レナのリコーダーが必要です。

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「あれ、レナ。リコーダーどうしたの?」
「うん、前使ってたやつ汚れて壊れちゃったから、新しく買い換えたの」
音楽の授業のときだった。魅ぃちゃんが話をかけてきた。新調された私の笛に気がついたのだろう。みんなの笛とは違って私の笛はぴかぴかとした光沢を引き放っていた。
「なんだか高そうな感じですわね。音も私たちのリコーダーとは違いますもの」
「もちろん! だって……」
私は圭一くんのほうを見た。音楽の時間、特にリコーダーの授業になると最近の圭一くんはいつも口数が少なくなっている。いわずもがなあの事件が起因しているのだろう。
「圭一くんに選んでもらったんだもん! ねっ圭一くん?」
「お……おう、そうだな……そうだったな……」
私の問いかけにぎくりと体を振るわせた圭一くんはぎこちない顔で返答してきた。
「なになに? プレゼント? もしかして……出来ちゃってる? 君ら二人?」
それを聞いた魅ぃちゃんはまるで中年のおっさんのように小指を立てて聞いてきた。
日に日におじさん臭さが増している魅ぃちゃんを苦笑しつつ否定を述べる。
「もう、そんなんじゃないよう、魅ぃちゃん」
はは、笑えない冗談は勘弁して欲しいな。あんな雄豚の相手なんて……死んじゃったほうがましかも……圭一くんには悪いけど。

あの事件以来、圭一くんは大人しくなった。私にはまったく接近しようともしない。
話しかけてくるときも恐る恐る声を掛けてきている。
迷惑な言動が減ってかなりの好都合だ。しかしながら私の代わりに今度は魅ぃちゃんにモーションを掛けているみたいだ。最近、二人でお出かけしているのをよく見かける。
魅ぃちゃんもまんざらでは無さそう。空気の読めない子同士惹かれあうものがあるのかもしれない。
でも魅ぃちゃんも圭一くんの毒牙にかかる日が来るのだろう。純真な魅ぃちゃんには耐え難いことになる。
……圭一くんが私の笛でオナニーしてたの暴露したらどうなるだろう。
純真な魅ぃちゃんはショック受けて倒れるだろうか。もしくは圭一くんの所業を激しく咎め、圭一くんを突き放すのだろうか。そして欝になって寝込む圭一くん。
それで二人は破局と……
なんか面白そうなのでやってみたい。しかし今の幸せそうな二人を見てるとちょっと可哀想な気がするので止めておこう。
……良いことを思いついた。あの二人を早めに結びつける。そして婚約し魅ぃちゃんは子供を生む。そして……頃合になったとき、ちょうど十代になりたての時期に私が魅ぃちゃんたちの子供を食べてしまう。
友人の子供を玩ぶ妄想に
私の背筋がぞくぞくと震える。うまーく進めば魅ぃちゃんの子供を犯せちゃうかも……
十年近く後かもしれないけれどもそのフラグは今から温めておこう。二人をくっつけるように仕向ければ、魅ぃちゃんたちの幸せを手助けできて同時に私の欲情も満たせる。
一石二鳥の素晴らしい思惑だ。曲がりなりにも、圭一くんと魅ぃちゃんの子だ。良い顔で生まれてくるだろう。後は女の子を産んでくれるのを祈るだけ。

とにかく圭一くんの邪魔は無くなったから存分に私の趣味に走れる。ていうか早く幼女分を補給したい。
私の妹こと沙都子ちゃんを玩べばその代わりにはなるのだが最近家に来てくれない。
もちろん私の欲情がばれたとかではない。ねーねーといつも慕ってはくれるのだが遊びに来ることが本当に少なくなった。私のマッサージを求めることも減って、最近は脇目も振らず自宅に帰っている。
欲求不満に陥った私は自宅で慰めることが多くなった。おかずは魅ぃちゃんから失敬した写真。幼い頃の双子の写真だった。つんとした感じで気の強そうなのが妹でその後ろで妹の腕に隠れるようにして写っているのが姉だろうか。
同じ顔をしてるので正直どっちが姉、妹なのかわからない。気の強い妹が姉に夜這いを掛けるような日々が過去にあったんだろうか。
気の弱い魅ぃちゃんは断りきれずに体を許してしまう。血が繋がっているのに姉妹なのに体を求め合う二人。
その双子幼女の妄想をしていたのだがやはり生身の体が欲しい。汚れの知らない幼女が欲しい。古手梨花ちゃんが食べたい。私はあの子だけその味を知らない。
沙都子ちゃんと羽入ちゃんはいただいたがあの子だけ残している。
「梨花ちゃん……美味しいんだろうなあ」
あの黒々とした髪の毛とつるつるのお胸と少しこう……裏のありそうな性格をまるごといただきたい。
さてあの子をどう落とそうか。のらりくらりとかわしていく悪い子だ。そこをどう串刺しにするか。回避がうまいということはその分当たればすぐ落ちてしまうということだろう。強い打撃を当てれさえすれば、ころっと梨花ちゃんは寝ちゃうはずだ。
「梨花ちゃんの弱みか……」
果たして探し出すことが出来るのか……明日から梨花ちゃんの言動、注意する必要がある。なんとかして情報を捻り出さないと。

決意してから数日が経った。結果だけを言うとまったくの手ごたえなし。彼女の言動やしぐさなどをつぶさにチェックしているのだが結果が出ない。羽入ちゃんを落としたときのようにお料理で釣ろうとしても
「沙都子のお料理が待っているのですよ、にぱー」
とか言ってお誘いを猫のように軽々しく避けていってしまうのだ。男関係の影も見せない。
しかもあの子はこの村の巫女様とか何とか言われて神格化されている。欲に任せて襲ってしまうと後が恐い。確実に私は村から追い出されてしまう。
つまりあの二人を落としたときのような軽い罠は通用しない。決定的な何かが必要なのだ。
ただの幼女だと思っていたが不落の城だった。うまくいかない状況に思わず唇を噛んだ。
そんな私を尻目に梨花ちゃんたち幼女組は無邪気に戯れている。溜まった性欲を沙都子ちゃんで晴らしたいが彼女も最近つれない。
悔しい。悔しすぎる。どうして……



結局今日も収穫無し。あらかじめクッキーを焼いて誘ってみたのだがまた逃げられた。
それに加えて梨花ちゃんは私に信じられないようなことを返してきた。
「最近レナの眼が血走っているのです。こわいこわい犬さんなのです。わんわん」
くっ……見抜かれちゃったのかな……あの子は妙に勘のいいところがあるし……
冷めてしまったクッキーをかごに詰めつつ私は玄関に手をかけた。とりあえず今日は差し入れに向かってみよう。手篭めることも忘れて梨花ちゃんとお話してみよう。
梨花ちゃんと普通に遊べるだけでも楽しいし、梨花ちゃんの言ったような血走った犬のままでは駄目だしね。沙都子ちゃんも一緒にいるかもしれないし。
少しの時間の後、梨花ちゃんの家に到着した。お菓子を喜んでくれるだろうか。少しの不安を持ちながら、私は声を掛けた。
「こんにちは、梨花ちゃん」
……誰も出ない。留守なのだろうか。そう思った私は家の裏手に回った。誰かいる気配はするのだが返事が無かった。変に思った私は窓を覗き込んだ。カーテンがされているのだが完全に閉まっているわけではなかった。隙間から中を見る。
「梨花ちゃ…………!! 」
頭が真っ白になった。胸の鼓動が急に高まって汗が噴出してくるのがわかった。
胸に抱いたかごがするりと腕から落ちていった。だって……あの二人……が。

「あっあっ……梨花……やぁ……そんなに強く……」
「どうしたのですか沙都子? 僕は沙都子の胸の疼きを取ってあげたいだけなのですよ」
梨花ちゃんが……沙都子ちゃんの乳房に……吸い付いて……吸い付いて……た。
「だって……梨花……梨花の歯がいっぱいあたって……あう! 」
「こうですか、沙都子? これがいいのですか? んむぅ」
梨花ちゃんが……沙都子ちゃんを食べてた……あ……あんなに沙都子ちゃん、涙目になって……外に聞こえるくらい喘いでて……
「あ、あ、梨花ちゃん、沙都子ちゃん……」
幼女のレズプレイを見せ付けられ、無意識に体をまさぐっていた。右手は乳房を左手はスカートの中に突き入れた。情事を見てまだ時間は経っていないのに私の指先にはじゅくりとした湿り気が感じられた。インモラルで甘美な光景が目の前で行われていて……
梨花ちゃんは沙都子ちゃんのやや後ろ後方に位置取っていた。沙都子ちゃんの体を受け止めつつ首を伸ばして乳房に口を付けていた。一方の沙都子ちゃんは両足の間に腕を引き入れてもじもじと揺り動かしていた。そのほっぺはピンク色に染められて湧き出る快感を必死に耐えようとしているのが伺える。
「沙都子はいけない子なのです。ただのマッサージなのにこんなにして……」
「……り、梨花のいじわる……あぁ、梨花ぁ」
梨花ちゃんは両腕を沙都子ちゃんの脇に突き入れて、彼女の突起を玩んでいた。ぴんと弾くごとに、沙都子ちゃんは艶かしい息を吐きながら大きく体を震わせていた。
幼女たちのうごめきに耐えられなくなった私はその場にぱたりと膝を着く。気付いた時には地面が濡れるほどによだれを両の口から垂らしていた。
「はぁ、んぁ……沙都子ちゃんが……んんん! 」
声を漏らすわけにはいけない。左手で口元を押さえ、情事の続きを求めた。ぐしょぐしょの私は気がつくと高速で指を秘所に出し入れしていた。
「梨花……わた……くし、もう、達してしまいそう……ですの……」
「どうして欲しいのですか沙都子? 」
終始リードしていた梨花ちゃんが口角をあげて、にっと笑みを浮かべた。
「だから……いつものように……したのほう……も」
「ふふふ、いけない子ね、沙都子は……とっても悪い子……」
したのほう? 何を……
その言葉に渇望して次の光景を待つ。
───あ、ああ、したってまさか……そっちの……
沙都子ちゃんを静かに横にさせるとそのまま彼女のタイツを下ろした。つづいてくっと履いていた下着をずらすと……
「あっ……ひぁぁああ!! 」
沙都子ちゃんの秘所に顔をうずめた……舌を添わせたその瞬間沙都子ちゃんは腰をぐっと浮かして……静かになった。梨花ちゃんは舌を使って彼女をイかしたのだ。
「……んん! ……んむう!! んんん! 」
非常識な幼女の……クンニを目の当たりにした私も静かに悟られないように達した。
信じられなかった。あの二人があんな関係だったなんて。いや違う。梨花ちゃんが沙都子ちゃんを手懐けていたなんて。しかも沙都子ちゃん私の愛撫なんかより何倍も気持ち良さそうにしていた。大好きな妹を寝取られたような感じがして心がふわふわと宙に浮かんでいる。
そうだったのか。沙都子ちゃんは私よりも快感を与えてくれる梨花ちゃんを選んだ。
どうりで私の誘いを断ってしまうわけだ。最近の沙都子ちゃんのつれなさをその二人の情事から体で理解した。
「梨花ぁ……大好き……」
「沙都子……」
情事を終えた二人は愛しい恋人のように口を付け合っていた。舌を絡ませあう二人が私の心を締め上げていく。
そんな……沙都子ちゃん……私はあなたの大好きなねーねーじゃなかったの? 
心のうちが真っ黒に染まっていった。目頭が熱くなって梨花に対して濁った感情が燃え上がるのを感じた。
でも……見つけた。沙都子ちゃんを大切な妹を寝取られた代わりに……梨花ちゃんの弱点。揺るぎも無い決定的な弱みを手に入れた。
ぱっとスカートの埃を払い、かごを拾い上げると私は静かに踵を返す。
痛恨の極みと共に得た好機だ。絶対に逃がさない。鋼鉄の決意を固め、私は溢れる涙を拭った。



「ねえ、梨花ちゃん今日は暇でしょ? 」
「みぃ? 」
私の妹を寝取られた日から数日が経ったその日、私は梨花ちゃんを再び誘いにかけた。
「今日はね、お菓子を作って梨花ちゃんに食べてもらおうかなと思うの」
梨花ちゃんは一瞬あきれたような顔を私に見せたがすぐに笑顔を見せた。
「みー。今日は僕は夕飯当番なのです。だから駄目なのです。また今度なのです」
───その今度はいつ来るのかなぁ……梨花ちゃん。
今回もどうせ断られると分かっていた。いつもどおりのことだったから。でも今日は違う。魔の言葉をかけてやる。この子が一番聞きたい魅惑の言葉。
「そう、残念……沙都子ちゃんも一緒に作るんだけどな」
沙都子という言葉を出した瞬間、梨花ちゃんはぴくりと体を震わせた。すうっと私の顔を見つめてきた。

「……沙都子も来るのですか? 」

ほら、食い付いてきた。初めての食い付きの感触に思わず顔が綻ぶ。
「そうだよ。あの子、梨花ちゃんのために一生懸命頑張るんだって」
ここまで来れば、あとは押し込むだけでいいのだ。今回の梨花ちゃんは相当揺れているはずだ。そう、この子の弱点は北条沙都子ちゃんだ。恐らくこの子は沙都子ちゃんを愛している。性的な意味も込めて沙都子ちゃんにぞっこんってやつだ。
私と同じ感じ、この子の性的指向は女の子のはず。つまり私と同じく女の子が大好き。
しかも自分には逆らわないような従順な子を好んでいるはずだ。だから気の弱い沙都子ちゃんを手懐けた。その梨花ちゃんにとって大事な大事な沙都子ちゃんを餌にしてやったのだ。食わないはずが無い。
「……仕方ないのです。沙都子がそこまで頑張るんだったら行くしかないのです」
今までに無い確実な感触を手に覚えた。恐らくこの子は沙都子ちゃんが自分のために献身してくれることに内心嬉しがっているはずだ。沙都子ちゃんと仲良くなっていて良かったと痛感する。沙都子ちゃんがいなければ一生掛かっても梨花ちゃんを落とすことはできなかったはずだ。
「それじゃあ、今日の……」
私の妹に大きな感謝をしつつ、私は梨花ちゃんに今後の日程を告げた。



決戦はやはり私の自宅だった。事前に沙都子ちゃんを呼びお菓子作りに私たちは励んでいた。
「梨花ちゃんは喜んでくれるかな? 」
「当然ですわねーねー。だって私たちが真心込めて作ったのですもの」
クッキーやチョコレートを盛り付けた皿を私たちは見つめた。このお菓子には薬は盛ってはいない。薬を盛るよりも効果的な罠を私はすでに仕込んでいる。
後はあの古手梨花ちゃんを待つのみだ。
やっと、ついにあの梨花ちゃんを食い物にできる。そう思うと心がだんだんと高揚していくのが分かった。
訪問を知らせるチャイムの音が家の中に響いた。梨花ちゃんの訪問に違いない。私は玄関を開ける。かわいいかわいい薄緑のワンピースを着た梨花ちゃんがそこにはいた。
水魚のような張りのある肌を惜しげもなく露出させていて真っ黒で張りのある黒髪が初夏の太陽をわずかに照り返していた。胸元の部分の布はだらりと垂れており、全く発育の兆しを見せていないのが分かる。
梨花ちゃんよりも背の高い私は背を伸ばせば、もう少しでその隙間から突起が覗けそう。後、少し経てばこの突起を見ることができるのだ。にぱっとしたいつも通りの挨拶を見せた梨花ちゃんに私も微笑を返す。
「こんにちは、梨花ちゃん。さ、上がって。沙都子ちゃんも待っているから……」

「梨花! お待ちしてましたのよ! 」
梨花ちゃんの顔を見た瞬間に沙都子ちゃんは飛び上がって駆けてきた。
「沙都子、レナの家でいい子にしてましたですか? 」
「何ですの梨花? 私はねーねーに心配かけるようなお子様ではありませんわよ」
まるで中のいい恋人のようにじゃれあう二人。それを見てちくりとした何か嫉妬感のようなものが湧いてくる。私の沙都子ちゃんを寝取った梨花ちゃんへの嫉みが無意識に分泌してきたのだろうか。村の守り神扱いの尊い存在でありながら裏の顔は私の妹を寝取った卑しい幼女……沙都子ちゃんを誘惑したそのいやらしい体をもうすぐ徹底的に調べ上げてやる……猫を被ったその本性と性感帯を暴いてやろう。
「じゃ、二人ともレナの部屋に来て。今日はいっぱい盛り上がろうね」

とっても楽しい食事会だった。最近の出来事や気になる恋の話など3人で盛り上がった。
私たちの焼いたお菓子も梨花ちゃんは絶賛してくれたようで、あっという間にお皿に盛られていたお菓子の山は消えていった。
「やっぱりねーねーのお料理の腕は天下一品ですわね」
「沙都子の愛情も感じられてとっても良かったのです」
「もう、梨花ったら……」
この期にも及んでのろけている二人。梨花ちゃんの顔も沙都子ちゃんを相手にするときにはデレデレのにやけ顔になっている。この後すぐにその端正なお顔が快楽で歪むことも知らずに。
「それじゃあ、沙都子ちゃん。そろそろいいかな? 」
「もうこんな時間なのですね。それじゃあ梨花……」
私たちはすっと立ち上がった。不思議そうな顔をした梨花ちゃんが怪訝そうに私たちを見上げた。
「みぃ? どうかしたのですか? 」
つられて立ち上がる梨花ちゃん。逆に好都合だ。
「梨花ちゃんもさあ、同じなんでしょ? 沙都子ちゃんと」
「……えっ? ! さ、沙都子? 何をするのですか?!」
目の前で沙都子ちゃんが梨花ちゃんを後ろから抱きとめていた。
「梨花も……最近私と同じく……」
沙都子ちゃんは梨花ちゃんの黒髪に鼻をうずめてこう囁いた。

「疼くのでしょう? ……レナさんから聞きましたわ……」

「そんな……沙都子……レナっ……」
くっと梨花ちゃんが私を見つめた。
「沙都子に何を……言ったのですか? 」
「そんな、梨花。隠さなくてもいいのでしてよ。私とねーねーがいっぱい……」
「マッサージしてあげるからね……」
不安げに抱かれた梨花ちゃんを見据えて、私は沙都子ちゃんの言葉の続きを紡いだ。
事前に私は沙都子ちゃんに話をしていた。
『梨花ちゃんも最近、痛いんだって。沙都子ちゃんと同じで体が成長痛で疼くんだって。可哀想だよね? 』
こんな感じででたらめを吹き込んでやったのだ。純真な沙都子ちゃんは私を疑いもしなかった。そして私たちは画策したのだ。梨花ちゃんにあのマッサージを施してやろうと……

「くぅ……ぁ……沙都子……どうして……」
「どうしてって梨花。私、ねーねーに聞きましたのよ」
後ろから立ったままで梨花ちゃんは無い胸を揉まれていた。体格は沙都子ちゃんに劣っているので梨花ちゃんは身動きが取れない様子だった。愛しい沙都子ちゃんに絡まれて梨花ちゃんも本望だろう。
「梨花、あなたも私と同じく胸の疼きが激しくなり始めているって……どうしておっしゃられなかったのですの?」
「レナ……沙都子にそんなこと……あぅ……吹き込んで……」
梨花ちゃんは艶めかしく動く沙都子ちゃんの両手を必死に押さえようとしていた。
ぎゅっと沙都子ちゃんの両手を握ってその動きを抑えようする。その様子を嘲笑しながら、ゆっくり梨花ちゃんの耳元に顔を近づけてこう私は囁いた。
「……いいじゃない梨花ちゃん。……あなたもこうやって沙都子ちゃんに攻めて欲しかったんでしょ? それに……」
「……ひう!! 」
一度梨花ちゃんの耳に舌を添わせて私はさらにつぶやく。
「私の大切な妹を寝取った悪い悪い黒猫ちゃんには……おしおきが必要だよね?」
「……あ、あっあ……」
顔を桃色に染めて沙都子ちゃんの攻めにあえぐ寝取り幼女。
「この変態の泥棒猫……! よくも私の沙都子ちゃんを……二度と変な気を起さないようにしてあげるから」
私の罵詈にぴくりと梨花ちゃんは顔を震わせた。すでに涙目になっている梨花ちゃんの口を無理やり私は塞いだ。
「……レ……ナ、んん! ……む……」
この子にとって大事な存在である沙都子ちゃんに攻め続けられて梨花ちゃんはもう陥落寸前だった。完璧に崩してやりたいという気持ちが私の唇と舌を動かした。
「梨花……すごいですわ。もうこんなに尖らせて……」
強引に唇を開けると私の舌と唾液をたっぷりと送り込んでやった。唇を離すと唾液が糸を引いて私と梨花ちゃんを繋いでいた。
「ふふ……沙都子ちゃんそろそろ、梨花ちゃんにマッサージしてあげよっか?梨花ちゃんこんなに苦しそうだしね」
「はぁ……はぁ……沙都子……お願い……やめ……んん!」
再び私は唇を奪った。静止の言葉を吐かせないために。
「……ええ、梨花待っててくださいませ。すぐに楽にして差し上げますわ」
沙都子ちゃんは梨花ちゃんのワンピースの肩口を肌蹴させてその洗濯板を露出させた。
「いけませんわ、梨花。こんなに腫らして……」
梨花ちゃんの突起はいやらしくも張り詰めていた。少しの抵抗を見せていたが本性はこんなものだ。ぽうっと目を垂らしている梨花ちゃんの目の前でいつものローションの瓶を掲げてやる。
「見える?梨花ちゃん。これを使ってあなたの疼きを取ってあげるから」
「……あ……あぁレナ……」
私たち姉妹はローションを手にとって少しずつ、梨花ちゃんのぺたぺたお胸に塗りこんでいった。可哀想な位の平坦なお胸。本当にこの子は情欲を湧き出させてくれる。
「うぁ……ううぁ……沙都子……駄目……」
着崩れを起こしている梨花ちゃんのワンピースに垂れたローションが染みを作っていく。私たちはそんなことには構わずにどんどん塗りこんでいく。
「すごいね……沙都子ちゃん。梨花ちゃんもうこんなにしちゃってる」
私は張り詰めた梨花ちゃんの突起をぴんと弾いた。目を必死に瞑って梨花ちゃんは耐えているようだったのだが、体はやはり正直だ。くぐもった吐息と共に梨花ちゃんは体をくねらせた。
「かわいそうな梨花……でも心配しなくてもよろしいですわ」
そう言うと、梨花ちゃんの後ろにいた沙都子ちゃんは再び両手を使って揉みしだき始めた。といっても梨花ちゃんには膨らみが皆無なので突起を中心にいじられてしまう。
「んはぁ……沙都子……もう……いやなの……です」
ふふ、よかったじゃない梨花ちゃん。愛しい沙都子ちゃんから犯されちゃってさ。あなたもこれを望んでいたんでしょ? 
ほくそ笑んだ私は沙都子ちゃんの激しい愛撫を見届けると、梨花ちゃんのスカートの中に手を差し入れた。指先に布の引っ掛かりを感じた私はそのまますっと引き下ろす。
「!レナ、そ、そこは嫌なのです! 」
両足を揺り動かして抵抗を行うが所詮は幼女。そのまま下着を奪い取った。そのままぽいっと投げ捨てると私は徐々にスカートを捲くり上げていった。
「どうして……こんなことをするのですかレナ?ぼ、僕は何もしていないのに……」
涙で真っ赤に目を腫らした梨花ちゃんは私に問いかけてきた。
「……何を寝ぼけたことを言っているのかな? 沙都子ちゃんを私から奪ったくせに……」
「……え」
「レナは全部知っているんだよ……梨花ちゃんが沙都子ちゃんを誘惑して寝取ったことも……あなたは巫女なんかじゃなくてただの……」
この期に及んで猫を被る梨花ちゃんに私は心底むかつきを感じた。
「レズ幼女だってことをね……でしょ? 古手神社の梨花ちゃま……?」
「う……あぅ」
あーあ、泣いちゃった。でもいいだろう。それを越える快楽で塗りこめていけばいいのだから。
ぱっと私はスカートの中に顔を突っ込んだ。目の前には無毛の下半身があった。躊躇などせず寝取り幼女の下半身の芯に舌を添わした。
「ひぁう!!だ……め」
そのまま食いつくようにして梨花ちゃんの突起を攻め上げていく。ぬるぬるとした愛液が私の唇の中に入っていく。幼女特有のあの少しのおしっこ臭さを、私が渇望しているその芳しい臭いに心が満たされていく。
「はぅ……良いよぅ梨花ちゃん。もっと懺悔していっぱいいっぱい出してね……」
「あっ!あっ!いやぁ……そ、そんなにしたら……!僕…僕! 」
クリトリスを舌で摘み取ってあげるごとに、このレズ巫女は大きな嬌声を放った。
「いいですわね……梨花。ねーねーのお口のマッサージは最高でございましょう?」
反対側で沙都子ちゃんが言った。スカートの中に頭を突っ込んでいるため様子は伺えないが経験の少ない沙都子ちゃんのことだ。結構強引にいじりまくっているのだろう。
「レナぁ……ごめんなさいなのです……!僕が、あぅ!僕が悪い猫さんだったんなら謝りますから……!やぁ……もう……とめて……」
「梨花はなにも悪くないのですわよ……私たちに身を任せてくださいませ……」
遅すぎる謝罪を私たちは軽く流した。梨花ちゃんの両足はがくがくと仔馬のように快楽に震えていた。そろそろ彼女も限界なのだろう。
「いいよ、梨花ちゃん、イかして欲しくて謝っているんでしょ?そんなにイきたいのならイかしてあげるね……」
私は口内で舌を尖らせ、ずぶりと梨花ちゃんの秘所に突き刺してやった。同時に人差し指でぴんぴんと突起を強めに弾いた。
「やぁ!レナ!ごめんなさ……あっ!!!!……ぅぁ」
一瞬、爪先立ちになってふるっと体を振るわせた梨花ちゃんはそのまま私に覆い被さるようにして意識を手放した。
「梨花?」
「ふふふ、失神するほど良かったんだね……梨花ちゃん」
ローションで照らされた乳首を惜しげもなく露出させた梨花ちゃんは顔を紅潮させて私に抱き留められていた。

「みぃ……沙都子?レナ?」
あ、やっと目覚めたようだ。結構長い時間、お眠りしていた梨花ちゃんはくっと目を見開いた。梨花ちゃんの唇が震えを増していった。
「……!沙都子……」
「ああ……ねーねー! もっとクリクリしてくださいませぇ!」
「いけない子ね……ここがいいのかな?」
私は梨花ちゃんが起きるのを見計らって沙都子ちゃんを愛でていた。沙都子ちゃんの下着の中に手を突っ込んでその突起を玩んでやっていた。見せ付けるようにして沙都子ちゃんのよがりを聞かせる。
「いや……沙都子……」
この行為はやっておかなくてはならなかった。沙都子ちゃんを梨花ちゃんから取り戻したという印を梨花ちゃんの心に刻み付けなくてはならない。
困惑を隠せない梨花ちゃんの前で私は沙都子ちゃんの唇を奪った。
「んん……ねーねーぇ……大好き……愛してますわ……」



数日が経った。昭和58年の綿流しの祭りがすぐそこまでに迫っていた。
ロリ組全員を食べた私はもうすぐやってくる祭りと夏休みに思いを馳せていた。
この夏休みを使ってロリ組と海に行って、花火をして、お祭りに行って……浴衣で戯れるかぁいい幼女たち。そして夏の熱気に当てられて火照った幼女の体の熱さを舌で舐め取っていく……
───ふふ、何、どうしたの? 
私の小指をくいくいっと引っ張られた。真っ黒の長い髪の毛を携えた小さなかぁいい幼女が私のそばにいた。膝立ちになって私はその子と視線の高さを合わせる。
「……レナ……僕、最近お祭りの演舞の練習でいっぱいいっぱいなのです。……またレナに……レナに」
あははは……ふふふ
「お口でしてもらいたいのです……お願いなのです……」
この子も手懐けちゃったし……もう恐いものは何も無いかな……
綿流しの祭りがもう近い。祭りを終えて少し経てば夏の、快楽に塗られた良き日々が手に入るだろう。去年のお祭りは崇りかなんだかであまり楽しむことはできなかった。
でもそんなのは偶然の産物。私たちには関係ないことだ。まぁ、それが今年起きたとしても、私たちが巻き込まれるような大げさな事態にはならないよ。
「……今日はどこが疼いちゃったのかな? かな? それじゃあイこうか……梨花ちゃん。」
ほっぺを桃色に染めた梨花ちゃんに手を私は優しく握り締めた。
「はいなのです…………………………どうせ、もうすぐ終わってしまうのですから……」

fin

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最終更新:2008年03月24日 09:09