「……くすくすくす。どう、気持ち良い? やっぱり、可愛いわねぇ……。期待通りの反応だわ」
 しばらくして、鷹野さんが体を上下に動かしながら口を開く。この頃には、鷹野さんの動きは、激しい動きから、ゆったりとした動きになっていた。
 だが、その感触をじっくり味わわせるように強く押し付けているため、背中から感じる快感は最初よりもかなり大きい。
「……こ、これは……どぅいうつもりで……すか?」
 俺は背後から襲ってくる柔らかい感触にひたすら耐えながら言う。
「……だから、お姉さん我慢できなくなっちゃったのよ。こんな可愛い反応をする子を放っておくなんて、私には出来っこないわ。
 ……安心して。そんなに怖がらなくても大丈夫よ。とても気持ち良いことをしてあげるだけだから、くすくすくす……」
 そう言って、鷹野さんは体制をそのままに、俺の胸に回していた手を徐々に下へ降ろしていく。
「あ……ぅ、そ、そこは……や、やめてくださいよ……!」
 精一杯抗議の声を出すが、鷹野さんは全く耳を貸さない。そして、その手があっという間に俺の下腹部に辿り着く。
「……ふふ、言葉の割には、良い感じに硬くなってるわねぇ。お姉さんのおっぱいで興奮しちゃった?」
 言いながら、鷹野さんはすっかり膨張した俺のモノを、両手でズボンの上から優しく摩る。その手付きは、かなりしなやかで艶やかだった。
「……うぅ……! や、やめてくだ……あっ……ぅ!」
 一気に襲い掛かってくる強い快感に、俺はつい声を上げてしまう。それを見た鷹野さんが後ろでいやらしく嗤っているのが、見ないでもわかる……。
 それがとても恥ずかしくて、必死に暴れるが、手首の縄が空しく鳴き声を上げるだけだった。

「でも、やっぱり、ズボンの上からじゃつまらないわよねぇ、くすくす……」
 俺が膨張部からの快感に必死に耐えていると、いつの間にか鷹野さんは俺のズボンの上端に手を掛けていた。
「ちょ……、そ、それは……本当に、やめ……!」
 あそこを見られるのだけは絶対に嫌だという思いで、俺はさっきよりも更に激しく暴れる。手首の縛られた部分が傷んでも、必死に体を揺らす。
 ……だが、鷹野さんはそんな俺の抵抗をあっさりと片手で押さえつけ、もう片方の手で一気にズボンを下に降ろそうとする。
 俺はそれを必死に尻で下がらないように押し付ける。ズボンは俺の尻と敷布団の間に挟まれるような形になり、それ以上は下がらないように思えた。
 ……しかし、鷹野さんは俺の尻を軽々と片手で少し持ち上げ、あっという間にズボンをトランクスごと降ろしてしまった。

「ふふ……。頑張ったわねぇ、前原くん。でも、大人の力を甘く見ちゃ駄目よ? 女だと言っても、前原くんよりは大分力があるんだから」
「………………」
 俺はもう、何の言葉も出すことが出来ない。女性に、俺の体で一番大切な部分を見られてしまった。
 今までに体験したことがない、とてつもない羞恥心が俺の全身を包み、完全に放心状態になってしまったのだ。
 ……後ろに倒れこんでしまいたかったが、鷹野さんが後ろにいるため、その程度のこともできない。

 ……ついさっきまで、二枚の布で隠されていた部分。今、そこには全体を包皮に包まれた俺のモノが、大きくそそり立っていた。
 さっき、散々鷹野さんがズボン越しに弄ったせいか、先端からは先走り汁が溢れ、その部分を濡れ光らせている。
 窓から入ってくる風がよく当たり、少しくすぐったい……。

「くすくすくす、やっぱりまだ剥けてないのねぇ……。まぁ、その年なら剥けている子の方が少数派かしら。……でも、これからお姉さんがすることには、そのお皮は邪魔なのよねぇ。
 ……良いわ、少し強引な手段だけど、前原くんのおちんちんを今日から大人にしてあげる。大丈夫、痛くはしないわ、くすくす……」
 鷹野さんが何か言っているが、全然耳に入ってこない。が、後ろの鷹野さんがバッグのような物を近くに寄せ、中から何かを取り出しているのはわかった。
 何だろうと目を動かすと、それは化粧用品のようだった。お袋が似たような形の物を使っているのを、よく見かける。
 鷹野さんはその化粧用品の蓋を開け、容器を逆さにして中身を手に取り出そうとする。容器から出てきた液体は、何だか異様にヌルヌルとした物だった。
 鷹野さんの手に落ちると、じんわりと手の平全体に広がり、その形状はとても化粧用品のようには見えない。鷹野さんはその液体を一頻り出し終えると、容器を傍らに置き、両手を合わせてニチャニチャとその液体を手全体に馴染ませ始めた。
「……何ですか、それ?」
 俺はもう全てがどうでも良いように感じ、投げやりに鷹野さんに質問をする。鷹野さんは、その妙な液体を手に馴染ませながら答えた。
「ローションよ。所謂、大人のおもちゃ。前原くんは知らない? まぁ、知らなくても別に良いわ。今から、存分に味わえるんだから、くすくすくす。……これはね、こういう風に使うのよ」
 そう言って、鷹野さんはすっかりヌルヌルになったその手で、突然俺のモノを掴む。そして、今度はその液体を棒全体に馴染ませるように、手の平や細い指で俺のモノを激しく擦り始めた。
「……うっ!?」
 さっきとは比較にならない強い快感の波に、俺は大きな声を上げる。
 それは俺の放心を解くのに、十分すぎるくらい大きな刺激だった。時間経過によって少し萎えかけていた俺の竿が、それによって再び一気に反り勃つ。
「ふふふ、ヌルヌルして気持ち良いでしょう? さっきよりも、大分硬くなってるわ。 これはね、普通に擦るより断然気持ちいだけじゃなくて、痛い思いをせずに皮を剥くことができるの。便利でしょう?」
「……む、剥くってな、…、はぁ、はぁ………何がです、か……あうっぁあ……!!」
 強すぎる快感のせいで、股間にばかり意識が行ってしまい、鷹野さんの話が全く耳に入ってこない。その俺の様子を、鷹野さんが笑みを浮かべて嬉しそうに見る。そして、後ろから俺の耳元に口を近づけて、濡れた声で囁いた。
「……こういうことよ」
 その声が聞こえたと思ったら、鷹野さんは俺のモノの頭頂部を強く握り、指の間に包皮の端を引っ掛けながら、その手を一気に下へ落とした。
 瞬間、肉棒の頭頂部に激しい刺激が走る。それは痛みに近いような、快感に近いような、訳のわからない感覚だった。
「ぅうあああっ!!?」
 その未知の刺激に、俺は悲鳴に近い声を上げた。何がどうなったのか理解できず、その刺激に耐えながら目を下腹部へ向ける。
 そこには、それまで全体を包んでいた皮がすっかり下へずり落ち、代わりにピンク色の亀頭が天辺に姿を現している俺のモノがあった。
 初めて外界に出たその亀頭は、窓から弱い風が触れる度にビクビクと脈を打ち、快感のような刺激を俺に伝えてくる。俺の意思とは関係無しにうごめくその姿は、まるで別の生物のようだった。
「少し力を入れすぎたかしら? ごめんなさいね、痛かった?」
 そう、鷹野さんは後ろから心底心配そうに言う。それは声だけを聞けば、本当にこちらの身を案じているように聞こえるだろう。
 だが、案の定顔には全くそんな色は見えず、むしろ嬉しそうに笑みを零しながら、ピクピクと悶える俺のモノを見つめていた。
 そして、そのローションに汚れた手で、再び俺のモノに手を伸ばす。

「あっぅぁっ……!!」
 直後、電撃のように快感が体を貫き、俺は大きく身をよじらせた。見れば、鷹野さんが左手で肉棒を固定しつつ、右手で亀頭をまるでボールを持つかのように包み込み、掌を擦り付けるように手を回している。
 それは、外界に生まれたばかりで空気にすら敏感な俺の亀頭には強すぎる刺激で、今度は痛みをはっきり感じる。だが、同時に気を抜けばすぐに射精してしまいそうなくらい強い快感を感じ、これまで体感したことの無い感覚が俺の体を支配した。
「どう? 大人になりたてのおちんちんを攻められている気持ちは? 少し痛いように感じるかしら? でも、我慢しなきゃ駄目よ? その感覚が、皮が被ったままじゃ得られない、本当の快感なんだから。」
 そう言って手をグチュグチュと鳴らし、部屋中にその卑猥な音を響かせる。

「はあぁっ! はあ……ぅあぁっ……ぁあ……。うぅっ……!!」
 俺は鷹野さんのしなやかな手の感触から逃げるように暴れるが、股間からの刺激で思うように力が入らず、体をできるだけ快感から遠ざけるくらいしかできない。
 ……いや、鷹野さんが強い力で俺を抱きしめるように押さえつけているため、それも満足にできない状態だった。
 そして、鷹野さんは激しく手を動かしながら口を開く。
「あらあら……。そんなに気持ち良い? 逃げたくなるくらい気持ち良いの? ……だったら、一回出させてあげた方が良いかしら? さっきから前原くん、すっごく辛そうだし、くすくすくす。」
 言い終えると、鷹野さんは俺の背中に再び胸を擦りつけ始めた。しかも、今までで一番激しくて、強い。
 同時に、俺のモノを擦る手付きが突然変わり、今までよりも更に強い快感が股間を埋め尽く。
 鷹野さんが右手の手の平の動きを強め、その柔肌を押し付けるように亀頭を擦り回し、左手では今まであまり弄られていなかった玉袋を揉み始めたのだ。
 自分でオナニーをする時でも、玉袋はあまり触ったことがない。だから、その快感は全く未知の物で、耐えようにもどう耐えれば良いかわからない状態だった。
「はぁ、……はぁ! はあ……ふはぁ……、た、……たかのさ……ん、……ふ! や、……はぁ、め……て……はぁ、はぁはあ……!」
 背中中から伝わってくる柔らかい快感と、股間から感じるヌメヌメとした快感。その二つが混ざり合い、俺の呼吸は長距離を走った時のように大きく乱れた。汗が体中から吹き出し、着ているシャツを濡らすが、それすらも気持ち良いように感じてしまう。

 ……そして、俺のモノはあっという間に限界に近づいてきた。

「……う……はぁ! た、鷹野……ふぁ、……さん、……も、もう、……や、バイ…はぁ、です……。……で、はぁ、……出る! ……ふぅう、……はぁ、はぁ!」
「……くすくすくす、我慢しちゃ駄目よ? 遠慮しないで、一気に出しちゃいなさい。お姉さんの方は、いつでも準備が出来てるから……。」
 鷹野さんが少し息を乱しながら、とんでもない事を言う。
 こんな、鷹野さんが見ている前で出せだって……!? そんなこと、出来るわけが…!
「……はぁはぁ……うぅッ!?」
 だが、突然更に快感の波が大きくなる。見れば、鷹野さんが俺の竿を擦る力をこれまで以上に強めたようだった。
 更に、それに連動するように、背中からの感触も強くなる。見えなくても、鷹野さんの豊満な乳房が大きく形を変えて俺の体に擦りつけられているとわかる。
 俺は最早、それらの前で正常な思考が出来なくなり、とにかく射精をしないように股間へ意識を強めた。……しかし、どんどん強くなる快感の前では、そんな物は無力に近い。

 ……そして、鷹野さんの指が亀頭の天辺を軽く刺激した時、すっかりローションで濡れ光った肉棒から、白い液体が勢い良く噴き出した。
「うわあああぁぁああぁぁあああぁあっ!!!!!」
 その間際の強すぎる刺激で、俺は叫び声に近い声を上げる。一気に放たれたそれらは、俺のモノ包んでいる鷹野の手を汚し、更に暴れる俺の足ですっかり乱れた布団を白く濡らした。
 欲望を吐き出して萎えた俺のモノは、しばらくビクビクと痙攣し、その度に更に白濁駅が亀頭の割れ目から外界へ流れ出て、未だにそれを持っている鷹野さんの手を汚し続ける。
 その量は普通のオナニーの時と比べて二倍以上は多い。……明らかに、異常な量だった。

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最終更新:2007年06月22日 01:53