目が覚めて、告げられた事実は信じがたいものであった。

「赤坂さん、落ち着いて、聞いて下さい。奥さんが、赤坂雪絵さんがお亡くなりになりました・・・」

大石が告げた一言を理解するのに、赤坂衛は数秒を要した。

「タイルが剥離していたらしく、階段から落ちたそうです」

雪絵が、死んだ。
何かの悪い冗談だ。
知り合ったばかりだがこの大石という老獪な刑事には、時折真剣な眼差しで冗談を飛ばし、相手の反応を楽しむという悪い癖がある。

「すぐに手術が施されたそうですが、手遅れだったそうです」

本当に、人が悪い。
だが、もう少しだろう。あの『んっふっふ~。』という、余裕たっぷりの表情を見せて、自分の愕然とした表情を笑うその瞬間は・・・。

「母子共に、お亡くなりになられたと。お義父様からのお電話でした・・・!」

残念の呻きを上げて、大石は沈黙した。
それは、自分に真実を告げる残酷な沈黙だった。

「嘘だあああああぁぁぁぁぁぁっ!」

赤坂は叫んだ。叫んで大石の肩をむんずと掴み、何度も揺すった。

「大石さん、冗談はよして下さいよ!確かに私はこの出張で、電話をすることを忘れていましたよ。雪絵に寂しい思いをさせているんじゃないかって思っていましたよ・・・」

苦悶の表情で、大石は目を閉じる。かける言葉が、見つからなかった。

「少しくらい、罰が当たってもいいと思っていました。雪絵にしばらく冷たくされてもいいと」

最後には大石にすがりつくような格好になって、赤坂はその場に膝をついた。

「それでも、こんな、こんな・・・。うわあああああぁぁぁぁぁぁ!!」

犬養少年の救出作戦が終わった直後の入江診療所の病室で、赤坂は泣いた。
その姿を、大石は黙って見守ることしかできなかった。
異変が起こったのは、赤坂の泣き声が止んでからしばらくのことだった。
赤坂の表情が一変し、しきりに喉を掻き毟り始めたのである。

「あ、赤坂さん・・・?」

この時、赤坂は自分の体に、突如蛆虫か何かの生き物が、現れたような感触を覚えた。
首が、痒くて痒くて仕方がない。
まるで、血管の中を蠢いて、自分の体を侵食しているようだ!

「うお、うおおおぉぉぉぉっっ!!」

突然、大石は物凄い力で跳ね飛ばされた。病室の壁にぶつかり、激しい音が起こる。

「赤坂さん!どうしたのですか!?」

見ると、赤坂は凄まじい形相をしていた。自分を見る瞳には敵意しか宿っていない。
激しく肩で息をして、何事かを呟いている。

雪絵、雪絵、ユキエ、ユキエ、ユキエユキエ雪絵ゆきえゆきえゆきえゆっゆええうえhyd

「赤坂さん、しっかりして下さい!お気持ちはわかりますが・・・!」
「うるさい!貴様らが雪絵を殺したんだろう!!私が公安のスパイだと知って、見せしめのために!」

傍目からも、赤坂は正気を失っていた。
血走った目は焦点が定まらず、異様なまでの発汗が服を水浸しにしている。

「ぐげっ、げげっ・・・!」

赤坂が苦しそうに喉を押さえた。

「貴様らぁ、私にまで毒を・・・。治療と称して寄生虫でも入れたかぁ!!」
どうしたというのだ、この変貌は?

目の前の出来事を、大石は理解できないでいた。切れ者の赤坂が、こんな世迷いごとを本気で口走っている。
形容するならば、豹変。別の人間が乗り移ったような気がしてならない。

「痒い、痒い痒い痒い痒いカユイかゆい!!」

爪をたてて、赤坂は自分の首筋を掻き毟り始めた。一気に、赤坂の喉が朱に染まる。

「っ!赤坂さん!!」

飛び掛ろうとした大石だったが、先ほど跳ね飛ばされた記憶が脳裏をよぎり、一瞬の躊躇があった。

「あああああぁぁぁぁぁぁ!!!」

その刹那に首筋から鮮血が迸った。
時代劇で時折みる首筋からの出血。いわゆる頚動脈が切り裂かれたのだ。

「しまった!」

赤坂の体が崩れ落ちる。大石は駆け寄りその体を抱きかかえたが、急速に瞳からは輝きが失われつつあった。

「畜生っ!誰か、誰かきてくれ!」

病院内の誰かに聞こえるよう、鮮血の中で大石は叫んだ。
上着を使って必死に首筋を押さえるが、出血は止まらない。刑事としての直感は、間に合わないと告げていた。

「これも、これも『オヤシロさまの祟り』だというのか!畜生、畜生おぉーっ!」

もう一度赤坂を見る。間近に迫った死の床で、口だけがか細く、同じ言葉を繰り返していた。

「ごめん、雪絵。ごめん、雪絵。ごめん、雪絵・・・」

最後はもはや聞き取れなくなっていたが、それでも赤坂は最愛の妻を呼び続けていた。
遠くから足音が聞こえる。入江診療所のスタッフのものであろう。
夢ならば、覚めてくれ。
悪夢ではない、現実なのだと知っているからこそ、大石は思わずにはいられなかった。

「ごめん、雪絵っ!!」

不意に目が覚めた。とても嫌な夢だった。

「どうしたんです?衛さん」

心配そうな顔をして雪絵が自分の顔を覗き込む。赤坂は呼吸を落ち着けて、周りを見てみた。
見慣れた台所とリビング、自分が寝転がっているのは、結納の時に購入したソファーだった。

「うなされていましたよ。そんなところで休むから・・・」

思い出した。夕食の後、子供たちと風呂に入り、一緒にアニメを見ていたら、いつの間にか眠っていたのだ。

「ごめん。気づかなかった。」
「最近は遅かったから、疲れが溜まっていたのでしょうね」

雛見沢での戦いから三ヶ月。赤坂は別件の捜査を担当していた。
「東京」の調査に勝るとも劣らない厄介な事件であり、帰宅が遅れる日々が続いている。
今日は久しぶりの休日であったため、知らず知らず体が休みを欲していたようだった。

「ご自愛、して下さいね。衛さんは無理をするから」
「うん」

答えて、自分の体に毛布が掛けられていることに気づく。

「ありがとう」

学生時代から変わらぬさりげない心遣い。雪絵に惚れた一番の理由だった。
雪絵は微笑んで台所に戻っていった。風呂上りなのか、桃色のパジャマに白のカーディガンを羽織って、スリッパを履いている。

「子供たちは?」

時計を見ると、夜の十時を少し回っている。もう2階の寝室で眠っているころだろうか。

「二人とも『お父さんと一緒にねる』って言っていたけれど、先に寝せました。今日は遊んだから、すぐに二人とも眠りましたよ」

食器を洗う音と共に、雪絵が答える。
今日は子供たちにせがまれて、今年の4月、千葉の浦安に開園したテーマパークに行ったのだった。
娘は人気のキャラクターのぬいぐるみを買ってもらい喜んでいたが、息子の方はマスコットキャラの気ぐるみに抱っこしてもらったものの、泣き出してしまい、なだめるのに大変だった。
さすがに、逃げ出してしまうとは思わなかったが・・・。
しかし、朝食の時以外は寝顔しか見ることのできない子供たちの様々な顔を見ることができて、本当に有意義な休日だった。

「はい、どうぞ」

気がつくと、お盆に湯飲みを載せて、雪絵が傍らに座っていた。

「うん。ありがとう」

ソファーから身を起こし、雪絵の隣に座る。
湯飲みを受け取り、ちゃぶ台のようなテーブルに置くと、雪絵もお盆を置き、湯飲みを取った。

「君は、疲れなかったかい?」
「ちょっとだけ。でも、前に比べたらあまり疲れなくなりました」

雪絵は生まれつき体が弱い。正直、一昔であれば出産には耐えられない体だったらしい。
それが二人も子宝に恵まれているのだから、近代医学の進歩には驚かされる。

「前に言ってた雛見沢の先生から送られてくる薬のおかげでしょうか、最近ではすごく調子がいいんですよ」

あの事件以来、赤坂家には入江診療所から雪絵のためにアンプルが送られてくる。
自分を救ってくれた恩返しをしたいという入江が雪絵の体質を聞き、症候群に対する試薬の過程で開発した新薬を送ってくれているのだ。
無論、赤坂は恐縮したのだが、『あのままでは、私は消されていました。命の恩人に対するお礼としては、物足りないくらいです』という入江によって、毎週律儀に送られてくるのである。

「本当に、雛見沢の人たちには救われてばかりですね」

湯飲みをおいて、雪絵が呟く。

「うん。本当に感謝してもしきれないよ」

赤坂も雪絵の言葉に頷いた。

「梨花ちゃんからの忠告がなかったら、君を永遠に失っていたのだからね」

五年前の誘拐事件。出張先の雛見沢で出会った少女古手梨花。
愛らしい少女としての姿と、オヤシロさまの巫女としての超然とした姿をもつその少女から、赤坂は「・・・東京へ帰れ」との警告を受けた。
ただならぬ雰囲気に感じるもののあった赤坂は、出産のため入院をしていた雪絵に用心するよう電話を架けたのである。
その直後、タイルの剥離によって作業員が病院の階段で重症を負ったという事故が起こった。
件の場所は、赤坂の出張時に毎日病院の屋上へ登っていた、雪絵の通り道になっていたのである。
帰京した赤坂は梨花の予言に驚くと共に感謝し、そして思い出した。
繰り返される世界で起こった雪絵の死、そして梨花と雛見沢の死。
数え切れない世界で手遅れになり、後悔することしかできなかった哀れな自分のことを。
正に、奇跡。
本来ありえない並行世界での記憶を継承した赤坂は自らを鍛え、運命の時に備えた。
そして梨花たちと共に、運命に打ち勝った。

「・・・どうしたんですか」

気がつくと、赤坂は雪絵に口付けていた。
驚いたものの、雪絵は咎めることなく、優しい瞳で赤坂を見つめている。

「ごめん。君が、愛しいんだ」

もう一度、唇を重ねる。
雪絵のいない風景を、赤坂は何度も体験した。
絶望によりL5を発症して自らの喉を掻き毟って息絶えたことも、残された娘と思い出を胸に生きていくこともあった。
百年の魔女である梨花は何度も同じ時を繰り返してきたが、自分は梨花が繰り返した世界分、その後の時間を生きていたのだ。
ある時は元号が2つ変わるまで生きた。ある時は雪絵の死に絶望して自ら命を絶った。
警察を辞めて、雛見沢の近くに移り住んだ人生もあった。
反対に、雪絵が生きてそばにいる世界もあったが、それはごく少数なものだったはずである。

「君がいない世界を知っているから、君のいる素晴らしさがわかるんだ。それは本当に素晴らしくて、言葉にできないくらいに大切なんだ」

赤坂の口付けは顔中に及んだ。頬にも、閉じられた瞼にも、お下げに結ばれた長い髪にも。
その一つ一つを雪絵は愛しそうな顔で受けていた。

「衛さん・・・」

それは百年を超える果てしなく長い恋心。
その言葉には後悔と苦渋を知るものしか出せない重みがあった。

「雪絵。君を、愛している・・・」

ソファーの上に寝転んだ雪絵に、赤坂は再び口付けの雨を降らせた。
目を閉じてされるがままにされている雪絵は、消して自分から求めようとしない。貞淑という言葉が嫌味でなく当てはまる女性だった。
結婚して少なくない年月がたっているが、雪絵のこの性格は新婚時代から全く変わらない。だから、赤坂も雪絵を抱く時は常に初夜を迎える気分だった。
ああ、自分は今この瞬間にも、雪絵に恋しているのだな。
今更ながら赤坂は思った。
羽織っていたカーディガンを脱がして、パジャマのボタンに手をかける。
一つ、一つゆっくりと外して上着を脱がせると、白い無地のブラジャーに包まれた胸元が露になった。
その胸元に口付けて左手で背中のホックを外しにかかる。同時に左手でパジャマのズボンをずり下げると、同じく白色のショーツが視界に入る。

「衛さん、恥ずかしい・・・」

レースの下着だけになった雪絵が顔を真っ赤にして呟く。何度同じことをされても、この反応は初々しい。

「脱ごうか」

一度体を起こして自分もパジャマを脱ぐ。
空手で鍛えた筋肉質の肉体が照明の光で照らされると、雪絵の顔がますます赤くなる。
下着まで脱ぐと、同じく一糸纏わぬ姿になった雪絵が、目を伏せて胸元と股を隠していた。
自身が言っていたことだが、虚弱体質ということもあり、雪絵の体は平均な女性のそれと比べると、見劣りするらしい。 
しかし、赤坂にはその小ぶりの胸も、小さめの臀部も、十分に魅力的だった。
第一、赤坂は雪絵以外の女性は知らないし、知るつもりもない。

「綺麗だよ。とても」

おとがいを持ち上げて口付けをする。
長く、やや強めに唇を吸い。雪絵の体を抱きしめた。

「衛さん、嬉しいです・・・」

白い肌に唇を滑らせ、雪絵の甘い香りと、味を楽しむ。
右手で乳房を揉み、左手で太腿を撫で擦る。だんだんと頭を下げていき、胸の谷間からお腹、へその辺りまで下を伸ばす。
くすぐったいのか、雪絵が艶のある息を吐いて、身を捩じらせる。

「あ、そ、そこは、きたな・・・。ああっ!」

舌が恥毛をまさぐり、雪絵の女性の部分を転がす。急激な快感に戸惑い、雪絵が体を振るわせた。
両手で足の付け根を支え、秘裂に口付ける。子供を二人も産んでいるとはとても思えない、綺麗な桜色だった。

「くああっ、ふぅ、はあああぁぁっ!」

指で開き、舌を深くまで差し込む。脳髄が溶けてしまうかのような女性の匂いと、ぬめりを帯びた液が、赤坂の鼻腔をくすぐる。

「ああ、衛さん!んんっ、んっ、んんんんっ!」

かき回すように舌を動かすと、雪絵の声の艶が増した。いやいやをするように顔を振り、両手で顔を隠しているが、こみ上げる快感に抗がうことができないようだった。

「っ!そこは、嫌、きたない・・・!」

赤坂の指が、今度は菊座に伸びた。軽く入口を擦り、徐々に進入していく。

「ああっ、衛さん、衛さんっ!んんっ、はあっ!」

羞恥と快楽の狭間で、雪絵は達しつつあった。その様子を察知した赤坂が、一番敏感な部分を甘噛みする。

「んんっ、ん。んんんんんんっっっっー!!」

最後まで唇を閉じたまま、雪絵は達した。緊張していた体から力が抜け、瞳が焦点を失う。
白い、白磁のような肌は桜色に染まり、胸が空気を求めて激しく動いていた。

「大丈夫・・・かい?」

赤坂が上体を起こして雪絵を気遣う。
しばらく惚けていたものの、雪絵は息を落ち着かせ

「はい。今度は、衛さんが・・・」

と、微笑んだ。

「いくよ。雪絵」

十分に潤った雪絵の秘裂に、赤坂は猛った自分の分身を当てた。
雪絵が無言で頷いたのを確認すると、赤坂はゆっくりと雪絵の中に体を進めた。

「ああ、衛さんが、中に・・・」

挿入の感触に、雪絵は女性としての悦びを感じていた。
愛しい人の全てを受け入れ、自らの体で包み込む・・・。これほどの悦びが他にあるのだろうか。

「雪絵、雪絵・・・」

最初は優しく、そして徐々に律動が強さを増していく。
交わる部分がぬめりを帯びて、粘着質な音が室内を包んだ。

「衛さん、衛さんっ・・・!」

二人は絶頂を求めて手を握り合った。
お互いを見つめる、熱を帯びた視線が絡み合い、愛しさがこみ上げる。
どちらからともなく、唇を合わせる。握り締めあう手が不規則に、いかに相手を悦ばせるのかを求めて動く。
赤坂の律動は、強く、深いものになっていた。雪絵の肉体全てを味わうかのように奥底まで貫き、求める。
雪絵もいつの間にか自分の腰を激しく動かしていた。肉欲に対する罪悪感と、愛するものの全てを欲する、女性としての原初の欲望。

「雪絵、雪絵、雪絵!!」
「衛さん、衛さん、まもるさんっ!」
「凄い・・・。雪絵が、絡みついて。このまま、ずっと・・・」
「私も、私もぉ・・・。衛さんと一緒に、一緒にぃ・・・」

二人を隔てるものはむしろ肉体ではないのかと思うくらい、二人は一つになることを欲した。
繋がっているこの時こそが、自分たち本来の姿ではないのかとも夢想する。
終わらせるためではなく、より深みを求めるための律動。それが永遠に続けられるというのならば、二人はそれを求めただろう。 

「雪絵っ、もう、もうっ!」
「はい、このまま、私もおおぉっ!」

絶頂が近づき、赤坂が限界まで腰を叩き付けた。雪絵のお下げが上下に揺れ、胸元に落ちる。

「おお、おおおおおぉおおぉぉおおぉおぉぉぉ!!!」
「まもるさああああぁぁあぁぁぁぁん!!!」

白濁の液体が雪絵の奥底を目掛けて迸った。
凄まじい勢いで雪絵の肉体を満たし、残滓が結合の部分から噴き出す。

「まもる・・・さぁん・・・」

名残を惜しむかのような赤坂の口付け。雪絵は愛しい人の名を呟き、それに答えた。 

・・・数年後。
正月の初詣が一段落した古手神社の社務所にて、二人の少女が会話をしていた。
二人とも体にしては少々大きめな巫女服に身を包み、やってきた年賀状に目を通している。

「梨花ぁ。何を読んでらっしゃいますのぉ?」

元気そうな八重歯の少女が、長い髪をした少女に声をかけた。

「みぃ、赤坂からの年賀状なのです。三日も送れてきやがったのです。」
「赤坂のおじさまからですの?今度はいつこちらに来ると?」

言葉は不満そうだが、長い髪の少女の顔は笑っていた。

「返上した正月休みが取れ次第来るらしいのです。にぱ~☆」
「??何か意味深な笑顔ですわね」
「奥さんが妊娠中なのだそうです。とても仲が良いのです。にぱ~☆」
(よかったわね、赤坂、でも・・・)

長い髪の少女は同じ差出人の名前の年賀状を取り出した。
そこには、ほとんど同じ文面が、毎年一人多い家族とともに書かれていた。

(やり過ぎって言葉を覚えたほうが良いわね・・・)

終わり  





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最終更新:2023年08月16日 11:39