326 :293 その①:2006/05/13(土) 07:54:34 ID:yu+JzbRK
次の日。
梨花ちゃんの献身的な介護のお陰か、俺は完全回復していた。
「さあて、学校行くかな」
空になったカップラーメンを捨てて、勢いよく立ち上がった。
ぴんぽーん。
「……レナか」
ドアを開けると、一日ぶりに見る俺の友達兼キープの一人、竜宮レナがいた。
「おはよう。圭一君。風邪治ったのかな? かな?」
「おう。見ての通り、全快だぜ。なんなら見てみるか?」
「え? ナニを見せてくれるのかな? かな!?」
興奮して俺の股間に見入るレナ。
あれ?…レナってこんなだったっけ? どちらかというと、これは魅音の反応じゃないか?
「はう~!」
少し危険を察知した俺は強引にレナの頭を撫でて言った。
「ごめん、冗談だ。ちょっと待ってろ。鞄取ってくる」
――こうして。
いつものように、一日が始まった。
もちろん、このときの俺は知る由もなかった。
昨日の梨花ちゃんとの×××が、まだ終わっていなかったことを――。



327 :293 その②:2006/05/13(土) 07:55:30 ID:yu+JzbRK
にぎやかな朝休み。一日ぶりとはいえ、目新しさはなかった。
相変わらず沙都子はトラップを仕掛けてくるし、レナはかぁいいモードだし、魅音は胸を押し付けてくるし、梨花ちゃんは――
「ん………あれ?」
梨花ちゃんの姿がどこにもなかった。
「なあ、魅音。今日梨花ちゃんは休みか?」
俺は魅音の胸を見ながら訊いた。
「やだ、圭ちゃんどこ見てんの!? えっと、なんだっけ…ああ、うん。さっき職員室で知恵先生に会って。んで聞いたら風邪だって」
「マジ? 俺が移しちゃったのかな…」
「え、何で?」
きょとんとする魅音。
「いや、だって昨日の罰ゲームだろ、あれ。梨花ちゃんに俺の看病させるっての」
「は? 何言ってるの圭ちゃん。昨日は部活やってないんだけど?」
「え…」
どういうこと? 梨花ちゃんは確かに部活で負けたって…。
「圭ちゃん大丈夫? まだ熱あるんじゃないの~? くっくっく」
魅音を無視して思考する。――瞬時に悟る。
「そうか」
昨日のは嘘だったのか。大体おかしいと思ったんだよな。梨花ちゃんがビリなんて滅多にないし、それにいくら魅音だって罰ゲームで俺の看病とかやらせるわけがない。
「ってことはつまり……」
昨日の梨花ちゃんを思い出す。一生懸命舐めてくれた。そして飲み干してくれた。
「――魅音。俺、帰るよ。まだ熱があるみたいなんだ」
もちろん、嘘だった。



328 :293 その③:2006/05/13(土) 07:56:08 ID:yu+JzbRK
駆ける。駆ける。とにかく俺は梨花ちゃんの家へと全速で駆けて行く。
確か、最近沙都子の叔父が帰ってきたとかで、沙都子は家に戻ったと言っていた。
だから梨花ちゃんは一人で暮らしているはずだ。あんな幼い子が一人――。
「待ってろよ、梨花ちゃん!」
俺は最速で梨花ちゃんの家へとたどり着いた。
「はあっ、はあっ…」
インターホンを押す。びー。
返事はない。寝ているのか?
「梨花ちゃん! 俺だ! 圭一だ! 大丈夫か!?」
がちゃり、と。
「みぃ……圭一なのですか?」
パジャマ姿の梨花ちゃんが現れた。ぽーっとした赤い顔。気のせいか、目が潤んでいるように見える。
「梨花ちゃん、ごめん! 風邪移しちゃって…俺……」
「圭一は悪くないのです。たまたまボクが熱を出しただけなのです……」
言うや否や、梨花ちゃんは俺の方へゆっくりと倒れてきた。
「――っ!」
その倒れ方があまりに自然で唐突だったので、加減することなく俺は力強く抱き止めていた。
「大丈夫か!?」
「みぃ…ちょっと痛いのです」
「あ、ごめん」
力を緩めようとすると、梨花ちゃんがぎゅうっと俺のシャツを握ってきた。
「もう少し……このままがいいのです。にぱ~☆」
「………」



329 :293 その④:2006/05/13(土) 07:56:52 ID:yu+JzbRK
抱擁を終えて、梨花ちゃんの家に上がる。
「梨花ちゃん。とりあえず横になった方がいいよ」
「みぃ………圭一は風邪、治ったのですか?」
「お陰さまで」
俺は梨花ちゃんを寝かして、冷蔵庫を勝手にあさり、氷枕を用意する。
「ほら梨花ちゃん。――そうだ、お腹空かないか?」
「大丈夫なのです…圭一。もう帰っていいのですよ」
素っ気ない言い方に俺は少し悲しくなった。
「梨花ちゃん…俺、迷惑だったか?」
…つーか声震えてるし。かっこ悪いな俺、と思いながらも続ける。
「俺、昨日すごく嬉しかったんだよ。梨花ちゃんが来て…看病してくれてさ」
「……圭一の看病をするのは当たり前なのです」
と小声で返す梨花ちゃん。さっきから俺の目を見ようとしない。
「じゃあ……俺が梨花ちゃんを看病するのも当たり前だろ?」
「え?」
くるっと梨花ちゃんが振り向く。ようやく俺を見てくれた。
「な? だから気にするなって」
「にぱ~☆」
「え?」
なぜここで笑顔?
「ああいうふうに言えば、圭一がボクの面倒見てくれると思ったですよ。にぱ~☆」
「……………」
どうやら、一本取られたらしい。



330 :293 その⑤:2006/05/13(土) 07:57:58 ID:yu+JzbRK
そんなわけで、梨花ちゃんの看病をすることになった俺は嬉々として働いた。
飲み物が欲しいと言えばすぐさま用意したし、十分に一回はおしぼりを替えた。
まあ梨花ちゃんが恥ずかしそうに「おしっこに行きたいのです」と言ったときはさすがにちょっと困ったけどな。…つーか萌えた。
気づけば、日が沈みかけていていた。夕日が一筋、部屋に差し込む。
「もうこんな時間か…梨花ちゃん、大丈夫?」
「みぃ……大分良くなったのですよ。圭一。ありがとうなのです」
「そっか良かった」
確かに梨花ちゃんの顔色は朝と比べて良くなっていた。
「圭一」
「ん?」
梨花ちゃんがちょいちょい、と軽く手を振った。枕元に来てというジェスチャーだ。
「なに?」
耳を近づける。
すると――。
「今日も……欲しいのです。白いの」
「は?」
驚いた俺は梨花ちゃんの表情を窺った。熱とは違う、火照った顔。
これは、まさか――。
「だから、その……」
言い淀む梨花ちゃんはレアだ。つまりそれだけイレギュラーだということ…ッ!
同時に俺は気づく。
昨日と同様、奴が…もう一人のクールな俺がすぐ傍で嘲笑していることを。
チャンスだ! 前原圭一! 二日続けて梨花ちゃんといけないことできるんだぞ! なにを躊躇してる! 行け! さあっ!!
一方的に囃し立てる俺。
もちろん、それを否定することはできない。



331 :293 その⑥:2006/05/13(土) 07:58:33 ID:yu+JzbRK
「梨花ちゃん…でも今日は熱もあるしさ、無理しない方が」
計算高い俺が覚醒した今、このセリフは作戦のうちだった。
「みぃ………ボクは今日もできるのですよ」
梨花ちゃんのこのセリフも想定内! そして俺は計画を発動する!!
「じゃあさ、今日は違うお口でやってみようか?」
「みぃ?」
ああ、そうだよな。何を言っているのか、否、ナニを言っているのかわからないよな、梨花ちゃん。安心しろ。俺が優しくして教えてあげよう。
「違うお口ってどこなのです?」
興味津々の梨花ちゃん。
「それを教える前に梨花ちゃん………汗かいてない?」
軌道をあえて逸らす。どうせするなら…と、鬼畜と化した俺がとんでもないことを提案したのだ。我ながら恐ろしい。
「みぃ? 少しだけ…」
「それはいけない! 汗をかいてそのまま拭かなかったら、それがいずれ梨花ちゃんの体温を下げる冷水となっちゃうんだ!!」
「そうなのですか?」
「そうだよ! 梨花ちゃん、今から着替えよう!!」
勢いに乗る俺をもはや止めることはできない。



332 :293 その⑦:2006/05/13(土) 07:59:14 ID:yu+JzbRK
「ではパジャマ、着替えるから圭一にあっち向いて欲しいのです」
起き上がり、パジャマのボタンに手を掛ける梨花ちゃん。
俺はやれやれ、といった具合に首を振る。
「いいか、梨花ちゃん。別に梨花ちゃんの裸を覗き見ようとかそういう気持ちがないってことをまずはわかってくれ!」
「?」
「俺が言いたいことはたった一つだ。梨花ちゃん!!」
「みぃ?」
「着替えを手伝おう!!」
「みっ!?」
梨花ちゃんは目をぱちぱちとさせた。そして戸惑う表情に変わる。
「…………」
考えているようだった。
「梨花ちゃん…」
「じゃあ……圭一にお願いするのです。にぱ~☆」
ぐぐっ!
心の中で、昨日より力強く拳を天に突き上げ、俺は勝利を宣言する!!
「ふうっ…」
落ち着け圭一! ここからだろ! クールになれ! クールになれ!!
「じゃあ行くよ」
「みぃ☆」
俺はパジャマの上着、一番上のボタンに手を掛けた。



333 :293 その⑧:2006/05/13(土) 08:00:02 ID:yu+JzbRK
ぷちっ。ぷちっ。
ひとつずつ、慎重に、けれど迅速にボタンを外していく。
「――ごくっ」
徐々に露わになる梨花ちゃんの白い肌に、俺は唾を飲み込まざるを得ない。
「ちょっと…恥ずかしいのですよ」
「はは。何言ってるんだよ。ほら」
全てのボタンを外し、おれは梨花ちゃんの肩に手を乗せた。
「? …圭一?」
不安そうに梨花ちゃんは小首を傾げる。
おれは無言でゆっくりと、パジャマをはだけさせていく。
「みぃっ!」
梨花ちゃんが鳴く。俺は構わず、パジャマを取り除く。
「……………っ!」
そこには――まだ起伏らしい起伏が見当たらない、しかし新雪のような白い肌があった。
ああ、あるにはあるか。かわいらしい、ピンクの突起が二つ。
「きれいだ…」
思わず口走っていた。これは計算外。だが、すぐにそれが吉と出た。
「あまり…じろじろ見ないでくださいなのですよ」
かああっと顔を赤らめる梨花ちゃん。
「いや、ほんと、きれいだなと思ってさ」
「圭一……ありがとうなのです。だから早く――」
替えのパジャマを、と言おうとしたのだろう。けれどその言葉は出てこなかった。
なぜかって?
それは――



334 :293 その⑨:2006/05/13(土) 08:01:24 ID:yu+JzbRK
「ふにふにしちゃうよ? かわいいピンクの先端に」
と、俺が梨花ちゃんの乳首を親指と人差し指で弄び始めたからだ。
「っくう…圭一。そこは触られたく、ないのです…ん…」
我慢するように、梨花ちゃんは身体を硬直させた。ていうか、しっかり感じてるじゃん。
「いいの? じゃあやめちゃうよ。残念だなあ…」
とあえて一旦引く俺。さすがだよ。俺こそがベストオブザベストオブザベストっ!!!
「待って!…くださいなのです。もう少しだけ…その……」
梨花ちゃんの反応は予測通りのもの。まあ顔が真っ赤なのは予想以上だったけど。
「ん? もう少しだけ…何だって?…ごめん聞き取れなかった」
と白々しく言ってのける俺。鬼畜だ。ここまで嗜虐的だったとは…。
「け、圭一に、もう少し、ふにふにしてほしいのですよっ!」
ぷるぷると震えながら、それだけを口にする梨花ちゃん。なんかもう、泣きそうだった。
「ごめんごめん。梨花ちゃ」
ぽんぽんと梨花ちゃんの頭に手をやって慰める。そして梨花ちゃんの要望通り(ていうか俺の予定通り)行為を再開する。
ふにふに。
両手で二つの乳首をそれぞれ弄る。ひねったり、つついたり、軽く引っ張ったりもして。
「ふっ…んん……くすぐったいのですよ………圭一……あんっ…ん」
「お?」
次第に乳首が硬くなって…ぴょこっと尖がった。
「あれあれー梨花ちゃん…これ、どうしちゃったの?」
「…圭一はいじわるなのです」
ぷー、と膨れる梨花ちゃんもかわいかった。



335 :293 その⑩:2006/05/13(土) 08:02:42 ID:yu+JzbRK
「ねえ梨花ちゃん…」
「みぃ?」
「一つだけ、お願いがあるんだけど?」
恐ろしいほど優しい声で訊く。こんな声出せたのか、俺。
「なんですか?」
「これ、舐め舐めしていい?」
「え?」
理解できなかったのか、俺の顔と、自分の乳首を交互に見やる。
「でも…」
「だめかな? かな?」
「圭一がレナなのです…」
梨花ちゃんはくすくすと笑った。そして意を決したのか、小さく頷いた。
「みぃ☆」
俺は笑って、梨花ちゃんのピンク色の突起に、口をつけた。
「ふぁあっ!?」
梨花ちゃんの悲鳴。それもまた行為を助長させる。
「ぺろぺろ…ちゅっ……梨花ちゃん、おいしいよ…昨日のアイスより」
「んんっ……や、やあっ……」
足をぱたぱたさせる梨花ちゃん。
「え? いやなの? じゃあ…」
「だめなのです!…圭一。続けるのですよ」
「仰せのままに。ちゅぱっ……はむっ」
「あッ……っくうう………」
俺は飴玉を舐めるように、乳首を舐め回す。と同時にもう片方の手でぺったんこの胸を揉む。
「どう? 梨花ちゃん…元気になれそう?」
「んぁ…うくっ……ふっ……それ…歯で、かみかみするの、気持ちいいのです…あんっ…」
めちゃくちゃ感じている古手家当主、古手梨花だった。



336 :293 その⑪:2006/05/13(土) 08:03:28 ID:yu+JzbRK
「ちゅ…ちゅぽっ…吸っていい?」
「…ん…くっ………」
ただ目を閉じたまま、こくこくと頷く梨花ちゃん。俺は勢いよく吸ってみた。
「ちゅうううっ!」
「ふぁあああっ!!……んんっ!」
ちょっと刺激強すぎたかな? と軽く反省する。――しかし、吸うことは止めない。
「ちゅ~っ……んっ…ちゅ~っ……んっ…」
「ふぁう…ううっ………け、圭一…」
「ん? なに?」
「なんか……おなかの、奥が熱くなってきたのですっ…ううっ……これは、病気なのですか?」
「――っ!」
その言葉に、散々乳首を弄ったりしゃぶったりしていた俺だが、脳内に更なる欲望が蠢くのを感じた。
そうだ。そもそも俺の目的は――。
「梨花ちゃん」
俺は行為を止めて神妙に言った。
「それは特別な病気でね。俺だけが治すことができるんだ」
「圭一だけが?」



337 :293 その⑫:2006/05/13(土) 08:04:13 ID:yu+JzbRK
「ああ。昨日、梨花ちゃんは俺のオットセイさんを舐めてくれただろ?」
コクリと梨花ちゃん。
「あれは梨花ちゃんにしか治せない病気だったんだ。だから俺は治ったわけだし。そして今梨花ちゃんが罹っている病気は唯一、俺だけが治せる!」
「そうなのですか? では圭一がボクのを舐めてくれれば治るのですか?」
「ああ。だが見る限りかなり病気は進行している。舐めるだけじゃ足りないかもしれない。そこでだ!」
一呼吸。さあ、クールに決めろ。前原圭一。
「さっき言ってた、違うお口に俺の白いのをプレゼントすれば完璧、治るんだよッ!!!」
言い切った俺はたぶん、雛身沢で一番の漢(おとこ)だった。
梨花ちゃんは納得したのか、ぱちぱちと拍手してくれた。ていうかわかってるよね? 梨花ちゃん?
「つまり圭一のオットセイさんが……ボクのここに白いのをくれるのですか?」
梨花ちゃんは言って、自身の一番繊細なところを指差した。
「ああ。そういうことだ。わかってもらえて嬉しいよ」
「でも…」
「ん?」
「みぃ……」
「大丈夫! 心配ないって! ほら、下も脱ごっ!? 俺が脱がしてあげるからさ!」
「一人で…脱ぎますですよ」
梨花ちゃんはもぞもぞと、布団で隠しながら脱ぎ始めた。
なんか、動きがたどたどしいが、まあ人前で脱ぐのなんて初めてだろうしな。
つーかできれば俺が脱がしたかった――とは言うまい。



338 :293 その⑬:2006/05/13(土) 08:05:29 ID:yu+JzbRK
「脱げたのです」
「そう?」
布団の下が裸かどうかは見てみないと判然としないが、すぐにわかるだろう。
「すーすーして、変な感じなのです」
「じき慣れるよ。さ。見せて☆」
初めて俺、☆使ったよ…なんてことはどうでもよくて、梨花ちゃんの布団に手を伸ばす。
「みぃ…やっぱり恥ずかしいのです」
ぎゅっと布団にしがみつく梨花ちゃん。
俺はゆっくりと、布団を除いていく。
「梨花ちゃん。病気、治んないよ? おなかの奥が熱いんでしょ? それは監督でも治せないしね」
「………みぃ」
観念したのか、梨花ちゃんは自分から布団をどかした。――全てが晒される。
「ごくりっ」
そこは――もちろん何も生えていない、つるつるのぺたぺたで、ただ一筋の割れ目が申し訳なさそうにあった。よく見るとかすかに濡れているらしく、糸を引いていた。
「みぃ…あまりじろじろ見ないでくださいなのです」
「あ、ごめん。俺も…」
言って、二秒で全てを脱ぐ俺。まあ、脱衣如きに時間を浪費したくないしな。
「圭一が、はだかん坊なのです。にぱ~☆」
「おう。ほら。昨日お世話になったから梨花ちゃんにちゃんと挨拶しろよ」
と、高度と硬度が最大限のソレを梨花ちゃんに向けた。
「わー。おっきおっきなのです♪」
なでなで。
「ううっ、ちょ、梨花ちゃん! それはだめだって昨日言っただろ? 出ちゃうってば」



339 :293 その⑭:2006/05/13(土) 08:06:22 ID:yu+JzbRK
そんなわけで――ついに目標に到達した俺だったが、一つだけ決めかねていることがあった。
「うーん…」
「圭一? どうしたのです?」
梨花ちゃんが俺のペニスを撫で撫でしながら訊いてきた。
「ああ、ごめん。ちょっと待って」
ふむ。やはり当初の予定通り、アレでいくか。
アレとは――
「梨花ちゃん。四つんばいになって」
「え?」
そう、体位のことだ。色々思案した結果、梨花ちゃんがなるべく痛がらないような体位はどれか、ということで悩んでいたのだ。
まあ、結果はこの通り――。
「こおですか?」
目の前に、不安そうに四つんばいになる梨花ちゃんが完成していた。
「そう。それでいいよ。そのままで。ああ、痛かったら言ってくれ。ゆっくりやるから」
と、俺は今か今か、と待ちわびていた暴君をあてがう。
ぴとっ。
「あっ…」
「大丈夫。この体勢なら、マジで痛かったら梨花ちゃんは前に逃げればいいから」
「はいなのです…」
「それじゃ、挿れるよ」


340 :293 その⑮:2006/05/13(土) 08:07:25 ID:yu+JzbRK
ぐぐっ。
「――ううっ!!」
「い、痛かったか!?」
「…うっ…続けてなのです」
無理してるなあ。まあ、俺が無理させてるんだけどさ。
「ゆっくりやるから…」
ず、じゅるっ。
「んんっ!? ぐぅっ…」
「ふうっ…先っぽ、入ったよ。この調子で…」
侵攻するたびに、梨花ちゃんの身体がぴくぴくと動く。
ずぶっ。ずぶずぶっ。
「っくう、ううっ!! ふぁっ…痛っ!!……んっ!?」
「もう少し、もう少しだから…」
そして残りあと一センチというところで、俺の鬼畜本能が再起動する。
「圭一?………ふあっ!? ふああああああぁぁあああぁっっ!!?」
いきなり突き上げるように力いっぱい挿れたのだ。そりゃ、悲鳴上げるって。
――自分でやったことなのに、客観的に分析する俺は正しく鬼そのものだった。
「ううっ…圭一、ひどいのですよ…えっぐ……」
その涙に俺はハッとする。
「ご、ごめん。梨花ちゃん」
「ううっ…」
「梨花ちゃん。お詫びに白いのいっぱいあげるからさ。泣き止んでくれ」
「ううっ…たくさんなのです……みぃ」
少し泣き止んでくれたようだ。
「っていうかもうほら、俺のオットセイさん、梨花ちゃんの中に入っちゃったよ」
「そうなのですか? 道理でおなかがいっぱいなのです」
それでは――動きますか。



341 :293 その⑯:2006/05/13(土) 08:08:56 ID:yu+JzbRK
「梨花ちゃん。今から動くけど、痛かったら無理しないで言うんだよ」
「はいなのです」
四つんばいで答える古手梨花。この光景を誰が想像できよう?
「いくよ」
「ふぁいと、おーなのです」
ぐりっ。
「っつ!!?」
「大丈夫、梨花ちゃんの充分に濡れてるから、俺が動いても平気だよ」
優しく言う。
ずりゅっ。ずぷっ。
「っく!? ううっ…」
「わっ! 梨花ちゃんの、もう締め付けが…」
「みぃ…っふぁ、ん……んっ……」
ゆっくりと、俺は加速していく。
「ふぁあっ!? や、やあっ、け、圭一っ…圭一っ……っ!」
「おおおおおおおおっっ!!」
雄叫び。俺はただ本能に赴くがまま、動く。動く!
ぴちゃ。ぴちゃっ。くちゅくちゅっ。
淫靡な音が室内にこだまする。
俺のピストンはますます早くなっていく――!
「んっ…んっ…んんっ!? 圭一っ……ふあぅ……んっ…くうっ」



342 :293 その⑰:2006/05/13(土) 08:13:51 ID:tIOdwOdm
梨花ちゃんの喘ぎ声に俺のペニスが呼応するかのごとく、さらなる加速を命じる!
「っく、俺、そろそろ…うおおおおおっ!!」
ぐちゅっ。ぐちゅっ。ぴちゃっ。
「ふぁ、ああっ!? ううっ…圭一の、また、おっきしたのです!…びくんって…やあぁっ!!」
「梨花ちゃん、梨花ちゃん!!」
一心不乱に腰を打ち付ける。梨花ちゃんの腰に回した手に力がこもる!
ぐりぐり、ずちゃっ。ずぷぷっ。
「け、圭一、…ううっ、ボクっ、だんだん、きもちよくなってきたのですっ!!…んっ、んっ…!」
「俺もだっ梨花ちゃん!! もう少しで俺、俺っ!」
限界が――近い。おそらく梨花ちゃんも――。
「熱いっ…うう…ふぁ、ふああっ…や、も、もう……ふぁ…イっちゃう、イっちゃうのです…ボク、ボク…!!」
「俺も、もう、うっ――っっおおおおおおおぉぉぉぉぉおおっ!!!」
弾けるような快感!!
勢いよく飛び出す俺の精液!!
その反動のためか、暴れるように俺のペニスが梨花ちゃんの膣内を蹂躙する!!



343 :293 その⑱:2006/05/13(土) 08:14:39 ID:tIOdwOdm
梨花ちゃんは――
「ふっ!? やっ、やあああぁぁぁぁぁぁあああああああああぁあああああああああっっっ!!!」
轟く叫びと、跳ねる身体。そして乱れる髪は綺麗だった。
「ふぁあ、ああああっっ!!」
昨日同様荒れ狂うペニスに、梨花ちゃんは振り回されるように痙攣する!!
どぱぁうっ! どどっ。どぴゅっ。どぽっ。どっ。どぅっ。
やまない放出。
こんなに溜まっていたとは――自分自身、驚いていた。
「梨花ちゃん…」
俺は潮時と思い、ゆっくりと、未だ放出し続ける相棒を引き抜いた。
ぐたぁ、と前に倒れる梨花ちゃん。だがそれは皮肉なことに――必然的に、俺のペニスの残り全てが梨花ちゃんの背中にブチ撒けられた。
ビチャビチャっ!! ビチャっ!
小さな背中に俺の精液が降り注ぐ。すると、梨花ちゃんはビクンと身体を反らした!
「ふぁあああっ!? あ、熱い、熱いのですっ圭一!?」
「あ、ごめん…」
謝りはするが、放出は俺の意思とは無関係。どぽぽっと精液はなおも吐き出される。
「んんっ!! け、圭一ぃいいいっっ!!」
絶叫する梨花ちゃん。
俺はその背中を見ながらぼんやりと、気持ちよかったなあと思った。



344 :293 その⑲:2006/05/13(土) 08:16:08 ID:tIOdwOdm
そして。
行為を終えて、俺は着替えを済ます。
梨花ちゃんはというと――布団の上で横になったままぴくぴくっと痙攣していた。
「梨花ちゃん、大丈夫?」
「……みぃ」
弱々しく鳴く梨花ちゃん。
「グズッ・・・んくっ…」
あれ? 泣いてる? 突然沸いて出る罪悪感。
「り、梨花ちゃん? あの…」
「圭一の……白いの、ボクの中に注ぎ込んだのですか?」
「あ、うん。そうだよ」
「これで…病気は治るのですか?」
「えっと…うん」
いや、たぶん自然に治るんじゃないかな――とは口が裂けても言えない。言ったら確実に祟られる。
「圭一……」
「ん?」
「ありがとうなのです」
梨花ちゃんはそう言って、にこっと笑った。
「どういたしまして」
「にぱ~☆」
「梨花ちゃん。マジで大丈夫か?」
さすがに心配になってきた。終わってからずっと横になったままだし。
梨花ちゃんは恥ずかしそうに微笑んだ。
「腰が…けいれんして…動けないのです……みぃ」
あ、そういうこと…。俺は苦笑いする。


345 :293 その⑳:2006/05/13(土) 08:18:24 ID:tIOdwOdm
エピローグ――後日談。
次の日、完治(?)した梨花ちゃんが学校にやって来た。
「梨花ちゃん! 元気になったか! よかったよかった」
「にぱ~☆」
「あのさ、ちょっと来て」
「みぃ?」
俺は外にある体育倉庫裏に連れて行き、思いっきり抱き締めた。ぎゅうっ。
「け、圭一、そんなにぎゅっとされると痛いのですよ」
「いいじゃん。元気になったんだし」
存分に柔肌の感触を貪る。あ、また勃ってきた。
「圭一? おなかに何か、熱くて硬くて太いモノが当たっているのですよ」
ばれてるし。俺は無視して抱擁を続ける。
「梨花ちゃん…また今日、行っていい?」
「みぃ?」
「俺、梨花ちゃんのこと、大好きっ!!」
「みぃ~~☆ ボクも圭一が好きなのですよ。にぱ~☆」
――そんなわけで。
これから梨花ちゃんの発育を見守りながら(あるいは助けながら)、二人でえっちなことをたくさんしようと誓ったのだった。


                 『梨花ちゃん×圭一』・・・おわり。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2006年09月07日 06:43