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EASTERN FAIRY TALE

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EASTERN FAIRY TALE

サークル:BITPLANE

Number Track Name Arranger Original Works Original Tune Length
01 PRELUDE - FAIRY TALE 愛新覚羅溥儀 東方紅魔郷 おてんば恋娘 [03:20]
02 FANFARE 愛新覚羅溥儀 オリジナル [01:15]
03 DEVILISH DREAM 愛新覚羅溥儀 東方妖々夢 東方妖々夢 ~ Ancient Temple [05:49]
04 SHANGHAI ALICE 愛新覚羅溥儀 東方紅魔郷 明治十七年の上海アリス [04:39]
05 TYKHO BLUE MOON 愛新覚羅溥儀 東方紅魔郷 月時計 ~ ルナ・ダイヤル [05:05]
06 NIGHTMARE ALL OVER THE WORLD 愛新覚羅溥儀 東方紅魔郷 亡き王女の為のセプテット [04:05]
07 ALICE DOLL 愛新覚羅溥儀 東方妖々夢 人形裁判 ~ 人の形弄びし少女 [03:19]
08 SHRINE MAIDEN 愛新覚羅溥儀 東方永夜抄 少女綺想曲 ~ Dream Battle [03:45]
09 DELIRIUM STARGAZER 愛新覚羅溥儀 東方永夜抄 恋色マスタースパーク [05:26]
10 HEART QUEEN 愛新覚羅溥儀 東方花映塚 六十年目の東方裁判 ~ Fate of Sixty Years [05:13]
11 CHERRY BLOSSOM GIRL 愛新覚羅溥儀 東方妖々夢 幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life [06:33]
12 VOYAGE 1969 愛新覚羅溥儀 東方永夜抄 ヴォヤージュ1969 [01:12]
13 FAIRY TALE 愛新覚羅溥儀 東方紅魔郷 おてんば恋娘 [03:19]

詳細

博麗神社例大祭3(2006/05/21)にて初頒布
イベント価格:1,000円
ショップ価格:1,050円
サイト上にてトラック13以外全て試聴可能。トラック2,5,6,10 は全曲試聴可能。

レビュー


  • 原曲破壊系不気味ダンスオケ民族風味その他色々アレンジ。全体的なコンセプトとして東方世界の不気味さを前面に押し出して構成し、その不気味さを十分に表現するため原曲を破壊するという手法をとったアルバムである。故に各曲は原曲よりも暗く、またはそれに加えて激しいものにアレンジされている。楽曲自体について技術的には水準以上であり、楽曲単体としての完成度を見ればそれなりに評価は高いだろう。その点からすればお勧めできる佳作である。
    しかし、それがコンセプトアルバムとしての完成度に関して十分に寄与したかというと、個人的な見解としては疑問である。例えばルナ・ダイアルのアレンジであるが、あくまで地上からの視点で月を見上げることにより成立する咲夜のバックグラウンドと、宇宙に広がっていくような雄大な進行と太鼓のようなビートで構成される音楽がマッチしない。また例えばマスタースパークのアレンジでは、軽いビートの音色や哀愁を漂わせる笛が魔理沙とマッチしない。各キャラクターの演じる役割の逸脱を敢えて意図したところもあるようであるが、それは東方世界の補完や不気味さとどのように関連してくるのか、コンセプトを設定したアレンジャーの意図が十分に伝わるような楽曲に仕上がっていないように思える。換言するなら、各楽曲が東方アレンジとして東方の世界を表現するための説得力に足りていないように思える。ただ単に不気味な音楽として聴くならば、繰り返すが楽曲自体は十分に水準以上であることもあり、最初は十分にインパクトがあるだろう。しかし、それを何度も繰り返して聴こうという意欲を惹起するものではなかった。コンセプトアルバムとしては、成功という評価はできないと考える。 -- 電波? (2006-10-01 06:32:01)

  • サイトでかなりの部分が聞けるので、それから購入を検討しても遅くはないと思う。
    個人的にはトラック5と9がお気に入り。
    ちなみにトラック10はアルストのstem of radiantに収録されたモノ。

    個人的な評価としては、サイト上からアルバムのジャケットや装飾に至るまで統一された禍々しい雰囲気を、壊す事なく曲のアレンジに盛り込めていると思う。
    敢えて文句をつけるならば、蝦夷の人氏の言う様にトラック11・12の原曲のイメージが大分残っている二曲くらいか。
    平均以上のアレンジを求める人ならば、買って損はないハズ。 -- うーん (2006-11-02 15:25:52)

  • オーケストラ、ジプシー音楽、ニューエイジ、クラブミュージック……様々な要素が混沌世界を成す、ややコンセプチャルな原曲破壊系アレンジサントラ。かつてBMS方面での創作が一部で注目を集めた作者による東方ソロアルバム第一弾。
    やはり注目されるのは、その独自の作風とアレンジの方向性。坂本龍一やハンス・ジマーがグロテスク化したような感触である。帯の謳い文句どおりの不気味な音像は、原作の闇の部分を抽出後に醸造熟成させたかのようで、辺境ヨーロッパ系ダークメルヘンの馨りを撒き散らしながら異形の美を構築する。おそらく、こうしたゴシックロマン感覚を伴う東方CDはこのアレンジャーでなければ成し得なかったかも知れない。そんな"濃い"作品だから、リスナーによって好みが大きく分かれそうだ。
    また、登場キャラの演じどころを独特の音楽的語彙のみで表現するにあたり、その受け止められ方も色々だろう。この辺はコンセプトの解釈に幅を持たせるアーティスティックな配慮なのかも知れないが、実際のところどうなのだろうか。私的なインプレとしては、Tr.4やTr.8の如何わしい威圧感に意外さを感じつつ、Tr.6の絶妙にコントロールされた不協和音によるムード作りは巧いと思った。爽涼なスケール感を伴う長調のTr.5やTr.10は良い清涼剤だ。
    一方、アルバム後半に進むにつれてアレンジの手の内が透けて見えるように感じられたり、Tr.11「幽雅に咲かせ~」の歌謡曲的な旋律がアルバムのトータルイメージに落とし込み切れていない気がしたり、色々惜しい部分もあるが……流石に多くを望みすぎだろうか。
    純粋なクオリティは既に同人離れしたものがあるから、作者のWebサイトから視聴して気に入れば是非押さえておきたいCD。 -- 蝦夷の人 (2006-11-14 07:29:01)

  • 様々なジャンルの詰め合わせ。
    音楽の系列がハッキリしている分、音質がモロに出る。
    当方の環境が悪いだけで、このアルバムを聞いた他の方はしかっり楽しんだのかどうかは知らないが、
    耳障りな音も…
    作曲自体は良く出来てるでしょう。もっと完成された物が期待される -- EKE (2006-12-20 16:04:45)

  • 大好きなアレンジャー3本指のうち一つ。詳しい事は他の人言ってるので割愛しますが、こんだけコメントある事がそのインパクトを端的に表していると思う。曲の中には鉄琴を思う存分使ったTr7やTr9などがあり、環境によっては音が割れるかもしれない。チャイコフスキーへのオマージュらしい。私なんかは原作妖々夢EXの耳障り加減に酔わされたクチであるのでご褒美に近い。その分体力奪われるので四六時中ループとはいかないのが難点か。 -- キマグレ (2007-01-10 04:32:27)
  • これを初めて聞いた時の衝撃はすごかったですね。
    音楽はかなりの量を聞いてきたつもりですが,こんな作品は初めて聴きました。
    アルバム全体についてまわる孤独感,不気味さ。愛新覚羅溥儀さん自身によれば,「一人で森に迷ってしまったような」感覚。
    「一人で森に迷ってしまったような」という表現と選曲から察するにおそらくこのアルバムはアリスの人形の森をイメージしたものなんじゃないでしょうか?)
    愛新覚羅溥儀さんは「原曲」よりは「原作」を重視しているとおっしゃっていたので,おそらくこのある種の「不気味さ」「孤独さ」が愛新覚羅溥儀さんが感じた,人形の森,ひいては東方の世界そのものなんでしょう。
    つまり,アルバム全体の雰囲気である「不気味さ」そのものが子のアルバムにこめられた思いなんだろうな(という勝手な私的解釈何ぞをして自己満足に陥っています)。
    こんな意見を述べておいて個々の曲について評価するのは矛盾しているかもしれませんが,とりあえずTr.04,07,08はその不気味さにおいて群を抜いています。
    これを聞いてある程度の興味を持てた人はBITPLANEのもうひとつの作品である「竹取物語」を聞いてみるといいかと。
    この作品よりさらに進化してます。
    2009年の例大祭で2年ぶりの新作がでるということなので,そちらもチェックしてみて下さい。
    -- 名無しさん (2009-02-05 18:36:43)
  • 1990年代から2000年代初めにbmsの分野で活動し、その類希なる音楽的センスで一部の愛好家から絶大な人気を集めた愛新覚羅氏による、「美しくも恐ろしい」東方アレンジアルバム第一段。
    聞き手をのみこむような不協和音、変調のオンパレードが光る、見事なアルバム。
    一曲一曲のレビューは割愛しますが、「もうプロになればいいのに(笑)」みたいなクォリティはさすが。
    非常に好き嫌いが分かれそうですので、とりあえず視聴を。 -- 名無しさん (2009-04-09 18:08:44)
  • 東方曲のダークな部分だけを切り取って、その不気味さ、孤独さを肥大化させたようなアレンジ。
    それを表現するために、異常なまでの変調、不協和音、刷り込みという手段をとったがために、間違いなく好き嫌いはわかれるだろうが、一方でそれらの技術は他のサークルとは段違いである。

    BMSの傑作「チョウの標本」の作者による東方アレンジとして一部のファンから注目され、キャッチーなメロディーがうりだった上海アリスのアレンジ市場において、そのあまりの異端っぷりから、彼を知らなかった同人音楽ファンの間でも話題となったアルバムでもある。

    しかし前述したとおり、決して万人受けするタイプではない。
    それとトラック11の墨染アレンジだけがやけに投げやりなのが気になる。
    途中で曲作りに飽きてしまったのではないか、という気さえするほど。
    これらの点をふまえると、安易にこのアルバムを高く評価することはできないだろう。
    とはいえコンセプトとしては非常に面白い試みであるし、BITPLANEの力量が同人音楽界でもトップクラスであることは自明であり、このアルバムや、後に同サークルが出した「竹取物語」「The Secret of Alice」はぜひとも聞いてほしい名盤だ。 -- Mushroom Infecting! (2009-05-17 20:49:32)

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