ピンポーン―
呼び鈴が鳴った。尋ねに来たのはきっと魅音だろう。
私は、はーいです。といつもみたいに返事をして玄関に向かった。
「あ、梨花ちゃん。遅くなってごめんね。」
魅音の照れ笑いがなんだか可愛くてこっちまで照れてしまう。
「大丈夫なのです。上がってくださいです。」
私がスリッパを差し出すと魅音は、ありがと!といいながらまた照れ臭そうに笑った。
しばらくの間、魅音と私はお茶をしながら、いろいろな話をした。部活のこととか、罰ゲームのこととか。
「ねぇ梨花ちゃん、どうしておじさんなんか誘ったの?」
ふと、魅音が聞いてきた。
「沙都子が詩ぃとデートなので、お暇だったのです。」
意地悪な回答だっただろうか。魅音は見ていて分かるくらいにしょんぼりした。
「魅ぃ、詩ぃがいなくて寂しいですか?」
私が質問をすると魅音は赤面した。
「そ、そそそんなことないよ!詩音がいなくて楽チンだもん。」
寂しいの丸だしで可愛い。
だからまた少し意地悪をしてやる。
「魅ぃ、今度沙都子は詩ぃのお家にお泊りするらしいのです。」
「え?あ、そ、そうなんだ…。きっと楽しくなるね。」
私の嘘に引っ掛かってくれる魅音は可愛い。だけど表情は痛々しかった。
その表情を見ていると可哀相なことをしたと罪悪感が沸いて来る。
「魅ぃ、ボクなら魅ぃに寂しい思いはさせないのです。」
魅音は耐え切れなくなったのか涙を流した。
「ははっ…ご、ごめんね。泣いたりして…。」
魅音は涙を拭いながら笑った。
本当に魅音は甘えん坊だ。
私は後ろから魅音を抱きしめて、大丈夫なのです。と呟いた。
魅音は小さな声で、ありがとうと言ってくれた。
「魅ぃはここが一番寂しいのですか?」
魅音の可愛いさに負けた。
自分でも驚いている。こんなことを口走るなんて。
私は魅音のスカートの中にゆっくりと手を入れた。
「ちょ、ちょっと待って。梨花ちゃん、な…何しようとしてるの?」
魅音も薄々分かってるくせに、耳まで赤くしながら聞いてくる。
「少し黙っててくださいです。」
私は魅音の唇に手を当て、それから優しくキスをしてあげる。
魅音は目を閉じながら私のキスを受け入れてくれた。
「魅ぃ、とってもかわいいのです」
私は魅音の太ももを撫でる。
魅音はくすぐったそうな、気持ちよさそうな可愛い顔をした。
それが何だか嬉しくて、もう一度魅音を抱きしめる。
「や、やっぱりダメだよ…こんなこと。」
魅音が恥ずかしそうに言ってくる。
本当はヤってほしいのというのがバレバレで、とても可愛い。
「ボクは魅ぃを悲しませるような事はしませんですよ。」
魅音の頭を撫でてそういうと魅音は、今日だけだよと言って私に見を委ねた。
太ももを撫でていた手を魅音のパンツの中へと移動させる。
「梨花ちゃん…そこはダメだよぅ」
そういいながらも、やめないでという表情をしている。面白い。
「今やめたら魅ぃが悲しむのです。」
私が笑ってそう言うと魅音は、そんなことないもん。とやっと聞き取れるくらいの小さな声でそう言った。
魅音のパンツの中は蒸れていて、ぬめぬめしたものが魅音のパンツに染みをつくっていた。
「魅ぃ、これは何ですか?」
「そ、それは…」
これ以上聞くと魅音が可哀相なのでやめにしとく。
そして、私は魅音のパンツをそっと脱がすと魅音のまんこを指でなぞった。
「…んぅ」
魅音が声を漏らすと、魅音のまんこからは新たな汁が出てきた。
「魅ぃのまんこ。いっぱい溜まってますです。綺麗にしなきゃいけないのですよ。」
そう言って、魅音のまんこを下で這う。
「ぁ、んぅ……ひゃぁ!」
魅音が喘ぎ声をあげる度に魅音の体がビクっと反応する。
そんな魅音を見ているともっと快感を味わわせたいと思った。
「魅ぃ、もっと気持ち良くなる方法がありますですよ。」
私はそういうと魅音にキスをした。そして、少し強引に舌を入れる。魅音は舌が入ってくるとは思わなかったらしく、目が泳いでる。
魅音の舌と自分の舌を絡める。
そして、シャツのボタンを一つずつ外していく。
ブラジャーの下に手を入れて、胸を揉んでみる。
私と舌を絡ませている魅音の鼻息はどんどん荒くなる。
そして、胸にあるピンク色の部分をぎゅぅっとつまむ。
また魅音の体がビクっと反応する。
そろそろ下の方もほしいだろうな、なんて思っていたら、
魅音が口を開いた。
「あ…の、梨花…ちゃん?」
私は魅音が何を言おうとしてるのか分かっていたけど、あえて何ですか?と分からないふりをした。
「だから…ね、その…えっと、」
赤面しながらモジモジしている魅音を見ていたら私の方が我慢できなくなってしまう。
「言わなくてもいいのです。」
そう言って、魅音のまんこから出ている汁を舐めとってあげる。
「んぁ…あぁん!」
魅音はいい声で喘いだ。
「魅ぃ、ボクの指なら何本入りますですか?」
「…んぁ、いいから、いいから早くぅ!」
普段の意地っ張りな魅音からは想像できないくらい要求してきたので少し驚いた。でもやっぱり可愛いから、魅ぃは甘えん坊なのです。とか言っておいて魅音の秘まんこの一番気持ちいいところを指でいじる。
「ぁ、んぅ、梨花ちゃん。」
「詩ぃとボク、どちらの方が気持ちいいですか?」
なんて、聞きながら指でいじるスピードを速くする。
「ぁ、り…梨花ちゃん、いぃよぅ。…んぅあ!」
よく言ってくれた。魅音にはご褒美をあげなければ。
私はトロトロの汁でいっぱいになった魅音のまんこをなめ回す。
「ぁ、ぅぁんん!…ぁあ!」
魅音は気持ち良すぎるのか、自分で胸を揉んでいる。
窓を見るともう夕日が沈みかけていて、ひぐらしの声が聞こえている。
もうすぐ沙都子も帰ってくるだろうし、今日はこれくらいでイかせてあげよう。
「魅ぃ、今日は遊びに来てくれてありがとうなのです。これはボクからのお礼なのですよ。」
そういってまた魅音のまんこに指を三本ほど入れる。
そして手早く動かす。
魅音のまんこからはくちゅくちゅといやらしい音と共にトロトロな液体が湧き出てくる。
「ぁ、梨花ちゃん!…んぁ、あぁぅ!!…いぃょぅ、あぁん!いいよお!!」
魅音はこれ以上ないくらい喘ぐと果てた。
私は寝ている魅音にパンツとブラジャーをして、そっと布団をかけてあげた。
しばらくすると魅音はガバッと起き上がった。
しかし自分が全裸だと気付くと赤面しながら布団で首辺りまで隠している。
「魅ぃ、帰り支度は出来てますか?」
私の突然の質問に驚いたのか、魅音は小さく頷いた。
「魅ぃ、今日は変なことをしてごめんなさいです。」
魅音の顔がどんどん赤くなる。
「あ、ああ!うん!ぜ、全然大丈夫!」
魅音の精一杯の受け答えが嬉しかった。
さて、本当のことを話さなければ。
「魅ぃ、詩ぃのこと好きですか?」
魅音は本当のことをいっていいのか少し躊躇っているようだった。
「大丈夫なのです。ボクは何も期待してませんですから、本当のことを言ってくれていいですよ。」
少し寂しい気もするけれど魅音は本当は詩音が大好きなのだから。
「…好き、だよ。でも詩音には沙都子がいる。私がいつまでも甘えてちゃいけないんだよ。」
やっぱり詩音の本当の気持ちは分かってないのだろうか。
一瞬、分かってないならそのままにしておこうなんて考えが浮かんだ。
でもそれじゃあ魅音がかわいそすぎる。
やっぱり、私は魅音が好きなんだと自覚した。
「違うのです。」
「……え?」
「違うのですよ、魅ぃ。」
「…………………」
魅音はなんのことだか分からないようで眉を寄せている。
「詩ぃは魅ぃが大好きなのです。本当の本当に大好きなのですよ。」
私が真剣な表情だったからか、魅音は茶化さないで聞いてくれた。
「詩ぃは沙都子と遊んでいる時、魅ぃのお話ばかりしているそうなのです。」
「私の、話?」
「はい。詩ぃは魅ぃのことを本当に大切にしているって沙都子がよく言いますです。この間は一緒にケーキを食べたとか、本家に一緒に泊まったとか、たくさんたくさん魅ぃのことを話すそうなのです。」
「…………………」
魅音は疑わないできちんと聞いてくれている。
「そしてこないだ詩ぃがボクのお家に来たとき、沙都子にこう言いましたです。―魅音は大事なたった一人の姉。沙都子は私の妹だけど、魅音を越すことは出来ないって。そう言ったのです。」
「……………………」
魅音は何も言わずに泣いていた。きっと嬉し泣きだろう。
「だから、魅ぃは詩ぃにたくさんたくさん甘えるといいのですよ。」
魅音は布団に顔をうずめながら泣いていた。
「さぁ、魅ぃ。お着替えして早く帰らないとお魎に怒られますよ。」
魅音は泣き笑いしながら布団から出てきた。
「梨花ちゃん、今日はありがとね。」
帰り支度を済ませた魅音は私にぺこりと頭を下げた。
「魅ぃも今日はありがとうなのです。」
「梨花ちゃんのおかげで元気が出たよ!」
そう言うと魅音は私の頭を撫でた。
魅音に撫でられるなんて思わなかったから、少し恥ずかしくなって
「詩ぃが意地悪したらボクのところでにゃーにゃーしましょうです。にぱー☆」
なんていつものように茶化してしまった。
素直に受け入れられない自分がなんだかかわいかった。
「あはは。それじゃ!明日学校でね!」
魅音はウィンクして手を振ると走って帰ってしまった。
魅音はどうか分からないけど今日の日は多分一番の思い出になるに違いない。
魅音が詩音を好きなことは分かっている。ずっと片思いだってことも知っている。
でもいいんだ。魅音が幸せになるのなら私はこれ以上何も望まない。
明日は学校で魅音とたくさん話そう。部活も楽しむ。
明日からは友達として魅音と一緒にいよう。
お し ま い。
最終更新:2023年08月23日 13:29