前回

「魅音。約束通り僕が君を癒してあげるからね」
僕の胸の中で泣いていた魅音の顔を僕の顔の前のところまで向かせる。
期待と羞恥心を中に宿した魅音の目が僕の心を撃ち抜く。
自分がまんまと罠にかかった事に全く気づいていないようだ。くくく……馬鹿な女だな。
わざわざ興宮のおもちゃ屋まで行って、人形を買った甲斐もあったということだろう。

魅音とゆっくりと口付けをする。勿論、イニシアチブを取る為に魅音の口の中を僕が一方的に貪る。
こういうのは最初にきっちりと分からせないといけない。
「ん……んん……ふぅ……んん……」
魅音の舌を絡めとリ、僕の唾液を魅音の口内に運び込む。
そしてあらかた魅音の口内を味わった僕は、次に魅音の服を脱がす。
魅音の上着を全部脱がすとそこには詩音と全く変わらぬ胸が姿を現した。
ブラジャーを脱がした時の胸の震えが僕をさらに興奮へと導く。
そしてそのまま魅音の胸を両手で揉む。やはり柔らかい。
「あ……悟史……。もっと……激しくしてもいいんだよ……?」
魅音は結構乗り気のようだ。ご要望を承る。
「ああ……ふっ……ん、あぁ……!」
乳首は片方を舌で弄び、もう片方は手で強く摘んで魅音の巨乳を引っ張ってみたり。
詩音の時で要領は得ているのでかなり楽である。
様々な方法で胸を責めたあと、両乳首をひっぱり、ひねりをくわえる。
「んああぁ!!」
魅音のポニーテールで結ばれた髪が悩ましげに揺れる。
さあ、そろそろ下の方に……。と、そこで詩音が目を覚ました。
「詩音。君も参加してみないかい?一緒に魅音を癒してあげようよ」
声をかけると詩音は無言で頷き、魅音へと近づく。
「詩音…?」
「お姉ぇ……。一緒にキモチヨクなろう……ね?」
いいぞ詩音……!やはりお前を先に調教しておいて正解だった。
二人で存分に気持ちよくなってくれ!けけけけけけけけけ!



あなたの渇きを癒せない

真実を欲するあなたがそれを認めないから

あなたの渇きが癒せない

あなたの期待する真実が存在しないから

それでもあなたの渇きを癒したい

あなたを砂漠に放り出したのは私なのだから

                   Frederica Bernkastel


ひ ぐ ら し のく 頃 に ~ 鬼 畜史 ~

第三話 ~ソノザキシマイ~




服を脱いで全裸になった詩音は魅音の首筋を舐めまわし、キスをする。
しかし男の僕がするのとは違う妖艶な口付けに思わず魅音を責める手が止まってしまった。
「ん……あぁ……くぅぁ……」
身悶える魅音だが、そんなことお構い無しに詩音は魅音の乳首を口に含む。
ちゅう……ちゅぱ……。
時が静止したかのように見える世界で、魅音の乳首を吸う音がとてもいやらしく響いた。
「あぁ!あっ……ん!詩音……こんなのダメだよぉ……」
「ふふっ……お姉可愛いですよ……。もっと気持ちよくしてあげますからね……」
おっと。手が止まっていたようだ。あまりの光景についつい見ほれてしまった。
僕は魅音のジーパンを脱がしたが、その先の作業は一旦断念し二人の行為を近くで見ていることにした。
魅音の口を詩音が自分の口で塞ぐ。
「くちゅ……ちゅ……ぷはぁ……ぁ……はぁ……」
今度は魅音も舌で詩音に対応する。お互いの舌を絡ませあい、舌と舌との間に唾液が繋がっている。
手と手を合わせ、熱い瞳で見つめあいながらキスをする双子。
突然、魅音は仕返しとばかりに詩音を逆に押し倒し、詩音の乳首を何度も指で弾く。
「はぁあん!あん!ああっ!」
積年の恨みを晴らすかのように魅音は詩音を責め立てる。
詩音はしばらくいじり倒されていたが、魅音の隙を見つけるとすぐに体勢を変え、今度は詩音が責める。
凄い光景だった。魅音と詩音がお互いを責め、責められる。
その光景に僕は耐え切れず、自分のペニスを取り出してシコる。
そして二人の行為はそんな僕を尻目にさらにエスカレートしていった。
お互いの巨乳をお互いが近づけ、お互いの乳首をすり合わせる。
「あっ!」
「んぁっ!」
上を向くように勃起している乳首をすり合わせ二人は敏感に感じながらもその行為をやめようとはしない。
顔を紅潮させ、時折媚声を甲高くあげる。
そして二人は気づいているのだろうか?
彼女たちの股間からでている液体に。詩音は全裸なのでそれは丸分かりだったが魅音もまた布から染みていた。
「あっ!はぁっ!イ、イク!詩音、私もうダメ!」
「ひぁ!あっ!あっ!お姉、私ももう限界です!」
双子は感度も同じなのだろうか。乳首をすり合わせる速度を上げながら二人は同時に絶頂へと登りつめて……。
『ああ!ああん!あ、あ、あ!イク!イ……あああぁぁぁぁ!!』
同時に絶頂を迎える二人に僕はシコったペニスから白濁液をぶっかける。
仲良くビクビクと痙攣する二人の顔が汚らしい液体で穢された。
そろそろ僕も責めねばなるまい。
そう決めると、僕は隣で絶頂の余韻が取れない詩音から引き継ぐように魅音の下着をずり下ろしそのナカを指で掻き回す。すでに洪水のように愛液で溢れている。
「あああ!ふあああ!さ、悟史!強すぎ、あぁっ!」
「かわいいよ魅音。もっと乱れていいからね」
そういって今度は舌で膣内を掻き乱す。
「んあっ!ああっ!あっ!あっ!ああ!」
「どう?気持ちいいかい魅音?」
「こ、こんなの、ダメだよ悟史!気持ちよすぎて……ひぃ!!!」
クリトリスを甘噛みすると魅音は再び甲高い声で喘いで四肢をビクつかせる。
詩音はもう復帰したみたいだ。顔から白濁液を垂らしながらこちらを見ている。
そして僕のモノも復活していた。そこで僕は一ついいことを思いつく。
「ねえ。二人とも。二人は気持ちいいかも知れないけど、僕はさっきから待ちぼうけなんだよ。だからこれが凄くきついんだ。だから二人で僕を慰めてくれないかな?」
二人は頷くと、僕のモノを手にとって舐めあう。
すごく欲情を駆り立てる光景だった。
美人で有名な園崎姉妹が僕のモノを愛しいように舐めあっている。
「悟史くん。私の舌は気持ちいいですか……?」
「悟史。気持ちいい……?」
戸惑いながらも精一杯尽くそうとする二人。
たまらない……!こういう妄想は何度してきたか分からないがそれが実現する日が来るとは。
お前ら最高すぎるよ……!
左側を舐める詩音と右側を舐める魅音。
それだけでは飽きたらずに、魅音は僕のモノを口いっぱいに頬張り、口を上下させる。なんだ、巧いじゃないか。
「さとしぃ。こにょにひゃいのなに?」
魅音は口に僕のモノを含みながら話しかけてくる。しかもその手は僕の玉袋を揉んでいるじゃないか。
園崎家は性教育も教授されているのかと思うくらいうまい。
「我慢汁だよ。魅音に興奮しているから出てきてるんだよ」
「そうにゃんだ。じゃあ、もっとがんはるよ」
それを隣で見ていた詩音も我慢できなくなったのか、僕の隣に来てキスを強引にしてくる。
この姉妹はとんでもない雌豚たちだな、と心の中で思っていると、二人は交代した。
詩音は手で僕のモノを上下させながら、僕のモノの先端をしゃぶりつくように舐める。
それでも満足しなかったのか詩音は両胸で僕のモノを挟み上下させながら先端を舌で舐める。
これはすごい。詩音の胸の柔らかさをペニスで感じる。そして舐めながらも僕の顔色を伺うように上目遣いをしてくる。
「ふふっ……。どうですか悟史君?ぴちゃ…ぴちゃ…凄く気持ちよさそうな顔、ぴちゃ…してますよ」
そして最後に二人は最初のように僕のモノを仕上げと言わんばかりに舐めあげる。
流石にもう限界だ。
「くう……で、出る!!」
「きゃ!」
「やっ!」
勢いよく放出された精液を避ける暇などなく二人の顔はまたもや精液で穢される。
魅音は精液を指に付けて糸ができる様子を楽しんでいたが
詩音は顔に付いた精液を舌でぺロリと舐め取っていた。
その様子は、とても……淫靡な光景だった。
さあこっちもそろそろ仕上げだな……!
僕のモノはすぐさま体勢を立て直し、その硬さを復活させた。
たった二回ですぐしおれるようなモノではない。ククククク!
魅音をすぐさま押し倒し、たっぷり濡れたそこにあてがう。
「好きだよ悟史。大好き。私……悟史が気持ちよくなれるように頑張るからね」
もう心の奥底まで墜ちていることを確認する。

そして……これをもって魅音は完全に僕の女となる!

「っあああ!」
純潔を散らし、苦痛に耐える魅音。ナカからは処女『だった』ことを示す赤い液体が流れ出ている。
この僕が魅音と詩音両方の処女膜を破ったという事実が、さらに僕のモノを大きくさせていた。
「わっ!悟史のが、大きくなった……!」
突然の膨張に驚く魅音。僕はその声を無視して動きはじめる。
大量に濡れていたお陰か、魅音は痛みを感じていないようだった。
こちら側としても挿入がスムーズで助かる。
助かるがやはり痛がってくれたほうがぞくぞくするがな……!
「ひっ!あっ!あっ!あっ!んん!んあぁ!!」
魅音の胸が大きく上下に揺れる光景を目に焼き付けながらもなお、腰の速さは加速する。
響き渡る卑猥な音をバックミュージックにしながら、魅音のナカの最果てまで腰を打ち付けると魅音もそれに見合うだけの媚声を返してくれる。
「お姉感じすぎですよ~。そんなに感じてたら私も苛めたくなるじゃないですか♪」
「あああ!ああ!気持ちいい!ああんっ!セックスってこんなに、あぁ!いいんだね…ひゃあ!」
「そろそろ僕も限界だよ魅音!イ、イク!!」
僕は自身の欲望を魅音に放つ。
そしてそのとき詩音は、魅音の揺れる胸の中心に存在する乳首を手にとって思い切り摘んだ。
その二つの衝撃に魅音は耐え切れず……イッた。
「ひゃあああああああああああああ!!」
流石に処女で3度の絶頂は身体にきつかったのか、魅音はベッドの上で失神する。
しかし、詩音は僕を離してはくれなかった。今日はとことんヤられたいようだ。
いいだろう。こちらもとことん犯しつくし、僕から一生離れられない身体にしてやるよ!
ひゃはははははははははははははははははははははははは!!



さて……これで僕もずいぶんヤりやすくなったように思う……と
白濁液で身体を散々汚した魅音と詩音の隣で考える。
園崎姉妹を墜とすという大仕事をやり遂げた僕に、もはやできないことなど存在しないだろう。
しかし、念には念を。こういう余裕はそのうち自分の身を滅ぼすことにもなりかねない。
とりあえずここらで一旦、カテゴリーわけでもしてみることにした。
表に表すとこんな感じだろう。Lは難易度の意味だ。

L1沙都子
L2詩音
L3魅音
L4レナ
L5梨花

という感じだと思われる。レナと梨花の難易度の差は、好みが分かっているかどうかがポイントだ。

(ちなみに言うと、魅音は僕が詩音と付き合っていた事はどうでもいいらしい。
詩音も同じ。ただ僕に愛してもらえればそれでいいとか。全く持ってけしからん姉妹だ。)

レナは圭一が好きだということはもはや周知の事実。気づいてないのは、本人の圭一だけだ。
かぁいいものに見境無く喰らい付く、ある種危険人物でもある。
そしてオヤシロ様の存在を信じていることは本人の口から聞いている。
しかし、梨花の好みがさっぱり分からないのだ。好きな食べ物はキムチだということぐらいで他に思い当たる節もない。全く持って掴み所の無い幼女である。しかも、部活スタイルは一人で勝ち進むというより周りの状況を見て可能な限り漁夫の利を得る戦法。
部活スタイルが本人の性格を著しているのであれば、梨花はかなりの曲者だろう。
それに対して沙都子はもはや墜とす必要性すら感じられない。言わなくても僕に溺愛してるのは見てれば分かる。
……?待て待て。『好き好き∞にーにー』を歌っていることを根拠に僕は沙都子が僕を好きだと決めていたがまさかその『にーにー』は圭一じゃあるまいな!?
なんでも圭一は僕が帰ってくる前まで、にーにーと言われていたそうじゃないか。
その可能性は十分にありえる。
圭一のヤツめ……。とことん僕の前に立ちはだかりやがって……!
……先に圭一を潰しておくべきか?
いや……今更遅いか。それよりも先に、沙都子の『にーにー』が誰かもう一度確認しておく必要があるな。

<続く>

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最終更新:2008年04月28日 09:37