前回




ありがとう。




第五部 言葉よりも…




「圭ちゃんはスク水って好きですか?」
「は?…まあ好きか嫌いかで言うなら、好きだな」
と、唐突な質問をしてきた私に、圭ちゃんは不思議そうな顔で答えた。
「そうですか。じゃあ、もし私がスク水を着たら似合うと思いますか?」
「そりゃあ、似合うに違いないさ。詩音の白い肌に紺のスク水のコントラストの組み合わせるは凄い破壊力を秘めている筈だからな」
そうなんだろうか?よく分らないけど、食い付きは悪くないみたいだ。そこで聞いてみた
「…スク水姿見てみたいですか?」
「見たい!」
「正直でよろしい☆じゃあ着替えて来ますね。覗いたら駄目ですよ」
私はクローゼットの中から件のブツを取り出して、脱衣所に向かった。ちなみにこんな事を言い出したのには理由がある。
『嫉妬』である
昨日、部活で珍しくお姉がビリだった。
そして罰ゲームで『スク水を着て縄跳び50回』をしていたのだが、腹が立つ事に圭ちゃんが、それを鼻の下を伸ばして見ていたのである。
そりゃあ圭ちゃんも男の子なんだから仕方無いとは思うけど、私の目の前で他の女に目を奪われているのを見るのは嫌だ。
つまり圭ちゃんには私だけを見ていて欲しいのだ。今以上に。
圭ちゃんがお姉のスク水姿に鼻の下を伸ばしていたのなら、それを上回るスク水姿を私が見せれば良いのだ。
そして私がクローゼットから持って来たのは、ルーチアで水泳の時間で使っていた代物である。ちなみに普通のスク水とは違い左胸にルーチアの校章が入っている。
…入るかな?
最後に着たのは二年程前だったか、とりあえず試してみよう。
私は寝間着代わりのYシャツを脱いで、スク水に足を通し上に持ち上げた。意外にも胸の下まではすんなりと入ったので安心した。でも、やっぱりサイズが小さい。
問題はここからだ。胸が入るか…片側から試してみる事にする。
左腕に肩紐を通して無理矢理肩まで上げ、何とか胸を収める事に成功した。だが右側が入るかは分らない。いや、その前に股に水着が食い込んで少し変な気持ちになる。
続いて右側の肩紐に腕を通して肩まで上げようとするが入らない。ここまで来たら無理にでも着たくなるものだ。私は手に力を込めて肩紐を引っ張った。
「ひぅっ!!」
その瞬間、下半身に強い刺激が走り、私は堪らず床にへたりこんだ。
「はあはあ」
生地に伸縮性があるとは言っても限度がある。小さいサイズのものを着ようと無理をすればスク水の構造上、両肩と股に生地が食い込むのは当たり前だ。
ともかく着れたので結果オーライだ。股に食い込んだ水着を直して、立ち上がり体を軽く動かしてみる。
うん。多分大丈夫だ。難点があるとすれば、体を動かすと徐々に股間に水着が食い込んでくるのと、胸が少し苦しい事くらいだろう。
どうせすぐに脱がされる事になるだろうから問題無い。水着に収まらずはみ出た胸をスク水の中に押し込んだ後、鏡を見てみると我ながら扇情的な格好だと思う。
サイズの小さなスク水が身体のラインを綺麗に浮かび上がらせており、特に胸元は凄い。上手く言えないけど、寄せて上げてって感じである。
これなら圭ちゃんもメロメロな筈だ。うん違いない。
私はYシャツを持って脱衣所を出た。そしてドアをノックした。
コンコン
ドアを少しだけ開けて、身体を壁に隠して顔だけを出して部屋の中を覗き見る。
「圭ちゃん。着替えてきましたよ」
「おう。てか何で中に入って来ないんだ?」
「そりゃあ焦らす為に決まってるじゃないですか♪」
「焦らすって…。そんな事言わずに見せてくれよ」
と、圭ちゃんが言って目をウルウルさせて私を見てくる。
普通に見せても面白くないし、昨日のお姉のスク水姿に勝つには今一つ押しに欠ける気がしないでもない。そうだ、良い事思いついた。
私は素直に部屋の中に入って、後ろ手でドアを閉めて言った。
「どうですか圭ちゃん。詩音ちゃんのスク水姿は?」
「こ、これは…!すげぇ!うん!堪りません!」
興奮気味な圭ちゃんの反応に少し満足した私は、圭ちゃんの目の前に座った。
「し、詩音っ!」
そう言って圭ちゃんが私の胸に手を伸ばしてくる。予想通りだ。
パシッ!
私は圭ちゃんの手を軽く叩いて払い除けた。
「え…?」
圭ちゃんが何が起こったのか分らないという顔で私を見る。ちなみに触られたくないから手を払い除けた訳では無い。
「圭ちゃん~。まだ触っちゃ駄目です。そんな節操の無い事をしたら怒っちゃいますよ?」
「おっと!ちなみに私が触って良いって言う前に手を出したら、当分Hさせてあげませんから。ねっ?」
またもや伸びて来た圭ちゃんの手を避けて私はニッコリ笑って、そう言った。
「生殺しかよ!触らせてくれたって良いじゃねぇかよ!」
圭ちゃんがムッとした顔で抗議してくる。
「ま だ 駄 目 で す。Hしたくないって言うんなら別ですけどね」
「はあ…。それは困るから大人しく従っておくよ」
「フフッ♪良い子にして頑張ったら御褒美あげますから、ちょっとの間だけ我慢してください」
私は立ち上がり、再度クローゼットに向かい、圭ちゃんに背を向けて語りかける。
「圭ちゃんは、ニーソックスとハイソックス。どっちが好みですか?」
「…ニーソックス」
ちょっと不貞腐れた声で圭ちゃんが言った。こういう子供っぽい所が可愛いかったりもする。ちょっとキュン☆キュン☆しながら黒いニーソックスを手に取ってベッドに腰掛け、ニーソックスを履きながら言った。
「実は、このスク水かなりサイズが小さいんですよねぇ~。オッパイが圧迫されて少し苦しいし、アソコに水着が食い込んで変な気持ちになっちゃうんですよ~」
「そ、そうか。大変だな」
冷静を装った感じで言っているが、私の胸や下半身にチラチラと視線を向けているのが分る。スケベめ、どうせ見るなら堂々とするべきだ。
ちなみに先程思い付いた『良い事』とは、ギリギリまで焦らして意地悪してやろう。という単純だけど地味に辛いものである。
「ほ~ら見てください。絶対領域ですよ~」
圭ちゃんが以前熱く語っていた『萌え』の美学なる物をうろ覚えだが、わざわざ口に出してアピールする。
「違うっ!絶対領域とはサイハイソックス+ミニスカートの神器が揃って初めて発動するんだ!そもそもサイハイソックスとはニー…もがっ!!」
私は慌てて圭ちゃんの口を塞ぐ。『口先の魔術師』を発動されたら困る。危なかった。
「細かい所は気にしちゃ負けです。スク水とニーソックスの組み合わせでも良いじゃないですか。そこらへんの詳しい所は同好の人と語ってください」
「ああ。だが、これは絶対領域では無い事だけは譲れねぇぞ」
「それで良いですから、落ち着いてください。それはさておき、どうですか。似合ってますか?」
「俺の予想通りだよ。やっぱり詩音は何を着たって可愛いぜ!」
悪い気はしない。いや、凄く嬉しい。よし、本題に移るか。
「じゃあ…お姉と私。どっちの方がスク水が似合ってますか?」
「ん?…ああ~!ようやく解ったぜ。詩音アレか?急にスク水を着るって言い出したのって、昨日の魅音の罰ゲームが原因か?」
ニヤリと笑いながら圭ちゃんが聞いてくる。デリカシーの無い奴め、こういう時は解ってても黙っておくべきだと思う。
「…だって昨日、圭ちゃんがお姉の事を鼻の下を伸ばして見てたし。ああいうのって酷くないですか?私、凄く傷ついちゃいました」
声のトーンを落として言って私は顔を伏せる。やり過ぎかも知れないが、ニブちんの圭ちゃんに私の想いを伝えるには、このくらいが丁度良い。
「あ~そのっ!…詩音の方が似合ってるぜ!うん!凄くスタイル良いし、いつもの詩音の格好とは違って胸がドキドキしちまうよ!」
私の姿を見て、ちょっと焦り気味に圭ちゃんが私のスク水を褒めてくれる。
そして沈黙が訪れる。私が何も反応しないのを見て、圭ちゃんは何か言おうと口を開いては閉じを二、三度繰り返した後、申し訳無さそうな顔でこちらを見ながら言った。
「…ごめん。詩音が傷つくのも当たり前だよな。その…ごめんなさい…」
シュンとした顔で圭ちゃんが消え入りそうな声で謝る。…やり過ぎたか?
今さら
『嘘ですよ~☆圭ちゃん引っ掛かりましたね~☆』
とかは言えない。そんな事を言ったら圭ちゃんは怒るかも知れない。私はお姉と違って空気位読める。
さて、どうしよう…。
こうなったら出た所勝負で行くか。
「他の人を見るなとは言いません。けど私の前では、あんな事しちゃ嫌です」
と言って立ち上がって圭ちゃんの所に行って腰を屈める。
そして両手を圭ちゃんの頬に添えて額同士を合せて言った。
「それだけ解ってくれたら良いです」
「…解った」
「じゃあ、これでこの話は終りです☆湿っぽい雰囲気は嫌いですから…ほら圭ちゃん!こっちに来てください!」
私は微笑みながら圭ちゃんの手を取ってベッドに引っ張って行く。
『ゴメンね圭ちゃん。このお詫びは近い内にするから』
心の中で謝りつつ、圭ちゃんをベッドの上に座らせ、その後ろに自分が座り後ろから抱き付き、耳元で甘い声で囁いた。
「頑張った圭ちゃんに御褒美あげちゃいます。おっぱいでおちん〇んを挟んでゴシゴシしちゃいましょうか?それとも、お手々の方が良いですか?」
「…それって俺が選んで良いのか?」
さっきよりは、ちょっと元気な声で圭ちゃんが聞いてきた。
「良いですよ…。何でもしてあげますから言ってみてください」
「じゃあ胸でしてもらおうかな」
「圭ちゃんも好きですね~。じゃあ、ちょっと失礼します」
私は圭ちゃんの前に移動して、寝間着の上からオットセイを擦り始めた。
「いつもより大きくなってる気がするんですけど、気のせいですかねぇ~」
「う…。詩音の格好があまりにもエロすぎるのが悪いんだよ。そんなん見たら興奮しちまうのは当然だろ」
赤面しつつ答える圭ちゃんを上目遣いで見つつ、私は寝間着を下着ごと膝まで下げオットセイを口に含む。
「あむ…んちゅっ…んん」
根元まで咥えて舌を這わせながら唾液をオットセイ全体に絡ませていく。
「う…あ…ああ」
ねっとりと焦らすかの様な動きに圭ちゃんが気持ち良さそうな声を漏らしているのを聞きながら、口を前後に動かす。数分の間これを続けた後、私はオットセイから口を離した。
「あ…」
名残惜しそうな声を漏らす圭ちゃんを見ながら私は肩紐を滑らせる様にして下げて胸を露出させる。
胸を両手で包み込んで谷間に唾液を垂らして、よく馴染ませた。
そして圭ちゃん寝かせ寝間着を下着ごと足から引き抜く。
膝の上に圭ちゃんのお尻の乗せて足を少し開かせた。
「圭ちゃんのだ~い好きな、オッパイマ〇コですよ~」
そう言って胸でオットセイを挟んで少しづつ上体を沈ませていく。
「あ…うあ!す、すげぇ!」
胸の中にオットセイが全て飲み込まれ、谷間からオットセイの頭が少しだけ覗く。
ぬちゅぬちゅ
胸を包み込む力を強くして上下に強弱を付けながら動かしていくと、その動きに合わせる様にオットセイがヒクヒクと震える。
「し、詩音っ!おあっ!もっと速く動かしてくれっ!!うあっ!」
言われた通りに動きを速くすると、よっぽど気持ち良いのだろうか自分からも腰を動かし始めた。
「そんなに気持ち良いんですかぁ?まだ始めたばかりなのにおちん〇んがヒクヒクしてますよ」
「はあはあ!き、気持ち良いっ!!すぐにイッちまいそうだ!」
「我慢しなくても良いですよ!ほらほらっ!!」
さらに動きを激しくして限界へと導こうとすると、圭ちゃんが快楽から逃れようと腰を引く。それを見て私は、両脇で足をガッチリと挟み込んで身体を深く圭ちゃんの下に割り込ませて動けない様にした。
「逃がしませんよ圭ちゃん♪さあ~早くスッキリしちゃいましょう♪」
段々楽しくなってきた私は、声を弾ませながら攻め続ける。
「ああっ!!ちょっ!や、やめ!!うあっ!!」
圭ちゃんが身を捩らせると胸の中でオットセイが暴れ、私も気持ち良くなってくる。
「あんっ!そんなに暴れたらっ!私も気持ち良くなってきちゃうじゃないですか!」
「も、もう無理っ!!あ、あぐっ!!あっああっ!!!」
「きゃっ!」
勢い良く射精され、顔にまで飛んで来たので驚いてしまった。
射精し終わるまで胸で優しく擦りつづけ、次第にオットセイがヒクヒクと微かに痙攣し始めるのを胸の中で確認した私は、圭ちゃんに行なっていた拘束を解除する。
「はあはあ…っはあ。詩音…やり過ぎだろ」
右手で顔を覆い、ちょっと弱々しい声で圭ちゃんが呟く。
そんな可愛い反応を見た私は思わずニヤリと笑ってしまうのを感じつつ、顔に付いた精液を指で掬いながら言った。
「だって~毎回胸でしてあげたら、すぐにイッちゃうから面白くて面白くて…けど逃げようとした圭ちゃんも悪いんですよ~」
精液を口に含んで唾液と混ぜ合わせて飲み込み、次に自分の胸に舌を這わせて精液を舐め取って、同じ様に口の中で咀嚼して飲み込む。
初めは苦手だった精液も馴れれば、何故か美味しく感じてしまうから不思議だ。
「言い返せない自分が悲しいぜ」
と言って圭ちゃんが起き上がり私を優しく押し倒す。
「けど詩音に気持ち良くして貰って嬉しいっていう気持ちの方が勝っているから気にならねぇ。次は俺が詩音を気持ち良くさせる番だな」
「まだ触って良いなんて言ってませんよ?けど…今言ってくれた言葉が嬉しいから良いです。…たくさん気持ち良くしてください」
「ああ!任せとけ!じゃあ、まずは…」
圭ちゃんの顔が近付いてく…あれ?
あと数センチで唇が触れるという所で圭ちゃんが動きを止めた。
「と、思ったけど詩音からキスして貰いたいなぁ」
ちょっと呆れつつも、冗談が言える位には元気になった圭ちゃんにホッとした。
「もう…」
私は圭ちゃんの首に腕を回して顔を近付け唇を重ねる。
「ん…んふぅ…ちゅ」
舌を絡ませ合いながら圭ちゃんの手を秘部へと導く。スク水を着た時から刺激を受け続けたので疼いて仕方が無い。
「んんっ…」
圭ちゃんが水着の上から割れ目に沿って優しく愛撫してくれる。私は身体の力を抜いて甘い刺激に身を委ねた。
「凄い濡れ方してんな。スク水までグッショリと…詩音はいやらしいなぁ~おい」
と、私の唇から口を離して、圭ちゃんが耳元で囁く。
「んぅ…だって、はあ…水着が食い込んで…んんっ!あっ!」
言い訳は聞かないとばかりに、クリトリスを強めに摘まれる。私は堪らず首に回した腕に力を込めて抱き付き身を捩る。
「あっ!あっ!ら、らめぇ!そんなに強くしたらぁっ!あうっ!はひっ!!」
クリトリスばかり執拗に刺激され気が狂いそうになる。快楽から逃れようとしても身体を組伏されていては、なす術は無い。
「へっ!さっきのお返しだ!オマケを付けて返してやるよ!」
「あうっ!やぁ!!あっ!あっ!」
胸に圭ちゃんが荒々しく吸い付き、歯で甘噛みしてくる。頭の中がグチャグチャになって何も考えられない・・・。
「ひぃっ!!あぐっ!はあん!!あっ!!ああっ!らめぇっ!らめぇぇっ!!!!」
言葉とは裏腹に私は、腰を圭ちゃんの手の方に押しつけながら果てた。
「は…ああ…」
肩で息をしながら、圭ちゃんの頭を胸に抱き寄せて余韻を味わう。そして胸にまだ吸い付いている圭ちゃんの頭を撫でてあやしてやる。
「はあはあ…そんなにオッパイに吸い付いたら乳首が荒れて痛くなっちゃいます…」
そう言うと圭ちゃんがチラッと私を見て口を離した。
「いいじゃねぇか減るもんじゃ無いし。それより見てみろよ、手がビショビショになっちまったぜ」
と言って愛撫していた手を私に見せて羞恥心を煽ってくる。私は顔を背けて小さな声で言った。
「わ、わざわざ見せなくても良いです…本当、意地悪なんですから」
顔から火が出そうな程恥ずかしい。
「ところで少し聞きたいんだが、なんでニーソを履いたんだ?足で何かしてくれるのか?」
「『服は脱がしても靴下は脱がすな!』って言ってたじゃないですか…だから履いてみただけです。深い意味はありません」
私は圭ちゃんの身体の下から抜け出し、横に座って言った。そう深い意味は無いのだ、足でナニをするために履いた訳では無い。
「なんだ…俺はてっきり足で色々してくれるのかと思ったぜ。期待してたのに…」
大袈裟なくらい落胆した顔で圭ちゃんが言って私を困らせる。絶対反応を楽しもうとしている。頭では分かってはいても私は圭ちゃんの、この表情に弱い。
足でナニってのは今日の所は勘弁してもらおう。
「あ~…その、また今度で良ければ、足でしてあげますから落込まないでください。ねっ?」
「…今度って何時?」
「近い内ってことで」
ニヤリと笑って圭ちゃんが顔を上げて口を開く。
「そうかそうか!じゃあ期待して待っとくぜ!」
はあ…やっぱり私は圭ちゃんに甘いのだろうか。まあ良いや、それで圭ちゃんが喜んでくれるなら。
「ねぇ圭ちゃん、そろそろ続きしませんか、身体が冷えてきたんで暖めて欲しいです」
掛け布団を身体に掛け手招きして、おねだりすると圭ちゃんが起き上がって私を後ろから抱き締めて言った。
「その前にスク水の触り心地を堪能させてくれよ。それからでも遅く無いだろ」
「ん。可愛がってやってくださいね」
掛け布団を胸元まで上げて圭ちゃんの身体にもたれ掛かる。
「このスベスベな触り心地が良いよな、そして身体にピッタリ張り付いた感じとか、スク水最高!」
私の全身をやらしい手付きでまさぐって嬉しそうに感想を言う圭ちゃん。この顔を見れただけでもスク水を着て良かったと思える。
十分程経ち、圭ちゃんの手が下腹部の水抜きの切れ目の中に入ってくる。
「ん…ふぁ」
「こっちもツルツルで新鮮だな…っと、もう準備は出来てるみたいだし、そろそろ…」
陰毛を剃ったので、触られると少しくすぐったいけど、指の感触が直に感じられて良いかもしれない。
圭ちゃんに促され、私はその場に寝転がり足を開く。
スク水の股の部分を横にずらされ、オットセイが私の中に入ってきた。やっぱり、いつもより大きい気がする。「あ・・・はふ」
私はシーツを握り締めて、身体の疼きに耐える。
「は…今日の詩音はいつも以上に色っぽいぜ。俺、今凄くドキドキしてる」
「んん…私もです」
圭ちゃんの寝間着のボタンを外して脱がせてベッドの下に落とした。今日は色々な事をしてもらって、私もドキドキしているのだ。
圭ちゃんと一緒に居るだけで毎日が楽しいし、新しい発見の連続であると言った方が適切かもしれない。
皆には見せない、圭ちゃんの別の一面を私だけが独占できる。だから私も圭ちゃんにだけは、本当の私の姿を見て欲しいのだ。
「あっ!あっ!お、奥に当たってっ!あっ!気持ちっ!良いです!ひぁっ!」
圭ちゃんの指がクリトリスを押さえ付けてぐりぐりと圧迫する。これは反則だ、気持ち良過ぎる。
「う…!凄い締め付けられる!やべぇ!」
圭ちゃんも保たないと思ったのか指を離して、私の身体を動かして横向きにし片足を思い切り持ち上げられた。。
「いやぁ!あっ!け、圭ちゃん!こんな格好恥ずかしい!あっ!ああっ!あん!」
「ふぅっ!嘘付け!自分から腰振りまくってるじゃねぇかよ!はぁ!」
「ああっ~!だってぇ!ひぃっ!」
小刻みに、それでいて力強くオットセイを打ち込まれて、子宮を揺すぶられる。
恥ずかしい体位で愛されている。
その両方が合わさって、気持ちが高ぶっているのだろう。羞恥と快楽を私は自分の指を噛んで耐える。
「んぅ!んっ!んっ!」
そうでもしないと頭がどうにかなってしまいそうだから。
「もっと詩音の可愛い鳴き声を聞かせてくれよ」
私の足を持ち上げていた手を離して、圭ちゃんが後ろから私を抱き締めて耳元で囁く。
そして私の口から指を離させて、手を繋いでくれた。
「あっ!はぅ!あっ!あんっ!」
私は指を絡ませて強く握り返す。この手を離したく無いから…離したら不安になってしまいそうだから。
「圭ちゃんっ!圭ちゃんっ!ふあぁっ!!」
私は愛しい人の名前を呼びながら身悶えする。
「好きっ!!圭ちゃんっ!もっと!あっ!ああっ!」
深い挿入感は無いけど、私は正常位の次にこの体位が好き。
圭ちゃんの腕に抱かれて愛して貰える体位だからだ。
「わ、私もうっ!駄目です!はぁ!あっ!イッてもっ!イッても良いですかっ!!あんっ!!」
「はあはあ…!詩音がイク所見ていてやるからさっ!良いぜ!イッちまえよ!」
私の身体をゾクゾクとした震えが駆け巡る。好きな人に絶頂を迎えさせて貰える喜びの震えが…。
圭ちゃんが空いている片手で胸を優しく揉みしだき、私が絶頂を迎えるのを手伝ってくれる。
「あっ!ああっ!あっっっ!!!」
私は身を竦ませ登り詰める、それでも圭ちゃんは動くのを止めてくれない。
「詩音の中、堪らない位絡み付いてくるぜ!腰が抜けそう…!はあ…!あ!」
むしろ夢中になって腰を打ち付けてくる。
「あっ!ら、らめぇ!ああっ!!」
刺激に対して敏感になっている身体は、少しの刺激だけでも絶頂を迎えてしまう。
「はぁん!!あん!!」
二度、三度。立て続けに何度も絶頂を迎え身体に力が入らない。
そうこうする内に圭ちゃんが動くのを止めて、私の身体を起こして四つん這いにさせる。
「はっ!はあっはあっ!」
私は空気を求めて喘ぐ。しかしそんな暇は無いとばかりに圭ちゃんが再度腰を激しく動かし始めた。
「あうっ!!あっっ!!ま、まだっ!!んぐっ!動いたらぁっ!!ひぅっ!!」
私はカラカラに渇いた喉で叫ぶ。
だが圭ちゃんは聞こえて無いのか私の奥をオットセイで突き上げてくる。
力の入らない手でシーツを握り締めて私は鳴く事しか出来なかった。
「ああっ!!も、もう許しっ!てぇくださいっ!!あうっ!!アソコが壊れるちゃいま…すっ!!っ!?かはっ!!」
髪を振り乱して許しを乞う私に、追い討ちを掛けるかの様に圭ちゃんがお腹を手で押さえ付けて圧迫してきた。
「あぐっ!!!あはぁっ!!んうっ~!?」
「はあはあ…!んっ!!気持ち良いか詩音…!!」
手で圧迫されている事で、膣壁と膀胱をオットセイで擦り付けられる。この二点責めで私の意識が一瞬飛んでしまう。しかし次の瞬間には凄まじい快感で意識が戻る。
「あへぁっ!!あっ!!あっっ!!」
もう何度絶頂を迎えたのかすら解らない。
いや絶頂に達している状態が続いている。これでは気がおかしくなってしまいそうだ。
「し、詩音っ!イクぞっ!は…!」
ラストスパートに入った圭ちゃんが腰を打ち付ける様に動き、膣内でオットセイがヒクヒクと痙攣するのを感じた。
「あん!!!ああっ!!ああっ!!」
「くっ!!はあ…!!」
私の中からオットセイが素早く引き抜かれ、お尻の上に射精された所で私は目の前が真っ白になるのを感じて意識を失った…。



「圭ちゃん…私を悶え殺す気ですか?ずっとイキっぱなしで死ぬかと思いました」
「あはは!悪い悪い!気持ち良過ぎて我を忘れてたぜ!」
気が付くと、私はベッドの上で潰れたカエルの様に突っ伏していた。ふらつく身体で起き上がり、圭ちゃんの額にデコピンを三発かまして現在に至る。
「…蹴りますよ?」
悪びれた様子も無くヘラヘラ笑っている圭ちゃんを見ていると、蹴り倒したくなってしまう。
「ごめんごめん!そんなに怒るなって~!」
「はあ…。まあ良いです。怒る気も失せました」
やたらテンションが高くなっている圭ちゃんを見ていると、どうでも良くなる。
それにしても、さっきの圭ちゃんは凄かったな…うん。凄かった。
「本当っ~~っに!悪いおちん〇んですね!」
そう言って、小さくなって可愛いオットセイを鷲掴みにしてイジり倒す事にした。
「ちょっ…!急に何し始めてんだよ!」
「見ての通りです!悪さばかりするおちん〇んを懲らしめてるんですよ!」
皮を引っ張ってみたり、オットセイの頭を撫でたりと色々していると段々大きくなってくる。
「懲らしめるってか悦ばせているだけだと思うぞ」
と満面の笑みを浮かべて圭ちゃんが言う。
「はいお終い!」
圭ちゃんに抱き付いて、そのまま押し倒し胸に顔を埋める。そして頬を擦り寄せて呟く。
「早いですよね、私達が付き合い始めて三ヶ月も経っちゃいました。あっという間に時間が過ぎた気がします」
「そうだな。でも、あと何ヶ月かしたら詩音も高校生か…会える時間も少なくなるんだろうな」
と、寂しそうに圭ちゃんが言った。
「まあ、こればっかりは仕方無いです。出来るだけ時間は作る様にするんで、そんな顔しないでください」
「そう言ってくれると助かるよ。それよりも学校で詩音が他の男に言い寄られないか心配だぜ」
「大丈夫です☆そんな奴が居たらスタンガンでノックアウトしちゃいますから」
私は握り拳を作って圭ちゃんに見せながら答える。
「詩音なら本当にやりかねないな…。けど、そんな事はさせないぞ」
「と、言いますと?」
「詩音がピンチになったら俺が駆け付けて、そいつらをぶっ倒してやるぜ!俺の女に手を出すな!って感じで」
本音を言うなら、園崎の娘に手を出して来る奴なんて居ないと思う。
…けど、こういう事を言ってくれて嬉しかったりする。圭ちゃんはデリカシーが無くて、スケベだ。
でも凄く面白くて、優しくて、私の心に潤いを与えてくれる自慢の彼氏。
悟史君に振られて落込んでいたあの日、もし圭ちゃんが居なかったら、絶対まだショックから立ち直っていなかっただろう。
圭ちゃんの優しさに救われた。笑顔に癒された。そしてこれからも…。
大好きって言葉は言いすぎると安っぽくなってしまう。でも言ってくれないと不安になるし、言ってあげないと不安にさせてしまうだろう。
だから、私は口で言うより行動で示す。圭ちゃんに、それが伝わるかは解らないけど。
ずっと一緒に居たいから、あまり言わないだけ。
ともかく圭ちゃんの、その気持ちだけでも受け取っておこう。
私は、とびっきりの笑顔で圭ちゃんに言った。
「ありがとう。」
ってね。

<完>

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最終更新:2008年02月04日 10:46