大 注 意 書 き。
サブタイどおり、 レナ 寝 取 ら れ ものです。  

ん……ここは……どこだ? 俺はいったい……どうなった?
たしか……そう、俺はゴミ山で富竹さんと会ったんだ。 そこまでは憶えている。
本当はレナを探しに行ったんだが、彼女はそこにはいなかったんだ。 そして代わりにひょっこりと現れた富竹さんとたわいない話をして、その後………。
あれ? その後が思い出せねぇ……なんだっけなんだっけ……う~ん……。

いまだ自分が置かれている状況がわからず、俺はなんとか記憶の糸を手繰ろうとする。
するとかすかにズキリっとした感覚が後頭部に走った。
背後からいきなり殴られでもしたのだろうか……そこはズキズキとした痛みとなって俺の頭の中に響いていく。
頭を殴られたのなら、ここは病院か? または警察か、あるいは自宅にでも連れてこられているはずだろうが。 ここはそんな感じの場所じゃ……。 

そんな試行錯誤をしていると、俺はようやく自分のおかれている異常な状況に気が付いた。
あたりが真っ暗だった。 まるで光というものが見えない。 感じられない……。
俺が富竹さんと会った時には、まだ夕方だったはず。 どんな場所にいるにしろ、何らかの光があってもいいはずなのだ。 ……ということはここは屋外ではない?
どこかの部屋の中にでもいて、電気が点いていないだけなのか。 それともどこか狭いところに押し込められているのか……。
押入れかどこかか? 最初はそうも思ったが、俺一人が入るには十分な、それでいて広い部屋のような感じだ。 空気の伝わり具合から、なんとなくわかる……分かるような気がした。

……もう一つ異常なことがある。 本当ならこれを先に言うべきだったのだろうが……。
俺の手足が、何か頑丈なもので拘束されている。 まったく身動きが取れない……。
両手が後ろにまわされていて見えないが、手首には何か冷たい感触がある。 手錠のようなものでもされているのだろうか、動かすとカチャカチャと鉄のような音が聞こえた。
足にも似たような感触がある。 足首のところに同じような拘束がされちるようだった。
両手両足がそう拘束されているのだから、当然立っていられるはずもなく。 俺はまるでイモ虫のように床に這わせられているのだ……。 なんとか動こうとモゾモゾしてみるが、両方ともビクともしない。
動けないのならばあとできることは一つだけ。 声を出そう…と思って口を開けようとしたがそれも無理だった。
口にも何か拘束されるようなもの。 猿ぐつわ?までされていて、悲鳴はおろか声を出すこともできなかった。

……拘束……監禁……誘拐? そんな言葉が次々と頭の中に浮かび上がってくる。

だが普通、さらうなら女の子とか子供じゃないのか? だいたい一緒にいた富竹さんはどうなったんだ? お、おいおい、ここはどこだよ? だ、誰かそばにいないのかよ、なぁっ!?
……ま、まじかよ。 ま、まじで俺、誘拐されちまったのかよ……じょ、冗談じゃねぇ!

そんな嫌な想像ばかり頭を巡っていると、突然、目の前にパっと光が浮かび上がった。
誰かが部屋に入ってきた……?
部屋の中にいると思っていたため、俺はとっさにそう考えたが……ちがうようだった。
よく見るとそれは光ではなかった。 そこだけがくっきりと、四角い形で点灯していたのだ。……何かのモニターのようだった。 それが俺によく見える位置で初めから固定されていたのだ。
真っ暗な部屋の中でテレビだけが点いている、あの感じに似ている。 それが俺の目の前に浮かびあがってきたのだ。

まだこの異常な状況を受け入れられたわけじゃない。 だがこの暗闇の中では、どうしてもそこに目がいってしまう。 俺の五感に与えられた唯一の情報源だからだ。
ましてやそこに写っていく映像は、俺にとって無視できないものだったのだから……。

「だいじょうぶ? もう落ち着いたかい……?」

モニターの中の男がそう話し始める。 どうやらどこか部屋の中の様子のようだ。
白いシーツが張ってある、真新しいベッド。 書類のようなものが乱雑に置かれている机。 いくつかのパイプイスに、何やら医療器具のようなものが置いてある台もみえる。
入江診療所……? まっさきにそれが思いつくが、俺が監督に診察を受けたところとは少なくともちがうようだった。
何よりも驚いたのは、その男が俺の知っている人間だったことだ。 さっき会ったばかりの人間……忘れるはずもない。
富竹さんだった。 彼はその真新しいベッドに腰掛けながら、同じく隣に座っている誰かに言葉をかけているようだった。
そこに誰が座っているのかは写っていない。 モニター……というかカメラというべきなのか。
それは富竹さんがベッドに腰掛けているところしか写していない。 もう少し横にズレれば、そこに誰がいるのかわかるのに……。
そう思った途端、まるでカメラが俺の意思で動いたかのように…クククっとモニターの画面を動かした。 そしてそれは富竹さんの隣に座っていた人物を映し出す。
その人物の姿に、俺はおもわずドキリとした……。

「はい……。 ありがとうございます、富竹さん……」

茶髪の髪に、青色のセーラー服……。 この人物こそ見間違えるはずがない、毎日見てるのだから。
レナだった。 レナが富竹さんの隣に腰掛けながら、彼に何やら声をかけられている。
その表情はどこか寂しげで、元気がないようにみえる。 何かあったのだろうか?
まっさきに思いつくのは俺のこの状況だったが、あれからまだそれほど時間が経ってるようには思えない。 まだそれほどの騒ぎにはなってないはずだが……。

意味がわからない。
そもそも犯人(?)はなぜ俺にこんな映像を見せる? 富竹さんとレナが何か関係あるのか?
こんなものを見せて、奴に何か得があるのか……? そ、それともまさか、この二人もこの部屋に監禁されてるってのか! ……あぁ、で、でもすぐそこの窓には外が見えてるな……。
富竹さんくらいの大人なら、あんな窓くらいすぐ割って逃げられるはず。
ってことは、ちがうのか? それならなおさら意味がわからねぇ……は、犯人はいったい?

次々沸いてくる想像に頭が混乱しながらも、俺は目の前のモニターに目をやるしかなかった。 身動きの取れない俺にとって、これを見ることだけが唯一残された人間らしい行動だったからだ……。
富竹さんはなおも隣に座っているレナに言葉をかけていく。 レナの肩に手をやりながら、なおかつ二人の座っているところがベッドだというのが気にはなったが、今はそんなこと気にしている場合じゃない。

「あまり気にしない方がいいよ。 その……は、初恋は実らないって言うしね? ははは」

「………はい。そうですね……」

富竹さんの軽はずみな言葉に、レナはやはり元気がなさそうに答えていく。
顔を下に俯かせていて、普段あれだけニコニコ笑っているあのレナと同一人物だとは到底思えない。
なんとなく状況だけで判断すると、富竹さんが意気消沈しているレナを慰めているような…。そんなふうに思える光景だった……。

まだ混乱している頭でなんとかそれだけを理解していくと、富竹さんはレナの肩の手に力を入れていった。 そしてそのまま彼女の体を引き寄せるように……自分の胸へと招き入れていった。

「ほら、もう少しこっちにおいで……? つらいんだろう?」

「あ……はぅ……」

富竹さんの胸に抱き寄せられると、レナは多少困惑した表情を見せた。 だがそのまま、彼の広い胸に顔を寄せていった。 そして富竹さんもそんなレナの顔をギュっと抱き寄せていく……。 まるで恋人同士のような甘い雰囲気。 それが当たり前のように、俺の目の前のモニターで繰り広げられていく……。

……へ? な、なんですかこれ? なにかの冗談? な、なんでレナと富竹さんが、こんな親しそうにしてんだよ?
そもそもなんでレナはそんなに落ちこんでんだよ? そんなに嫌なことでもあったのか?
そ、それに……いくら富竹さんだからって、そんな簡単に抱きしめられていいのかよ?
そりゃあ普段はあれだけ頼りない人だけど、い、いちおうその人だって、男だぜ? しかもベッドの上でって……これじゃあまるでベッドシーンかなんかじゃねえか?
おまえはそんなふうに、簡単に身体を許す人間じゃないはずだろ?……お、おいレナ?

いくら頭の中で言葉をかけようと、モニターの中の二人にそれが届くことはない。 
それをいいことにレナと富竹さん……富竹の二人は更に会話を重ねていく。

「かわいそうに。 本当に好きなんだね? 圭一くんのことが……」

「………はい」

富竹さんの興味深い質問に、レナは少しだけ間を置いてそう答えた。
こんな異常な状況に立たされているというのに、それを聞いた俺は少しだけ安堵してしまった。 レナが俺のことを好きだという、なによりも嬉しい情報が得られたからだ。
何か落ち込むようなことがあったのかもしれないが、レナは俺のことを好きだという事実。
てっきり片想いだと思っていた俺には、それが何よりも幸運な情報だった。
ナイスだ富竹さん!あれだな? きっとレナは大人な富竹さんに、恋の相談でもしに来たんですね? それでレナはもう圭一くんが好きで好きでたまらないの、なんて言ってきて、富竹さんはそれは正しい感情だよ、なにもガマンすることはないんだ。 って寸法なわけだ!
ようやくわかったぜ、この光景の真相が! ははは!

俺が置かれている状況の説明にはまるでなっていないというのに、混乱していた俺はそれですっかり解決した気になっていた。 なりたかったというべきか……。
だが次の彼女の言葉を聞くまでは、本当にそう思っていたんだ……。

「レナは圭一くんのことが好きです………『好きでした』」

………へ? でした?
でしたって、どういうこと? な、なんで過去形なんだよレナ? わざわざ言い直したってことは、間違いじゃないよな? そ、それってつまり……今はもう俺のことを……?

さっきまで誘拐されただの慌てていて、今度はレナの告白に有頂天。 そしてまたレナの発言に慌てていく男。 俺はもう、目の前のモニターに釘付けになっていた。
レナの今の言葉が何かの聞き間違いだったと、スピーカーの故障じゃないかと思いながら、ただその四角い画面をジっと見つめていく。
だが俺のそんな期待を裏切るかのように、隣にいた男……富竹は当たり前のようにレナを慰めていった。
彼女のかぁいい顔にスっと手を添えると、柔らかそうな頬を撫でていく……。

「そうだろうね。でももう彼は君の元には戻って来てくれない。 それは君もわかっているんだよね?」

「………はい。圭一くんには、あの子がいるってわかったんです……」 

「あの子……?何か見たのかい?」

「はい……レナ、ついさっき見ちゃったんです。あの子と圭一くんが、キスをして愛し合っているところを……」

…………は? な、なんだよ、それ……な、何言ってんだレナ?何の話だ?
俺はそんなことしちゃいない……。少なくとも俺の頭の引き出しには、そんな事実一切ない。
あの子ってのが誰かは知らないが、俺は生まれてこのかたまだ誰ともキスすらしたことがないんだぞ!ましてや、あ、愛しあうだなんて……むしろこっちからお願いしたいくらいだぞ!
お、おもわず童貞だと告白しちまったが……でもそれはな?それはレナ、お前とするために俺はずっとずっとガマンしてきたんだ……。色々な誘惑をグっとガマンしてきたんだよ!
なぁ……さっきから一体何を言ってんだよレナ。 何か勘違いをしてるんじゃないか……?

俺がそう心の中で問いかけていっても、レナは何も語らずただ落ち込んでいますといった様子だ。 何か確信めいたような……そんな具合を示している。
まるでこの目で『その光景』を見たからこそ、こんなに悲しいんだよと言わんばかりだ……。

「だから、もういいんです。 圭一くんが自分であの子を選んだのなら、レナは諦めないとダメなんです。 あの子とは大切な仲間だし、なおさら……そう……」

「……いい子だねレナちゃん。つらいだろうに……」

そう言って富竹は、今にも涙を流しそうなレナを……レナの身体を強く抱きしめていった。
ガッシリとした体格と、大人の男特有の包容力のようなもので、俺のレナをその胸に抱いていく。 それを見ると、俺の中に何ともいえないモヤモヤとした嫉妬の念が沸き出してきた。

ち、ちがう、ちがうぞレナ騙されるな! そ、そいつに騙されちゃいけない!
何があったか……何を『見た』のか知らないが、それはおまえの誤解だ!絶対勘違いだ!
なぜなら俺は、最初からお前を選んでいるからだ! 俺はお前のことが好きなんだぞ、レナ!俺達は両想いなんだぁぁぁ!!! だ、だからいますぐその富竹を引き剥がせぇぇぇぇ!!

イモ虫のように縛り付けられ、さるぐつわまでされてる俺の声が届くはずもなく……。 レナは富竹の広い胸の中に顔を埋めていった。
失恋したと思い込み、傷心直後の女の子……これほど落としやすい相手はいないだろう。
ましてや富竹のような大人の男ならば、こういう時どう言葉をかければいいか、どう慰めていけばいいかなどはお手の物なのだろう。それはたとえあのレナであっても、なかなか抗えるものではないということか……。

「ほら、つらいんだろう? 無理することはないよ。 もっと僕の中においで……」

「う……ごめんなさい富竹さん……少しだけ、少しだけレナにこのお胸を貸してください…」

「いいよ……好きなだけ僕の胸で泣くといい。 好きなだけ、ね……」

ついに泣き崩れていくレナを、そっと胸に抱きしめていく富竹。 
……その時、俺は見た。 とても信じられないものを。 有り得ないものを。
レナを抱きしめていた富竹が、とてつもなく邪悪な顔をしていくのを……見てしまった。
普段あれだけいいお兄さんな笑顔を浮かべている奴が、とても醜悪でいやらしい表情を浮かべたのを、たしかにこのモニターごしに見た。 絶対に見た。
そしてそれを俺が見たのを気づいたかのように、奴の声がすぐ耳元で聞こえてきたんだ…。

『やあ圭一くん。聞こえるかい?』

本当にすぐ耳元で言われているようなほどクリアな音。それが俺の耳に入り込んできた。
だがそんなはずはない。 奴は今レナとあの部屋にいるらしいのだから、こんな場所に押し込められている俺に話しかけられるわけがない……。
……ってことは、この映像は録画したもの? これはリアルタイムの出来事じゃないのか?
しかし富竹は俺のそんな想像をあざ笑うかのように、憎たらしい声を耳元に響かせてくる。

『ははは、驚いただろうね? じつは今君の耳には、特殊なイヤホンをはめさせてもらっているのさ。 それで僕の声……というか、心の声のようなものが聞こえるようにさせてもらっているってわけだよ。 わかるかい?』

富竹の言葉に、俺は呆然とする。たしかに耳に何かはめられているような感触がある…。
しかも……心の声だと? 奴の心の声が、イヤホン越しに俺の耳に伝わってきている?
そんな馬鹿な! そんなこと有り得ない! 絶対に有り得ない! 有り得ない有り得ない…。

『あははは、それが有り得るのさ、この雛見沢ではね。まあ僕の本業の方の仕事で使っているものだけど、好都合だからこの状況で使用させてもらったってわけさ……いい音だろう?』

本業……? その言葉の意味が気になったが、今はそんなことどうでもいい。
どうやら俺の方の声も奴には聞こえているようだ。ならば今すぐ奴に……富竹の野郎にこんなことやめさせなければ!!!
その口ぶりだと……てめえだな!俺をこんなとこに押し込んだのは! 何が目的だ! なぜこんなことをする! というか今すぐ俺のレナからその汚ねぇ手を離しやがれぇぇぇっ!!

『離す? あははは、あいかわらずおもしろいね圭一くん。僕がこんな絶好のチャンス、みすみす逃すわけないじゃないか。 これでもいちおうカメラマンだよ? な~んてね』

何を……何をふざけてやがる! てめぇレナを騙してどうするつもりだ! くだらねえ口車でレナをハメやがって! 俺とあの子が愛し合ってたってのもてめえの仕業か! さっさと俺をここから出しやがれぇ! いくら年上だろうがなんだろうが、この前原圭一の愛する女に何かしたら承知しねえぞおぉぉ!!!

『あはははは、まあまあ落ち着いて。どうせ今の君には叫ぶこともできないんだから、そこでゆっくり見ているといいよ……』

その言葉を言い終えた途端、富竹の声のトーンがワンランク低くなった。
とてもドス黒く、あきらかに悪意をこめているぞといった感じの声……。
それで奴は俺にこう告げていく。

『君の大好きなレナちゃんが……僕に寝取られていくところをね? あはははは』

…………!? なんだって……ね、寝取る? 寝取るってこの、レ、レナをか?今そこで?
この俺の見ているモニターの中で……か? レナと、す、するってことかよ? なあ!
俺のことが好きで……今も振られたという誤解だけでそんなにも落ち込んでいる純真なレナを、こ、これからお前がヤっちまうってことかよ! なあおい答えろぉぉぉ!!!

富竹の口から聞き捨てならない言葉を聞くと、俺は背筋が凍るような感覚に包まれた。
いくら心の中で怒号を唱えても、奴のその言葉を撤回させることにはならない。
そして富竹はそんな俺を尻目に、レナにそれを実行していく。 抱きしめていたレナの顔をスっと上げさせると、その唇に……自らの口を近づけていった。

「え……と、富竹さん、あの……?」

「ジっとしてるんだレナちゃん。すぐに何もかも忘れさせてあげるよ……」

「あ、ダ、ダメです……はぅ!……ん、んふぅ……」

一瞬レナは躊躇する仕草を見せたが、富竹はそれを無視しそのままムチュっと唇を重ね合わせてしまった。 一度閉じさせてしまえばこっちのもの…ということか、富竹はニヤリと笑うとレナの唇をおいしく頂いていく。
ハムハムと食べていくように、レナのおいしそうな唇を貪っていく……。

「あふ……と、富竹さ、ダメ……レナは……レナはぁぁ、んぅぅ!」

「無理をしちゃいけないよ。傷ついているんだろう? 僕が慰めてあげるから……」

「で、でも、でもでも、あっ!……はぅ、んぅ……」

富竹は太い腕でガッチリとレナの身体を抱きしめている。 だからレナは力での抵抗はできるはずもなくて……奴とのくちづけを続けていくしかないようだった。
そうしておそらく初めてのキスであろう神聖な儀式を、俺よりも年上の成熟した男と体験していく……。 とても受け入れがたい光景が、俺の目の前で繰り広げられていく……。

や……やめろぉ富竹ぇぇぇ!すぐにレナの唇から離れやがれぇぇぇぇ!!!
レ、レナももっと抵抗するんだ! そりゃあ、あ、あんなにガッチリ抱きしめられてりゃ無理かもしれねえけど……そ、それでもそんな男とキスなんてしちゃダメだ! そいつはおまえを食いもんにしてるだけなんだぞ! ただ身体が目当てなだけなんだぁぁぁ!!!!
あぁ……そんな、て、抵抗をあきらめるなぁ……身体の力を抜かないでくれぇぇぇ!!
今すぐその手をもう一度奴の胸において、つ、つっぱねるんだ! あぁぁぁキスしちまってる……レナ……う、受け入れるなぁぁぁやめろぉぉぉ……。

ピチュ……ピチュ……ピチャ……。

「ん……あ、あ、はぅ……ふぅぅ♪……と、とみたけさ……あ、あふ……♪」

どうやら舌も使っているらしい。奴はレナの唇を舐めるように、いやらしい音をさせながら唇を貪っているようだ。
その強引でいてなおかつ卓越したキスに、レナはだんだんと身体の力が抜けているようだった。 俺はその卑猥な光景を、ただモニター越しに見つめていくことしかできない。
ピッチリと重なり合っていく、レナと富竹の唇……。それがピチュピチュと絡み合い、だ液が混ざり合っていくところを……ただ見ていることしか……でき……ない……。

ピチュ……ピチャピチャ……ピチャァ……♪

「んぅ、んふ……。 富竹さん、こんなの、こんなのってダメだよぉ……はぅぅ……」

「ダメじゃないんだよ。 ほら、口を開けてごらん? もっと慰めてあげるよ……」

「んはぁ……ら、らめれす、らめ、らめぇ……あぁぁ……♪」

脱力してしまっているレナの身体に、富竹の濃厚なくちづけを拒む力はない。それを良いことに奴は、ついに舌をレナの口の中にニュルリと入り込ませてしまった。唇を半ば強引に開かせ、ついさっき初めてのキスをしたばかりの彼女の口内までをもジュポジュポと犯していく。富竹のいやらしい舌が、レナのかぁいいお口を蹂躙していく……。
ピチャピチャピチャと、だ液が混ざり合う音がスピーカーから聞こえてくる。レナと富竹がしていく、濃厚なディープキスの証明だった……。

あ、あぁぁあの野郎あの野郎! あんな舌まで絡ませやがって! 俺のレナの唇を……レナのファ、ファーストキスの存分に奪ってやがる! あんな男の汚ねぇだ液で、レナの初めてが汚されてやがる! や、やめろ!やめろぉ富竹ぇ! そ、それ以上俺の大好きなレナを汚すなぁ……性欲の食い物みてえにキスをするんじゃねえぇぇぇぇ!!!

俺の叫びにようやく答えようと思ったのか、富竹はレナとピチャピチャキスをしながらチラっとカメラの方を……俺の方を見た。

『あははは、いやぁ圭一くん。 レナちゃんの唇ほんとに最高だよ。 マシュマロみたいに柔らかくて、おまけに僕の口に吸い付いてくるようないい感触なんだ。 おまけに口の中もとっても温かくて……僕の舌にピチャピチャおいしいだ液をたくさん味あわせてくれるんだよ。 さすが初めてのキスだけあって、とっても初々しい反応だよ。……あぁ、ごめんね? ほんとはこれは君がもらうはずだったのにねぇ、いやぁごめんごめんごめんははははは』

殺してやりたいほど憎たらしい声が、ご丁寧にもレナとキスをしている真っ最中でも俺の耳に届いてくる。 せめて……せめて俺がもっと早くレナとキスだけでもしていれば……。
そんないまさらな後悔だけが頭を通り過ぎていく。
そして奴は濃厚なディープキスを続けたまま、そのままゆっくりとレナの身体をベッドに押し倒していった……。

「あ……ダ、ダメ! こ、これ以上は、圭一くんに悪いです……レナ裏切れない……」

「何言ってるんだい、もう諦めたんだろう? それに…彼があの子とこういうことしているの、『見た』んだよね? だったらおあいこなんじゃないのかな?」

「そ、それは……んぅ! ら、らめれすぅぅぅ……」

レナをベッドに押し倒しながら、富竹は彼女の腕をガッチリと掴みながら離さない。
そして俺の名前を出した彼女の言葉をあっさりと覆すと、それに躊躇したレナの唇をまたもやあっさりと奪っていく……。
ご丁寧にもカメラはベッドのところにも備えてあるようで、カチっとモニターが切り替わると、そこには男と女の子が濃厚なキスをしている場面がありありと映し出されていった……。

「はぅ……。 と、富竹さん……ん、んぅ、んぅ、んふぅ……」

「ほら、そのまま力を抜いてごらん? 身体のほうも良くしてあげるよ……」

「え、そ、そこは、そっちは恥ずかしいよぉ……はぅぅ……」

レナはイヤイヤと首を振ったが、富竹は彼女の上半身のセーラー服にまで手を入れてしまう。 左手を乳房のあるあたりに潜り込ませていき、中でモゾモゾと手を動かしていく。 俺からは服の上から動いているのしか見えないが…レナの胸をブラ越しに揉んでいるのだろう、とわかった。
意外と大きいレナの胸……少なくとも俺の想像では大きいと思っている乳房が、富竹の手のひらの中でグチャグチャに弄ばれていった……。

「あぁ……と、富竹さんダメだよぅ。レナ、レナこんなのって嫌だぁぁ……」

「大丈夫、怖くないから僕に身をまかせてごらん? それに…だんだんとよくなってきてるんだよね?感触でわかるよ。 レナちゃんのおっぱい、僕の手の中で柔らかくなってるからね……」

「う、嘘! 嘘だ嘘です! はぁ……あ、あん、あん……」

あぁ……ち、畜生、ちくしょう! 俺でさえまだ揉んだことないのに……触ったこともないレナの胸を、あ、あんなにモミモミ好き勝手に……くそ、くそくそ、くそぉぉ富竹ぇぇぇぇ!!!!
ああでも……でもでも、レナもなんでもっと抵抗しないんだ! そ、そんなちょっと気持ちよさそうな顔までしやがって……あ、あんあん言ってんじゃねえよぉぉぉ! いくら俺に振られたと思っているからって、そんな簡単に身体なんて触らせるんじゃねえよぉ! 女の子の大事な胸を、やすやすとモミモミさせてんじゃねえよぉぉぉぉ!!!

モミュ……モミュモミュ、モミュゥ……。

「あふ! はぁ、はぁ、あぁぁぁ……。ダ、ダメぇダメだよぅ……はぁぁ……」

レナのセーラー服の中で、モゾモゾと動いていく富竹の手。 それが動くたびにレナはくすぐったいような……感じているような声をあげてしまっている。
しかも奴のもう片方の手は、レナの下半身にまで伸びているように見えた。
まさか……あ、あの野郎!

『あぁ、いい揉み心地だよ圭一くん。レナちゃんの胸、意外と大きいんだね? 僕の手のひらにモチみたいな柔らかい感触をくれて……。 おまけに先っぽはもうピンピンさ。
コリコリとした感触が指にとても心地いいよ……あぁ、最高だねこのかぁいい乳首は。
それにね……君からは見えないだろうけど、じつはレナちゃんのお尻も揉んでるんだ。モミモミと揉み解しているんだよ。 こっちも大きいんだねぇ彼女は。 ムッチリとしていてとてもいやらしいお尻だよ……これなら将来、たくさん子供が産めるんじゃないかなぁ。 ははは』

レナの身体全体が見えなかった俺にとって、憎たらしい富竹が教えてくれる予想外の情報は、それだけでズキズキと胸をえぐられていくようだった。
レナが富竹に身体を触られている……好き勝手に弄られている。セーラー服の中から乳房をモミモミと揉まれまくり、おまけにお尻まで奴の手で揉みほぐされているらしい。
大好きな女の子が、モニターごしとはいえ目の前で犯されている……。
大人の男である富竹の手で、多少嫌がりながらも感じさせられていくレナの卑猥な姿……。 それを見ていた俺は……不覚にもこの光景に……興奮していた。

「どうだい? おっぱいとお尻を揉まれて、どんな気分だいレナちゃん」

「ん……へ、変なんです。 レナなんだか身体が熱くなって……でもこんなのダメだよぉ…」

「いいんだよレナちゃん、君はまだ圭一くんのことが好きなんだよ。 だからその気持ちは否定しなくていいから、身体だけでも……僕に預けてごらん?」

「はぅ……。 レナは圭一くんが好き……好きだけど、富竹さんにきもちよくされちゃう……」

富竹はいかにも偽善者ぶったことを言いながら、レナのかすかに残っていた抵抗を弱めていく。 あくまでも自分は君を慰めるだけ。 俺への気持ちを無理に否定させず、レナの身体だけを弄んでいくのだ。 なんて卑怯な野郎だ……。
調子に乗った富竹はついにレナのセーラー服を脱がせてしまい、ブラジャーもペロンと捲り上げてしまう。
綺麗なピンク色の乳首が見えていく。 かすかな興奮と共に、このかぁいい乳首をさっき富竹が弄りまわしていたことにムカムカとした感情が湧き上がっていった……。

「は、恥ずかしい……。 レナ、こんなこと初めてで、圭一くんともシタこと……」

「わかってるよ。 できれば彼に奪ってもらいたかっただろうけど、もうそれはできないよね? だから僕が優しく、もらってあげるよ……」

ささやくようにそう言うと、富竹はチュウッとレナの乳首に吸い付いていった。 吸い付いてしまった。 まだ誰の口にも触れられてないピンク色のそれが、男の欲望で汚されていった。
富竹はそのままチュウチュウと音が聞こえるほど強く吸うと、舌を使ってレナの乳首をペロペロ舐めていく。 ピンピンになった肉突起に、ヌラヌラと…奴の舌が汚らしく這い回っていく。

「あ、あん……富竹さん、レナ変なかんじ……おっぱいが、く、くすぐったいよぉ……」

「それはくすぐったいんじゃないんだよ……きもちいいのさ。 レナちゃんは処女のわりには感じやすいね? ここももうピンピンになっちゃってるし……」

「はぅ、そんなピンピンだなんて恥ずかしい……あぁ、そんなちゅうちゅうしちゃダメだよぉ……あぁぁ……」

あぁ……な、なんだよ、なんなんだよレナぁ! お、おまえどうしてそんなに感じて……はぁはぁ言って、顔を赤くしてんだよぉぉぉ! そんなに富竹の奴の舌はいいのかよ、なぁぁぁ?
そ、そりゃあ……そりゃあこいつは俺なんかとちがって慣れてるだろう。 童貞の俺なんかとはちがって、何度も何度もセックスを経験しているだろうさ。 そりゃあ上手いだろう……。
普段あんな頼りない感じを見せてたって、やはりそこは成熟した大人の男。 そばに鷹野さんみたいな素敵な女性がいることが、何よりの証明だろう……。
でも……だからってそんな簡単に……こんな簡単に感じたりするなよぉレナぁぁぁぁ……。

『あははは。 ダメだよ圭一くん、レナちゃんを責めたら。 彼女は失恋した直後なんだ、無理もないだろう? こんな時の女性はとても寂しいものなんだよ……あの鷹野さんのような女性ですら、寂しさという感情にはとても弱いんだよ? だからこんなふうに……』

富竹は俺に語りかけながら、ふたたびレナの乳首を舌で舐め盗っていった。
ピチャリ…ピチャリ…とわざと音が出るように舌を動かし、そのかぁいい突起をジュポジュポと食べるようにも飲み込んでいく。
レナはそれをされるたび、あっあっ…とかぁいい声をあげていって……。 真っ赤な顔をして首をイヤイヤするあたり、本当は声なんてあげたくないのかもしれない。 だが富竹の口愛撫はよほどイイらしく、奴の舌で乳首をコロコロ転がされるたび彼女は喘ぎ声をあげてしまうのだ……。

「あっ、あっ……はぁう……ん、んぅぅ……あぁ……♪」

「ほぉら、どうだいレナちゃん。 おっぱいを舌で舐められるのはきもちイイだろう? 寂しい心なんて、身体の快楽がすぐに癒してくれるのさ……」

「お、おっぱいが、おっぱいがビリビリするよぅ……富竹さんの舌がヌルヌルしてて、指も……レナの恥ずかしいとこがビクビクしちゃいます……あん、あん……」

レナは言葉どおり、身体をビクビクさせながら富竹の舌愛撫にもだえていく。
しかも……今ようやく気がついたことだが、奴の手はレナの下半身の前あたりを触っているように見える。 さっきまでお尻を触っていたのだから、次に触るところといえば……まさか!

『うん、そうだよ。 悪いけど圭一くん、僕は今レナちゃんのスカートの中……どころかパンティの中にまで手を入れちゃってるんだ。 指でかぁいい割れ目を弄ってあげてるんだよ……』

それを聞いた途端、俺は愕然とする。
たしかにレナはさっきから乳首への愛撫とは別に、どこか腰をモジモジとさせているふしがあったが……。 じゃ、じゃあレナの恥ずかしいとこがビクビクってのは、つ、つまりあそこのことだったのかよ!  あ、あの女の子の一番大事なところまで、もうすでに富竹に弄られまくってるってのかよ!
ああそういえばレナの奴あきらかに気持ちよさそうだもんなぁ! たとえ乳首を責められたってこんな色っぽい声出すわけないと思ってたぜあぁあぁわかってた!!! 
それだけは俺は否定したくて……受け止めたくなくて……あえて無視してただけなんだ…。

想像したくなかった事実を突きつけられ、俺はただ意気消沈していくしかなかった。
だが奴はまたまたご丁寧に、自分が今レナにしている下半身への愛撫を説明していくのだった……。

『見えないだろうから教えてあげるね。 僕は今、指でレナちゃんのかぁいい割れ目を弄ってあげてるんだ。 スリスリスリって、処女だからもちろん優しくだよ? でも彼女はやっぱり感じやすいらしい、もうしっかり濡れているみたいだ。 僕の指にヌルヌルしたものをたくさん付けながらヒクヒクと震えているよ。 あはは、さすがにこれは聞こえないかな? レナちゃんの処女おま○こが、クチュクチュといやらしい音をさせてるんだけどなぁ……』

やめろ……やめろやめろやめろぉそんな音なんて聞きたくねぇそんな説明なんて聞きたくねぇぇ!!! い、いますぐ、レナの大切なところから汚ねぇ指を離せ……離しやがれぇこのクソ野郎ぉぉ……。

自分でもだんだんと弱まっていくのがわかる声を出しながら、俺はまたもや自分の醜い部分に気がついてしまった。
さっき確認したズボンの前が……更にパンパンに腫れあがっていたのだ。
俺は興奮しているんだ。 富竹に……他の男にレナが愛撫されちまっているというのに、性的な興奮を覚えてしまっているんだ。 なんて、なんて馬鹿な男だよ前原圭一……。
富竹の指先で割れ目をクチュクチュと刺激され、いままで感じたことのない快感にあえいでいくレナ……。 はぅはぅあんあん、変な感じだよぉ身体が熱いよぅ富竹さん……。
そんなふうに喘ぐレナをモニターごしに見ながら、聞きながら……情けなくもペニスをギンギンに勃起させているなんて……こんな最低男じゃあ、そりゃああっさり寝取られるわけだ…。
くそ、くそくそくそぉレナぁぁぁ! ああでもその顔かぁいいなぁくそぉぉ! 俺の大好きなレナの喘いでいる顔、息づかい! こ、これをせめて俺の手で出させてやれたら……うぅぅぅぅ…。

『あはははは、そんなにかわいそうな声を出さないでくれよ圭一くん、まったくしかたないなぁ……。 それじゃあ特別に、もっと君に見えやすい視点に変えてあげようか。 ちょっと待っててね……』

その富竹の声を遠くに聞いていると、突然、俺の目の前のモニターがパシュンと消えた。
ふたたびあの真っ暗な闇……それだけが俺の周りを埋め尽くしていった。
あんなにも見たくない光景だと思っていたのに、それがいざなくなると……途端にジリジリとした不安感が俺の胸を襲ってくる。
いま見えてない間に、もしかしてレナは富竹にもっとすごいことをされているんじゃ?
すごいことどころか、もしかしたらすでに入れられてしまっていて、あんあん喘がされているんじゃ……?
そんな嫌な妄想ばかりが頭の中を埋め尽くしていき、俺は発狂しそうなほどの苦しみに襲われていった。
あれほどやめてくれと願っていたのに、今度は早く見せてくれ……まさかこのままモニターは消えたままなのか……? じゃ、じゃあこのままレナは奴に……?
あぁぁぁぁ!!!は、はやく! はやく俺にレナの姿を見せてくれ富竹ぇぇぇ!!!

そんな……寝取られている相手に懇願までしてしまう始末にまで追い込まれていった。
だからようやく……ようやくそれが……といっても時間にすればほんの数秒後に、ふたたびモニターが点灯すると俺はとてもつもない安堵感に胸を撫で下ろしてしまった……。

「はぅ……恥ずかしいよぉ……。 と、撮らないでください……」

最初に俺の目に飛び込んできたのは……レナのどアップだった。
恥ずかしそうに顔を真っ赤にしているレナの顔が、モニターいっぱいに写しだされたのだ。
あきらかにさきほどとはちがったカメラ視点……。 というより、これはレナも気がついている撮影のようだ。 つまり彼女のすぐ目の前に、カメラが突きつけられている?
そして俺はすぐに気づく。 気がついてしまう。 前にもこんな視点の映像を見たことがあることに……。

それは昔、親父の部屋で見つけたアダルトビデオの映像だった。
そのAVはいわゆる普通の男優、女優、カメラマンという、三人以上の撮影で繰り広げられるものとはちがっていたものだった。
男優と女優……というか、男と女の二人だけで撮影されているアダルトビデオだったのだ。それは俗にいう、ハメ撮りと呼ばれるものだった……。
男が片手にビデオカメラを持ちながら、女の感じる姿をすぐ目の前で撮影していく。 女が愛撫されているときの表情も、挿入している時……した後の表情もバッチリと目の前で撮れる、おもしろい視点のビデオだったのを憶えている。
そしてそのハメ撮りというジャンルに興奮したのも……憶えている。

ということは、これはさっきまでのベッドやそこらからの映像ではなく、富竹が手に持っているカメラからの視点……?
レナの恥ずかしい、撮らないで…という言葉が何よりもその事実を忠実に物語っていた…。

「ダ、ダメだよぉ富竹さん……こんなところ撮られたら、レナ恥ずかしくて死んじゃいそうです……」

「あはは、やっぱり恥ずかしいかい? まあ僕はフリーなカメラマンだからね。 かぁいいレナちゃんの姿、これでバッチリ撮らせてもらっちゃおうかな?」

く……と、撮らせてもらっちゃおうかなじゃねえ! て、てめえは……てめえって奴は、こんなことまでしてレナを辱めようってのかよ、く、くそがぁぁぁぁ! こんなの撮られたら、女の子はもうお前の言いなりってことじゃねえかよくそぉぉぉおおぉぉぉ!!!
……ああでもやっぱかぁいいなレナレナ俺のレナ。 画面いっぱいにレナのかぁいい顔があって、ウルウルした目も火照ったほっぺもすげぇかぁいいよぉぉぉあぁちくしょぉぉぉ!!
こ、こんなかぁいいレナが……これから富竹の野郎に、ハ、ハメ撮りされる? レナの処女ま○こにチン○をハメられちまうってのかよなぁおいぃぃぃぃぃ!!!

身動きが取れないながらもう~う~もがく俺の耳に、またもや奴の憎たらしい声が聞こえてくる。 撮影している時にも俺に語りかけられるなんて……あぁ、たしかにあんたはたいしたカメラマンだなぁぁぁくそがぁぁぁぁ!!!

『まぁまぁ圭一くん落ち着いて。 約束したよね?レナちゃんのことをよく見せてあげるって……。 ちゃんと見せてあげるからね? 僕はこれでも優秀なカメラマンなんだよ、はははは』

また沸々と奴に対しての怒りが沸いてくるのを感じながら、俺はモニターの映像を食い入るように見つめていった。
画面がいかにも人の手で撮影されているとわかるようにブルブル揺れていき、かぁいらしいレナの顔がスっと消えていく。 細い首筋を通り越して、そのまま胸の方へ……。
もうすっかりピンピンになってしまっているピンク色の乳首が、カメラのすぐ目の前で撮影されていった。 モニター画面がレナのかぁいらしいおっぱいで埋め尽くされていく……。

「は、はぅぅ! ダメダメダメぇぇ富竹さんのエッチ! そんなとこ目の前で撮っちゃダメなんだよぉぉ……」

「あはは、ごめんごめん。 あんまりにもレナちゃんの乳首がかわいらしかったから、ついシャッターチャンスだとばかりにね? それにしても綺麗だねー、これは撮影しがいがあるよ」

「でも! あ、あん! ダ、ダメぇそこ弄られたら……あん、あん、んぅぅ……♪」

さすがに乳首なんて撮影されたら、そりゃあレナも恥ずかしいだろう。 当然嫌がる。
……と思っていたのに、レナはあっさりと富竹の撮影を受け入れてしまった。
ダメダメという言葉があっさりあんあんという喘ぎ声にかわり、いやらしい乳首がカメラのレンズに張り付いてしまうほど超至近距離で撮影されてしまっている。
画面にはそのいやらしく震える乳首しか映し出されていないので、レナの喘ぎ声しか聞こえないが……俺にはすぐにわかった。 なぜ抵抗を止めたのかが。
また奴に『下』を弄られているのだ。 レナの喘ぎ声の中に、かすかだがクチュクチュと…水っぽい音が聞こえてきている。
つまり富竹は、この最中にもレナの割れ目を弄り倒しているのだ。 レナが恥ずかしがるのを見ながら勃起乳首を撮影し、彼女が拒むとすかさずおま○こを指で刺激し黙らせる……。
な、なんて……なんて計算し尽くされた愛撫しやがるんだくそがくそがくそ野郎がぁぁぁぁ!
お、女の身体をなんだと思ってやがる! 特にレナみたいな純真な子にはそんなふうにヤっちゃいけねえだろうがよぉぉぉちくしょぉぉぉぉ!!! しかもこんな時にもなに俺はビンビンにさせちまってんだ最低野郎がぁぁぁぁ!!!! く、くそぉ、うらやま……。

それだけは言ってはいけない言葉だと思い、俺は心の中のその声をグッとガマンした。
そしてそんな俺のガマンとは裏腹に、富竹はついに下の方に……俺がもう気になって気になってしかたなくなっていた、レナの下半身へとカメラを向けていった……。 -

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最終更新:2008年02月24日 11:14