前のお話

204 :圭×梨 雛後 :2006/09/15(金) 13:38:07 ID:WLuywjNB
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が補完を気にしてくれたようなので追加投下。

べっ、別に赤梨があまりにもGJで火が再燃したとか、
梨花熱をもっと過熱させてやろうなって考えはないんだからねっ!

選択肢
このまま、抱く
やっぱり抱けない


「……できるかよ…」
「え…、圭一…?」
身体を引き裂かれる痛みに耐えようと身構えていたところで圭一のぬくもりが離れていく
「そんなに痛がってる梨花ちゃんをそのままにしてできるかって言ってるんだよ。
 なんでそんなに焦ってるんだ…?梨花…」
圭一が離れるのが嫌で必死でしがみつく。
「圭一、離さないで……捨てないで…!! …お願い…」
入れるのは止めた圭一が私の身体を抱きしめてくれる。
私の身体は震えるのが止まらない。
このまま圭一が居なくなったら…と考えると…
「ちょ。まて、落ち着け!!」
圭一が私の唇を奪う。混乱していた私の思考が少しだけ冷えてくる。
「梨花…俺が信じられないか?
 俺はずっと梨花の傍に居る、それは約束だ。だから、この先何回でもチャンスはある。
 梨花にはできるだけ痛い思いはして欲しくないんだよ。
 まだ、きっと身体がきちんとできていないだけだ、これから少しずつ慣らして
 もっと痛くなくなったら改めて…じゃ駄目なのか…?」
震えている私の耳に圭一の暖かい声が届く…。
本当に、身体で繋ぎ止めなくても、離れないのか…。
そんな疑問を投げかけるように圭一の事を見上げる…。
まっすぐに見つめてくる圭一の目は嘘をついているようには見えなかった。
不思議と心が落ち着いてくる。
「…取り乱してごめんなさい…。
 そうね…。今日、無理する必要は無かったのよね…。まだまだ、明日もあるのだから…」
私はこんなに怖がりだったんだと改めて自覚する。
「そういうことだぜ。梨花…。落ち着いたところで聞いてもいいか?
 梨花って今みたいに時々口調が変わるよな…?
 どっちが本当の梨花ちゃんなんだ?」
「みっ!」
びくっ、と身体を振るわせる。今の今まですっかり忘れていたけれど「ボク」ではなくなっていたのだ。
慌てて言い訳を考えようとして…
まっすぐに圭一に見られている事に気が付けば観念する。
この目の前では嘘はつけそうにないし。
「…隠していてごめんなさい、こっちが本当の私なの…」
「私」だったら嫌われるんじゃないか…とびくびくしていた私の不安はすぐに圭一の笑顔に
吹き飛ばされることになる。
目いっぱいに恥ずかしい言葉を耳元にささやかれて真っ赤になるしかない私だった。

どうやら梨花ちゃんはひとまず落ち着いてはくれたようだ。
梨花ちゃんは梨花ちゃんだろう。口調が変わっても本質は変わっているように見えない。
しかし、俺のは実はまだまだ元気なままだ。
こうして梨花ちゃんを抱きしめているままでも痛いくらいになっている
「……あの…圭一…このままじゃつらい…でしょ…?」
梨花ちゃんもそれに気が付いているのか心配そうに見上げてくる。
そんなこと無いぜ、なんて笑い飛ばせるほど余裕は無かった。
「う…実は相当我慢してる…。でも、梨花を傷つけるほうがいやだったしな」
俺としてはもう一度梨花ちゃんに口でしてもらおうか…といい妥当としたところで
考え込んでいた梨花ちゃんが口を開く。
「け、圭一…それならお風呂場にで待っていて…。
 圭一にももっと気持ちよくなって欲しいから…」
俺は疑問符を浮かべながら風呂場へと向かう事にした。
梨花ちゃんが帰ってきてすぐにセットしていた風呂はいい温度になっている。服を脱いで裸になり
いくら気温が高いとはいえ、裸のままで待っていては風邪を引いてしまうか…
と思ったところで梨花ちゃんの足音がする。
そこには裸になった梨花ちゃんと…蜂蜜?

「け…圭一…あの…私の中に入れられなくても気持ちよくしてあげたいから…
 胸はないし…だから…此処で…」
少し厚めのバスタオルを床に敷いて梨花ちゃんが横になる。
どうすればいいのか戸惑っている俺の視線を感じて恥ずかしそうに身じろぎながら
「…あの…蜂蜜を此処にぬって…そして圭一のをこすり合わせたら…気持ちがいいか…と思って…」
おずおずと自分の秘所を指差しつつ蜂蜜を差し出してくる…。
どこの知識かは知らないが素股というやつだろうか…
すっかり裸になっている梨花ちゃんの身体を改めてきれいだと思いつつ一度口付けしてみて、
興奮の度合いは更に増す。
「じゃあ…して見るぜ…んっと…」
かたくなって仕方が無い俺のものを梨花ちゃんの秘所へと当てる。
同時に梨花ちゃんが太ももを閉じて挟み込むやわらかい太ももの感触に気持ちよく少し震える。
このまま動かそうとしてみたが肌がぴったりと張り付いてくるようで動かせない。
コレを動かすための蜂蜜か…と理解する。
蜂蜜を自分の太ももへ垂らす。びく、と梨花の太ももが震える冷たかったのだろう。
とろりとした蜂蜜がすっかり太ももと自分の物を包んだのを確かめ、ゆっくりと腰を動かし始める。
今度は問題なく腰を動かすことができた、ぬるぬるとした感触と梨花ちゃんの太ももの柔らかさが心地いい。

「梨花…これ…気持ちいいな…」
「圭一…私も…圭一のがこすれるたびに…頭が…しびれる…」
梨花ちゃんの股にこすりつける事ができているのが梨花ちゃんにも快楽を与えてくれているらしい。
これなら、と調子に乗って更に俺のを動かしていく。
「あ…け、圭一…感じすぎて…いや…ぁ…」
梨花ちゃんの太ももが逃げようと離れるのが見えて抑えなおす。
梨花ちゃんに口付けをしなおしてから…
「俺も、梨花ちゃんの気持ちよすぎて…、もう…出る…」
ぞくぞくっと背筋に何かが走る。
「だめっ…私っ…私っまた真っ白になって…飛んじゃ…怖いっ…」
「梨花…俺も一緒に…だから…っ…そのままっ…」
中に入ってないにもかかわらず梨花ちゃんと一体化しているようで…
真っ白になって精を思いっきり梨花ちゃんに迸らせた。
梨花ちゃんの肌が白濁で染められていく…。
中にに注ぐ代わりに、梨花ちゃんを俺の色で染めているようで高揚する。
ぼんやりとした表情の梨花ちゃんを抱き寄せて口付けをした。
「圭一…気持ちよかった…」
「俺もだぜ…これから、少しずつ慣れていこうぜ…お互い…な…」

汚れた私の身体はお風呂ですぐにきれいにしてもらった。
実際の行為は二回だけだと言うのにぐったりと疲れてしまっていた。
圭一と一緒にお風呂に入った後は、私はパジャマに、圭一には合う服が無かったので
パンツで、お互い抱き合って眠った。
不安でいっぱいの私をいつも強引に引っ張ってくれる。
閉じ込められた世界に居た私に別の顔を見せてくれる。
だから、ゆっくりと歩いていこう。

END

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最終更新:2007年10月05日 01:54