梨花レイプものです。 挿入は無し。



「…………ふん。 ここらでいいかしら、ね」

そうつまんなそうに呟くと、梨花は放置され倒れているドラム缶に腰をかけていく。
場所がら雨に晒され続けてきたであろうそれは赤くサビついていていたが、彼女は制服のスカートが汚れてしまうかもしれないのもかまわず、そこに小さなお尻をちょこんと乗せていった。
そうしてとりあえず一息つくと、梨花はこの人気の無い校舎裏に連れてきた一人の男に声をかけていく。

「……何してるの? あんたもこっち来て一緒に座ればいいじゃない。 クスクス……♪」

梨花は口元に不敵な笑みを浮かべながら、そうつぶやく。 彼が絶対にそうできないと知っていてだ。

その男はどこか様子がおかしかった。 何やら挙動不審にキョロキョロと辺りを見回しており、この場にはまちがいなく梨花と彼の二人きりだというのにひどく周りを警戒しているようにみえた。
梨花がふたたび隣に来れば?と自分の横をポンポンと叩いても、彼はひどく怯えるように彼女の行為に甘えることは無かった。
とても自分より年上の男とは思えないその情けない様子を見て、梨花はおもわずふぅっと大きなため息を吐いていく……。

「あいかわらず、なのね……。 あんたはいつもそう。 そうして私の世界を簡単にブチ壊しにする……」

そうため息まじりに漏らすと、梨花は遠い目をしながら夕日で真っ赤に染まった空を眺めていった……。
その表情にはどこか諦めのようなものが見て取れて、大人びたそれはとても年相応の少女とは思えないものだった。

梨花の前には、圭一が立っていた。
もっとも今では、かつて圭一だったもの……という表現が適切かもしれないが。
放課後、梨花は今日もいち早く帰ろうとする圭一を呼び止めると、この二人きりで話ができる校舎裏に連れてきたのだ。 もちろん、彼がすでに発症していることを承知のうえで……。

ここ最近、圭一の様子が著しくおかしくなっていることに梨花を含めた部活メンバー全員が気づいていた。
ほぼ毎日のように行われていた部活にも彼はまったく参加しなくなり、魅音やレナと一緒だった登下校も一人で行うことが多くなっていた。
もちろんレナ達はそんな圭一を心配し声をかけるのだが、今の彼にとってはむしろそれが逆効果。 彼女達が自分の命を狙うどこぞの組織の人間……などという馬鹿げた妄想に本気で取り憑かれているのだ。 それを梨花だけは誰よりもよく知っていたのだ。 

普通の人間ならば今のカミソリのように人を拒む圭一に声もかけたいとも思わないだろうが、もはやこんなことは慣れっこの梨花にとっては、ああ、またか……といったところ。
少なからず惨劇の中心人物である圭一がこうして発症してしまっても、梨花はある種それを冷静に……別の言い方をするならば、冷めた目で傍観することが多くなっていたのだ。
雛見沢症候群という病気を知っている自分にとっては、今もこんな幼い少女にすら警戒している圭一を見ても、むしろ余裕たっぷりに彼をあしらうことができる。

「クスクス……そんなに怖い? レナが、魅音が……。 そして私のことも……?」

まるで魔女のように、梨花は嘲笑う。 その心底怯えきった狼を。 クスクスクスと怪しく微笑みながら、もはや極限状態の圭一を弄んでいくのだ。
当然、普段とちがう梨花の様子に圭一は一瞬驚くような表情を見せるのだが、持ち前の敵対心ですぐにギラリと敵意を剥き出しにした目線を送りつけてくる。

「……そんな怖い顔しないでよ。 こっちだってそんなふうになったあんたとなんて、ほんとは話もしたくないんだから。 ただの退屈しのぎよ……クスクスクス」

梨花がふたたび怪しい笑みを浮かべると、圭一は『お、おまえは誰だ!俺の知ってる梨花ちゃんじゃないな!』と声をあげる。
だが相手に明確な敵意を向けたそのセリフとは裏腹に、圭一の膝はガクガクと震えていた。
本当は怖いのに。 怖くて怖くて仕方が無いのに……。 その虚勢を張った狼のような仕草がおかしくて可愛くて、梨花はまた自分でも抑えきれない嘲笑を浮かべてしまう。

「クスクス……かわいそうな圭一。 あんたもうすぐ●されちゃうわよ? レナや魅ぃに消されちゃう。 『転校』させられちゃうかもね……? あはははは♪」

圭一が怖がるのが怯えるのがおかしくて、梨花はそんな微塵も思っていない言葉を彼にぶつけていく。
圭一は『う、うううううるさい!お、俺は消えない!悟史みたいに転校なんてしないぞ!ぜぜぜ絶対にしないからな!』などと、まるでガクガクと震える自分の身体に言い聞かせるように声を張り上げる。
そのギャップのある怯えっぷりがなんとも滑稽でおかしくて、梨花は退屈しのぎだったはずのこれがたまらない喜劇になっていくのを感じていた。

「かわいそうかわいそう……かわいそうな圭一……♪ もう明日には会えなくなっちゃうかもしれないからね? だから最後に、こうして二人っきりで話がしたかったの……クスクスクス♪」

梨花がまたもや追い詰めていく言葉を吐くと、圭一は『や、やめろぉぉぉぉぉっ!!!』と馬鹿みたいに叫び声をあげていく。 それがもう、梨花はおかしくておかしくて仕方がないのだった……。


本来ならば、雛見沢症候群を発症したものにこんなことを言うのは逆効果だろう。
ただでさえ自分の中で有り得ない疑心暗鬼に取り憑かれているというのに、そのうえ第三者にそれはそのとおりだとお墨付きをもらってしまったら、更に発症レベルを引きあげてしまうだけである。 そんなことはこの病気を熟知している梨花ならば重々承知だった。

どうせもう、終わった世界だから。 だからこんなふうに挑発するのは、ただの暇つぶし。

彼が悟史のバットで素振りを始めるのも時間の問題だろう。 梨花はそう確信していた。
今さら注射をしようとしたって、どうせ抵抗されるに決まってる。 こんな細腕で男である圭一に叶うとも思わない。
もうこんな雛見沢に用は無いと、いつものあきらめモード。 梨花の悪いクセがでてしまったのだ……。

だからそれもほんの気まぐれだった。
無意識か意識的かも彼女にはわからなかった。 目の前で今にも自分の首を絞めに来きそうなほど狂っている圭一に、ちょっとしたイタズラ心が沸いたのだ。

「…………ねぇ、圭一。 こっちを見て……?」

少しだけ、ほんの少しだけ声色に色っぽいものを含ませながらそう語りかける。
すると生来のスケベ心からなのか、いままで叫び声をあげていた圭一はピタリと動きを止めると、色っぽい声を出した梨花に興味を示す。 まるで本能で行動する動物そのものだ。
そのギラギラとした瞳がこちらを向くのを確認すると、梨花はスっと片足を立てていった。

「見て……ほら、見えるでしょう? クスクスクス……♪」

自分でも驚くほど色っぽい声を出しながら、梨花はスカートの中身を圭一に見せ付けていた。
座っているドラム缶の上にスッと片足だけを乗り上げると、そこから可愛らしい白いショーツをチラリと覗かせていったのだ。
その時、圭一の喉がゴクンと上下したのを梨花は見逃さなかった。

「ふふ……ここにはしっかり反応するのね……♪」

もちろん普段ならこんな恥ずかしいことはできない。 いくら見た目が子供とはいえ、精神が大人な彼女にとってはむしろそれが恥ずかしいのだ。
だが今の梨花にとっては、この目の前にいる男はただの獣と同然。 さきほど『俺の知っている梨花ちゃんじゃない』などと言われてしまったが、むしろそれはこちらのセリフなのだ。
ワンワン吼えてくる犬に羞恥心など感じはしない。 これは自分の好きだった圭一とは別人なのだ。
梨花は続けてスカートのスソをちょこんとつまむと、それをゆっくりと上に持ち上げていった……。

「ほら、見えるでしょう圭一……? あんたスケベだものね。 こういうふうに女の子が自分からスカートめくっていくの、もう大好きなんじゃないの? クスクスクス……♪」

もう何十年と一緒に過ごしている経験から、圭一のスケベっぷりはよく知っている。 熟知しているとすら言っていい。
だからこそ梨花は、こんな発症状態でもその突き抜けるほどの性欲は残っているのだろうかと、ちょっとした好奇心があったのだ。
スカートの中身を徐々にはっきりと見せつけていくと、白い下着の面積がだんだんと多くなっていく……。 

「クスクス……バカな圭一。 こんなの、ただの布きれでしょう? 何をそんなに興奮してるの……?」

そうして挑発していくと、圭一はハァハァと危ない息づかいを始める。 あきらかに幼女である梨花に欲情しているようだった。

いつだったか、圭一の家に遊びに行ったとき彼の部屋でいやらしい本を見つけたことがあった。
それはちょうど今梨花がしているように、幼い少女が男を誘惑して逆レイプしてしまう……という卑猥な内容だったのをよく覚えている。
その時はこんな馬鹿げたことありえないわねとは思いつつ、ああ、自分ならば似たようなことはできるかもねと考えたものだ。 だから梨花は、これが圭一にとってたまらない誘惑だろうなという確信があったのだ……。

「ほら、もっとこっちに来て圭一……見たいんでしょ? もっと近くで……私を……」

長年生きている分、こういった演技には自信がある。
梨花はスカートの中身をいやらしくチラつかせながら、圭一にもっと傍に来るようにと妖しく誘っていく。
……するとどうだろう。 さきほどまであんなにも疑心暗鬼に満ちていた圭一が、あっさりと梨花のすぐ目の前にまで歩いてきたのだ。
まるで餌をもらうペットのようにちょこちょこと近づいてくると、梨花の持ち上げたスカートの中身をすぐ近くでジーっと凝視し始めたではないか。

「……く、くく、あ、あはははは♪ おもしろい、おもしろいわ圭一! あんたってほんと、どんなときでもスケベなのね? まったくあきれちゃうわ……♪」

言葉とは裏腹に、梨花はそれほど自分が不快ではないことに気がついていた。
退屈が大嫌いな自分にとって、この発症している圭一があっさりと自分に近づいてきたという事実は、驚きと同時に喜びも覚えるものだったのだ。
……そんなに簡単に傍に来ちゃっていいの? もしかしたらこうして誘惑して、近づいてきたところをブスリ!とやろうとしているのかもしれないわよ……?
目の前のスケベ男をそう見下しながら、梨花はこの状況を更に楽しんでやろうと考えていた。

「……このスケベ。 変態が。 こんなちっちゃな女の子に欲情するなんて、恥ずかしくないの……? ああ、こういうのが好きなのよねぇあんたは……クスクスクス♪」 

もう、お腹の中から込み上げてくるような愉悦が止まらない。
さきほどまであんなにギャアギャアと喚いていた男が、もはや自分の手のひらの上で思うがままだ。
ハァハァと息を弾ませながら、自分のこの幼い身体を食い入るように見つめている……。
こんな成長できない呪われた身体でも、ちゃんと男を喜ばせられることに梨花はかすかな喜びを覚えていた。

圭一はもう完全に私の虜……。
今だってその瞳は私しか捉えていない。 それがちょっと下に行きすぎてるのが気に入らないけれど、それを餌にしているのだからしかたない。
ズボンの前ももうあんなパンパンに腫れ上がっている。 もしかしたら彼の妄想の中で自分は犯されているのかもしれないと思うと、それはちょっとやだな……と梨花は思った。

そんなことを考えていると、ここにきてようやく圭一が荒い息づかい以外で口を開いてきた。
『パンティの中身が見たい……』 そう、梨花におねだりしてきたのだ。

「……そう、見たいの。 ていうことはもう、開き直ったのね? 自分が欲情してるって認めるのよね、その言葉は? この恥知らず……ロリコン……」

思わぬ圭一のおねだりに、つい梨花の口から罵倒ともいえる言葉が溢れ出てしまう。
だがこれも彼の被虐心を煽るためのもので、梨花は言葉ほどは不快には思っていなかった。
むしろ圭一の方から求めてきてくれたことは自分のこの身体が認められたようで……少し嬉しい。 だから言われたとおり、梨花はスカートのスソを持ち上げたままショーツのはしにクイっと親指をかけてやる。

「……いいわ、みせてあげる。 こんなどうしようもない変態ロリコンの圭一が、だらしなく鼻の下を伸ばしていくところを私も見たいしね……? クスクスクス♪」

そうして圭一が歓喜の表情を浮かべるのを確認すると、梨花はゆっくりと……焦らすように焦らすように、その親指を徐々に下へと降ろしていった。
スススッと小さく布擦れの音をさせながら、まだ男には誰にも見せたことのない秘密の場所を少しずつ見せていく……。

「ほーら、見える? クスクス……まだ見えないって? もうすこし降ろして欲しいの? そんなに息を荒くして、あんたってほんとに恥も外聞もないのね……♪」

圭一はもうガマンできないようだ。 早く見せて見せてとスケベな表情が言っていた。
梨花は思う。 自分は今どんな顔をしているのだろう……と。 きっとたまらなくいやらしい顔をしているにちがいない。 鏡を見なくてもそれはわかった。
一回り年上の圭一を、こんな布きれ一枚だけでここまで興奮させている。 この指を降ろして行くだけで、彼の視線を独占できる……。

「……あ、見えちゃう。 ほら、もうすこしで見えるわよ圭一。 あんたの大好きな幼女まんこがもう……ほらほら……♪」

薄いショーツの布が、いよいよその場所にまで下げられていく……。
梨花にとってはまだ女として成熟していない未熟な割れ目なのだが、圭一にとってはそれが相当たまらないらしい。
ハァハァという息づかいがうるさいくらいに耳に聞こえてくると、ぷっくりと膨らんだような土手と一本の縦スジをチラつかせていった。

「ん……見える? ほら、これがあんたがずっと見たがっていたものよ……。 こんなただの割れ目に興奮できるなんて、ほんと、あんたは真性のペド男よね……♪」

圭一のズボンの前がもうビクンビクンしているのを愉快に思いながら、梨花はそのままスススっとそれを脚に滑らせショーツを脱ぎ去ってしまう。
ノーパンになったスカートの中身を見られるのはさすがに少し恥ずかしかったが、今は圭一を誘惑する好奇心が勝っている。
梨花はスカートのスソを上に捲るとほんの少し、本当に心持ちだけふとももを開きその幼い秘唇を圭一に視姦させてやった。

「クスクス……どう、圭一、興奮する? ……よく見えないって? ふふ、だめよこれ以上は。 あんたを犯罪者にはしたくないもの……♪」

細いふとももとふとももの間に、うっすらとピンク色がかった割れ目が見えている。
圭一はもう顔を真っ赤にさせて『もっと見せてくれ! もっと脚を開いてくれえぇぇぇぇ!』などとプライドも捨て懇願してきていた。
それでも梨花はそれ以上脚を開かない。 こうして見えるか見えないか、このスケベ男を焦らしに焦らすことがたまらなくおもしろかったから……。 このギリギリのラインで圭一を弄ぶ。

……それに正直いってしまうと、梨花はもうそろそろ止めにしようかと考えていた。

梨花にとってはもう充分退屈しのぎになったことだし、これ以上はさすがに恥ずかしい。
自分としては、発症した圭一がここまで人を信用して近づいてきただけでもおもしろい出来事だった。 もう何十年に一度あるかないかの奇跡……というには少し大げさすぎるか。

だから梨花は圭一がまだ自分に視線をぶつけているのを確認しながらも、そのスカートをパラリと降ろしてしまう。 さぞ彼は悔しがるであろう。 それすらも楽しみに思いながら、クスクスと語りかける。

「はい、おしまい♪ クスクス……おもしろかったわ圭一。 バカみたいにハァハァ言っちゃって、いやらしく鼻の下まで伸ばして……♪ あんたのおかげで、ほんといい退屈しのぎに……」

そう言ってまたからかってやろうとした。 だがその瞬間、梨花の視界がグルリと反転する。
突然自分の身体に覆いかぶさってきた何かに、梨花は座っていたドラム缶の上を転げるようにドスンと後ろに倒れていく。

「……!? い、痛っ……な、何……?」

何をするのと口に出すよりも早く、その獣が梨花の小さな体にガバリと覆いかぶさっていた。
ハァハァという息づかいが顔におもいきり吹き付けられる……。 圭一の興奮しきった顔が、梨花のすぐ目の前に迫っていた。

「な、なにして……あ、あんた何する、の……」

倒された時に頭を打ったらしい。 ズキリと痛むそれが梨花の思考を少しだけ遅らせていく。
その隙に圭一は梨花の制服の上着をガシっと掴むと、それをおもいきり乱暴に引き絞った。
バチンバチンバチン!とボタンの数だけ弾ける様な音がすると、パラパラと地面にその残骸が転がっていく……。

「!? え……ちょ、ちょっと……い、いや」

ここにきて梨花は初めて拒否の言葉を発せられたが、もう遅い。
ブラジャーなどしているはずもない可愛い胸板が外に露出されると、圭一はそこにズイっと顔を潜り込ませていく。
そしてそうすることがさも当たり前のように、梨花のさくらんぼのような可愛らしい蕾にチュウッと吸い付いていったのだ。

「ひゃ、あ! や、やだ、あんた何してん、の……って、あ、ああ!」

チュルンと吸われた乳首の感触に、梨花はおもわず可愛らしい声をあげてしまう。
だがそのほんわかムードもほんの一瞬で、梨花はすぐに自分の乳房に吸い付いてくる圭一の頭を引き剥がそうとした。
だがそれはできない。 もちろんできるはずもない。
圭一は何やら『梨花ちゃん、梨花ちゃんのおっぱいおっぱい』などとうわ言のように繰り返しながら、必死にそのピンク色の蕾に吸い付いてくるのだ。
その力強さといったらものすごく強引で、梨花のこの小さな細腕でそれを引き剥がすことなどできるわけがないのだ……。

「やめてったら……そ、そんなにチュウチュウ、す、吸わないで……」

それをいいことに圭一は更に梨花の乳首を貪っていく。
左の乳首にチュパチュパと赤ん坊のように吸い付いていくと、今度は平等に扱うように右の乳首もムチュっと口に含んでいく。
ほんの少し硬さを持ったそのさくらんぼを舌でレロレロと転がすと、左にしたようにチュッパチュッパといやらしく吸い付いていくのだ。
そしてその吸い付く合間に、圭一は『梨花ちゃん、梨花ちゃんが慰めてくれるんだな!』などとわけのわからないことを言っているのに梨花は気づく。

「え……け、圭一、何言ってるの……自分が一体何してるのかわかって……あ、やぁぁっ!」

生まれて初めて感じる『乳首を吸われるという感覚』に驚きながら、梨花はこの異常な状況を理解しようと必死になっていた。 なにせとりあえず止めさせようとしても、圭一はまるで梨花の言葉など聞こえていないようなのだ。
ならば彼女は自分の頭の中で、どうにか『これ』を処理していくしかなかった……。

ちょ、ちょっと待ってちょっと待って……まだ頭の中が整理できてない! 何よこれ!?
ど、どうして圭一は私の胸に吸い付いてるの? 梨花ちゃんが慰めてくれるって……なに、なんの話!?
た、たしかに誘ったのは私からかもしれない……。 で、でもここまでさせるなんて考えてない。 私の身体に触れていいなんて、一言も許可してないのにっ!!!

……そうして梨花はパニックになった頭の中で、数々の疑問を唱えていく。 もちろんそれに答えてくれるものなどいない。
しかし今圭一がうわ言のように繰り返している『梨花ちゃんが慰めてくれる』、という言葉を聞く限りどうもこういうことらしい。


圭一はここのところ激しい疑心暗鬼に陥っていた。
自分の命が狙われていると思っている彼にとって、たとえ仲間といえる部活メンバーですら誰一人として信用できなかったのだろう。 そしてそれは彼の中に激しいストレスとなって蓄積していったのだ。
無理もない。 本当は疑いたくない相手なのに疑わざるを得ないのだから、心身にかかるそれは相当なものだっただろう。

そんな折、梨花に声をかけられた。 自分について来て、と。
彼女も部活メンバーの一人なため圭一は信用できなかったのだが、さすがにこんな幼女に力で負けるとは思えない。 彼は警戒しつつも梨花の呼び出しに応じたのだ。
何を言われるのかと思った。 一体、何をされるのかと思った……。
しかし梨花は圭一の数々のマイナス想像を打ち破り、なんと自分にその身体を捧げてきたのだ。

スカートを自らたくしあげ、チラチラと下着を見せ付けてくる。 そしてもっと近くで見ていいのよ?と誘ってくる梨花。
……圭一は救われたような気分になった。 今まで誰も信用できなかったが、この子だけは別だとスケベな頭が都合よくもそれ受け入れたのだ。
罠かもしれない、油断するなという考えは彼のスケベ心があっさりとねじ伏せてしまったのだった。

「そ、そんなに吸い付かないで……離れてったら、ちょ、調子にのるなぁ圭一ぃっ!!!」

……そうして気づくと、圭一はこうして梨花の胸に甘えている。
まるで母親に甘えるように彼女の名前を呼びながら、可愛いらしい乳首に何度も吸い付いている。 圭一にとって今の梨花は何でもさせてくれる、正に都合の良い恋人。
むしろ梨花は必死に圭一の頭を引き剥がそうとしているのだが、彼にとってはそれもいつのものようにナデナデしてくれているようにしか感じていない。 そしてその悲鳴な彼女の叫び声も、こう都合よく聞こえる。

『クスクス……まったく甘えん坊ね、圭一は……。 いいわ、もっと私の胸に甘えなさい♪』

そう、優しく囁いてくれているように聞こえた。 これはもちろん幻聴であるのだが、圭一の耳にはたしかにそう届いているのだ。 
だから甘える。 もう、古手梨花という少女の身体に遠慮なく甘えまくる。
圭一は梨花のツルペタな乳房に顔を擦り付ける様に甘えると、もうガマンできないとばかりにズボンのチャックを降ろしていった。
ジーっという音が聞こえてくると、窮屈そうになっていたズボンの前からブルンとそれが飛び出していく。
自分でも驚くほどに勃起したペニス。 血管を浮きだたせながらビクンビクンと脈を打つ凶悪なそれを、梨花のスカートの中にグイっと潜り込ませていく……。

「……!? な、なに……何、これ……わ、私のふとももに、何か当たってる……」

いまだ圭一の頭が胸元にあるため、梨花には彼の下半身を確認することが出来ない。
だが、何か。 『何か』が自分のスカートの中に入り込んできたのは感触でわかった。
ガチガチに硬くなった、熱い棒のようなもの……。 それがスカートの中のふとももや下腹のあたりに、スリスリと擦り付けられているのだ。

「あ、熱い……何、これ、何なの……あ、あんたまさか……」

梨花の背筋がゾクリと凍りつく。
今自分は下に何も穿いていない。 さきほど圭一を誘惑した時に脱いでしまったからだ。
そしてこの股のあたりに擦り付けられているものが『そう』ならば、圭一はそれを使って何をしようとしているのか……? それを想像すると身体中に悪寒が襲ってきたのだ。
そしてそれに追い討ちをかけるように圭一が口を開く。 『いくよ、梨花ちゃん』 と。

「え……? う、嘘でしょ圭一……や、やめて、い、いやぁぁぁぁぁっ!!!」

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最終更新:2008年09月03日 01:30