ある夜のこと…
「…ねえ、羽入」
「はい」
「あんたは可愛いって言ってくれたことある?」
「え…あるなのですよ」
「そう…いいわね」
ツー…梨花の額に涙が流れる
「梨花…なんなら僕が言ってあげるなのですよ…可愛いって」
「そうじゃないのっ…可愛いは…そう簡単に使うものじゃないの…」
梨花はうずくまっている
「あう…」
チュピピピピ…朝だ
「んっ…くぅ…ふぁ…」
大きく背伸びをする
「梨花ぁ!早く布団をかたずけてくださいまし!」
「…」
「梨花??」
「少ししんどいので休むなのです」
「そう…ですの」
「沙都子???」
「いっいえ、なにもありませんですわっ」
「え…???」
(どうしたの?)
沙都子は顔を隠して学校に行った












次回に続く

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最終更新:2011年07月11日 18:36