PHANTOM(仮) 海外編 「同病相憐れむ」 最終章 さわりだけ




22 名前:1 ◆trB/oNqUGM 投稿日:2011/01/30(日) 00:19:50.73 ID:S6pcvv1L0
ライアット編 最終章 さわりだけ

ライアット「「楽しいだろうになあ・・・。組めば。」」

K「「だろうな。」」

ライアット「「だろう? 気が変わったらまた会おうぜ。」」

K「「また逃げるのかよ。」」

ライアット「「悪いな。  ・・・・あぶな~い。」」

K「・・・・!」

バ バ ババババブギィ!!

ライアットの斜め後ろ 左 そんで多分こっちの背後の3箇所でさっきの電流の仕掛けが一斉に

K「ぅぉっ・・・・・!」 身をすくめる も

ライアットが走り出すような気配が分かる

K「(いらああああ)」 仕掛け電流はただの目くらまし

咄嗟にライアットを目で追う

飛び込むように転がってサブマシンガンを拾ったところ

K「(はやっww 間に合うか!? いや  あかんっ!)」 遮蔽物になる場所の影に飛ぶ

タララララララララララララッ!!

K「(くぅぅそぉぉぉww)」 銃声が鳴り終わって腿の拳銃構えて身を乗り出した時には

ライアットおらん

K「っ・・・・!!」 だっ 自分も出口へ


23 名前:1 ◆trB/oNqUGM 投稿日:2011/01/30(日) 00:20:14.88 ID:S6pcvv1L0

警戒しつつも4階から2階まで追うように降りる  

ちょっと開けたところに出ようとしたとこで急ブレーキ ささっ

K「(・・・・迂闊かな。)」 方向転換して廊下側に出る でっぱりによじ登って ぐいっ 

窓を蹴破って外に ぴょいっ くるっ ずたんっ!

逆周りでライアットが向かいそうな方向へ先回りしようとするけど間に合わず しかも

K「っ・・!」 ささっ TEK兵と鉢合わせそうになる

K「(んんんん~・・・・・。くそっ。まだ何ぼでもおるがな。)」 ずりずり さっ たたたた

55を減らせばライアットは寄ってくるし近付きやすい でもTEK兵は動ける人数が増える 

K「(そこはどうもできんな)」 

K「(で ライアットにはうまい事引き付けられたと。くそ。)」

~~~~~~~

HQ頭「「厄介な仕掛けだ。2度も機会を与えたな。」」

K「「あれはなんなんだ。」」

HQ頭「「音が気になる。おそらくEML(電磁砲みたいなの)等に使われる電磁気を応用したものだろう。」」

K「「・・・・。なるほどよく分かった。」」

HQ頭「「時間の無駄だったな。とりあえずセットは瞬時 起動は少し時間がかかるのかもしれん。

     とするとお前は上手くのせられていたという訳だ。」」

K「「もしくは奴は電気を自在に操れる超能力者 とか。」」

HQ頭「「ならお前はとっくに丸コゲだな。」」


24 名前:1 ◆trB/oNqUGM 投稿日:2011/01/30(日) 00:20:44.53 ID:S6pcvv1L0
HQ頭「「で どうする気だ。」」

K「「奴を追う。 次がラストチャンスだ。様子を見るに後2時間くらいか。」」

HQ頭「「55がここを脱出する際に仕掛けるか。」」

K「「ああ。55にとっても今の人数じゃ戦況は芳しくない。しかし奴らもタダでは帰らんだろう。」」

HQ頭「「そうか。こちらからもこの混乱に乗じて再度攻撃をかける。上手く使え。」」

K「「やっぱりな・・。保険はしっかりかけてやがる。」」

HQ頭「「不満でも?」」

K「「あっても言えんな。2度も逃してる。TEKの時のように邪魔が入るだろう。」」

HQ頭「「だろうな。しかしOSNを強襲した部隊は(A国)の反政府団体タカ派の私設部隊だとも判明した。

     先程(A国)側と一時的に協力体制をとる事を確約した。

     あちらが寄こす特殊部隊と合同して攻め入る。空陸共に逃げ場はない。」」

K「「そこまでやるか。一人の男を始末するためだけに。」」

HQ頭「「この機会を逃がすと次はいつになるか見当もつかん。」」

K「「お前には後がないだろうしな。」」

HQ頭「「まあな。本当ならその施設を核で消滅させるくらいでないと安心できん。

     これぐらいの状況下なら奴は何度も生き延びてきたからな。どういう意味か分かるか。」」

K「「俺とライアット お互いの状況をイーブン以上にしてやるから必ず仕留めろと。」」

HQ頭「「正解だ。俺は他のどこよりもお前の能力を高く評価しているつもりだ。

     だがいいか。甘やかすのもこれで最後だ。失望させるなよ。」」

K「「自分の失敗を棚に上げてよく言えるな。見上げた根性だ。」」

HQ頭「「なんとでも言うといい。今度こそ吉報をよこすんだ。いいな。」」


25 名前:1 ◆trB/oNqUGM 投稿日:2011/01/30(日) 00:21:12.39 ID:S6pcvv1L0
K「・・・・。」 たたたたた

耳元(通信機)から びぎゃvjぽskぽkvkdkkfkド!!!

K「~~~~~~!」 がりっ

K「(耳痛っ・・ww ジャミング重ねられたか。何で今更・・・。

   とりあえずHQとはしばらく連絡とれんな。)

 ・・・・・・・・。

ガガッ  施設内のスピーカーから

ライアット「「TEKの兵達に告げる。俺は55のプロキオンだ。
       今、お互いに交戦状態にあるのは全員が分かっていることだと思う。

       裏切る形になってしまったのは残念だ。恨んでもいい。
       先程、君達の司令であるテラー氏とその右腕のブルを始末した。
       これは君達の耳にも届いた頃だと思う。」」

ライアット「「そしてOSNの援軍も反撃を受け撤退した。それ以降の動きはどこもない。
       つまりテラー氏はもとより君達も見捨てられたという訳だ。

       そこに来て今、(A国)の部隊とHQ本体が再攻撃を仕掛けてこようとしている。
今の状況では瞬く間にお互い蹂躙されるだろう。」」

K「(げ。)」

ライアット「「奴らの狙いは俺の首だ。しかし君達も充分ターゲットに入るだろう。

       テラーは死に友軍にも見捨てられた君達は自由を得て盾を失った。
       この期に及んで協力しろとは言わない。だが命を無駄にする必要もない。

       こちらは撤退用の足を確保してある。施設内のものは自由に使っていい。
       君たちTEK兵に対する攻撃もこれより中止する。好きにするといい。

       そして状況も省みずまだ向かってくる者も受けて立とう。容赦はしない。
       以上だ。」」

K「(あらー・・。 こりゃ急がなあかんくなったな。 誘われてる感じもするけど・・)」

すっ すか K「あ。」 グラム置きっぱなしにしてた

K「(ww まあええわ 急ごう。)」 


26 名前:1 ◆trB/oNqUGM 投稿日:2011/01/30(日) 00:21:50.37 ID:S6pcvv1L0
つづく





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最終更新:2011年02月07日 17:15