背中で腕を縛られた状態で地面に転がされた沙都子に、俺は近付く。
「……な、……何をするんですの? やだ……お願いですから、やめて下さいまし。やっ……あああぁっ」
俺は沙都子の服をビリビリと破き、そしてその切れ端で沙都子を目隠しした。
「いやっ……ああっ? 何? 何をなさるおつもりなんですの?」
しかし俺は沙都子の問いかけには答えず、無言で沙都子の服を脱がしていく。……沙都子の膨らみかけの双丘に息を吹きかけると、沙都子はぴくんと身をよじらせた。
くっくっくっ……どうやら感度はいいみたいだな。
続いて下の方も脱がしていく。
「やあっ!? やめっ!! やめて下さいませ圭一さん。そんな……ああっ」
瑞々しくむっちりと締まりのある太股……日頃からの山を駆けめぐっているせいか? それがまたそそるなぁ。
「くっくっくっ……何だ沙都子、お前まだ生えてないのか。可愛いスジだなあ、おい」
「なっ!? いやっ! ど、どこを見ているんですの? そんなところ見ないで下さいましっ!?」
じたばたと藻掻く沙都子の脚を抱え込み無理矢理開いていく。
俺の目の前には沙都子の……何一つとして覆うもののないスジ。
両腕で沙都子の太股を抱え込みながら、俺は沙都子のスジへと舌を伸ばした。
「ひっ……いぃっ!?」
沙都子の柔らかく小さなスジに舌を当て、割れ目をなぞると、沙都子は悲鳴を上げて身をよじらせた。
「な……あぅああっ!? 何? 何っ!? 何ですのこれ? 圭一さん、あなた何をしていらっしゃるんですのっ!? やぁっ!? うあああぁぁっ!!」
それだけじゃない。俺は沙都子のスジの中へ舌を挿入していく。
「何? 嫌あっ!? 何が……何かが私の中に入ってきますの。…………ぬるぬるして、くぅんっ? やだ……そんなところ、掻き回さないでええぇぇ。にーにー。助けて……助けてよ、にーにー」
いやいやと必死に首を振る沙都子の目から涙が流れる。
沙都子の小さなスジが、俺の舌先でヒクヒクと痙攣した。
俺の唾液の他に、ぬるりとしてほろ苦いものが混じってくる。
俺はにやりと笑みを浮かべ、沙都子の上に体を乗り出していく。
沙都子の頬に舌を這わせながら、膨らみかけの乳房に手を置く。
ぐにぐにと揉みしだくと、沙都子は痛みと羞恥で悲鳴を上げた。
「もうやだ。……やあ……やだぁ…………助けて、助けてよ。にーにー。にーにー……」
俺は「にーにー」と泣き喚く沙都子の唇を俺の唇で塞いだ。
「むぐぅ? んんっ!? ……むぅっ!?」
荒々しく沙都子の口腔へと俺の舌を挿入し、貪る。
逃げまどう沙都子の舌を逃がさないように俺は自分の舌を絡め、そして生暖かい唾液を啜った。
「ふぅっ……うむぅ……うぅ」
沙都子の柔らかい舌……そしてむせび泣く嗚咽が、俺の欲情をより強く煽り、びくんと俺のものが強く脈打った。
俺は荒い息を吐く沙都子から唇を離した。
沙都子の上で、服を脱いでいく。
その音……特に、ジッパーを下ろす音に沙都子は敏感に反応し、びくりと体を震わせる。
「け……圭一さん。あの……いったい…………何を……してるんですの? まさか……?」
沙都子の顔から血の気が引いた。
くくく……さすがにこれは気付いたようだな。
俺は膨れあがった怒張をズボンから取り出す。
「ねぇっ!? 圭一さんっ! 圭一さんっ!! 答えて下さいましっ!?」
何言ってるんだ沙都子? お前……もう分かってるんだろ?
沙都子を無言で見下ろしたまま、俺はにやにやと笑みを浮かべる。
「ひぃっ!? な……なんですの……? この……熱くて……固くて……まさか……そんな、本気……なんですの?」
むき出しの下腹部に怒張が触れると、沙都子は頬を引きつらせた。
俺は亀頭の先を沙都子のスジへと当て、じっくりと擦り付ける。
ハァハァ……やっぱり堪らねぇぜ、これからこの小さなロリ***に挿れるのかと思うと、それだけでイっちまいそうだ。
「や……やぁ……いや…………やぁ……」
がたがたと身を震わせる沙都子。
今頃は、何とかこの状態で押しとどまって欲しいと思っているのだろう。
だが、そうはいかない。
さぁ…………挿れてやるぜ沙都子っ!!
「いっ……ぎっ……あああああぁぁぁぁぁ~~~~っ!!??」
わずかな湿り気しかない……沙都子の狭い入り口に、俺は無理矢理に挿入していく。
まだこんな力が残っていたのかと意外なくらいに、沙都子は生きがよくピチピチと悶えた。
はははっ……それにしても凄ぇ……さすがだ。凄い締め付けだぜこいつは……マジで最高だ。
「痛い……痛い、痛いいいぃぃっ!! 助けて、助けてえええぇぇっっ!!」
しかし俺はお構いなしに沙都子の膣内に怒張を出し入れし、奥まで小突き回す。
俺のものを飲み込みきれないというのが、どうしようもなく残念で、そしてかえってより強く……もっと奥までという欲望の炎を強くしていく。
悲鳴を上げる沙都子の中で、俺のものが止まることなく熱を帯びていく。
ダメだ……気持ちよすぎて、止められねぇっ……!!
駆け上ってくる射精感に目が眩みそうだ。
「くっ……ふっ……ううっ」
「えっ!? やぁっ!? ああああぁぁっ……。あっ……ああ……あ、熱い……です……わ」
どくんどくんと、俺は沙都子のスジに精液をまき散らす。
何度も脈打ちながら、俺の欲望は沙都子の中を満たし……そして零れた。
ずるりと俺は沙都子のスジから怒張を抜き出す。
そしてその場に立ち上がり、力無く横たわる沙都子の顔を両手で掴み、上半身を無理矢理起こさせた。
「はっ……あああっ……あっ……あ?」
俺は沙都子の口に親指を入れ、無理矢理口を開けさせる。
そして俺は、今だ固く……そして精液にまみれた怒張を沙都子の口に突っ込んだ。


(妄想:沙都子編終わり)




「――と、いう感じか? せっかく、性に疎い幼女なんだ。どうせなら何がどうなっているか分からないまま、恐怖感を与えてその反応を楽しみ、かつ性知識に疎いままにするという……ある意味、処女性を残した楽しみ方が乙ってもんだ」
『おおおおおおおおおぉぉぉぉぉっ!!』
俺が説明を終えると、山狗達は歓声をあげた。
ふっ……お前らも、なかなかスジがいい。もうこの域まで到達するとはな……恐れ入ったぜ。
「じゃ、……じゃあ、Rを陵辱するとしたら……どうするんで?」
「梨花ちゃんか……? そうだな……梨花ちゃんは――」
「ちょっと……圭一? マジ?」
勿論じゃないかと親指を立てて見せると、梨花ちゃんは何故か溜め息を吐いた。






「こんな……こんなのって……あんまりなのです」
涙をぽろぽろと零しながら、梨花ちゃんが泣きじゃくる。
「さてと……梨花ちゃん。次は君の番だ」
そう言うと、梨花ちゃんはびくりと身を震わせた。
「ボ……ボクに何をしろというのですか?」
俺は薄く笑みを浮かべ、彼女に告げる。
「そうだなあ……まずはその服を脱いでいってもらおうか……」
「そんな……こと……」
「いいんだぜ? 別に今すぐ他の連中を犯してもよ?」
そう言い放つと、梨花ちゃんはきゅっと唇を噛んだ。
「わ……分かったのです。だから……お願いだから他のみんなには非道い事しないで下さいなのです」
ふっ……聞き分けがよくていいぜ。梨花ちゃん。
しゅる……しゅる……と、梨花ちゃんは俯きながら、服を脱いでいった。
肩ひもが外れ、音も無く梨花ちゃんのサマードレスが地面に落ちる。
「隠すな」
「……あっ……く……ぅ」
思わず梨花ちゃんが胸を隠そうとするが、俺はそれを止めさせた。
……ったく、ぺったんこのくせに何を恥ずかしがることがあるっていうんだか……。
まあ、そう来なくちゃ面白くないんだがな……。
「じゃあ、次はパンツだな……」
「………………はい…………なのです……」
数秒の沈黙の後、梨花ちゃんはそう返事をしてきた。
腰をかがめて、躊躇いがちに脱いでいくその姿がまたそそるものなあ。くっくっくっ。
そして……梨花ちゃんは靴を脱ぎ、靴下だけという格好になった。
「……いいぞ。そのまま手を後ろに組め」
「わ……分かったの…………です」
沙都子と同様に毛の生えてない秘部……それを露出した梨花ちゃんに、俺はゆっくりと近付いていく。
そして俺は彼女の前に立ち、頭の上に手を置いた。
艶やかな髪を撫でると、梨花ちゃんの頭は震えていた。怒りか……恥ずかしさか……まあ、両方だろうな。
俺は彼女の頭から手を離し、少し腰を屈め、薄い胸へと顔を近付けた。
ぺろっ とその小さな乳首を舌で舐めると梨花ちゃんの体は敏感に反応してきた。
丹念に舐め回すと、薄い胸でもその乳首は慎ましやかに……けれど確かに息づいてきた。
「なあ梨花ちゃん……君の乳首……今どうなっている?」
「そ……そんなの、圭一に関係無い……」
反抗的だな……なら、これならどうだ?
「みっ!? みぃ~っ!? やあっ……そんな……」
乳首を強く吸うと、梨花ちゃんは小さく悲鳴を上げた。
「なら、説明するんだな。それも……丁寧に」
「は……はい……なのです」
俺の上で、梨花ちゃんの荒い息が聞こえる。
「ボ……ボクのち……乳首は…………固く、その……」
「ボクの小さな乳首は圭一の舌に敏感に反応して固く淫らに勃起しています……だろ?」
俺が指導してやると、梨花ちゃんの体は硬く縮こまる。
視線を上げて、眼を細めてその瞳を見詰めると……怯えながらも梨花ちゃんは頷いた。
「ボ……ボクの…………小さな……乳首は……ひゃあんっ!? 圭一っ!?」
「何だよ?」
俺は梨花ちゃんのロリ***に手を当てただけだぜ?
無論、乳首を吸い、そして弄びながらだ。
「……続けろよ?」
「は……はいなのです。……小さな、乳首は…………ひぅっ!? くっ……うんっ。圭一の……圭一の舌に、びっ……敏感に……あうぅんっ! 反応し……して……お、お願い圭一、そんなに激しく……しないで……」
もぞもぞと俺が梨花ちゃんの秘部をまさぐる度、梨花ちゃんはきゅっと太股で俺の手を締めてくる。
「なら……、さっさと言い終わるんだな。それまでずっと俺はこうしてるぜ?」
「うっ……くっ……ひっく。か、固く……淫らにぼっ…………」
「ぼっ? ……何だ?」
「ぼっ……ぼぼ……勃起…………して……いるのですっ!!」
最後はやけくそのように大声だった。
「……よく言えました」
俺は笑みを浮かべながら、梨花ちゃんの胸から顔を離した。ただし……手は秘部をまさぐったままだ。
「あ……はあっ……圭一。お願いですから……ボクのあそこから……手を放して下さい……なの……ですっ!」
「別にこっちは約束したわけじゃないしな?」
「そ……そんなっ!? あっ……そんなっ! 広げないで……指……指も中に入れないでっ!! あっ……はぁっ!」
執拗な責めに耐えきれなくなってきたのか、梨花ちゃんは俺の体を支えにするように、手を俺の両肩に置いてきた。
そんな彼女の耳元で囁く。
「なら、やめて欲しいなら。どうしてやめて欲しいのか説明してくれよ。……『丁寧に』な?」
「みっ!? みーっ! わ……分かったのです」
梨花ちゃんの秘部は既に粘り気のある液体が零れ、俺の手を濡らした。俺はそれを塗りたくるように彼女の秘部をまさぐり続ける。
「ボクの……小さな……」
「お***は?」
「お……お***は、圭一の手で……感じて…………熱くて……じんじんして……あふっ! ……くっ……んんっ! ハァ……ハァ……ひくひくと……開いていて……ダメぇっ! 辛いのです……あくっ!」
「ほら……どうした?」
体を震わせながら、息を整えてくる。
「ボクは……い、いやらしいお汁を……とろとろとしたお汁を流して……圭一の手を濡らしていて……。だ……ダメぇっ!! やっぱりダメっ!! もう我慢出来ないのですっ! お願いだからもう許してえええぇぇっ!!」
どうやらここが限界だったらしい。
梨花ちゃんは泣き喚いて懇願してきた。
「じゃあ仕方ないな……今、楽にしてやるよ」
「え? あ……う……?」
俺の声色に不穏なものを感じたのか、梨花ちゃんの表情が再び恐怖に染まる。
俺は秘部から手を放し、その直後にもう片方の手を梨花ちゃんの背後に回した。
「み、みーっ?」
逃げ出さないように梨花ちゃんの体を俺の体に押し付けながら、俺はさっきまで秘部をまさぐっていた手でジッパーを下ろしていく。
「や……やだ。嫌なのです。そんなのって……」
俺は固く膨れあがった怒張を取り出した。
じたばたと藻掻く梨花ちゃんを今度は両手で……腰を掴んで、絶対に逃げられないように固定する。
「いくぜ?」
「みっ!? みいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃ~~っ!!」
梨花ちゃんの幼いロリ***に、俺は一気に怒張を突き刺した。
いいぜ……最高だ。きゅうきゅうと俺のものを締め上げてきやがる。
「痛い……痛いのです。痛いのです。痛いのです……」
泣き叫ぶ梨花ちゃんを眺めながら、俺は何度も彼女を貫いていった。

(妄想:梨花編終わり)



「――と、いう感じでどうだろう? 幼女ではあるが性に疎いわけでもないし、しかしそこまでスレているわけでもない。
ましてや色々と分かった気になっていて肉体的に責めても効果が薄そうなら、メンタル面から責めていってじわじわと堕とし、その過程を楽しむのだ」
『おおおおおおおおおぉぉぉぉぉっ!!』
俺が説明を終えると、山狗達は歓声をあげた。
「よしっ!! どうやら分かったようだな。では実践に入る。これが俺からお前らに出す最初で最後の試験だっ!! 気合いを入れろっ!! 心してかかれっ!!」
『サー・イェッサーっ!!』
ビシッ と彼らは敬礼を俺に返してきた。
きりっとした緊張感が周囲を包む……ふっ……いい空気だ。思わず笑みがこぼれそうなぐらいにな……。
「よしっ!! では、これからお前達には俺が指定したヒロインを犯してもらう。我こそはと思う者は名乗りを上げろっ!!」
間髪入れずに彼らは全員手を挙げた。
さすがだ……さすがは俺の教え子達だ……。
俺は熱い熱気を放つ彼らを見ながら、その中の一人を指名する。
「よし……ではそこのお前、竜宮レナをファックしていいぞ」
「ありがとうございますっ!!」
勢いよく彼は返事をし、ガッツポーズをして笑みを浮かべた。
他の連中からは「ちぇっ、いいよなー」「次こそは俺が……」「羨ましい。俺と代われっ!」といった言葉が漏れる。
そんな彼らのやっかみを受けながら、イイ笑顔で俺が指名した男はレナへと近付いていく。
「ええっ!? あの? ……ちょっと……圭一くん。嘘だよね?」
冷や汗を流すレナ。
「へっへっへっ……無駄だぜ? 大人しく滅茶苦茶にされろやおらあああぁぁぁ~~っ!!」
「い……嫌あああぁぁぁぁ~~っ!!」
レナが悲鳴を上げ、男が覆い被さっていこうとして――

どかっ!! ばきっ!! ずがんっ!! どがががががががががっ!!

『ひ……雲雀13いいぃぃ~~んっ!!??』
俺が怒りの鉄拳を彼に叩き込むと、山狗達は叫び声を上げた。
「馬鹿者おおおぉぉぉっ!! 貴様っ!! レナに何をしようとしやがったあああぁぁぁっ!?」
「そ……そんな……。だって、教官がやれって言ったんじゃないですか……」
がすっ! べきっ!
「ぎゅむっ! ぐえっ!? ぷぴぃっ!?」
地面にへたり込んで抗弁してくる彼を俺はもう一度彼を殴っておく。
「馬鹿者っ!! 陵辱は萌える。確かに萌える。しかしそれは現実世界では絶対にやってはいけない大・犯・罪っ!! いいか、俺がやったのはあくまでも妄想だっ!! 直接やれなどとは一言も言っていないぞっ!?
そもそも、貴様は陵辱された女の子のことを考えたことがあるのかっ!? ましてやそれが初めてだったなら……その女の子は一生その傷を抱えて苦しむんだっ!!
その女の子が本当に心の底から好きな男が出来ても、ずっとそのことを悲しむんだぞ? 貴様の一時の快楽のせいでなああぁっ!? 貴様、それでも男か? 男とは女を大事に想うものだろうがっ! 貴様に男の誇りは無いのかこらああっ!?
そんなヤツは男の風上にも置けない外道だ、屑だ。ゴミ虫以下の最低野郎だっ! お前にも両親はいるだろう? 田舎の父さんと母さんは泣いてるぞ? そんな子にお前を育てた覚えはないはずだあああぁぁぁ~~っ!!」
そう言ってやると、男は目からぽたぽたと熱い涙を流した。
「お……俺が間違ってましたああああぁぁぁぁっ!! 俺は……俺は何てことを……そうだよ、俺は……屑だったんだ。母ちゃん……父ちゃん……ごめん。ごめんよ……俺、田舎に帰って畑を継ぐから許してくれえええぇぇっ!!」
『俺達も間違ってましたああぁぁぁぁぁ~~っ!!』
気が付けば山狗達は……男達は全員涙を流していた。俺も涙を止めることが出来なかった。
よかった……どうやら分かってくれたらしい。彼らがただの獣から、真の漢へと生まれ変わった瞬間だった。
「よしっ!! 分かったなら、これから俺達は真の陵辱萌えを……さらなる高みを目指して戦いを開始するっ!!」
『サー・イェッサーっ!!』
「目標は前原伊知郎のアトリエ。ここには俺の父さんが資料と称して収集した古今東西のありとあらゆる陵辱もののビデオ、小説、写真集、漫画などが収められている。いずれもいい仕事である超一級のお宝作品だ」
『サー・イェッサーっ!!』
「これから俺達はアトリエに突撃する。今夜は大射精大会だ~っ!!」
『サー・イェッサーっ!!』
夜空に俺達の雄叫びが響き渡り、俺達はその場から俺の家へと向かおうと整列した。勿論、先頭は俺だ。
――と、俺の背後から鷹野さんがおずおずと口を開いてくる。
「あの……前原君? それにあなた達……何処に行こうっていうの?」
『うるさいっ!』
『空気読めっ!!』
『東京に帰れっ!』
『ぶちまけられてぇかああぁぁっ!!』
『ほんますったらんっ!!』
『だからお前は金魚が救えないんだっ!!』
俺達にぴしゃりと言い切られ、鷹野さんは石化した。
だが、俺達は構っていられない。
真っ直ぐに俺の家へと行進していく。
そう……俺達の戦いはこれからだっ!!


―END―




TIPS:残された女達

「えっと……私達、助かったんですかね?」
ぽつりと詩音が呟く。
「圭一君も山狗の人達もみんな行っちゃったし……そうなのかな? かな?」
「鷹野も呆然としてるのです。……取り敢えず、ふん縛っておきますですか?」
「そうですわね。そう致しますわ」
沙都子がポシェットからロープを取り出し、鷹野の腕と脚を縛っておく。石化した鷹野は何も抵抗しなかった。
「でも、取り敢えず……助かったのかも知れないけど、圭一君には明日ゆっくりと話を聞かせてもらわないと……だね」
すっとレナの目が細くなる。
「ですね。いくらなんでもあんな妄想……黙って見過ごすわけにはいきませんね」
詩音の目も険悪に吊り上がる。
「でもさ……一つ気になったんだけど……」
「何ですか? 魅ぃ?」
魅音が頷く。
「ひょっとして、富竹さんや大石さん達ってやっぱり救い無し?」
『空気読めっ!!』
魅音は「あるぇ~??」と言いながら首を傾げた。


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2007年11月05日 21:55