FOMAプラスエリアについて


FOMAプラスエリアは「UMTS HSPA 800 (Band VI)」という周波数帯のことです。
この周波数帯に対応した携帯であれば、使えます。

Xperiaシリーズには、基本的に「国際版」と「北米版」の2種類があります。
その対応周波数は、以下です。

  • 国際版の対応周波数
    • UMTS HSPA 900 (Band VIII), 2100 (Band I)
    • GSM GPRS/EDGE 850, 900, 1800, 1900
  • 北米版の対応周波数
    • UMTS HSPA 850 (Band V), 1900 (Band II), 2100(Band I)
    • GSM GPRS/EDGE 850, 900, 1800, 1900

モデルによっては、北米版の対応リストに「HSPA 800 (Band VI) 850(Band V)」と並記してあるものがあります。
こういった機種であれば、問題なくFOMAプラスエリアで利用可能です。

それ以外の機種では基本的に使用できません。
ソニエリのwhitepaperは誤植が多く「HSPA 800 (Band V)」という不思議な表記がありますが、過去の事例(Xperia X10 Mini/X10 Mini Pro/X8)の時は、最終的には「HSPA 850(Band V)」のことだった、ということがありました。
2011/08/12現在、Xperia Mini/Mini Proのwhitepaper上で「HSPA 800 (Band V)」が残っていますが、これもおそらく誤植である可能性が高いと思われます。

各機種の対応周波数一覧

SonyEricssonから入手できるWhitepaperベースでどういった3Gの周波数に対応しているのかをリストアップします。
  • UMTS HSPA 900 (Band VIII), 2100 (Band I)対応
    • X10i = Xperia X10 国際モデル
    • E10i = Xperia X10 mini 国際モデル
    • U20i = Xperia X10 mini pro 国際モデル
    • E15i = Xperia X8 国際モデル
    • R800i = Xperia Play 国際モデル
    • LT15i = Xperia arc 国際モデル
    • MK16i = Xperia Pro 国際モデル
    • SK17i = Xperia Mini Pro 国際モデル
    • ST15i = Xperia Mini 国際モデル
    • ST17i = Xperia active 国際モデル
    • ST18i = Xperia ray 国際モデル
    • WT19i = Live with Walkman 国際モデル
    • LT18i = Xperia arc S 国際モデル
    • MT15i = Xperia neo 国際モデル
    • MT11i = Xperia neo V 国際モデル
  • UMTS HSPA 850 (Band V), 1900 (Band II), 2100 (Band I)対応
    • E10a = Xperia X10 mini 北米モデル
    • U20a = Xperia X10 mini pro 北米モデル
    • E15a = Xperia X8 北米モデル
    • SK17(SK17a) = Xperia Mini Pro 北米モデル
    • ST15a = Xperia Mini 北米モデル
    • ST17a = Xperia active 北米モデル
    • WT19a = Live with Walkman 北米モデル
    • MT15a = Xperia neo 北米モデル
    • MT11a = Xperia neo V 北米モデル
  • UMTS HSPA 800(Band VI), 850 (Band V), 1900 (Band II), 2100 (Band I)対応モデル
    • こちらのモデルはFOMAプラスエリアに対応する可能性があるものです。
    • X10a = Xperia X10 北米モデル (SO-01B相当)
    • R800a = Xperia Play 北米モデル
    • R800at = Xperia Play 北米AT&Tモデル
    • LT15a = Xperia arc 北米モデル (SO-01C相当)
    • MK16a = Xperia Pro 北米モデル
    • ST18a = Xperia ray 北米モデル
    • LT18a = Xperia arc S 北米モデル
  • UMTS HSPA 800(Band VI), 850(Band V), 2100(Band I)
    • ここのモデルはもちろん公式に対応しているものです
    • SO-01B/SO-01Cについてはドコモバージョンとしてのwhitepaperは出ていません。
    • SO-02C = Xperia acro SO-02C ドコモモデル
  • CMDA2000, cdmaOne, EVDO
    • R800x = Xperia PLAY
  • CMDA2000 BC0/3/6
    • IS11S = Xperia acro IS11S auモデル
  • UMTS HSPA 1700MHz(Band IX), 2100 (Band I)対応

800非対応のものを対応させる

上記リストにあるように、Xperia 2011年モデルの北米版には、800/850対応モデルと、850のみ対応モデルの2種類があります。
Xperia 2011年モデルは、2010年モデルと違う点が1つあります。それは、ハードウェアの根幹となる構成が各モデル間で共通であるポイントが多い、ということです。
それに目をつけて、Xperia Arc(LT15a)の無線部分を司るfirmware amss_fsを、Xperia Mini(SK17a)に書き込んでみた人が現れました。


Xperia Mini(SK15a)についても成功している人がいるようですので、おそらくこの手法でFOMAプラスエリアに対応する、というのは確定のようです。

なお、国際モデルについては、北米モデルとハードウェア自体が異なるため、たとえ、上記のamss_fsを書いたところで、使用できません。

謎のコマンド

Xperia proスレ:813 に謎のコマンドがあります。
813 :SIM無しさん:2011/08/10(水) 17:38:43.30 ID:RANEuIPO
   playスレの885より
   R800a
   設定変えたらプラスエリア掴みます。
   最初から掴んでて、感度が悪かっただけかもしれないが。
   1. 電話で*#*#4636#*#*
   2. 携帯電話情報
   3. 一時的に機内モードにする
   4. メニューキーを押す
   5. 無線バンドを選択
   6. 機内モードオフ
   7. JAPAN Band 

といっても、R800aについてwhitepaperを確認すると、しっかり「UMTS HSPA 800 (Band VI), 850 (Band V), 1900 (Band II), 2100 (Band I)」と書いてあるので対応しているのは当たり前です。

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最終更新:2011年10月20日 00:37