魅音の一族について、沙都子と梨花ちゃんに訊いてみる。
「あら、圭一さんはご存じありませんの? 興宮には魅音さんの親戚がの方がやっているお店って結構いっぱいありますのよ?」
「へー、そりゃ知らなかった。……そんなに色々あるのか?」
「えぇ、パン屋さんとか八百屋さんとかラーメン屋さんとか。他にもまだまだ、あの部活をやったおもちゃ屋さんもそうなんですのよ」
 ちょっと絶句。……それは……凄いな。
「魅音の一族って何気に商才あるんじゃないのか? それだけ色々あるってのも何だか凄いよな」
「……他に、サラ金屋さんとか、地上げ屋さんとか、イメクラ屋さんとか、ソープランド屋さんとか、色々やってると言ってますです」
 何だか妙な物も飛び出してきた気はするが、まぁとにかく手広いのは分かった。
「あいつに小銭を借りると妙に返却期限にうるさいのはサラ金屋の血が流れているからかー。納得」
「魅ぃにお買い物代を借りたことをコロリと忘れてしまったら、耳揃えて返さんと身売りして風呂に沈め足るどーと凄まれたのです」
 ……梨花ちゃんが借金のかたに特殊な風俗店に身売り……。
 ちょっといけない妄想が……。





【TIPS:Kの妄想劇場(泡姫な梨花ちゃんでハァハァ☆編)】

「お待たせしました。どうぞこちらへ」
「あ……どうも」
 黒スーツに身を包んだ男に案内され、俺は建物の中を移動する。
 ビジネスホテルと銭湯を足して割ったような屋内は、何というか……安っぽい高級感がいかにもというか……怪しいと感じてしまう。
 まあ、ある意味ではこの独特の雰囲気が無いとその手の店に来たという気がしない気もするが……。しかし、そう考えるのはまだ俺が慣れてないからなのだろうか?
 受付で指名した写真の娘は、黒髪が長くスレンダーなボディの女の子だ。整った顔立ちが堪らなく魅力的だった。
 どうせこういう店なのだから、写真もプロのカメラマンが撮影して直接見た姿とは違っていたり、年齢やスリーサイズも誤魔化しまくりだというのは分かっている。分かっているつもりだが……それでもつい期待してしまうのは男の悲しい性というやつだ。
 彼女のいる部屋の前までたどり着く。
 俺は思わず、ごくりと唾を飲み込んだ。
「それでは、私はこれで失礼します」
 男が開けた扉の中へと踏み込む。
 薄暗い室内。……その奥に、彼女が……。
「梨花です。今日はよろしくなのですよ。にぱ~☆」
(…………って、な……なんだって~~っ!?)
 俺は彼女の姿を見た途端、俺は驚きに目を見開いた。
 だってどう考えても俺の目の前にいるのは中学生に上がったかどうか……下手すりゃ小学生なんだぜ? 確かに写真では幼い顔つきだったかなあとは思ったけど、まさかこれは……逆に年齢を若くする誤魔化しは覚悟してたけどさ……。
「……みぃ~。お客さん、固まってしまっていますのです。やっぱりボクは好みじゃないのですか? もっとお胸の大きい人の方がよかったですか?」
 悲しげに鳴く(誤字ではない)少女に、俺は我に返って慌てて頭を下げる。
「いや……そうじゃないんだ。ただちょっと驚いただけなんだ。気を悪くしたならごめん」
 いやしかし、でもなあ……さすがにこれは……。俺、別にロリコンじゃないし……。
 俺は改めて彼女を眺めてみる。
 確かに……幼くとも顔立ちは整っている。将来はきっと美人になるだろうな。長く艶やかな黒髪がまた魅力的というか……。
 うーむ、若々しいという意味ではありか……。そのちっちゃなお口で……ペロペロと俺の物を舐めてもらうのもそれはそれでそそるかも……ってえっ!? 何を考えてやがるんだ俺は?
 薄い黒のランジェリーに覆われた体へと目を向けても全然興奮なんて……くぅ、幼女のくせに黒というチョイスがまた育ってない体とミスマッチでありながらそれ故に背徳感というかそういうのをそそるなあ。
 いやいや、だからそうじゃなくて……目の前にいる少女は青い果実だぞ? 胸なんてまだまだようやく膨らみ始めたかどうかだぞ? そんな胸をむちゃくちゃに嬲り回すとか、黒レースの下着から伸びる白くて細い脚に興奮するなんて、男として……ごくり。
 あ……青い果実を……思うままに貪って……そんな……あの小さな体に俺のものを? 流石にそれはまずいだろう……じゅるり、ハァハァ☆
 う……うぅむ……やっぱり……もう俺、ロリコンでもいいかも知れない☆
「みぃ~?」
 小首を傾げる彼女を見詰める。小鳥のようなその仕草は実に愛らしかった。
「…………可愛い……」
「みぃっ!?」
 ふと漏らした俺の声に、彼女が少し驚いた表情を浮かべる。
 それに気付いて、俺は何を口走っているのだと顔を赤くする。薄暗がりで彼女からはよく見えないかも知れないけれど、俺は自分の顔が熱くなるのを自覚する。
「あ……ありがとうなのですよ。にぱ~☆」
 けれど、彼女は嬉しそうに笑ってくれた。若干、照れくさそうだったけれどでも少なくとも不愉快には思ってないらしい。その顔が愛らしくて、俺もつられて微笑む。
「では、準備するのですよ」
 そう言って彼女は浴槽に向かい、蛇口を捻る。
 客が部屋に来てから準備するなよと苛立つ客は割と多いかも知れない。だがそれは違うと俺は思う。確かに高額な料金を払っている以上、一分一秒が惜しいという気持ちも分かる。だがそんなことで余裕を失い、この時間の楽しみを損なうのもどうか?
 たいがい、服を脱いで少し会話する程度で湯船にお湯は溜まるのだ。ならばその時間を彼女らとの語らいやあるいは焦らしだと割り切って楽しんだ方が遙かにいいと思うのだが。
 って……いかんいかん、ストーリーに戻らねば。
「それじゃあ、服はどこに脱げばいいんだ?」
「みぃ? いいのですよ。ボクが脱ぎ脱ぎしてあげますのです」
「そうなのか? ありがとう」
 そして俺はその場で立ったまま、浴槽から戻ってきた彼女に服を脱がせて貰う。ちょっとした王様気分というか、そんな感じが心地いい。
 決して辿々しくはないけれど、慣れた手付きでもない様子で、彼女は俺の服を脱がせた。シャツとズボンを丁寧に折り畳んで近くの籠の中に入れていく。
 そして俺のトランクスも……。
 彼女の細い指が俺の腰に触れ、そして顔が俺のオットセイ☆に一瞬近付く。照れくさいような、それでいて何とも抗いがたい熱情が湧き上がり、ぴくりと俺のオットセイ☆が少し震えた。
 これを彼女に頼むのもちょっとおかしな気がしたので、残った靴下は自分で脱ぐことにした。彼女がしたように、見苦しくないようにまとめて籠の中に入れる。
 振り返ると、彼女がランジェリーを脱ぐところだった。
 こちらに背を向けて、黒いそれを頭から脱いでいく。そして腰に手を当てて、するすると同じく黒のレースのパンティを脱いでいく。少し前屈みになり、こちらにお尻を突き出した格好が俺の胸を高鳴らせる。
 俺はその光景に見とれた。
「みー、シャワーを浴びるのですよ」
 彼女がこちらに振り返ってきて、俺は我に返る。
 俺は頷いて彼女の後ろに続き、シャワーの区画へと向かった。
「こちらにどうぞなのです」
 彼女に促されるまま、俺は凹型の椅子に座る。
 俺の目の前で彼女はシャワーのお湯の加減を確認し、そして俺の体にお湯を掛けていく。湯加減は丁度よかった。
 少女の白く細い裸体に俺の視線は釘付けになる。淡く膨らんだ双丘の中央に色付く桜色の乳首が美しい。
 更に、彼女の秘部に視線を向けるとそこはつるんつるんの無毛だった。ガチで幼女だった。だが今の俺はそんなこと気にしない。むしろ全然OK。ビバ無毛っ☆ 毛なんて飾りです、偉い人にはそれが分からんのですよっ!!
 自然と俺のものは硬く膨らんでいった。
「ごしごしなのです~☆」
 彼女の小さな手が俺の手に触れ、そして俺の胸を愛撫する。それだけでも気持ちいいというのに……分かっていたし、期待もしていたけれど、彼女は俺の硬くなったオットセイ☆にも指を絡めてくる。
 すっかり敏感になったオットセイ☆はびくりと悦びに震えた。指が細やかに絡み付き、柔らかくしごいてくるその感触が堪らない。
 痺れるような疼きと快感が俺の脳髄に駆け上ってくる。
 脈打つ俺のものを梨花ちゃんは念入りに粗い、そして体中の泡をシャワーで洗い流す。
「それでは、お風呂の中にどうぞなのです」
「ああ」
 俺はすっかりお湯が貯まった浴槽に肩までつかる。
「お湯加減はどうですか?」
「ああ、丁度いいよ」
「そうですか、それではこちらをどうぞなのです」
 俺は頷いて、彼女からうがい薬を受け取る。彼女が体を洗う姿を眺めながら、俺はうがいした。
 浴槽の脇に薬を吐き出し、俺は風呂の中で彼女を待つ。いや、しかし本当にいい湯だ。何だかほっとする。
 やがて、体を洗い終わった彼女がこちらに向かってくる。髪が濡れないように輪ゴムで纏めているけれど、そうなるとうなじがまた妙に色っぽかったりした。幼女のはずなのだが、そこは大人の色気も微妙に混じっていたような気がする。
 ふと俺達は互いに見つめ合う。
 こんなお店だからすることは分かっているのに、何だか気恥ずかしくて、俺達は笑う。
「お客さんはどんなタイプの女の子が好みなのですか?」
「決まってるじゃないか、梨花ちゃんみたいな子だよ。だから指名させて貰ったんだし」
「みー。でもボクはお胸が小さいのですよ?」
「……気にしなくていいって。小さい胸の梨花ちゃんも素敵だよ。それに勿論、大きくなってもだ」
「……みぃ。本当に大きくなってくれるのでしょうか?」
「なるさ、きっとな」
 自分の胸を見下ろし、そして淡い膨らみを揉む彼女を俺は可愛く思う。
 それからしばらくたわいもない会話をして、俺達は浴槽から出た。
 タオルで体を拭いて、ベッドへと向かう。
 ベッドに腰掛けると、隣に梨花ちゃんも座る。
「お客さんはどういうのがお好みなのですか? ボクが攻めますか? それとも……」
 あー、そういやあまり考えてなかったなあ。
 どうしよう?
 俺はしばし虚空を見上げる。
「うーん、それじゃあさ、最初は俺が受けにまわるよ。適当なところで梨花ちゃんを攻めさせて貰う。それでいいか?」
「みー、分かったのですよ。それでは横になって下さいなのです」
 俺が頷いてベッドの上に横になると、彼女は上に覆い被さってきた。彼女の体が俺の体に重なり、滑らかな肌から温もりが伝わってくる。
 彼女が再び髪を解くと、その細く艶やかな髪が俺の胸の上を流れた。
 彼女の唇が俺の唇に近付いてくる。
 俺は彼女を抱き締めながら、その唇に応じた。
 目を瞑って優しく唇を押し付ける。彼女の唇は小さくても、やはり柔らかかった。
 優しく彼女の背中を撫でると、ぴくりと俺の腕の中で彼女は身悶えした。背中が弱いのかも知れない。
 舌を少しから目会った後、彼女は俺の唇から離れた。首筋からゆっくりと、何度か俺の体にキスをしながら下っていく。
 その動作に従って彼女の髪が俺の体の上を流れ、愛撫した。
 仔猫を連想させるような仕草で、彼女が俺の乳首を舌で愛撫する。ピンク色の舌が俺の肌を這う光景は、見たことがない訳じゃないけれど、どこか非現実的だった。しかもこんな少女がというのは……。
 むくりと起きあがったオットセイ☆の先が彼女の太股や下腹に当たる。その感触が貯まらなく俺の欲望を滾らせてくる。
 一旦彼女は上半身を起こし、ベッドの下の方へと大きく移動した。そして俺のオットセイ☆にまた指を絡め、顔を近づけていく。
「あ……あのさ」
「みぃ?」
 俺は思わずそこで彼女を止めてしまった。
「……どうかしたのですか?」
 ぱちくりと瞬きして疑問符を浮かべてくる少女に、俺は頬を掻く。
「いや……その……さ。無理にとは言わないけど……もしよかったらでいいけどさ」
「みー?」
 緊張する。
 けれど、欲望は止められなかった。
「……あの……ちょっとでいい。梨花ちゃんの髪をさ……その、一緒に使ってくれないか?」
 つまりは、髪コキをして欲しいと……。
 そんな性癖は無かったつもりだけれど、彼女の細い髪が俺を愛撫する度に、その感触に心地よさを感じてしまった。その感触に欲情が膨らんだ。
「分かってる。俺もまだ出すことはないけど、それでも洗うのが大変だっていうのは分かってるけど……。だから、もしもいいならって……別に、困らせるつもりはないんだ」
 こんなこと胃って嫌われやしないか……どうせ俺達は客と泡姫だというのは分かっているけれど、それでも引かれるのはちょっと恐かった。どうせなら、最後まで楽しくこの時間を過ごしたかったから。
「みー。お客さんは変態さんなのです。……でも、ちょっとだけならいいのですよ? にぱ~☆」
 でも、くすりと梨花ちゃんは笑ってくれた。
 俺はほっと胸をなで下ろす。
「でも本当にちょっとだけなのですよ? 実はボクもよく分からないのです」
「あ……そうなんだ。いや、俺もよく知らないんだけどさ。とにかく、俺のに少し巻き付けてくれればそれでいいよ」
「分かったのですよ」
 そして梨花ちゃんは俺のものにその長い髪を巻き付けていった。
 ああ、思った通りだ。滑らかな髪の感触が堪らなく気持ちいい。
「んっ……んむっ……はふっ」
 ちろちろと梨花ちゃんが俺のものの先を舐め回しながら、髪を巻いた竿を扱く。細やかな髪の刺激は余すところなく性感を責め立ててくるようだった。
 彼女の舌先が俺の先を転がすたびに、俺のものは悦びに打ち震えた。
 彼女が俺のものを口に含む。その光景は期待以上に背徳的で、俺の劣情を刺激した。軽く当たる歯の感触が、夢ではなく現実だと訴えてくるのが信じられない。
「んくっ……んんっ……ふぅっ」
 梨花ちゃんが首を上下に振る。
 堪らない……本当に気持ちよくて堪らない。思わず彼女の頭を掴んで、そのまま無理矢理……このまま腰を振りたいくらいだ。ぎりぎりの理性でそれを押し止めるけれど。
 ああ……でももうやっぱり無理だ。これ以上は我慢出来ない。
 一旦彼女が俺のものから口を離したそのときに、俺は声を掛ける。
「あのさ……次は俺が梨花ちゃんを好きにしたいんだけど……いいか?」
「いいのですよ。それじゃあ、今度はボクが下になるのです」
 そして俺達は上下逆になった。
 俺の下に小柄で未成熟な肉体が横たわる。こんなお店にいるのだから、今更汚れを知らないだとかそんな夢を本気で見ている訳じゃない。けれど、それでも幼い体を自分の欲望で汚せるという背徳感はまるで萎えることはない。
 俺はまず、彼女の胸に手を当てた。
 触れるとその膨らみはまだまだ硬く、それが蕾であることを訴えてくる。無理矢理揉みしだいたりはせず、円を描くように、触れるか触れないかの力加減で愛撫する。
「…………みぃ」
 手の平に広がる仄かな温もりの中で、彼女の乳首が切なく尖ってきた。その小さなしこりを中心に、転がすように愛撫を続ける。
 自然と俺の息が荒くなってくる。
 もっと……もっとだ。もっとこの少女の胸を弄びたい。味わいたい。
 俺は彼女の胸に顔を近づけていった。
 右の胸の乳首に舌先を当てる。その感触が堪らなく愛おしく、同時に食いちぎりたいとか凶暴な感情も刺激してくる。
「はっ……ふぁっ……」
 顔を近づけたことから、石けんの匂いと共に彼女の匂いが俺の嗅覚を刺激してくる。それもまた更に俺の欲情を高めていく。
 理性を失ってはいないけれど、いっそ本能の赴くままに目の前の幼女を食い散らかしたいたいと思ってしまう。
 そして俺は少女の胸を貪り続ける。
 ……ふと、彼女の体が一瞬強張った気がした。
 本能が俺を急かしてくる。早く……早くしろと。早く何をしろというのかも分かっている。
 俺は名残惜しいものを感じながら彼女の胸から顔を離した。
 そして彼女が俺にそうしたように、俺も彼女の秘部へと顔を近づけていく。
 俺は少女の細い太股の間に下を伸ばした。
「みぃっ」
 仄かに彼女の体が震える。彼女の小さな入り口は、それこそ俺が口を開けばまるまる含めそうなくらいだった。
 肉の薄い膣の縁を舌でなぞる。
 そして唾液でまみれた彼女の秘部を吸い、また舌で中をほじくるように舐める。
「みっ……うぁっ……あぁっ……んっ」
 薄く……けれど確かに彼女の秘部が開いてくる。
 俺は夢中で彼女を味わう。
 彼女の黄色い鳴き声をもっと聞いてみたい。彼女の温もりを感じたい。そうだよ、彼女と一つになりたい。
 少女の秘部と激しくキスを交わしながら、俺はもう欲求を抑えるのが限界だった。
 彼女の秘部から顔を離す。
「……くす。……挿れたいのですか?」
 どこかしら妖艶な色がその瞳に宿っていたのを見たのは気のせいだったのだろうか?
 けれど、兎にも角にも俺は頷いた。
「それじゃあ、ちょっとだけ待つのですよ?」
 そう言って彼女はベッドの脇に備えられたキャビネットからコンドームを取り出した。
 ぴりぴりと袋を破いて中身を取り出し、いきり立った俺のオットセイ☆に被せてくる。
 彼女の指がしごくように竿を下っていく感触にすら、俺は悦びを見出す。
「それじゃあ、いくぜ?」
「みー。どうぞなのですよ」
 再びベッドの上に横になり、微笑む彼女を俺は見下ろす。そして自分のものを彼女の入り口へと入れていく。
 幼い入り口は若干の抵抗を見せながらも俺のものを受け入れていく。うあ……こいつは……締まりがどうかというだけがよさじゃないって分かるけど……さすがにこの締め付けは堪らねえぜ。
 けれどそれを喜ばしいと言わんばかりに、俺のものもまた強くその締め付けに抵抗する。
 結合部を見ると、確かに俺にものは少女の中に埋まっていた。
「……はぁっ……はぁっ」
 俺は熱っぽい息を吐きながら腰を振り始める。
 抉るようにいきり立ったもので彼女を何度も突き立てていく。
 性徴の色がほとんど見られない少女と……禁忌を犯しているという背徳感がどこまでも劣情を高めていく。
 こんな感情に虜になってはいけないと思いながらも、抗うことが出来ない。
「うぁっ……はぁん……んっ……んんっ」
 演技かどうかなんて知らない。けれど俺の下で目を瞑り、そして喘ぐ少女に俺は素直に興奮する。どこまでも流されていく。
 じっくりと高まってくる性感が焦れったくて、そしてありがたい。すぐに達しようものなら、俺はきっと満足出来ないだろうから。
 コンドーム越しだというのは分かっている。けれど、節くれ立った部分で彼女の中を引っかけるたびにそれが抵抗となるのが、まるで彼女が俺を放すまいとしているようで……直接彼女と繋がっているかのような錯覚を味わう。
「ああぁっ……みぃっ……んぁっ……ふぁあっ」
 少女の甘く熱っぽい声というのは、どうしてこうも雄の本能を刺激するのだろう? どう考えても、女はそのためにそういう声を出しているとしか思えない。
 俺はぐっと歯を食いしばり、同時にいきり立ったものの根本にも力を込める。
 絡み付くような少女の膣内の感覚に、俺の頭はとっくに理性を失っている。獣のように快楽だけを求めていく。
 気持ちいい……最高に気持ちいい。
「すご…………ボク……あぁ……ボク……ボクは……はぁっ」
 一体何回彼女を突いているのかなんて分からない。
 飽きることなく俺は彼女の膣内を掻き回す。ともすれば少女を壊してしまいかねないほどに。
 じわじわと限界を超えてくる射精感に、俺は顔を歪めた。
 早く欲望のすべてを吐き出して最高の快楽を味わいたいという思いと、いつまでもこの快感を味わっていたいという矛盾した思いが俺の中をぐちゃぐちゃにする。
「みぃっ……みぃっ……んぁっ……あぁっ」
 俺は力の限り激しく腰を少女に打ち付けた。
「くぁっ……はっ……あっ」
 軽く呻きながら、俺はそのときを迎えた。
 煮えたぎった欲望が彼女の中で吐き出されていく。しかしそれでも俺は貪欲に彼女の奥へ奥へと自分のものを挿し込み続けていく。
「くすくす……そんなに気持ちよかったのですか?」
 上気した顔で彼女が俺に訊いてくる。色っぽい。
 俺は頷いて彼女の唇に俺の唇を重ねた。
 軽くキスを交わして、俺は唇を離す。
「……ボクも気持ちよかったのですよ☆ にぱ~☆」
 俺も少女に微笑み返す。
 そして俺は彼女の隣に横たわり、彼女を抱き締めた。





「――少女を抱き締めながら、やがて俺は再びオットセイ☆に熱が篭もるのを……うぇへへへへへ~~☆」
 あ、やべ。鼻血~☆
 ……って、あれ? どうしたんだよ梨花ちゃんに沙都子? なんかやけに顔が赤いぞ?
「と、……とと……富田。僕もう……我慢が……古手にあんなのって……凄すぎるよ」
「いや岡村? そこは興奮するところじゃなくて、前原さんに怒るべきだと思うよ?」
「わわ……分かってるよ。勿論じゃないか」
 ちょっと離れたところから、富田君と岡村君の声が聞こえてきて……そっちを見ると、二人とも鼻血を流しているし……あれれ?
 ひょっとして……俺、また口が滑った? というか、どれくらい喋っていたんでしょうか?
 俺の頭から血の気が引く。教室中の視線が痛い。
 恐る恐るもう一度梨花ちゃんに視線を向ける。今度は顔を赤らめながらもイイ笑顔だった。
「圭一」
「はっ……はい。何でしょう梨花ちゃん?」
 俺はもう冷や汗だらだらだった。

“ロリコンは死ねなのです☆”

「ひいいいぃぃぃぃぃ~~~~~~っ!?」
 やや、やっぱりかあああぁぁ~~っ!? 俺の馬鹿ああぁぁ~~っ!!
「圭一さんは破廉恥でしてよおおおおぉぉぉぉ~~~~~~~っ!!」
「ぎゃぎゃ……んぎゃああああぁぁぁぁぁ~~~~~っ!!??」
 俺は悲鳴を上げ……それから沙都子にどんなものすさまじいトラップを喰らったのかは知らないが、とにかく意識を失った。
 ひょっとしたらこれで俺死んだかも? がくり。
 これを読んだあなた、どうか私の迂闊な癖を治す方法を教えて下さい。それだけが私の望みです。


―END―


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最終更新:2008年11月03日 20:11