華代ちゃん(シリーズ)
謎の少女
真城華代が「セールスレディ」を名乗って「人々の悩みを解決する」と話しかけるが、最終的には彼女の持つ「不思議な力」によって依頼者や、或いはその周囲の人々まで性転換の被害に遭う、という不条理短編。
「少年少女文庫」さんに「連作短編」として最初の三作が掲載されるとほぼ同時に「シェアードワールド」化される。
「レンタルボディ」シリーズに続く二番目のシェアードワールド化作品だったが、「全てが独立した短編」という位置づけを明確にするなど、何かと描き手の敷居を下げた形式のためか非常に好評を博し、直後から「少年少女文庫」を代表する作家さんたちの手による「
華代ちゃん」が大量に書かれ、「シェアードワールド」として定着する。
「それぞれのホームページなどで勝手に書いてもいいですよ」という形式にしたので、「少年少女文庫」以外にもあちこちに存在する。
現在少なくとも200作品以上が点在する。
有志による「リンク集」が作成されている。
基本的なアウトライン(悩みのある人に
華代が話しかけ、「解決する」という体裁で性転換を引き起こす)さえ守られていれば「何でもあり」なのでそれぞれの作者による創意工夫合戦となり、ダジャレみたいなしょーもない理由や舞台を宇宙にしたSF形式や、時代劇などにも発展した。
また、パターンが決まりきっているので「初めて性転換小説を書く」方にも「手始め」として利用してもらっている模様。
その後の展開
本シリーズは「前後の物語を参照しない」「それぞれのつながりはない」「特定の世界観はない」といった「決まりごと」を頑固に守っている。
そのお陰で「とりあえず華代ちゃんを書いてみる」のは非常に容易となっている。どれでも一作でも読めばそれをそっくり真似して書くことが出来る(実際、その様に書かれた作品もある)。
しかし、「この世界をもっと肉付けしたい」という要請も徐々に増えてきた。
そこで「
番外編」カテゴリが新設される。
リンク集
最終更新:2006年10月03日 23:51