ある日、時を止める能力に目覚めた圭一。
そして当然の事ながら、若い健康な男子として、至極有り体にこの能力の悪用方法を考え付いた。

詩音「あれ? 一体なんの用事ですか圭ちゃん」
魅音「しかもなにそのラジカセ?」
圭一「ん? いや、なんでもねえよ」

そこで圭一はラジカセのスイッチを押した。
すると、曲が流れ出すのと同時に時間が止まった。

フカーイーナゲーキーノーモーリー
圭一「フハハ! 動けるぞ! 止まった時の空間を俺だけが自由に動くことができる!」

魅音と詩音は目の前でまばたきもせずに硬直している。
圭一は恐る恐るながら魅音の胸の先を突っついた。
そして、全く反応が無いことを確認して、今度はがしっとわしづかみにした。

圭一「うおお! 柔らけー! 父ちゃん、俺は今猛烈に感動しているぜー!!!」

次第にだんだん調子に乗り出した。
なんと圭一は魅音と詩音の胸をサンドイッチ状にくっ付けて、そこに自分の大きくなったかぁいいブツを擦り付けていた。

圭一「ハア……ハア……最高だぜ……」

しかし圭一は痴漢行為に夢中になるあまり、大変なことに気づいていなかった。
時間停止からすでに数分が経過し、流していた曲がもうすぐ終わりそうになっていたのだった。

ヒグラシノーナークー
圭一「うっ、やべっ……出るっ!」

詩音「おや?」
魅音「あれ?」


ドピュッ! ドピュッ!


圭一「あ…………」


しばしの硬直と沈黙、そして。


詩音&魅音「…………し……死ねえええええ!!!!!!」


直後、スタンガンのスパーク音と金づちでクギを打ち込む音が響き渡った。
圭一は命に別状こそ無かったものの、体のある大切な部分に全治2ヶ月の重傷を負った。




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最終更新:2007年05月13日 21:05