前回

SIDE:レナ

「は…んっ…隼…一くぅん…んんっ!」

真夏の西日の差し込む、自室のベッドの上で私は身を捩らせている。

「だ、駄目…外に聞こえちゃうよ…はぁんっ!」

私の甘い艶声と微かに聞こえて来る水音に、ベッドが軋む音…。嫌でも自分が何をされているのか分かる。

「あっ!あっ!あくっ!!」

私のアソコを悪戯しているソレを両手で引き剥がそうとすると、それに気付いたのか手を布団の上に押さえ込まれてしまう。

「あうっ!…ふぁっ!やぁ…」

最後の抵抗とばかりに私は太股でソレを挟んで、それ以上悪さをさせない様にしてみる。
だが予想に反して、結果的にはソレを太股で抱き寄せて、アソコに押し付けてしまう形になってしまう。

「あんっ!!イ、イッちゃい…そう…だよ。だよ…」

私の身体に力が入り、あと少しで絶頂を迎えれると思っていた。
けど、直前になってソレが動くのを止めてしまう。

「はあはあ…っ?隼一くん?」

太股を両手で持って左右に開かれ、隼一くんが私の下腹部から顔を離して言った。

「悪いなレナ。舌が疲れちまってさ…ちょっと休憩だ、休憩」

ニヤリと笑って隼一くんが私の横に座る。
嘘だ。私の事を焦らして反応を楽しもうとしているに違いない。
『あと少しだけ頑張ってイカせて』
なんて恥ずかしくて言えない。お預けを食らった私は静かな怒りを込めて圭一くんの手をギュッと握って口を開く。

「意地悪…」

夏休みになって、そろそろ八月に入ろうかという今日、私達は前述の通り過剰なスキンシップに文字通り『精』を出していた。
正確には『今日も』である。男女の進展状況をアルファベットで例える某ABCで言うならC以外。つまりキスとか、口や手で気持ち良くし合っているのだ。
夏休みの宿題をする為という大義名分を経て、ほぼ毎日、私達は互いの家で暇さえ有れば愛し合っている。
付き合い始めて一週間弱、事前にそういう事を経験してしまったので抵抗は無い。
いや、思春期真っ盛りな私達なら、遅かれ早かれこうなってしまうのは仕方の無い事だろう。
とはいえ、勉強を疎かにすれば後が怖い。
だから今日も朝早くから、二人の時間を作るため一緒に課題をサッサとやって今に到る。

「レナがオットセイをペロペロする時は最後まで頑張ってるのに…隼一くんは頑張ってしてくれないのかな。かな?」

私は身体を起こして、隼一くんの肩に頭を乗せて聞いてみる。
これは付き合ってから覚えた隼一くんへの甘え方。
本来、私はあまり人に甘える事はしない。だけど、隼一くんの前では甘えん坊になってしまう。
そんな私を照れながらも優しく甘やかしてくれる隼一くんが好きで、ついついやってしまう。又、その逆もしかりだ。
隼一くんが自分の頬を指で何度か掻いて、私の頭を撫でてくれる。

「う…ちょっと意地悪しすぎたなゴメン」
「うん。いいよ。だから…続きして欲しいな」
「あ~。ついでに…してみたい事あるんだけど、試してみて良いか?」
「してみたい事?はぅ…何だろう」

隼一くんが私の耳に口を当てて、ある事を言った。私はそれを聞いてドキドキしてしまう。

「そ、それ凄くHな感じだから恥ずかしいよ」
「でも俺とレナしか居ないんだぜ、誰かに見られる訳じゃないんだからさ。だろ?」
「う、うん…じゃあ…してみよっか」

私は横向きに寝転がる。
そして隼一くんも同じ様に横に寝転がる、ただし頭は私の足の方にある。

「レナ。俺のも頼むぜ」

私は圭一くんのズボンのチャックを下げ、下着のボタンを外してオットセイを出してあげる。

「はぅ…こんにちわ。なんだよ。だよ」
「俺もレナのかぁぃぃ所に挨拶しないとなぁ」

隼一くんが私の片足を少し持ち上げて、顔をアソコに近付けていくのが、息が当たる事で分かる。
やっぱり何回されても恥ずかしくて慣れない。

「ただいま~」

隼一くんの吐息が当たって身体がピクッと一瞬震える、そしてアソコの奥の方がキュンと切なくなって堪らなくなってくる。
それは圭一くんも同じだろう、大きくなったオットセイが私と遊びたいのか、ピクピクしている。先っちょからHなお汁を出して泣いていて、かぁぃぃ。
私は舌でオットセイの先を舐めてHなお汁を拭ってあげる。

「ん。ちゅ…ぴちゃ…んんっ」

同時に隼一くんも私のアソコを舐めてくれ、二人の出す水音と私の吐息以外聞こえなくなった。

「んぁ…は…ちゅる」

オットセイの至る所にキスをする、それが終わったら舌先に力を入れて這わせて焦らす。
先程のお返しだ。

「ぴちゃ…んんっ…はあ…あっ!」

秘部を舐めながら、隼一くんがクリトリスを指で摘む。 そして、そのまま包皮を剥いて吸い付いてくる。

「ふぁあっ!はぅっ!!あ…あんっ!」
「おいレナ。口がお留守だぜ?ちゃんとしてくれないと止めちまうぞ」

凄く気持ち良くてオットセイを愛撫出来なくなった私に、隼一君が口を離して言った。私が愛撫を再開するまで、気持ち良い事はしてくれそうに無い。

「はあっ…あむ…ううん…ふぅ」

だから私はオットセイを口に含んで、しゃぶり回す。
ここ数日で隼一くんの気持ち良い場所は解っているから、そこを重点的に刺激する。

「うあ…レナッ…!それ良い…!」

オットセイの頭の下の周り、ここを舌を尖らせてクリクリと舐めてもらうのが、お気に入りらしい。
ここは私が初めてオットセイを舐めてあげた所。
ゆっくり丁寧に舌を這わせながら、圭一くんの顔にアソコを押し付ける。今度は圭一くんの方がお留守だから、おねだりだ。

「んっ!ちゅぷ…ふぅん…!はふっ!」

隼一くんが私の秘部に指を入れて小刻みに動かし、クリトリスを吸いながら舐めてくれる。

「んうっ!ふぅっ!ちゅぽ!ちゅぽ!」

私も唇にオットセイの頭を引っ掛けつつ卑猥な音を出して吸ってあげる。

「っぷは…!はぅっ!!じゅ、隼一くん…もっと吸ってぇ…は…ああっ!」

オットセイから口を離し根元を扱きながら私は要望を伝える。
すると隼一くんが要望通りにしてくれた。
私は再びオットセイを咥えて愛撫を再開する。

「んぐっんぐ!くぅ…!うっ!んんう!」

気持ち良過ぎて舌が上手く動かない。それでも一生懸命ねぶり、強く吸いながら顔を上下させて一心不乱に奉仕する。
平日の真っ昼間からお互いの下腹部に顔を埋めて愛撫し合う。
そんな恋人同士でしか出来ない事、それでいて背徳感たっぷりな行為に私は興奮していた。
だから、いつもより激しくし過ぎて隼一くんの限界にも気付けなかった。

「んむっ!?っう!んんっ」

いきなり口内に射精され、私は慌てて咥えたまま舌の上で受け止めた。
全部出しきるまで舌をウネウネと動かして刺激を与える。

「あ…は…ああ…」

出し終わったら、そのまま頬を窄ませ尿道内に残った精液を吸い出す。腰をガクガクさせて女の子みたいな声を出して隼一くんが悶えているのを見ながら、口の中で綺麗にしてあげた。
しつこいくらい口内で蹂躙した後、口を離しティッシュを二、三枚引き出して口の中の精液を捨てる。

「…ゴメンね。隼一くんのミルクまだ全部飲めないんだよ。だよ」

涎と精液でドロドロになった口元も拭いて、私は身体を起こす。

「ん…ああ。無理はしなくても良いぞ」

隼一くんが蕩けた顔をして言った。

「あ、あのね…ん。レナまだ…」

私は身体をモジモジさせて遠回しにイカせて欲しいと言ってみる。

「先にイッちまってゴメンな。ほら来いよ」

隼一くんも起き上がって、自分の膝の上をポンポンと叩いている。
私は圭一くんの膝の上に移動して背を預け、後ろから抱きしめて貰い満足感に浸る。

「レナってこの格好好きだよな。まあ俺も腕の中にレナがスッポリ収まる感じで好きだけどさ」

私のワンピースの下から手を差し入れて脱がせながら、隼一くんが続けて言う。

「レナってウブだと思ってたのに全然違うよな?本当は凄くいやらしい子だったもんな」

ワンピースを脱がされブラのホックを外される。私が身に着けているのはオーバーニーソックスだけになった。

「はぅ。そ、そんな事言わないで…」

私は恥ずかしさに身体を震わせ、隼一くんの言葉に酔わされていく。

「始めてすぐにおしゃぶりが上手になっちまうし」

両足を足首に添えられ大きく開脚させられ、目の前の鏡に私の恥ずかしい姿が写る。
同時に隼一くんの顔も見える訳で、上気した顔で何処か余裕無さ気。必死。それでも私の事を言葉や手を使って可愛がってくれているんだな。と分かる。
『俺は余裕が有るから、もっと楽になれよ』
って私を安心させようとしてくれているのかな?隼一くんも男の子だから格好付けてみせたいのだろう。

「皆には見せないスケベで、かぁぃぃレナが沢山見れて俺は幸せ者だよ」

両手で胸を優しく揉みほぐしながら、隼一くんが私の頬に顔を寄せる。

「…隼一くんより、レナの方が幸せ者かな。かな?」

私は身体を捻って唇を重ねる、鳥が啄む様に隼一くんのかぁぃぃ唇に何度もキスする。

「ふぁぁ…ちゅっ…ちゅっ…ふぅ…ん」

コリコリになった乳首を指でいっぱい転がされ気持ち良くて、私は小さな声で喘ぐ。次第に口の中に舌が入ってきたので私はおずおずと舌を絡める。

「ぴちゃ…あむ…っんう?」

薄目を開けて圭一くんを見ると目が合った。私は左手を後頭部に回して引き寄せる。
空いている右手で圭一くんのオットセイを探る。私だけ気持ち良くしてもらうのは悪いから。

「ふぅ…ふぅ…はふ…」

オットセイを逆手で、触れるか触れないかぐらいの力で扱いてあげる、すると私の手の中でオットセイが元気になってきた。

「は…レナ、指入れるぞ」

唇を離して圭一くんの手が秘部に移動する。私は身体の力を抜いて身を委ねて肯定を表す。

「あ…あっ!」

指が私の一本膣内に侵入して蠢く。自分では指を入れた事が無いので、圭一くんがしてくれるコレが私の唯一知っている『挿入』
近い内に捧げるだろう『初めて』の時までで一番圭一くんを感じられる行為。
最初の頃はぎこちなく探る様にしか動かしてくれなかったけど、今では私の性感帯を次々に見つけて愛してくれている。

「け、圭っ!一くぅ…んっ!そ、そこ駄目ぇっっ!!」

膀胱の裏辺りの膣壁とその反対側。交互に指を当てる様に掻き回される。私のアソコはクチュクチュとはしたない水音をさせて、圭一くんの指を咥えて込んで離さない。

「嘘が嫌いな癖に嘘はついたら駄目だろ。レナのアソコが、もう俺の指を離したく無いって言ってるみたいだぜ。おっ持ち帰りぃ~♪てか?
レナは欲張りだなぁ」
「はぁ…う…レ、レナ嘘ついちゃってるの?ひゃっ!」

遊んでいた片手で何度も秘部全体をなぞられる。指を絶えず動かしてクリトリスやビラビラに女の悦びを教え込まれる。

「ついてる、ついてる。ほら鏡見てみろよ、美味しそうに指をおしゃぶりしてるだろ?」

私は目の前の鏡を見る、圭一くんの言う通りヒクヒクとさせながら指を食べていた。いや、おしゃぶりか。

「う、うん!はぅ!あっ!ほ、本当だ!あんっ!レナのアソコが悦んでいるよぉ!!」

段々自分が何を言ってるのか分からなくなってきた。
言葉で興奮させられ、愛撫で蕩かされる。
何より圭一くんに気持ち良くしてもらって頭も心の中もいっぱいいっぱいだった。
それでもオットセイを扱く手は止まらない。お尻に先っちょを押し付けて円を描く様に動かしながら扱く。
『欲張り』
確かにその通りだろう。

「も、もう駄目…!イッちゃう!イッちゃう!はあぁ!はうっ!!んあっ!!ああっ!!」

身体が跳ねて絶頂に到る。頭の中で白い光がスパークしている、ストロボの様に…。

「っ…はあっはあっ…」

息をする度に身体がヒクつく、圭一くんは何事も飲み込みが早いのか私を昇天させる方法をすぐに覚えていっている。

「愛液で少しシーツ汚れちまったな。てかレナ大丈夫か?」
「う、うん…大丈夫だよ。それより圭一くんは何処でこんな事覚えてくるんだろ。だろ?」

確かに何度もしていればコツは覚えるだろう、だが女の気持ち良い所をピンポイントで押さえて愛撫してくるのは不思議に思う。圭一くんはまだ…した事無いのに、何で知ってるんだろう?
そんな考えから私は聞いてみたのだ。

「…エロ本と豊かな感性?」

まあ、模範回答と言うか当たり前か。
この年でそういうお店に行ったりとかは無いだろうし、他の女の子とどうこうってのも無いだろうから。

「そっか…あ!圭一くん、そろそろ花火買いに行かなきゃ!」
「ん?ああ、もうこんな時間かよ。じゃあ行くか」
「うん!」

今日は皆で花火をする約束が有るのだ。各々花火を持って来る様にと魅ぃちゃんに言われている。
だから私達は興宮に花火を買いに行かないといけないのだ、デートにもなるし丁度良い。
私は脱がされた下着と服を身に着けて髪を簡単に直す、最後に帽子を被って準備完了。

「ほら!圭一くん早く!」
ノロノロと服を着ている圭一くんを急かして家を出る。
汚れたシーツは明日洗濯機に掛けよう。だって今夜は…。

「はうぅ~♪かぁぃぃ花火がいっぱいあるんだよ。だよ!」
「へぇ…結構花火って種類あるんだな。おっ!これなんて面白そうだぞ!」

私達は今、玩具屋に居る。魅ぃちゃんの親戚のお店は今日お休みなので別の店。ここは近頃では珍しい、花火を単品売りしているのだ。
皆でするのだから質より量だが、スーパーに行って詰め合わせを買うってのも芸が無い。
だから単品で楽しそうな花火を買って行こう。という事になった。もちろん、詰め合わせも買う予定だけど。

「こ、これかぁぃぃよう~!圭一くん!買っても良いかな。かな?」

私は興奮気味に線香花火に頬擦りしながら聞いてみる。
「やっぱりレナのかぁぃぃ物の基準が分からねぇ…あ~カゴに入れとけよ」
圭一くんが『名人16連射』と書かれた花火を見ながらカゴを指差す。

「ねぇ圭一くん、沙都子ちゃん達も居るんだから、その花火は危ないんじゃないかな」
「そうか?う~ん…だったらこれか?」

そう言ってロケット花火を手に取る。

「だ、駄目だよ~!さっきより危なさがアップしてるんだよ。だよ!」

私の脳内では魅ぃちゃんと圭一くんと沙都子ちゃん。
三人がロケット花火を投げ合ってる姿が思い浮かぶ。

「これなんかが限界なんだよ。だよ!」

手の平サイズの打ち上げ花火を圭一くんに突き付ける。何より、この小ささがかぁぃぃ。

「いや待て!せめてコイツをボーダーラインにしてくれ!」

ネズミ花火を手に取って圭一くんが懇願する。

「うん。これなら大丈夫かな。ネズミさんの尻尾みたいでかぁぃぃし…」
「かぁぃぃって…まあ良いや。あとこれ辺りが…」

こんな感じで一緒に花火を選んでカゴ一杯買う。
これだけ有れば詰め合わせは要らないかも…。うん。あまり買い過ぎても余りそうだし充分だろう。
私達は夕飯代わりに喫茶店で軽食を食べた後、花火でパンパンになったビニール袋を持って雛見沢に戻る。
ちなみに夕方六時に古手神社の石段前に集合だそうだ。そこから河原に移動らしい。

「そういや、河原って祭の時に綿を流した所だろ?玉砂利が有って危なく無いか?」
「ううん。あの河原の下流の方だよ。地面が土の場所が有るから、そこだと思うな」

自転車を石段の前に停めて、私は圭一くんに説明する。まだ誰も来てないので、石段に腰掛けて待つ事にした。
楽しいお話しの時間。デートの予定を考えたり、くだらない事で笑い合ったりしていたが、段々Hな話しになってくる。

「それにしても、今日のレナは凄かったなぁ…凄い吸い付かれて腰が抜けるかと思ったぜ」
「け、圭一くん!お外でそんな事言ったら駄目なんだよ!誰かに聞かれたら…」

すると私の太股に圭一くんの手が置かれる。

「大丈夫だって…誰かが来たら止めれば済む話しだしさ」

太股を触っていた手が段々内側に移動し始めた。私は足を閉じて阻止して諫める。

「…レナ怒っちゃうよ?」
「じゃあさ、コレを何とかしてくれたら止めるよ」

と言って私の手を取ってズボン越しにオットセイを触らせられる。

「どうにかって…こんな所じゃ無理だよ」

もうすぐで六時とはいえ辺りはまだ明るい、そもそも道端でそんな事できる訳無い。

「あそこなら人も来ないし…なあ良いだろ?レナにして貰いたいんだよ」

ここから70メートル程離れた林を指差して、圭一くんがおねだりしてくる。

「流石にこんな状態で皆に会う訳にはいかないだろ。だから…さ?」

目をウルウルさせて圭一くんに催促される。そんな目で見られたら…してあげたくなる。でも、やっぱり私は躊躇してしまう。

「魅音にこんな姿見られたら…服をひん剥かれてしまうかも…俺の身体をレナ以外に見せたくないから・・・」

いや、魅ぃちゃんもそこまでしないだろう。
それより『俺の身体を[レナ以外]に見せたくないから』と言ったのに胸がキュンとしてしまった。

「はう…だったら皆が来る前に…行こう?」

結局は私の方が折れて、圭一くんの手を取って林に向けて歩きだす。
道からは死角になって見えない木陰に身を隠し、私は圭一くんの後ろに立って、ズボンの中からオットセイを出してあげる。

「圭一くんのオットセイいつもより大きくなってるんだよ。だよ」
「レナの柔らかい太股触ってたら、こんな風になってさ。ここまで歩くのも大変だったぜ」

右手でオットセイをゆっくり優しく扱いて、左手で圭一くんの胸をまさぐる。

「はぅ…まるで圭一くんに悪戯しているみたいなんだよ。ちょっぴり楽しいかも」

タンクトップの上から乳首を探し当てて指で転がすとオットセイが更に大きくなった。

「レナ…もう少し速く手を動かしてくれよ」
私は言われた通りにしてやる。
「ふ…う…」

段々圭一くんの口から吐息が漏れ始める。

「ねぇ圭一くん。良い事してあげよっか?」

調子に乗って来た私は圭一くんに、ある事を聞いてみることにした。

「は…良い事?」
「うん…気持ち良い事…圭一くんが腰をちょっぴり屈めてくれたら、してあげれるんだよ。だよ」

ゴミ山で見た、とある雑誌に載っていた気持ち良い事。本当かどうか分からないけど、してあげたくなってきたのである。

「あは♪ 良い子なんだよ。だよ」

素直に腰を屈めた圭一くんの乳首をよしよしして、私は耳元に唇を近付けていく…。
柔らかそうな耳たぶを唇で甘く咥えて味わう様に動かす。

「う…くすぐってぇ…」

身体をピクピクさせて圭一くんが言った。

「あむっ…ん…んう…ふふ♪」

なら、これはどうだろう?耳たぶを口に含んで舌で舐め回す。他の二ヶ所への愛撫も忘れずにシコシコ、クリクリしてあげる。

「うあっ!レナっ!や、やめっ!おあっ!?」

三ヶ所責めの気持ち良さに圭一くんが堪らず逃げようとするのを、私は乳首をイジメていた手をお腹に回して動けない様にする。

「ん…圭一くんかぁぃぃんだよ。そんなにお耳気持ち良いの?」
「あ…あうっ!」
「それともオットセイ?おっぱい?分からないから全部してあげるね」

再び耳たぶを含んで、オットセイを舐める時と同じ様に舌を蠢かせる。

「ちゅっ…ちゅっ。ちゅぱ…ふぅん…」

何回も吸いながら、舌先で耳の中を刺激する。
指先をオットセイの頭に絡ませながらリズム良く扱き、乳首に手を戻して指で挟んで揉みほぐす。
私も同じ事をされたら蕩けきってしまうだろう。まあオットセイを扱かれる気持ち良さは分からないけど、きっと背中がゾクゾクするくらい気持ち良いのだろう。

「レ、レナ!レナァ!あうっ!」

かぁぃぃ…可愛いすぎる…身体を震わせて私の名前を呼ぶ姿なんて女の子みたいで…。
自分が女の子としちゃっている様な錯覚すら覚える、ちょっと男の子の気持ちが解ったかもしれない。

「ふう…お外でオットセイをシコシコされて感じちゃってる圭一くんは変態さんなんだよ」

耳から口を離し、首筋に吸い付いてキスマークを付けた後、続けて耳元で呟く。

「でも…こんな事してて興奮しちゃってるレナも変態さんかな。かな?」
「あっ!…ううっ!レナァ…もう俺…俺っ!」

私の問い掛けに答える余裕も無いのだろう。圭一くんも限界みたいだからラストスパートに入る。
オットセイから出て来たHなお汁を先っちょに塗りたくり、逆手でオットセイの頭を持って扱きあげる。
いっぱいお汁が出てるから滑りが良い。だから少しだけ強めにオットセイの一番気持ち良い部分を攻め立てる。

「圭一くんイッちゃうの?オットセイがミルクをピュッピュッするところ、レナに見せて…。ねっ?」

幼児に言い聞かせている母親の様に、優しく耳元で呟きながら私はオットセイを責める手を休めない。
それどころか乳首からタマタマに手を動かし揉んで、さらに気持ち良くしてあげた。

「イ、イクッ!レナっ!レナっ!あっ!ああっ!」

腰をガクガクさせながら圭一くんがオットセイから勢い良く精液を吐き出す。両手でオットセイを扱いて手助けしてあげると吐息を漏らす。

「は、あ…ああ…うっ…!」
「あは♪凄い凄い!圭一くんのミルクいっぱい出ちゃってるよ?遠くまで飛んでちゃったんだよ。だよ!」

ヒクついているオットセイから手を離し口元まで持っていく、少しだけ手に付いちゃったから舌で舐めて綺麗にする。
口の中に圭一くんの味が広がる。青臭くて苦いミルク…圭一くんが出したと思うと苦にならない。

「はあはあ…んっ。レナって…もしかしてSっ気あるのか?」
「あはは♪女の子には秘密がいっぱいあるんだよ。だよ♪」
「何だそれ?けど凄く良かった…何つ~か堪らなかったぜ」

私はポケットティッシュでオットセイを拭きながら言った。

「イジメられて気持ち良かったの?実はね、レナも堪らなかったんだよ。圭一くんをイジメて興奮しちゃった」

ティッシュを丸めてポケットに突っ込んで続ける。

「でも…レナは圭一くんにイジメられるのが好きかな。かな?ううん。両方好きだよ。圭一くんとだったら、どっちも楽しいし気持ち良いんだよ…だよ」
「う…俺もレナとだったら両方好き…だな」
「はぅ…」

二人して顔を真っ赤にしてうつむく。私は圭一くんと同じ想いを共有できた事が嬉しくて、それだけでも『悪いネコさんなレナ』を見せて良かったと思ったり…。
梨花ちゃんみたいな事を言ったが、あながち間違っては無い。私達は『悪いネコさん達』なのだ。
お家で戯れ合った後、皆と遊ぶ前にHな事をして、何喰わぬ顔で皆の前に姿を現すのだから。
けど私達の仲が良くなら私は『悪いネコさん』でも良いかな。

私達は林から出て来た事を追求された時のアリバイ用に樹の幹に居たカブトムシを捕らえて、待ち合わせ場所に戻った。雄と雌のつがい、夫婦なのだろうか?
雄のツノもかぁぃぃけど雌のカブトムシ…小さくてかぁぃぃよう。小さくてかぁぃぃのは罪だ。
手の平の上のカブトムシを指でつつきながら私は口を開く。

「はうぅ~!圭一くん!カブトムシさん、かぁぃぃよう!お持ち帰りして良いかな。かなっ!?」
「止めとけって、そのカブトムシも自然の中で生きていたいだろうし。後で放してやろうぜ」
「はぅ。なら諦めるんだよ。でも見るだけなら良いよね。よね?」
「ああ。存分に見てやれ。おっ!もう皆来てるぞ!レナ急ごうぜ!」
「うん!」

圭一くんが私の手を取って走りだす。圭一くんの手は暖くて力強かった…。

「圭一さ~ん!レナさ~ん!早く来なさいまし~!もう皆さん待ってらしてよ~!!」

私達の姿を見つけた沙都子ちゃんが手を口に当てて叫ぶ。

「っはあ…!悪いカブトムシ探しててさ」
「ふう…すっごくかぁぃぃんだよ!ほら!」

私達は呼吸を整えながら、カブトムシを見せる。

「カブトムシねぇ~。本当は別の小動物と戯れていたんじゃないの~?『はぅ~~、圭一くんのツノ、かぁぃぃよぅ~。おもちかえりぃ~~!』なぁんて。うひひひひひひひひひひひ、ぐへぇっっ!!!」

図星を指されて一瞬出遅れてしまったが、なんとかレナパンを繰り出して魅ぃちゃんを沈黙させる。
ん…大丈夫、いつもと変わらない。なんとか誤魔化せたはず。

「じゃあ皆さん行きましょうか。時間が惜しいですし」

その後を受けて詩ぃちゃんが何事もなかったかのようにうまくまとめてくれた。

「みぃ~。楽しみなのですよ」
「あぅあぅ!レナもカブトムシと遊んでないで急ぐのです!」

私はカブトムシを放して、圭一くんと一緒に皆の後を追いかける。
後には倒れた魅ぃちゃんだけが横たわっていた。

河原に着いた私達はさっそく持ち寄った花火を見せ合い始める。

「おい魅音。何だこりゃ?」
「へ?何って…花火だよ。圭ちゃんこそ何言ってんのさ」

ロケット花火、連射花火、爆竹にクラッカー…まだ色んな種類が有るけど、言い出したらキリが無い。
魅ぃちゃんは戦争ごっこでもするつもりなのだろうか?

「お姉は本当、空気読めませんねぇ。普通花火って言ったらコレですよ」

詩ぃちゃんがそう言ってビニール袋をひっくり返し、大量の打ち上げ花火を地面にぶちまける。

「はう…二人とも何かが間違っているんだよ。だよ」

残りの皆は無難に手持ち花火を買ってきている。この二人…特に魅ぃちゃんは何を思って、こんな花火ばかりを買って来たのだろうか?

「にぱ~☆魅ぃも詩ぃも、かわいそかわいそなのですよ」

梨花ちゃんが満面の笑みを浮かべ背伸びして二人の頭を撫でている。
沙都子ちゃんと羽入ちゃんは、そんな私達とは離れて周囲の石を集めて点火用の蝋燭の囲いを作っていた。
早く花火がしたくて、ソワソワしているのだろう。
ニコニコ笑いながら仲良く準備をしている二人を見ていると、思わず笑みがこぼれてしまう。

「う~ん。おじさんのチョイスは間違って無い筈なんだけどねぇ…」

ブツブツ言ってる魅ぃちゃんを詩ぃちゃんが引っ張って行き、梨花ちゃんが後ろを付いて行く。

「圭一くん。レナ達も行こう?」
「おう」

さあ、楽しい夜の始まりだ。

「あ~!くそっ!まだ片付かねぇのかよ!」
「あはは…まだまだだね。圭一くん頑張ろ」

楽しい時間も終り、私達は周囲に散らばったゴミの掃除をしていた。
部活ついでに後片付けを賭け、皆でロケット花火を川に投げて飛距離を競ったのだ。
意外な事に圭一くんがビリで、投げるタイミングを誤って飛距離が伸びなかった私は6位…勝者の5人は
『後は若い二人に任せて…』
とか言いながら帰ってしまった。
私はロケット花火は危ないから止めようと言ったが、一回ポッキリの勝負だから。と言われてしてしまった。
その結果が今に到るのだ。

「まさか真上に飛んで行くとは思わなかったぜ」

そう。圭一くんの投げたロケット花火は放物線を描くどころか、天高く舞い上がって上空で炸裂した。
これでは計測不能で無効と言いたいが、やっぱり判定は負けな訳で。
何とか片付けも終わり、水と花火の残骸の詰まったバケツを地面に置いて圭一くんに話し掛ける。

「圭一くん。帰る前にコレやっていかない?」

ポケットから線香花火を取り出して、圭一くんに見せる。

「おお。それって一緒に店で買った奴だよな?まだしてなかったのかよ」
「うん。コレは圭一くんと一緒にするために残してたんだよ。ねぇ、しようよ」
「良いぜ、ちょっと待ってろ」

そう言ってゴミ袋の中から蝋燭を取り出して、ライターで火を灯す。続いて蝋を小石の上に垂らして、その上に蝋燭を固定した。

「はい」

私は線香花火を一本渡して、自分も袋から取り出す。

「この線香花火、持つ所が藁なんだな。初めて見たよ」
「紙をこよったのより、こっちの方が綺麗で火種も長持ちするんだよ。だよ」

私は腰を屈めて蝋燭の火で花火を点火しながら説明した。
同じく腰を屈めて、花火に点火した圭一くんが呟く。

「本当だ。普通のより綺麗かもな」
「レナね、線香花火が好きなの。儚くて綺麗だから…」
「最後の一瞬まで輝いて散っていく…物哀しいけど素敵…」

微かに火花を散らしながら輝く火種を見た後、私は圭一くんを見つめる。

「レナも、この線香花火みたいに最後の燃え尽きる瞬間まで輝いていれる人生を送りたいな…って思うんだよ。だよ」
「悔いの残らない、満足できる人生って奴か…」
「うん。でも実際には挫折したり後悔もするんだろうけど、それでも良い一生だったな。って想えたら素敵なんだよ」
「俺もそう思うよ。あ…」

圭一くんの線香花火の火種が地面に落ち徐々に光を失っていく。
続いて私の線香花火も同じ様に火種が落ちてしまった。
私は蝋燭の火を消して立ち上がり口を開く。ある事を言うために。

「…圭一くん。今日レナのお父さん、出張に行っててお家に居ないの…」
「突然どうしたんだよ?まさか俺にレナの家に泊まれとか…なんてな!ははは!」
「…そのまさかなんだよ。だよ」
「え?…けどさ…」
「レナ知ってるんだよ?今夜圭一くんも一人で御留守番だって…圭一くんのお母さんが昨日そう言ってたの…」
「一人ぼっちは寂しいんだよ。だよ。だから…

レナと一緒に寝て欲しいな…」


<続く>
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最終更新:2024年04月10日 11:50