「……ん、ふうぁ、……ふふふ。ごめんなさい、ちょっと私ばかり楽しんじゃったわね。……まぁ、こんなに大きくしちゃって。さっきのことを思い出してたの?
  なら、よっぽど気持ちよかったのねぇ……。安心して、さっきとは比べ物にならないくらい良いことをしてあげるから、くすくすくす」
 そんな、どす黒いオーラを出す俺の姿にも関わらず、鷹野さんは相変わらずの艶やかな声で俺を挑発する。
 そして、長い間自分の胸を弄り回していた手の動きを止め、ゆっくりとこちらへ近づいてきた。
 さっきとは比べ物にならないこと? それは、一体どんなものなのだろうか? あれ以上の快感が味わえるというのか?
 そんな俺の期待が、鷹野さんが一歩こちらに近づいてくる度に大きくなってゆく。
 鷹野さんはさっきの位置、つまり俺の後ろには行かず、更に横を通り過ぎ、最終的に布団の上で座っている俺の正面に止まり、こちらへ振り向く。
 俺は鷹野さんの挙動を一つも見逃さないように見つめていたため、その瞬間鷹野さんと目が合った。

 鷹野さんが笑い、徐々に姿勢を低くする。そうして、投げ出されている俺の両足の前に膝を落とし、更にこちらへ顔を近づけてきた。自動的に、双丘もこちらに迫ってくる。
 股間のすぐ上で二つの柔肉が揺れ、俺は息を呑んだ。乱れた黒いブラに包まれたそれらは、すっかりローションに汚されていて、いやらしく濡れ光り、その曲線美が俺を誘惑した。
 鷹野さんはそんな俺の様子を妖しく笑い、更に体をゆっくり降ろしてゆく。……それによって、双丘の影が徐々に俺のモノを隠してゆく。
「……ぅあっ」
 そして、ついに俺の棒の先が下乳にさわり、その刺激で俺は小さく声を上げた。だが、鷹野さんは動きを止めず、更に体を下げていく。
 その結果、乳房に塗られたローションが潤滑油となり、俺のモノはブラに包まれた二つの柔肉の間にゆっくりと吸い込まれる。俺は、なすがままに快感を受け入れ、その光景を見つめていた。
 ……そして、ついに柔肉が俺の棒の根元に到達する。
 肉棒は二つの乳房に完全に飲み込まれ、亀頭のみが僅かに谷間から顔を出していた。
 鷹野さんの乳房の間を通り抜けたそれは、ローションなのかガマン汁なのか、はたまた精液なのかわからない液体で光り、嬉しそうにヒクヒクと痙攣している。
 その状態だけでも、肉棒から伝わってくる快感は凄まじいもので、四方八方から包んでくる柔らかくヌルヌルした感触に、俺は体を捩じらせた。

「……くすくす。じゃあ、動くわよ?」
 そう言って、鷹野さんは俺の両横に手を付き、その状態のまま体を上下に動かす。それによって、乳房も激しく上下運動しはじめ、俺の棒はその柔肉でニチャニチャと擦り上げられた。
 当然、俺に伝わってくる快感はかなりのものだ。鷹野さんの柔らかい乳房で亀頭を中心にヌルヌルと刺激され、本当にさっきとは比べ物にならないくらいの快感が俺を支配する。
 また、俺の堅い肉棒に押さえつけることによって、大きく形を変える乳房の姿は、見ているだけで股間に力が入るほど卑猥で、俺の興奮は肉体的にも精神的にも頂点近くに上っていた。
「うわっ……はぁ、……っぁうぁ……はぁ! た、鷹野さ、んぅ……は、つ、強すぎ……はぁっ……!」
 俺は大きく息を乱しながら制止の声を上げる。このままでは、あっという間に達してしまう……。だが、鷹野さんは俺の言葉など耳に貸さず、更に強い力で俺の肉棒を擦り上げる。その顔には、やはりあの笑いが映っている。
「はぁっ……ぅう、……や、やばっ……ぁ!」
 もはや、俺の肉棒はとっくに限界を超えていて、いつその身から白い液体を噴き出してもおかしくない状態だった。そして俺自身も、俺を包む鷹野さんの大きな乳房に、自身の精液を塗りたくりたいという気持ちで一杯だった。
 しかし、まだまだこの快感を感じていたいというもう一つの気持ちが、俺を我慢させる。さっきは、たまたま俺のモノがどうにかなり、再び勃起させることができたが、今度はどうなるかわからない。完全に萎えてしまえばそこで終わり。
 もう、この快感を得ることができないかもしれない。……そんなのは、嫌だ。

 俺は一時的にこの刺激から逃れ、今にも暴発しそうな肉棒を落ち着かせようと、その場から腰を後ろへ移動させた。手は縛られているが、その程度なら可能だった。
 同時に乳房の中で肉棒が大きく暴れ、双丘の間から透明の糸を引いて離れる。
「うっ……!?」
 ……が、すぐに別の感触が、俺の亀頭の背を刺激した。それは、鷹野さんの黒いブラだった。脱出しようとした俺のモノが、ブラの中央のフックに引っ掛かかってしまったのだ。
しかも、丁度良く亀頭の敏感な部分を刺激したために、不意打ち的に快感が俺を襲い、逃げようとする腰が止まってしまう。
「くす……。逃げちゃダメよ、前原くん? そういう子には、お仕置きをしないといけないわね」
 亀頭の背を刺激するブラの感触で悶える俺に、鷹野さんは妖しい声でそう言う。そして、体を前に動かして、再び俺の肉棒をその乳房で挟んだ。
 俺は尚も逃げようとするが、いつの間にか鷹野さんの両脇が俺の脚を挟んでいて、身動きが出来ない。必死に体を動かしても、それによって肉棒が乳房の中でよけいに暴れ、かえって快感が襲ってくるだけだった。
 そして、鷹野さんはさらに両手をその豊満な乳房の横に当て、俺の肉棒を押しつぶすように力を加え、再び上下運動を始めた。
 瞬間、両側から柔らかい圧力が俺の肉棒を潰し、激しく擦り上げてくる。それはまるで、俺の棒から精液を絞り出そうとしているかのようだった。更に、竿の部分に時々ほんのり固くなった乳首が当たり、それが丁度良いアクセントとなって俺を射精へ導いていく。
 もはや、これを我慢するのは無理だと悟り、俺はせめて精一杯この快感を楽しもうと、神経を肉棒へ集中させた。
「……はぁ、うぁっ、ぁあっ……! でっ、……出ぇ……ますぅ……! 出ちゃいぃ……ま、す……はぁっ……!」
「出して良いわよぉ……。思いっきり出してちょうだい……!」
 そう言って、鷹野さんが最後の一絞りとでも言うかのように力を込める。

 ……そして、俺の肉棒はそれに応えるかのように、精液を先端から射出した。強烈な射精感が、俺の体全体を覆う。
 柔肉の間から放たれた大量の白濁液は、今度は鷹野さんの顔の中心へ飛んだ。そして、ゆっくりと下へ垂れだし、醜く鷹野さんの顔を汚した。

「……はぁ! ……はぁ! は、……あぁ」
 俺は、体全体の力が抜け、思いっきり後ろへ倒れこんだ。後ろ手に縛られた手が潰れ、痛むが、そんなことは気にもならない。
「ふふふ、凄いわねぇ、前原くん。二回目なのに、こんなにも出しちゃうなんて」
 鷹野さんはそう言って、顔にかかった大量の精液を指で拭い、……なんと、舐めとった。
 その恐ろしく艶やかな姿に、鷹野さんの胸の中で萎えていた俺のモノが僅かに反応する。

「え……?」
 俺は、つい声を出して驚いてしまった。これだけ出したのに、まだこいつは動くというのか? さすがにさっき程の勢いは無いが、股間に血液が集まってゆくのを確かに感じる。
 ……一体、俺の体に何が起こっているのか? 俺は訳がわからなくなる。が、同時にふつふつと体の奥から徐々に悦びが込み上がって来るのを感じた。
 また、あの快感に溺れることができる。また、あの強烈なまでの射精感を味わうことができる。そのことに気づき、体全体が嬉しがっているのだ。
 それによって、明らかに異常な俺のモノへ対する懐疑心があっという間に呑まれてゆく。もはや、快楽さえ得られれば、そんな些細なことはどうでも良いと思えてくる。
 気づけば、再びあの興奮と獣欲が現れ、俺の体を真っ赤に燃やしていた。
「……あらあら、まだ出したりないの? 前原くんの、お姉さんのおっぱいの中でピクピクしてるわよ?」
 口では驚いているように聞こえるが、鷹野さんの顔はさっきまでと変わらない。その様子は、俺のモノがここで萎えないのを当たり前だと言っているように感じる。
 それくらい、鷹野さんは平然としていた。

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最終更新:2007年08月01日 16:45