梨「そう、あなたが赤坂の元から少し離れるだけでいい…
入院患者との面会時間は限られている。あなたが入院すれば、
私が赤坂と二人きりで過ごす時間は必然的に長くなるってわけ
その間に…ふふっ…」
雪「私と衛さんを引き裂くなんて、とんだ笑い話ね。
それに、たかだか小学生に病院送りにされては人妻の名折れよ。」
梨「じゃあ…こんなのはどうかしら」
雪「醤油の瓶…あなた正気!?」
梨「しばらく眠っていなさい!」
ヒュッ がしっ
梨「ちっ…手首を…あうっ!」
雪「これは物騒だから、少し預からせてもらうわよ」
梨「ちっ…!だけど…!
みぃぃぃぃぃぃ!赤坂ぁぁぁぁぁぁ!」
ドタドタ
ロ「どうしたんだい、梨花ちゃん!」
梨「雪絵が!雪絵がボクを…」
ロ「…雪絵…やっていいことと悪いことがあるぞ」
雪「(そんな…衛さん!先に仕掛けて来たのは…)」
ロ「行こうか、梨花ちゃん」
梨「ありがとうです、赤坂。にぱ~☆」

雪「くっ…あの女…*してヤる…!」
レ「まぁまぁ落ち着いて…」
( ・3・)「雪絵さん、私思うんだけどさ。」
雪「何?」
( ・3・)「このシチュってなんかドラマっぽくない?おじさんどうなるのか楽しみで…」
梨「ボク、赤坂のことがなんとなく好きなのです。」
ロ「僕も梨花ちゃんのことは好きだよ。」
梨「そういう意味ではないのです。赤坂を見ると胸がきゅっ、て締まるような…」
ロ「梨花ちゃん…」
梨「(仕込みは十分。雪絵の印象はがた落ち、逆に私の印象はよくなってきている。
 あとはフワラズノ勾玉なり入江なり何なりを利用して、赤坂と既成事実を作ってしまえば私の勝ち。
 私は童女、赤坂はいい歳の大人。おそらく雪絵は赤坂を軽蔑する。そこに私が付け入れば、いずれ2人は別れるでしょう…そして赤坂ははれて私の夫となる。
 ふふっ…たかだか二十余年程度の歳月しか過ごしていない女が、百年の歳月を過ごした私にかなうはずがないのよ…

雪「…このままでは…あの人があの腹黒幼女に取られてしまう。
  私だけならまだしも…この子がかわいそうだわ。」
魅「確かにロリコンの娘なんて呼ばれるのはかわいそうだよねー。」
レ「魅ぃちゃんは黙ってて。…でも、どうにかして梨花ちゃんを止めないと。」
魅「梨花ちゃんを止めるんじゃなくて、赤坂さんを止めればいいんじゃないかな。
 例えば雪絵さんが赤坂さんに振り向いてもらえるようなことをするとかどう?」
レ「魅ぃちゃん冴えてる!…でも赤坂さんってどんなのが好みなのかな、かな。」
魅「やっぱりロリじゃないかな。今の赤坂さん、梨花ちゃんにべた惚れだし。
 あれは奥さんのことなんて眼中にないような感じだね。おじさんにはわかるよ。」
雪「すいません、出て行ってもらえます?」

雪「あの幼女に負けるものか…!私の愛した、私を愛したあの人を…!」
レ「でも赤坂さん、何が好きなのかな…」
み「だから幼ごふっ」
雪「あの人、マジメだから…」
レ「…そうだ。魅ぃちゃん、ちょっと時報よんできて。」

富「…僕はね、雪絵さん。情熱に勝る武器はないと思ってる。
だけど…梨花ちゃんにも情熱がある。ならば、他の武器が必要になるのではないかな。」
み「メロンパンおいしいなぁ…」
富「梨花ちゃんは少女だ…だが、雪絵さんはもう決して少女ではない。
…そういう意味じゃないんです。拳を下ろしていただけませんか?」
み「アンマァ…ケヘァ!カハァ!」
富「この年齢の差。これが双方の武器の違いだ。
雪絵さんにあって梨花ちゃんにないものって何かわかりますか?」
み「メロンパン!」
レ「魅ぃちゃん、地下室行こうか?」
雪「…何?」
富「大人の魅力さ。赤坂さんが極度のロリコンじゃない限り、きっと醒めるはずさ。
梨花ちゃんは確かにかわいいが、雪絵さんがかなわない相手じゃないよ。」
レ「でもどうすればいいの?」
富「ちょっとよこしまだけど…裸エプロンとか。
決して不純な動機じゃない。男の心をくすぐればいい。
赤坂さんだって男なんだから、何かぐっとくるものを感じるはずだよ。
真っ当なやりかたではないが…もうこれくらいしか手段はないよ。」

梨「…さっきから体が熱くて…おまたがくちゅくちゅするのです…
赤坂のことを考えたらこうなっちゃったのです…」
ロ「…り、かちゃん…」
梨(ふっ…赤坂…さっさと理性なんて振り切っちゃいなさいよ…)
ロ「…ぼくは…」

梨「みー!」
魅「うわぁ!?」

圭「…で、入れ替わってしまったわけか…」
梨「赤坂に「空気読めない」って思われて嫌われるぅ!」
レ「さりげなく酷いこと言ってないかな、かな?」
梨「みぃ?(しかし…元の私にはなかった武器がある!これなら赤坂を!)」

梨「ほら、おっぱいばいんばいんなのです」
ロ「魅音ちゃん、じゃなかった!梨花ちゃん、はしたないよ!」
梨「赤坂…こんなボクではだめなのですか?」
ロ「い、いやそんなことは!」
梨「赤坂…今日一日、私のこと好きにしてくれてもいいのですよ?」
ロ「あの、当たって…」
梨「あててんのよ」

魅「(しめた!これなら元の体ではできなかったこともできるよ!)」

圭「どうしたんだ梨花ちゃん、じゃなかった魅音!」
魅「あの…圭ちゃん、一緒にお風呂入ろう?」
圭「おいおい…」
魅「大丈夫、この歳なら一緒に入るのも自然だから!」
圭「だが…」
魅「圭ちゃん…お願い…」
ぎゅっ
圭「…くっ…今回だけだからな…」

レ「2人とも顔が怖いよ…」

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最終更新:2006年12月27日 10:21