達も……」
「優しくして欲しいのですよ。にぱ~☆」
そして俺達7人全員は、一つの特大ベッドの上に乗った。
富田君は沙都子と、岡村君は梨花ちゃんと向かい合っている。そして、俺の前には魅音とレナが座っている。
「魅音……レナ……俺、初めてだけれど、精一杯やるからさ。その……あまり気持ちよくなくても、勘弁してくれよな」
「あははは、圭ちゃん何言ってるんだか。そんなの私達だって同じだよ。……こういうのはね。……気持ちだよ。心を通わせるのが一番大切なんだから」
「そうだよ圭一君。……それにね。女の子って、好きな男の子と一緒なら、それだけで嬉しいんだよ? レナはもう、今でも十分幸せかな。かな」
先日の人形のときもそうだったが、どうやらつくづく俺は……女の子の気持ちっていうやつが分からない奴らしい。
どうすればこの大切な女の子達をよろこばせてあげられるのかって思ったけど、それはまるで杞憂な話だった。
俺は、俺の思うように彼女らと触れ合えばいいだけなんだ。
「じゃあレナ……キスしないか?」
レナは笑顔で頷いてくれた。
そして、俺とレナの唇が重なる。自然と、俺もレナも目を閉じていた。
俺は、レナの頭を抱きかかえて、そのまま唇を押しつけあった。たったそれだけ。
でも、それだけでもレナの唇の温かさ、柔らかさが心地よかった。
レナの鼻息が俺の頬をくすぐる。レナがすぐ傍にいる。それを実感できて嬉しかった。
何秒そうしていたのかは分からない。けど、どちらともなく俺達は離れた。
一瞬、互いに目があって……お互いの顔が赤くなって、俺達は互いに微笑み合った。
「じゃあ次は魅音だな。……魅音は、ディープキスで頼む」
「ええ~っ。おじさんも初めてなのにぃ?」
「俺の初めてのディープキスは、魅音がいいんだよ。ファーストキスはレナだったけど、レナだけそういうのは、嫌だったっていうか……」
「ホント言うとね。私、途中から圭一君の口の中に舌を入れたくなったんだけど、圭一君は最初からそういうつもりみたいだったから、私止めたの」
「わ……わわわわ、分かったよ。ただ、ちょっと初めてがいきなりそういうのはびっくりしただけで……」
「くすくす。魅ぃちゃんも私も、もう洗い場でもっと凄いことしてるじゃない」
「あ、あ……でも、それとこれとは別というか……」
「俺も別に無理にとは言わないし、最初からそうする気はないけどさ……」
「あ……うん。それなら…………いい……よ……」
ぽ~っとなる魅音。
「じゃあ……いくからな」
「んっ」
魅音はぎゅっと、固く目を閉じ、唇を引き締めた。
そんな魅音が、なんだか可愛らしく思えて……俺はそっと肩に手を添えた。
緊張で固くなっていた唇に、触れるか触れないかの……そんな感じで、あくまでも優しく軽く唇を押しつける。
ふるふると震えていた魅音の唇からゆっくりと、蕾が花開くように固さが抜けていく。
そんな柔らかくなった魅音の唇を俺は俺の唇でつついて、その弾力を愉しんだ。
「んんっ。……ふぅ~」
魅音の息が、徐々に荒くなってくる。

「んんっ?」
不意に、俺は魅音に押し倒された。
背中に魅音の腕がまわっている。
そして……魅音の舌が、俺の口の中に侵入していた。
「ちょっ……魅ぃちゃん?」
レナが叫ぶ。
俺も叫びたいが、魅音が強引に絡めてくる舌のせいで、上手く声にならない。
くちくち ねちゃっ ぬちゃっ
そんな淫猥な響きが俺の口の中から響いてくる。
いや、俺の口の中だけじゃない。気が付けば、俺も魅音の口の中に舌を入れ、貪るように舌を絡めていた。
舌を伝って、魅音の唾液が俺の口の中に流れ込んでくる。
口の中だけじゃない、互いの唇も舐め合って……。
「……………んんっ」
ちゅぱっ
そんな音を立てて、魅音は俺の唇から自分の唇を離した。
「あ…………あの、あのあの。ごめん。圭ちゃん。おじさんちょっと夢中になりすぎたっていうか」
「もう~、魅ぃちゃんずるいよ。自分ばっかりそんなにぃ」
「…………ごめん。レナ」
魅音がうなだれる。
「じゃあ、次はレナと魅音と一緒に相手してもらおうか。俺、今度はレナと……その、色々するから、魅音は俺のを胸と口で頼むよ」
「うん。いいよ圭一君。……でも、乱暴にしないでね」
「分かったよ。……じゃあ、おじさんも、圭ちゃんのオットセイ☆をたっぷり可愛がってあげるからね」
「魅音が言うと、何だか凄い覚悟が必要な気がするな」
そう言うと、魅音は照れ笑いを浮かべた。
横になったままレナを手招きして、レナを寝かせる。
魅音は俺の下半身の方へと移動していった。
「…………圭一君。あのね。レナにも……ディープキスして欲しいな」
「ああ、もちろんだ」
俺はレナを抱き寄せて、再び唇を重ねた。
何度も、何度も唇を離したり、擦ったり、舌を絡めて、そして吸って。

そうしながら、俺はレナの胸に手をやった。
「んんっ」
レナが軽く喘ぐ。
俺の手にジャストフィットしているレナの胸を、優しく撫で回す。手で直接触ったレナの胸は、柔らかいのに、とても弾力があって、すべすべしていて……押すと優しく押し返してきた。
「……ふっ」
今度は、俺が息を漏らした。
魅音が俺の股間に奉仕を始めたのだ。
レナの唇から唇を離し、魅音がいる方を見ると、彼女の胸が俺のものを包み込んでいた。
「あはは。圭ちゃんの、おじさんの胸の中でぴくんぴくんって動いているよ。ガマン汁もだらだら流れてる」
「そ……そうなの? 魅ぃちゃん。はうっ」
俺は、レナの胸にむしゃぶりついた。
「け……圭一君。そんな……はげし……っ」
俺は魅音に攻められていきり立った衝動をレナにぶつけた。
ただ、レナの胸をがむしゃらに吸い、舐め回し、そして揉みし抱く。
「圭一君。圭一君。圭一君……」
レナは何度も俺の名を呼びながら、俺の頭を自分の胸に抱きしめた。
何の本能なのか、俺の腰が勝手に動き出す。
「ううっ」
亀頭にまた新しい刺激が加わる。
魅音がパイズリをしながら、同時に俺のものをくわえたのだ。
ぬらぬらと舐め回してくる魅音の舌。
俺は必死に、レナの体を強く引き寄せていた。
レナの胸の中に顔を埋め、背後に回した手でひたすらにレナの背中と腰、そして尻を撫で回す。
と、俺の横腹に何かが当たる。……レナの……股?
そこはもうべったりと濡れていて、レナは懸命にそれを俺の腹に擦り付けていた。
「魅……魅音。俺……もう、ダメだ……限界だ……から……」
ぎりぎりの理性の中で、俺はレナの胸の中から息を絞り出す。
「頼む……魅音……本当に……俺、もう……」
でも、魅音は聞こえていないのか、まるで止めようとしてくれない。
「くっ。…………うううううぅぅぅぅうううっっっっ」
どくっ どくっ どくっ どくっ どくっ
「はうっ。ううっ……ううっ」
ぴくっ ぴくっ
俺は我慢しきれず魅音の口の中に射精して……、レナも俺が行くのとほぼ同時に達したようだった。
脱力したまま抱き合う俺とレナ。
そして魅音は、そんな俺の……ぴくぴくと痙攣しているオットセイ☆をようやく解放してくれた。
横目で見上げると、魅音は俺の出した精液を燕下していた。
その口から、俺の精液がこぼれている。
「圭ちゃん…………」
「何だよ?」
ハァハァと、レナと一緒に荒い息を吐きながら、俺は訊いた。
「………………凄かった☆」
「お前が言うなあああああぁぁぁぁぁぁっ!」
がばっ とその場で飛び起きる。
「一方的に人をイかせておいて言う台詞かおい。……もうちょっとわびさびとか、その場の空気とか――」
「……それについては、圭一君も人のこと言えないんじゃないかな。かな?」
むっくりとレナも起きあがり、俺にしなだれかかる。
「圭一君こそ、……乱暴にしないでって言ったのに……強引なんだから……」
ぷくぅ とレナは頬を膨らませて俺を非難してきた。
「…………だから、今度はレナが圭一君を気持ちよくしてあげる。圭一君は魅ぃちゃんを気持ちよくしてあげて?」
「え……おい、レナ?」
するりとレナは横になって、俺の太股に頭を置いた。
そしてその格好で、いまだ固くなったままの俺のものをゆっくりとしごき始める。
いや、しごくだけじゃない。精液で濡れた俺の袋や竿もぺろぺろと舐めている。
正直、射精したばかりのこの状態では、感じすぎて……気持ちいいというのとは少し違っていた。でも、俺のものに愛おしそうに奉仕するレナの姿は……愛らしいと思うと同時に、ひどく欲情をそそらせるもので……俺のものに萎えさせることを許さなかった。
「圭ちゃん……私にも……お願い」
俺がレナに見とれている内に、魅音は傍らに立て膝で立っていた。
その魅音の股間から、透明な液体が滴り落ちている。
「ああ、わかった」
俺は魅音の秘部に手を当てた。
「ひゃうっ」
魅音のそこは、彼女が言うとおり熱気を帯びていて……、俺が触ると魅音は短く悲鳴を上げた。
手のひらで大陰唇を包み込むように覆い。そして同時に中指を割れ目に当てる。
そんな形で、俺は魅音の愛液を拭うようにその秘部を愛撫する。
「気持ちいいよ圭ちゃん。……もっと、激しくお願い」
「魅音……お前のここずいぶんとべたべただぞ?」
魅音の要望に応え、もう少し激しく早く手を動かす。
「実は……さっき、圭ちゃんのを舐めていたときから……何だか我慢できなくて」
「俺のをくわえながら、感じていたのか?」
魅音は真っ赤になりながら頷いた。
「ふぅん……じゃあ、こんなのはどうなんだ?」
俺は魅音の秘部から手を離し、腰を掴んだ。
「え……ちょっ、なになに? 何する気? 圭ちゃん?」
ぐっと魅音を引き寄せて、その秘部に顔を押し当てる。
「イヤ……イヤ、止めて圭ちゃん。そんなとこ舐めないで。汚いから……」
魅音の言葉を無視して、俺は魅音の秘部を舌でまさぐった。
じたばたと魅音が抵抗するが、この行動とは裏腹に、露はとどまるどころか次から次へと溢れてくる。
と、舌先にこりっと勃起したものが当たる。
「ひゃうっっ」
途端。魅音が悲鳴を上げた。どうやらここが弱いらしい。
舌でそこを重点的に、丹念にこねくり回す。
「圭ちゃんっ! そこダメ。ダメダメ。ダメったらダメ。お願いだから許して……」
魅音の声に少し鳴き声が混じるが、容赦はしない。
俺の頭を必死に引きはがそうと両手で押さえてくるが、俺は魅音の腰をしっかりと掴んで逃がさない。
「あ……ああっ。うっ……」
やがて、ビクビクっと魅音は痙攣して大人しくなった。
そこで魅音を解放してやる。
「あははっ。魅ぃちゃんもイったみたいだね」
「……さっきのお返しだ。思い知ったか」
「ううぅ~。圭ちゃんのイジワル~」
魅音はその場にへたり込んで、唇を尖らせた。
とは言ったものの、実はレナのおかげでだいぶオットセイ☆が復活してきていて……うずうずし始めていた。
「じゃあみんなイったところで俺……もう本番に入りたいんだけど、いいか?」
「それはいいけど……」
「まあ、圭ちゃんがそう言うなら私も構わないけど……」
魅音とレナは顔を見合わせた。
『どっちと?』
うう……色々と先延ばしにしていた問題が、今現実となってしまった。正直言って、男の夢的なシチュエーションでもあるが、現実になると笑えなくなるぞまったく。
とは言え、実は俺の心の中ではもう決まっていた。

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最終更新:2007年01月14日 01:39