ひ ぐ ら し のく 頃 に ~ 言 訳 し 編 ~




私と圭一くんは最高のコンビ。近距離は私、遠距離は圭一くん……本当は逆が理想だけどなぁ……ううん、でもいいの。私が圭一くんを守ってあげるんだよ☆だよ☆
……そして、他の誰でもなく私が最後に圭一くんをお持ち帰りするの。
すると『レナ……ありがとうな』って圭一くんは言って、私をお姫様みたいに抱きかかえてくれるの……あれ?これじゃぁ私じゃなくて圭一くんが私をお持ち帰りだね……くすくす!

圭一くん、圭一くん、けいいちくん……頭から圭一くんが離れないよ……はぅ……。やっぱり、この赤いオットセイ☆さんのせいなのかな……かな?

圭一くんと、せーので分けっこしたつがいのオットセイ☆さん……このオットセイ☆さんを持ってると、白いオットセイ☆さんを持ってる相手に夢中になっちゃうらしい……うん、確かに今、私は圭一くんに夢中になっちゃってるんだよ、だよ……

圭一くん。
詩ぃちゃんのスタンガンから庇ってくれた圭一くん。
富竹さんと睨み合う圭一くん。
沙都子ちゃんのトラップに真正面から挑んだ圭一くん。
大石さん達に勝って、ニコッと私に笑いかけて、『ケガとかしてないか?』と気遣ってくれる圭一くん。
圭一くん。圭一くん。けいいちくん。けいいち……くん……

……はぅ……ダメ……圭一くんのこと、考えるほど……お腹の下がムズムズしてくる……いけないのに……はしたない……のに……は……ぁ……

……はぁ……は……ぁ……止まんないよぅ……私……こんなにえっちだったのかな……かな……これじゃ……はぁぅ……圭一くん……びっくり……しちゃうかな……ぁ…………

……ううん!違うの!確かに……圭一くんのことは大好き……でも、今は……この赤いオットセイ☆さんがある……から……

ぁん……うん……そう、そうなんだ……よ……だよ……ぁっ……だから……仕方ないから……


……もっと激しくても……いいよね?


ぁ!ぁ!ぁあっ!?気持ちい……ぃよぅ……凄い……もし……私の指が圭一くんのだったら……
あぁん!ぁっあん!ひゃぁぁ……け、圭一くん……がっつかなくても……レナは逃げないんだよ?……うふふ……ふぁ!?……っやぁ!あ!ああ!だめだめダメダメだめぇっ!!イっ……イく!……イっちゃう!!圭一くんッ!!イっちゃうよぉッ!?

ふゃぁあああん!!?



「ちょっと……レナ。昨日あの後なにかあったの……?」
「え?」
「すっごいくまができてるよ?」
「!」
「確かに……レナさん、大丈夫ですの?」
「えっ!?……あはは、だい、じょうぶ!大丈夫だよ☆」
(……言えない……朝までずっと独りでシてたなんて……はぅ……)
「おいおいレナ、大丈夫かよ……?昨日は二人で勝ったんだし、もっと元気に行こうぜ?」
「けっ、けいいちくん!?」
(……ぁ……また思い出してきちゃった……しっかりしなさい竜宮レナ!冷静に……冷静に…………はぅ……オットセイ☆さん効果……スゴすぎ……)
「みぃ……レナ、実はあのオットセイ☆は偽物なのですよ」
「そう……あのオットセイ☆さん……え?!」
イマナンテリカチャンハイッタノカナ?カナ?
「に……せ……もの……?」
(じゃあ、昨日の私は……)
「?レナは何か残念なのですか?(・∀・)ニヤニヤ」
「……っ!……」
(梨花ちゃんが感づいてる?!どうしようどうしよう私ははしたないことしちゃってたけどでもオットセイ☆さんは偽物で??つまり私は本当にハシタナイ??)
「レ……レナさん?どうしましたの?」
「みぃ☆レナはとっても乙女なのですよ。にぱー☆」
(恥ずかしいはずかしいハズカシイリカチャンを『 』せばいいかもしれない)

「……ひゃあああ!!あた「コラ!梨花ちゃん!」ま……かち割っ……あれ?」
ポコ
「みぃ!?」
「何だか分からないけど、あんまりレナを苛めないでくれよな?」
「圭一……くん?」
「レナは俺の大事なパートナーなんだからな」
「はぅ?!」
「みぃ……圭一、痛いのです」
「おーおー言うじゃない圭ちゃん!鈍感が少し治っておじさん感動だよ」
「?何がだよ?レナはパートナーだぜ。当たり前だろ?」
「『俺の』……『俺のパートナー』……」
「……あれ?レナどうかしたか?」
「……ぉ」
「?」
「お持ち帰りぃぃぃぃいいっ!!今すぐ迅速に1000秒で圭一くんお持ち帰りぃ!!!」
「うぉぁああああああああ?!!………」
「?今日のレナさんはとっても変ですわね?……そろそろ学校が始まってしまいますけど……」
「ありゃあ今日は戻ってこないだろうねぇ!くっくっく!!青い春、って感じぃ?」
「何ですのそれ?」
「魅ぃは少しおっさん過ぎるのです。沙都子にもその内分かるのですよ☆」
「??……今日はみなさんおかしいですわ?」



「……おいおいレナ!どこまで俺をお持ち帰りする気だよ?」
「はぅ~!ずっとなんだよぅ!!」
「はぁ!?……『ずっと』って……」
「もーぅ!圭一くんは鈍過ぎるんだよ、だよ!女の子にここまで言わせちゃダメなんだよ!?」
スパーン!
「ぐぇ!?……きゅう……」

(でも……私には圭一くん以外なんて考えられないから絶対見捨てないでね……?)

「はぅ~っ!!!」
スパパパパパパパパパパパパーン!!!


――道にはレナの愛の証(陥没)が無数に出来ていた――



HAPPY END?

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最終更新:2007年11月19日 11:03