小鳥のさえずりが聞こえる。
目を覚ましてみると、もう夜は明け、清々しいような日光が部屋に差し込んでいる。
キッチンからは包丁がまな板を叩く音がする。
朝の空気を存分に味わってから北条悟史は体を起こした。
そして、まるで忍者のように足音を消しキッチンに向かう。
そこにはエプロンを着た詩音の姿が。彼女は僕の言うことをよく聞いているようだ。
しかし、その光景に普通なら驚くだろう。
エプロンの下からはみ出ているべきである詩音の服はどこにもなく、素肌が晒されている。
背中はもはや裸と言ってもいい。いわゆる「裸エプロン」である。
彼女のたわわに実った果実はエプロンの横から覗くことができ、彼女がトントンと包丁で野菜をリズミカルに切ると同時に、その果実はもぎ取ってくれと言わんばかりにわずかに揺れてその存在を主張する。
そしてお尻も同じように主張が激しい。まるでこちらを誘っているかのような気さえもする。

だから、僕は朝のフルーツとして彼女をいただく。鼻歌を歌って上機嫌に料理をしている詩音にこっそり忍び寄るとまずは後ろから彼女の上半身についていたメロンに手をだした。
両手で彼女のメロンを鷲掴みにしてほぐすように揉む。
「あっ。悟史くん……やめてください……んっ」
否定の言葉を口にしながらも身体はまったく抵抗しない詩音。
その様子を見た悟史は彼女のナカに中指を入れる。
「してほしかったんだろ、詩音。だってほら……こんなに濡れてるなんて」
言いながらも悟史は責める手を休めない。それどころか責める手は荒々しくなっていく。
「悟史くぅん、あぁっ……気持ちいいです、ひゃふ!」
「欲しいのなら最初から言えばよかったのに……」
胸を片手で弄びながら、片手で自分のモノをズボンから出し詩音のナカに突き刺す。
「んあぁぁ!!」
胸を再び両手で鷲掴みにした悟史は、まるで獣のように詩音を貫く。
詩音は自分の体勢を保つために必死にキッチンにしがみ付いていた。
「あっ、はぁん、もっと突いてください!悟史君の精液を、あんっ!この私にぶちまけてください!」
あられもない言葉を発しながら乱れる詩音。
すぐに限界は近づいきた。己の限界を感じ取った悟史は詩音に精液を注いでやる。
「ふあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
悟史が手を離すと詩音は床に倒れ、ビクビクと痙攣した。
口からはだらしなく涎が垂れ、詩音のナカからは精液がはみ出している。
悟史は詩音が気絶しているのを確認すると不敵に嘲笑い始める。

「ククク……アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!
まずは一人墜とした。この手で実行した。この計画の第一歩は切って落とされた。 次の段階に移ろうじゃないか……クックククク!」



どうか嘆かないで

世界があなたを許さなくても私はあなたを許します。

どうか嘆かないで

あなたが世界を許さなくても私はあなたを許します。

だから教えてください

あなたはどうしたら私を許してくれますか?


                   Frederica Bernkastel


ひ ぐ ら し のく 頃 に ~ 鬼 畜史 ~

第一話 ~ハジマリ~




昭和57年6月。

叔母を撲殺する前の悟史のストレスは極限まで高まっていた。
周りには仲間がいるのにも関わらずその誰もが助けてくれない。
レナは仕方がないだろう。転校してきたばかりの彼女にそこまで求めすぎてはいけない。
しかしだ……。魅音なんてどうだろうか。村にいては、お魎を除けば一番の発言力を持ちながら部活と呼ばれる遊戯をやってくれるだけでその実、根本的な解決は何もしてくれなかった。
梨花もそうだ。御三家の一角である古手家の娘でありオヤシロ様の生まれ変わりと称された神社の巫女も発言権はあるのに、やはり何もやってくれない。ただ何かわからない幼児言葉のようなことを言って、頭を撫でるだけ。
そして何よりストレスを溜める要因となったのは実の妹、沙都子の存在だった。

──何故、自分はこんな妹の世話をしなければならないのだろうか?
悟史は思う。
こんな妹が居なければ僕はもっと幸せになれた。こんな妹がいるから僕が殴られる。そもそも何故僕はこんな妹を庇っている。

コイツコソガ全テノ元凶デハナイノカ?

悟史は沙都子を撫でている手に力が入るのを感じた。
この耐え難い凶暴的な衝動にその身を任せてこいつの首をへし折ってやろうか……。
そうすればこの先どんなに楽なことか。
こいつさえ居なければ円満でなくても最低限の幸せを体験することができる。
自然と拳を握る手に力が入っていく。
ふと沙都子を見た。
沙都子はそんな僕の心の奥底に住まう獣のような感情に気づきもしない。
たった一人の肉親である僕を頼りきっている。そこにはぼろ人形のように変わり果てて、死者のような瞳をした妹の姿。
その顔を見ていると、何故だが沙都子を恨むのはひどいことのように思え、後で沙都子を恨んだことを恥じた。

しかし、溜まったストレスは一向に減りはしない。
そのストレスは悟史を狂気に駆り立て、叔母の殺害を実行させた。
バットで執拗に叔母を殴りつけ、自分の顔を叔母から出たとは思えないほどの鮮やかな赤で彩る。
叔母の死はバットで殴って数回で訪れたが、悟史の気はそれで治まらなかった。
叔母に対する積年の恨みと、仲間に対する絶望、自己のストレスを叩き付けるように。
その数日後。
今まで押さえつけていた精神的疲労がピークになり雛見沢症候群の末期を迎えてしまい、入江診療所に隔離された。

悟史が目を冷ました時、悟史は何かがはじけるような気がした。
様々なストレスによって追い詰められた悟史は、女を征服したいという変な方向性をたどってしまい、今に至る。
もちろん女というのは部活メンバー全員のことだった。

そして、その最初の犠牲者となったのが詩音だったのだ。



目を冷ましてから毎日、入院中の僕の元に詩音という魅音の双子の妹がお見舞いに来た。
見た目はそっくりだったが、性格はまったく違う。男勝りな魅音と比べていかにも女の子らしい詩音。
さっきから小悪魔的な笑みを浮かべたり、突然顔を赤くしたりと扱いが難しい。

犯したい。その大きな胸を存分に弄び、むっちりした肢体に舌を這わせたい。
詩音だけではなく部活メンバー全員にもこの欲望を突きつけたい。
レナの可愛らしい小さな口でこの肉棒を処理してほしい。
魅音のアナルを開発して堕としてやりたい。
沙都子の未開発の性感帯に僕の味を染みつけたい。
梨花の鉄板のような胸についた乳首を舐め回したい。
診療所ではいつも自慰をしていたが、そろそろ限界だ。
女にこの息子をぶち込んでやりたい。女がよがり狂うところがみたい。

だが、僕にも一応常識という半ばありがた迷惑なものは備わっている。
無理矢理犯そうとすれば今度こそ永久隔離かもしれない。
クールになれ、北条悟史……。この女の股を開かせるためにはどうしたらいい……?
ちらりと詩音を見る。今は疲れて眠っているようだ。隙だらけで無用心。それほど僕は信頼されているということだ。
そうさ、僕は北条悟史。部活メンバーには優しくて気の弱い友達程度にしか認識されていないだろう。
その隙こそが僕の攻め入るポイント。
だが流石に僕一人ではやりづらいだろう。レナと梨花の鋭い観察眼に驚かされたこともある。
だからこそ共犯者の存在は必要不可欠。部活メンバーとも仲がよく且つ僕の言うことなら従いそうな人物。

──すぐ隣にいるじゃないか。園崎詩音。まずはこいつを墜とすことが最重要課題だ。

どうするべきか……。などと考えていると眠っていた詩音の身体が動いた。
起きるのかと思って見ていたが、まだ眠っているようだ。
しかしその手は僕の手に絡み付いてくる。そしてその口からはとんでもない言葉が飛び出してきたのだ。

「好きだよ……悟史君………悟史君………大好き………」

瞬間、時が止まる。風で揺れ動いていたカーテンも静止したように見え、自分だけが生きている世界みたいに感じられた。
心臓が止まるかと思った。まさか寝言でそんなことを言われるなんて思ってもみなかった。完全な不意打ち。
しばらく一人で慌てふためいていたがクールになって考えて見ると、これは奇跡と言えるぐらいの幸運だった。
詩音は自分のその口で自分の弱点を教えてくれたのだ。
よくよく考えて見ると今までのお見舞いは僕を好きだから来てくれていたのか。
なぜ今までこれに気づかなかった!?
……まぁいいさ。その失態は今からでも取り戻せる。
今までは詩音が僕をなんとも思っていないという算段で計画していたが、詩音が僕を好きだと言うなら話は別だ。
もちろん嫌われているよりも好かれている方が遥かにやりやすい。
だが好かれるだけでは駄目なのだ。僕無しには生きられないようにする。
そして今、その計画も練られた! 今すぐ襲おうという魂胆ではない。
目を冷ました詩音を出口まで見送りながら、心の中では舌なめずりをする。
じっくりじっくり……まるで料理をこの手で盛り付けるように……詩音を墜とすのだ。

そして一週間後。診療所を退院した僕は自分の家に帰ってきた。
沙都子がこの家に居ると思っていたのだが、沙都子は梨花と一緒に暮らしているようだ。
しかも家は誰が掃除しているのかは知らないがかなり片付いている。

好 都 合 !


この家はしばらく計画の拠点となるだろう。
家の周りには結構離れたところに2、3軒の家があるだけでほかは何も無い。
つまり。
この家からたとえ「どんな声」が上がろうとそれに気づける者はおそらく居ないということだ。
この家で「どんなこと」が行われても誰も分からないのだ。
僕はこれから行う計画に思いを馳せながら準備に取り掛かるのだった……。


雛見沢分校。そこは学年と性別がバラバラで少人数の特異な学校だった。
何よりも奇妙だったのはそんな学校なのに、その中には美少女と呼ぶことのできる少女が5人もいることだ。
復学してその奇妙さを改めて実感した。一年前よりも成長した部活メンバー。
沙都子にいたってはすでに胸のふくらみができている。まあ、対照的に平らな少女もいるが……。
しかし、その少女たち全員を僕がいただく。
策はすでに練ってある。とりあえず、一人ずつ……ね。クククククッ……!

放課後部活をするべく集まった部活メンバー達だったが、僕と詩音は抜けさせてもらった。
これからの生活の準備をしたいといったら、詩音も魅音も簡単に聞き入れてくれた。
沙都子は今日も梨花の家に泊まるそうだ。邪魔者は誰もいない。
そうして詩音を北条家に連れてきたのだった。

「えーと、悟史君?私はどうしたらいいんですか?」
部屋の中を見て回った詩音が訪ねてきた。きょとんとした様子で右手の人差し指を自分の顔につける仕草が可愛らしい。
それはそうだろう。 僕に必要な生活用品などは全て監督に買ってきてもらっていて、実際に詩音に買ってきてもらったり手伝ってもらうことは無い。
「そうだね。大体僕に必要なものは揃っている。買ってきてもらう物はないよ」
「……? じゃあなんで私を呼んだんですか?意味が無いような気がしますけど……?」
「実はね、まだ僕には足りないモノがあるんだよ。なんだか分かる?」
詩音は首を傾げながら、 真剣な表情になってぶつぶつとつぶやき始める
「……冷蔵庫はあるし、テレビもあるし、食べ物だってありますよね……。足りない物……?」
「違うんだよ詩音。今の僕に足りない物……それはね」
いったん区切ってはっきりと言う。

「詩音、君が欲しいんだ」

「へっ……?」
目を大きく見開かせた後、僕の視線から逃れるように顔を俯かせる詩音。
顔は見えないが詩音の耳が真っ赤になっていく。今の頭の中はさぞや混乱していることだろう。
「冗談なんかじゃないよ詩音。僕は本気で言ってるんだよ」
「ぁぅぁぅぁぅ……。そんな急に……言われても……」
普段のクールな雰囲気はどこへやら。すっかり落ち着きをなくして慌てる詩音。
詩音はストレートな言葉に弱い。
「僕は……怖いんだ。あの日以降足音は聞こえないけどいつ聞こえてくるか分からない。その時に自分を保っていられるか凄く不安なんだ。もし自分を抑えられなくなったときに還るべき場所が無かったら、きっと僕はそのまま自分を取り戻せないと思う。だからこそ僕が真に還って来るべき場所が欲しいんだ。そして僕の今までの傷も埋めて欲しい。君なら僕の居場所になれると信じている。だからお願いしてもいいかな……?僕をこれからも支えていてくれないか、僕の『彼女』として」
心の裏側のドロドロした気持ちとは裏腹にいたって冷静な表情で詩音にお願いする。
もともと好きだった僕にこんなお願いをされた詩音の心はもはや陥没寸前だ。
「良いんですか……?こんな私で?逆に迷惑をかけるかもしれませんよ……? 」
最終関門だ。ここさえ開ければ詩音は墜としたも同然だろう。
だから、最後の言葉は優しくストレートに。
「うん。月並みな言葉だけど、君の事を愛してる。だから付き合って欲しい」
壁を突き抜けた気がした。
「こんな私でいいのなら……。どうかよろしくお願いします」

全ては  計  画  通  り  。

「じゃあ、まずは君を僕が抱いてもいいかな?僕がどれくらい君のことが好きなのか見せてあげたいんだ」
「抱くって……要するに……ぇえと……その……アレですよね?」
「セックスだね」
平然と言ってしまった僕を尻目に詩音はさっき以上に顔を赤くして俯いている。
「大丈夫だよ。全て僕に任せてくれればいい。詩音は何も心配することなんてないよ」
「はぃ……じゃあお願いします……」

全権を僕に委ね、ベッドの上に寝転がる詩音。
もう服は脱いでおり、残るは白のブラジャーとこれまた白の下着のみ。
気づけば外も暗くなっており、月明かりが部屋に差し込む。 月明かりに晒された詩音の身体はとても扇情的に見えた。
ドクン……!今すぐにでも詩音を犯したい衝動に駆られる。
だが、まだだ……。『まだ』その時ではない。
あくまで『詩音の中での北条悟史像』を壊さないように。 僕は詩音に優しくキスをした。最初はゆっくり、丁寧に。
しかし徐々に激しく詩音の咥内を蹂躙する。
だんだん我慢できなくなってきてる。詩音の快楽に染まる顔が早くみたい。
突然のスピードアップについていけなくなった詩音は僕に成されるがまま。
息も絶え絶えになった詩音をなおも蹂躙しつつ
片手で太ももを撫で回しながら残った手でブラ越しに詩音の胸を揉みしだく。
ブラ越しでも十分に伝わるその質量はさることながら、マシュマロのように柔らかい。
「ふっ……んぁ、あっ……ハァ…ハァ……」
呼吸をするのが困難なほどに僕に責められた詩音の口から時折甘い媚声があがる。
揉むことだけに飽きてきた僕は本格的に詩音を責めた。
ブラを外すとそこにはちょこんと大きな胸に釣り合わないほど可愛らしい乳首が姿をあらわす。
しかし、その乳首は痛々しいほどに尖っておりその存在感は強烈だった。
その乳首の周囲をなぞるように舌で弧を描き、詩音の身悶えた表情を見て取ると
もっと表情を見たくて乳首を舌で愛撫する。
「あっ!悟史君……それっ、駄目ぇ……!」
舌で乳首を突付いたり転がしたりしたあと、母乳がでてるかと思わせるくらいに強く乳首を吸う。
「あぁんっ!」
僕の行為一つ一つに反応する詩音の様子を見るのが楽しい。
詩音は左手の中指を咥えて必死に快楽に耐えようとしていた。
「我慢しなくていいんだよ詩音。ここには僕と詩音の二人しかいないんだから声も抑える必要も無いし」
「分かってるんですけど……どうしても恥ずかしいんですよ……」
この恥じらいの表情がいい。
だがそんな感情は全く感じさせないように極めてクールに詩音を責める。
「乳首駄目なんです……!なんかこう体中が熱くなってどうしようもなくなるんです」
「いいじゃないか。もっと見せてよ。いろんな詩音がみたいんだよ僕は」
それは心からの本心。まあ実際にはもっとよがり狂った姿が見たいんだけどね。
「ふぁあ!駄目です駄目駄目!乳首吸っちゃダメェ!ああんっ!」
胸だけでここまで感じる詩音の下半身を責めたら詩音はどうなるのだろうか……?
考えただけでもゾクゾクする。
やがて僕は自分の手を詩音のショーツの位置まで持ってくる。そしてショーツを脱がせてから
指を一本詩音のナカに入れて刺激する。
「ひあぁぁ!気持ち良いです!さ、悟史君!おかしくなりそうです!」
「いいよ。僕の前で全て晒して。そしておかしくなって」
すでにグチョグチョに濡れていたそこは僕の指をすんなり受け入れ、締め付ける。
2本目を入れた僕はその二本の指の自由を解くことを許可し、暴れさせる。
「んんあぁ!!ひぐっ!あぁぁぁ!!」
最後にトドメをさすように、詩音のクリトリスに口を近づけ、甘噛みした。
「ふあぁぁぁぁ!!!」
四肢が一瞬伸びきったかと思うとすぐに戻り、詩音がイッたと知る。
そのときの顔が忘れられない。
詩音の恥ずかしいもの全てを開放するような、それでいて至福の瞬間のようなイキ顔。
その顔が見たかったんだよ僕は。
「はぁ……はぁ……悟史君……ちょっとキューケイ……疲れたよ」
「まだだよ詩音。まだ僕がイッてない」
そう言いながら、僕はそそりたつ自分のモノをズボンから出した。

無慈悲にそそり立つ僕の息子、別名オットセイ☆はビクンビクンとそれはもう躍動感あふれた動きを詩音に見せ付ける。
「ぇえと……大きいですね……。それが私のナカに……」
詩音が喉を鳴らす音が聞こえた気がする。
今の状況は最高。詩音は僕を疑おうなんて微塵も思ってないようだしこのままなら確実に詩音を堕とせるだろう。
あとは詩音にこのオットセイの味を叩き込むだけだ。
僕は心の奥底での笑みをなんとか抑えながら詩音のソコにオットセイをあてがう。
あくまで優しく、かつての『北条悟史』らしく。
「じゃあ……挿入するよ?痛かったら遠慮なく言ってね」
「分かり、ました……。……なるべく優しくしてくださいね」
許可を得たので、ゆっくり慎重に挿入していくが想像以上に狭い。
そして……僕は詩音の処女膜をついに破り捨てた。
「つああっ!」
苦悶の表情を浮かべ痛みに耐える詩音。もう二度と見れないだろうこの顔を僕は眼に焼き付けた。
「無理しなくていいんだよ、詩音。君が痛くなくなるまで僕は待ってる」
本当はもっと苦痛に歪む顔も見たいのだが、今のキャラがキャラだけにそんなことはできない。
しばらく様子を見ていると詩音の表情がだいぶやわらかくなっていくのがわかった。
「ありがとうございます、悟史君。やっぱり悟史君は……優しいですね。でも、少しずつくらいなら動いてもいいですよ」
今の僕は優しいのか。そろそろ笑いが止まらなくなるんですが。

とりあえず少しずつ出し入れを開始する。
最初こそ完全に取れていない痛みに耐えている様子だったが徐々にその中に官能の色が織り交ざっていく。
「さ、悟史君……!気持ち、良いです!もっと激しくしても……、いい……ですよ」
「詩音がそういうんだったら激しくするよ?いいね?」
僕は今までより一層深く腰を引くと、そのまま一気に腰を沈める。
僕の巨大なオットセイは詩音の奥底に強くノックしてはまた出て行く。そのたびに卑猥な音が鳴り響くのがたまらなくよかった。
「ひゃあん!あっ!ひぅ!悟史君のが私の!中で!あっ!動いてます!」
「ねぇ詩音。僕のモノは気持ち良いかい?」
言いながらも僕の手は乳房に向かい鷲掴みにする。そして強いピストン運動もやめない。
「はい! 悟史君のペニスはぁ! あぁんっ! 大きくて太くて! 気持ちよすぎです!ひゃん!」
「僕もね。詩音のナカは狭くて、気持ち良いよ!でも、もっと気持ちよくなれる方法があるから試してあげるね」
そういって腰を動かしながらも近くにあるテーブルの上に置いてあった紙袋の中から「それ」を取り出す。

それは遠隔操作できるローターだった。そのローターを2つ、詩音を連れ込む前にあらかじめ用意していたのだ。
全ては計画的犯行。その二つのローターをテープで両乳首に貼り付ける。
「悟史君!? それは、んあぁ! なにぃ、あ!あっ!あっ!激しすぎ……!くひぃ!」
詩音には思考する隙を与えない。強烈な快感で全てを吹き飛ばしてやる。
そして僕はリモコンの出力を両方とも最大にする!!
「ああぁぁぁぁ! そんな! こんなのって!強すぎますぅ!ダメえぇぇ!」
このローターは興宮の親戚に頼み込んで買ってきてもらった特注品だ。
振動機能にかけてはかなりの強さを誇る高性能なもの。
この為に最初は準備したのさ。最初で手抜きして墜とせなかったらオシマイだからね。
そしてそのローターにあわせるかのように僕の腰の動きも最大にする。
「ひゃあぁぁぁぁ!ああぁん!こ、壊れます!こんなの、あんっ!!気持ちよすぎます!!」
「気持ち良いかい詩音!もっと続けて欲しいなら『これから園崎詩音は北条悟史の命令に従います』って言うんだね!」
「いいます!言いますから!私をもっと気持ちよくしてください!あっ!!私、園崎詩音は!
北条悟史くんの命令、にい!!従います、ああっ!」
「さらにこう言うんだ!『園崎詩音は初めてなのに淫乱で、もうイきそうな雌豚です』ってね!」
もはや誘導尋問のようなやり取りだが、頭が正常に働けない詩音は僕の命令に従う。
もう完全に園崎詩音は僕に墜とされたのさ。

もはや呼吸をするのもままならない詩音にキスをして息を吸う事さえ許さない。
「ん!?んんっ!!んんんん!!ああっ!!ふぐうううう!!」
そして最後のイク間際になってようやく口を離す。詩音は快楽に操られるマリオネットのようだ。
完璧に身体が快楽に溺れてしまっている。シーツを握る手がさらに強くなっている。
「あっ! あっ! あっ! あっ! あっ! あっ! ああっ!! イク! イっちゃいますうううう!!」
こっちも既に限界だったので今まで溜めてきた性欲を詩音の中にぶちまける!
「おおおおお!出る!詩音!もう出る!受け止めろおおおおお!」
「ダメ! 中は! ダメダメ! 今日は! 危な、あうあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
いまさら遅い。僕の性欲が詩音にほとばしる。
一度ではおさまらず、3度、4度。5度目は無いと思って引き抜いたら勢いよく精液が放出され
詩音の顔を穢す。そして、今にも失神しそうな詩音の耳元にささやく。
「今日は良かったよ、詩音。また今度も楽しませてね。あと、明日の朝は裸エプロンで待ってるように。
命令に従わないと、ひどいことするかも知れないよ」
聞こえていたのか聞こえていなかったのか。詩音は顔にべとべとした液体をつけたまま疲れからか眠ってしまった。

あはははははははははははははははははははは!!
まずは一人。次は誰にしようかな?

そして、園崎詩音は次の日、裸エプロンで料理を作っていた。

<続く>

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最終更新:2008年07月13日 12:05