【ライト・ファンタジー】
(用語:全般)
ファンタジー物語の分類区分の一つ。
いわゆる「ライトノベル」に分類される平易で軽快な読み物としての側面を重要視したもの。文学的な堅苦しさより娯楽要素を重要視するものが多く、ストーリーは王道で勧善懲悪なものが好まれやすい。しかし、背景世界やキャラクターの設定についてはわりと複雑なものになることも多い。
和製英語であるためか、「平易で軽快で娯楽要素を最重要視するファンタジーもの」であっても海外のファンタジー物語が「ライトファンタジー」と呼ばれることは少ない。このことから「日本人のセンスで作った西洋風ファンタジーもの」の代名詞とされることもある。
小説では「スレイヤーズ」などが、TRPGシステムでは「アルシャード」「セブン=フォートレス」などが一般的なイメージでの「ライトファンタジー」にあたるだろう。
【ライブRPG】
(用語:TRPG)
(1)広い空間で、プレイヤーが実際に動き回ってプレイするRPGの形態。
多数の参加者を見込めるゲーム大会などで企画される。プレイヤーは自らに割り振られた役割と断片的な情報に従い、会場内を移動して勝利条件の達成を目指す。
(2)中央のテーブルに行動やアイテムのカードとダイスを置き、PLは立ち上がったまま机の付近で行う演技によりセッションを進めていく形式。必要に応じてテーブルの上からカードを取って備品の代わりに用い、ダイスを振る。WoDの推奨する形式であり、海外ではストーリーテリング重視のシステムをあらわし、ルールの構造も異なる。WoD以外ではキャッスルファルケンシュタインが同様の形式を推奨しているものの、日本ではこの形式は一般的ではない。
【ライフパス】
(用語:TRPG)
Life-Path。キャラクターの人生の経歴を、表などを用いてルール的に決定すること。
TRPGの黎明期からある考え方で、GDW社の"Traveler"が元祖と思われるが、「ライフパス」という言葉はRTG社の"Cyberpank"で初めて使われた。
キャラクターの背景設定が半ば自動的に決定されるので手軽に奥の深いキャラクターが作れる一方、物語やロールプレイに自由度を求めるプレイヤーには不評な部分もある。
関連:
【ランダムエンカウント】
(用語:TRPG)
PCが出会うモンスターやイベントなどを、GMがダイスを振ってランダムに決めてしまう方法。
【乱丁本】
(俗語:ゲームブック)
ゲームブックを揶揄する言葉。
ゲームブックのパラグラフは一見して筋書きが無いように見せるため、ゲームの進行とは無関係に並べ替えてあることに由来する。
最終更新:2011年12月14日 17:25