Stand Up
サークル:FELT
Number | Track Name | Arranger | Lyrics | Vocal | Original Works | Original Tune | Length |
01 | Reset (Introduction) | NAGI☆ | - | - | Original | - | [03:23] |
02 | Innocent Eyes | NAGI☆ | 舞花 | 舞花 | 東方地霊殿 | 少女さとり ~ 3rd eye | [04:03] |
03 | World Around Us | Maurits“禅”Cornelis | Renko | Vivienne | 東方妖々夢 | クリスタライズシルバー | [05:11] |
04 | Rational Beings | Maurits“禅”Cornelis | - | - | 東方星蓮船 | 閉ざせし雲の通い路 | [01:56] |
05 | chronos | Boyz party | - | - | 東方夢時空 | Reincarnation | [02:53] |
06 | Silent Star | NAGI☆ | 美歌 | 美歌 | 東方星蓮船 | スカイルーイン | [04:03] |
07 | Free Your Mind | Maurits“禅”Cornelis | Renko | Vivienne | 東方妖々夢 | アルティメットトゥルース | [02:37] |
08 | Return (Outroduction) | NAGI☆ | - | - | Original | - | [02:30] |
詳細
レビュー
- 早くも7作目をリリースしたFELT。
今作Stand Upは過去最小の収録曲数である。
そして内2曲のオリジナル(Tr.1、8)を除くと実質曲数は実に6曲。
正直なところ、例大祭前から若干の物足りなさを感じていた。
ただ、Maurits"禅"Cornelis(以下、MZC)氏の得意とするミニマルで単曲が長尺であり、アルバム全体の尺がいつもと遜色がないのなら全く構わないな、とも思っていた。
しかし、いざ聴いてみるとTr.4はミニマルではあるものの、インタールード的な役割で、尺は2分程。
Fairy Queenのa strangelogicやFlower Flagのnullのようなもの、と言えば分かりやすいだろうか。
Tr.7にも期待していたが、こちらも2分半というあっさりとした尺であった。
何故曲数や尺に拘るか、というのも、楽曲のクオリティだけでなく、これまで同一の頒布価格で通してきただけに、多少の違和感を覚えてしまうからだ。
とは言え、その点さえ考慮しなければ、このアルバムはFELTの中でもかなりの際立った作品である。
まず、Tr.2ではもはや定番となった、NAGI☆氏のポストロック(ポップス)。
前作に引き続き早めのBPMで、大変疾走感のあるアレンジ。原曲は主にAメロのみが使われており、その他のフレーズは独自のアレンジで構成されている。
舞花さんのボーカルでポストロックというのは最早相当な数に上るはずだが、2サビが終わった後や、ブレイク後の展開などに毎回工夫を凝らしていて、飽きさせないところが流石だなと思う。
そしてTr.3。MZC氏×Vivienneさんのコラボに凡そ外れは存在しない。こちらは原曲のサビをBメロに充てている。
響きのあるバスにピアノ、イントロとアウトロのシンセに清涼感がある。
さて、前作Silver Driveから楽曲を提供しているBoyz Partyだが、前作ではクラブ色が強かったため、アルバムでは"浮き"が否めなかった。
しかし今回は、前半と後半で大きく化けるドラムンベース。
原曲のイメージを上手く表現出来ていて、アルバムにも違和感なく溶け込んでいる。
これからの季節を意識した、清涼感の高いアルバムであった。
曲数こそ少ないが、DL特典楽曲が割と充実しているので、そこで補えば文句はないかも知れない。
FELT信者には購入を勧める -- 素人改 (2012-06-03 13:34:07)