「ったく、いったいどこ行っちまったんだよ……」

ひぐらしがうるさいほど鳴いている、夕暮れ。
空がオレンジ色に染まっている中、俺はひとり学校の敷地内を走り回っていた。 
…いや、正確には探し回っていた。 あの子のことを。

(たしか……校門で待ってる、って言ってたよな……?)

普段なら学校が終わった後『彼女』と一緒に下校するんだが、たまたま今日は俺を含めた何人かの部活メンバーが掃除当番になっていた。
おまけに、いつもなら当番ではない他の仲間も当然のように手伝ってくれるのだが、今日はなぜか狙ったように全員の予定がすでに埋まっていたんだ。
魅音はなにやら園崎本家で大事な用があるらしく、『速攻で帰らないと母さんに殺される~!』とか言いながら、すべて俺に押し付けて帰っていった。 
沙都子は毎日もらっている薬が切れたとかで、監督の診療所に…。 妹想いの悟史も、当然その付き添いだ。
そして詩音のやつは…まあ当然といえば当然だが、大好きな悟史と沙都子にキュンキュンしながらくっついて行ってしまったというわけだ。
そういえばレナだけは、どんな用事があるか言ってなかったが…。 まあたぶん、またゴミ山でかぁいいもの探しだろう。

(掃除、けっこう時間かかっちまったからな……やっぱりひとりで帰らせればよかったか……?)

それほど広くない教室とはいえ…いつもなら数人でやっていることを俺一人でやるとなると、やはりそれなりの時間がかかってしまった。
掃除する前からそれを見越していた俺は、今日だけは一人で帰るよう彼女に勧めたんだが…。

「みぃ、イヤなのです♪ 圭一と一緒に帰るのが、ボクの毎日のお楽しみなのですよ? 奥さんは旦那さんの帰りを待つものなのです。 にぱ~☆」

などと嬉しいことを言って、『梨花ちゃん』は俺が掃除を終えるまで校門で待っててくれると言ってくれたんだ。
ちなみにもちろん、優しくて天使のような梨花ちゃんはその掃除も手伝ってくれると言ってくれたが、俺は男としてそれはきっぱりと断わった。
彼女の無垢で愛らしい手に、粗雑な雑巾やモップを持たせるなど言語道断! と、即却下した。

「なんだかんだ……俺ももう梨花ちゃんにベタ惚れ、だよなぁ……」

彼女を探しながら校庭にたどりついたところで、おもわずそんなことをつぶやく。 
自分でも気持ち悪いと思うほど顔をニヤけさせながら、俺は梨花ちゃんに告白した『あの夜』のことを思い出していた。

あれはちょうど…俺達が『あの惨劇』を乗り越えた直後の、綿流しの夜。 
部活メンバー全員の力と頼もしい大人達の手によって、ようやく村の『祟り』が無くなった…あの日の夜だ。
今でも、あの心から祭りを楽しんでいる梨花ちゃんの顔は忘れられない。 
百年近い旅路の後に、ようやく彼女が手にすることができた…心の底から幸せそうにした、あの表情。 彼女のその顔を見たとき、俺はようやく気づいたんだ。 
梨花ちゃんのことを…ただの仲間だとはいえないほど、愛してしまっていたことに。

「本当に……本当にボクでいいのですか? 圭一」

そして奉納演舞が終わったあと。 俺は梨花ちゃんと二人きりになり、その想いを彼女に伝えたんだ。
いまでもどうしてあれほど積極的になれたのかわからないが、もう俺の中で彼女への愛が止められないほどに溢れていたんだと思う。

「ボクだって……ボクだって圭一のこと、大好きなのです。 でも、ボクは普通の女の子とはちがうのですよ? ボクは……」

「もう何も言わないでいい、梨花ちゃん。 俺は今までも……そしてこれからも、ずっとずっと梨花ちゃんを守ってやるって誓ったんだ。 だから!」

それ以上は言葉では伝えられないと思い、その時の俺は梨花ちゃんの体をおもいきり抱きしめた。
彼女の中にいる、本当の梨花ちゃんに届くように。 俺の想いが、『梨花』にも届くように。

「ん……こんな百年も生きちゃった魔女のような私で……ほんとにいいの?」

「そんなの関係ない。 俺にとって梨花ちゃん……『梨花』は『梨花』だ。 あ……あ、あ、愛する人にかわりはないんだぜ?」

「ふふ……ありがとう、圭一。 私も……愛してる……」

そう言って梨花ちゃんは、いままでに見たことないほど安らいだ顔をしながら俺の胸に顔を埋めた。
その瞬間、俺達の心が深く繋がった…そんな気がした。

そしてその日から、俺達は付き合うことになったんだ。 
といっても彼女はまだ見た目には完全な子供で、恋人同士といっても他人には兄と妹くらいにしか見られないだろう。
それでも二人きりで過ごす時間は前よりも多くなったし、他の部活メンバーもそれに薄々気づいているのか、気を使ってくれることも少なくなかった。

今日だってもしかしたら、俺と梨花ちゃんを二人きりにするために予定のあるフリをしてくれたのかもしれない。
魅音も詩音も、沙都子も悟史も。 そして『レナ』もきっと、俺達の仲を祝福してくれている。
今日一日を過ごした中でも、みんなの見守るような雰囲気がなんとなくそんなふうに感じられた。

(あいつらも……せっかく気を使ってくれたのに、な……)

だがそんなみんなの気遣いもむなしく、梨花ちゃんは約束した場所にいなかった。
掃除を速攻で終わらせ急いでそこに向かった俺に待っていたのは…誰も立っていない寂しげな校門だった。
忘れ物でも取りに行ったのかと思い、俺はそのままめぼしい場所を探してみたが…。

(教室にも職員室にもいなかった……いったいどこいっちまったんだよ、梨花ちゃん……?)

待っててくれると言っていたのに、あまりに俺が遅すぎたせいだろうか。 
ひょっとしてもう、帰ってしまったんじゃないか…とどこか寂しい気持ちになりながらも、俺は今度は校庭の方を探し回っていた。
一目見ただけでいないことはわかったが、小悪魔な梨花ちゃんのことだ。
どこかに隠れでもしてるんじゃないかと思い、俺はそのままあまり人気の無い校舎裏の方まで探しに来ていた。
すると、その時……。

「…………っ………………ぅ…………」

ひぐらしの鳴く音と重なるように、俺の耳にかすかな『音』のようなものが聞こえてきた。
注意しなければあやうく聞き逃してしまいそうなほどか細い、その『音』。
気のせいかとも思ったが、俺はなぜかその『音』が無性に気になり少し耳をすませてみた。

(…………どこだ……?)

神経を研ぎ澄まして、その『音』の出所を探す。 
するとちょうど、俺の背後を少し歩いたところ。 四、五メートル離れた体育倉庫から、かすかにその『音』が漏れていた。
部活がある正規の学校じゃあるまいし、こんな時間に体育倉庫を使う人間がいるはずもない。 だが、たしかにその『音』はそこから流れてきている。

(なんだ……? いったいなんの音が……?)

どこか不審に思いつつも…俺はその『音』の正体を確かめるため、ゆっくりとその体育倉庫に歩いていった。
そのまま徐々に近づいていくと、それはよりはっきりと耳の中に入り込んでくる。

「…………ぅ、ぅ…………ぁ………ぁ………ぁ……」

その体育倉庫からは、誰かの『声』がしていた。 『音』の正体は、人間の出している『声』だった。
だが、それならそれでおかしい。 放課後のこんな時間に、わざわざ体育倉庫の中に人がいる理由なんてないはず。
俺はますますその『声』に不信感をいだきながら、ゆっくりと倉庫のドアに近づいていった。

(にしても……この声、まさか……)

その『声』になんとなく嫌な予感がしながら、俺はその体育倉庫のドアの目の前にまでたどり着いた。
するとその正体不明の『声』は、ますます聞き取りやすくなって俺の耳に入り込んでくる。

「……ぁぅ………レ………めなので………けい………ん……ん……ん……」

何かに苦しみ、うめいているような声。 そんなおかしな声が倉庫の中から聞こえている。 
しかも誰か、女の子の声だ。 それも俺が知っている…あの子の声によく似ていた。

(…………まさか……まさか……)

胸の奥から、何ともいえないモヤモヤとした不安感がこみあげてくる。
俺はその『声』をもっとよく聞くために、鉄の扉に直接耳を押し付けてみた。

「は………ぁ、ぁ、ぁ……ん、ん……レ……」

「どぅ…………ちゃん……レ……の、…………いい……?」

「……ぃ…………ないでなの……す………ぁ、ぁ……あん……あん……」

…ひとりじゃない。 
あきらかにもう一人、別の女の子の声も聞こえる。 しかもその声の主も、俺はよく知っていた。
この体育倉庫には、俺の知っている『あの二人』がいる。 

もはや疑心から確信に変わった考えを抱きながら、俺はその体育倉庫のドアに手をかけていった。
いまだ胸の奥から沸いてくる不安感をなんとか押しのけながら、開けてはいけない気がするそのドアを…開く。

(………………な!?)

そこには、ありえない光景が広がっていた。 ……色々な意味で。
とても狭く、うす暗い体育倉庫のちょうど真ん中あたり――そこに梨花ちゃんがいた。
床には体育で使う時のマットが敷いてあり、その上に梨花ちゃんがあお向けになって寝かされている。

「はぁ、はぁ……みぃ……あ、あぁん……あ、あ、あ……」

どこか苦しそうにみぃみぃ鳴きながら、ピクピクと体を震わせている梨花ちゃん。
彼女はその幼い体をまるで赤ちゃんがおしめを代えるような格好にされていて、着ている服がほとんど脱がされていた。
制服の上着のボタンは全て外されていて、ぺったんこの胸板にピンク色の乳首が二つちょこんとのっているのが見えてしまっている。
紺色のスカートも顔のほうまでめくられていて、左右に大きく開かれている足には脱がされた可愛らしいプリントのショーツが中途半端なとこでひっかかっていた。

「ん……んふふ♪ 梨花ちゃん、とってもかぁいいよ……♪ はぁ、はぁ、はぁ……ん、んっ!」

そして、その梨花ちゃんの開かれた股のあいだに入りこむように――『レナ』の下半身が、何度も何度もそこにぶつかっていた。
レナの方もセーラー服の上着が首までめくれていて、それなりに大きく柔らかそうな乳房がその動きのたびにプルンプルンと揺れている。

「はぁ、はぁ……はぅ、き、きもちいい♪ 梨花ちゃんの中、すっごくいいよぉ……♪ んっ!んっ!んっ!」

よがった声を出しながら、レナはグッグッグッと自分の下半身を梨花ちゃんの股に押し付ける。

「あ、あっ、あうぅぅっ!……レ、レナぁ、はげしすぎるのですよぉ……あ、あんっ!あんっ!」

レナが動くたび、梨花ちゃんは悲鳴とも取れるような声をあげその幼い体をビクビク震わせる。

(……は? あ、あいつら何やって……レナと梨花ちゃんが……え、え?)

あまりに日常離れした光景に、俺の頭は混乱した。
レナが自分の股を――梨花ちゃんの股に何度も押し付けている。
まるで『男と女が正常位でセックスをしている』ような体勢で、梨花ちゃんとレナの体が目の前で絡み合っている。
その意味不明の光景を、俺は混乱する頭で理解しようと必死になった。

(ただ抱き合ってるだけなら……あ、あんなふうにはならないよな? いや、き、気にするのはそんなとこじゃないか……?)

そんな俺の混乱した頭を無視して、レナと梨花ちゃんはその『前後運動』を延々と繰り返していく。
二人の股がぶつかるたびに、そこからはプチュプチュっとなんとも卑猥な音がして、俺の固まった思考をますますとろけさせていく。

「あんっ!あんっ! あぅ、レ、レナ、もう終わりに……あ、あぁっ! け、圭一が……圭一が校門で待って……み、みぃぃっ!」

「はぁ、はぁ! へ、平気平気♪ 圭一くんニブチンだもん。 きっといつまでも待っててくれるよ……だから、ね?ね?」

「で、でもぉ……んっ、んぅぅっ!」

何かを言おうとした梨花ちゃんの口を、レナのくちびるがムチュっと塞ぐ。 
それ以上続く言葉を言わせないように、レナはそのまま梨花ちゃんの口の中に自分の舌をむりやりねじこんでいった。

「んんん……♪ ほーら、こうすれはもうそんなころいえないれしょ?」

「んぅ……みぃ、こ、こんらのずるいのれすぅ……ん、ん、ん」

「んふ……♪ そんらころいっれ、梨花ちゃんらってすきなくへにぃ……♪……んぅ、ぴちゃぴちゃ」

グッグッと腰は動かしたまま、レナはそのまま梨花ちゃんの口の中をむさぼるように舌を絡ませていく。
溢れ出た唾液がジュブっと吐き出され、それがネットリと彼女の口の中に送り込まれていくのが見える。

「ほぉら梨花ちゃん……レナの、のんれぇ……♪」

「んん……みぃ、レナはわるひネコさんなのれす……んふぅ……」

口の中に入れられた唾液を、梨花ちゃんはわざわざ自分の腕をレナの首に回しながら飲み込んでいく。
レナの舌に、唾液に…自分からもおいしそうにむしゃぶりついていく梨花ちゃん。
自ら舌を絡ませていくその仕草を見た途端、俺の中になんともいえない嫉妬心がムクムクと沸いていった。

(あぁ……キ、キスして……梨花ちゃんとレナが……あ、あんなに激しく……唾液まで飲み込んで……)

…俺だって、梨花ちゃんとキスくらいしたことはある。 だがそれはあくまで、口と口をほんのすこし重ねるだけの…子供のするようなキスだった。 
それだけでも梨花ちゃんは顔を真っ赤にしていたし、俺もそれだけで十分満足だった。 当然、それ以上のことなんてしたこともない。
百年も生きた魔女とはいえ、体はまだ幼女といえる彼女に『そういうこと』をするのは早すぎると思っていたから…。
だが、いま目の前にいる梨花ちゃんは、レナとの激しい性行為(?)をしながら舌まで絡ませる濃厚なディープキスをしている。

「ん、んぅぅ、レナ……あむぅ……ぴちゃ、ぴちゃ……はぁ、あぁ……」

まるでおいしいフルーツでも食べるように、梨花ちゃんはレナの舌に吸い付く。
その激しさから、口から溢れ出たよだれがトロリと唇からこぼれた。

(あぁ……あ、あんなに舌までからませて、おいしそうに……俺とのときは、ちょっと唇で触っただけで恥ずかしがってたのに……)

梨花ちゃんのキスを求める仕草に、俺は激しく嫉妬した。
俺の知っているウブな『梨花ちゃん』と、目の前で淫らなキスをしている『幼女』が同じ人物と到底思えない。
こんな卑猥な仕草、あの大人びた『梨花』だってすると思えない。

「ん……あぁ、レナお口、すっごくおいしいのです……ん、んふぅ……」

「ん、レナも……レナも梨花ちゃんのかぁいいお口、たまらないよぉ……ん、んんうぅ……♪」

それに…もう一つ納得できないことがあった。
仮にレナと梨花ちゃんが『そういう関係』だったとしても、さっきからしているあのレナの腰の動きの説明がつかない。
あれじゃあまるでレナに『アレ』があって、それが梨花ちゃんの『アソコ』に入っているようにしか見えない。

(だいたい……レナは女の子、だよな?……じゃ、じゃあそんなものが付いているわけ……な、ないよな? な?)

グッグッと送り込まれているレナの腰を見ながら、俺は何度も何度も心の中でそう願った。
だがそんな願いをあざ笑うかのように、レナは続けて信じられない言葉を口にしていった。

「ん……は、はぅ~、もうダメ。 レ、レナ、また射精しちゃいそうだよぉ……はぅ、出ちゃう出ちゃう……♪」

(!?……な……しゃ、射精?……い、いま、射精って言ったのか!?)

思いもがけない言葉に驚愕しながら、俺はビクビクと体を震わせていくレナから目が離せなくなった。
ちょうどこの位置からは死角で見えないが、あの梨花ちゃんとレナとの『接合部』にはそれがあるというのか。
レナはそのままグッグッグッと小刻みなピストン運動をすると、梨花ちゃんとの股の間から水が混ざり合うような音を連続して響かせる。

クチュッ! クチュッ! クチュッ! クチュッ!

「ん、んっ、んぅ♪ あぁ、い、いくよ梨花ちゃん? また梨花ちゃんの『中』で出すから……い、いっぱいいっぱい出すからね! あ、あぁ!」

「あ、あ、あんっ! あぁ、レ、レナまたなのですか? またボクの『中』で……は、はぁぁっ!」

(…………な、中!?)

『中』、という言葉に俺はふたたび凍りついた。
もし俺の想像どうりなら、これから目の前で起こることはとても信じがたい卑猥なものになっていく。
大好きな梨花ちゃんが、俺の目の前で…中出しされる。

「う、うん♪ ま、また梨花ちゃんのお腹に出すからね? い、いっぱいいっぱい出すから……ぅ、あ、あ、きもちい…♪」

梨花ちゃんの中はそんなにきもちいいのか、レナは快感に顔を歪めながらラストスパートといった感じに腰を振っていく。
水が混ざり合う音が更に大きく俺の耳にまで届き、そのあまりの激しさに梨花ちゃんの小さな体が壊れてしまうんじゃないかというほどガクンガクン揺らされていく。

グチュッ! グチュッ! グチュッ! グチュッ!

「み、みぃっ!みいぃぃぃっ! あ!あ!あぅぅ! あぁ、で、でも、中は……中は、赤ちゃんできちゃうのですよぉ……あぁ、怖いのですぅ……」

「だ、大丈夫だよ? レナは女の子だし、梨花ちゃんだって、アレ、まだだよね?……だ、だから、ねっ!」

レナはそのままズグンっと腰を突き出すと、梨花ちゃんの体を強引に抱きよせた。
普段は子供に優しいレナが、あんな乱暴に梨花ちゃんの体をあつかうことがこの状況の『異常さ』をより一層きわ立たせている。
俺はこれから何が起こるのか薄々感じながら、愛する梨花ちゃんが乱暴に貫かれていく光景をただ呆然と見つめていた。

グチュルッ! グジュッ! グジュッ! グチュウゥゥゥッ!

「み、みいぃぃっ!? あぁ、ふ、深いのです! お、おなかが! ボクのおなかの中にレナのがいっぱいなのですぅぅっ! はあぁぁぁぁっ!」

「う……イ、イクよ! 梨花ちゃんのちっちゃいお腹の中に、レ、レナの白いのいっぱいいっぱい出すからねぇ! あ、あ、あぁぁぁぁぁぁっ!?」

(あぁ……梨花ちゃん……俺の梨花ちゃんの体に……レ、レナ、やめ)

ドプゥッ! ドプドプドプッ!!! ドップゥゥゥゥゥゥッ!!!!!

俺の訴えもむなしく…レナはそのまま梨花ちゃんの体にドロドロとした液体を吐き出した。
一瞬見えた接合部からはドビュっと白い液体が跳ね、それが彼女の幼い膣内にドクドクドク、と入りこんでいくのが見えた。

「ああぁぁぁっ、あ、熱いのです……レナの熱いのが、お腹のなかにどんどん入ってきて……み、みぃぃぃ」

「あぁ梨花ちゃん……梨花ちゃんかぁいいよぉ♪ は、はぅぅぅぅ、きもちいい……♪」

気持ちよさそうに腰を押し付けながら、レナが俺の大好きな女の子に白く濁ったものを流し込んでいく。
そしてその梨花ちゃんは、ドロドロとした濃い液体が膣に染み込んでいくのをただ恍惚とした表情で受け止めていた。

「ふあぁぁ……レナのすごいのです……おなかが熱くて……ボク、溶けちゃいそうなのですぅ……んん……♪」

梨花ちゃんは幸せそうにレナの体を抱きしめると、レナも梨花ちゃんの体をギュっと抱きしめ返した。

(梨花ちゃん……俺の梨花ちゃんが……あんなに幸せそうな顔を……して……)

……そしてようやく、その『射精』が終わったと思われるころ。 二人は何かの余韻に浸るように荒い呼吸を整えていった。
お互いに密着した体を抱きしめながら、まるで恋人同士が事を終えた後のような甘い雰囲気をかもしだす。

「みぃ……レナ、もう入らないのですよ……ボクのお腹のなか……」

「ん……はぅ、ごめんね。 レナまたいっぱいいっぱい出しちゃったから……ん、い、いま抜いてあげるからね……」

レナはさも満足したようにつぶやくと、ようやく梨花ちゃんの体から下半身を離していった。
そしてその時、俺は見た。 見てしまった――『それ』を。
レナの下半身から生えている、そのありえない『もの』を。

(!?……あぁ……や、やっぱり……)

レナの股間に、『ペニス』が生えていた。 男だけが持っているはずのペニスが、さも当然のようにそこにあった。 
それも俺のものともそう変わらないような、立派なものが…。
そんなグロテスクなものが、梨花ちゃんの幼い割れ目からズルゥっと引き抜かれていく。

「ん……どうだった梨花ちゃん? きもちよかったかな?」

「はぁ……ん……はいなのです。 レナのすごかったのです……すごくきもちよくて……みぃ……♪」

自分の下半身から抜けていくレナのペニスを、どこか名残惜しそうに見つめる梨花ちゃん。
その表情にはなんともいえない色気のようなものがあり、『女』としてそのセックスにとても満足していることを表すものだった。
それを見たとき、俺はまたしても激しい嫉妬をするとともに……何か別のモヤモヤとしたものを感じていた。

(梨花ちゃん……俺の知らない、『女』としての梨花ちゃん……中出しされて……あんな嬉しそうな顔をするのか……)

セックスの余韻に浸る彼女を見て、俺ははからずも『興奮』してしまった。
おもわずゴクリっと生つばを飲み込むと、ズボンの中では痛いほどペニスが勃起していた。
そして俺のそんなあぶない『興奮』を煽るように、レナは更に淫らな要求を梨花ちゃんに向けていく。

「じゃあ、梨花ちゃん。 今度はレナのコレ、キレイにしてくれる?」

そうしてスっと立ち上がると、レナはまだ半ば勃起したままのペニスをグイっと前に突き出した。
すると梨花ちゃんはそうするのがさも当然のように起き上がり、ちょこんと膝を立ててレナのペニスに顔を近づけた。

(!?……ま、まさか……そんなことまでするのか? あんな大きなものを……そんなちっちゃなお口、で?)

俺の想像通り…梨花ちゃんは小さなお口をあ~んと開けると、目の前の大きなペニスを何のちゅうちょもなく咥えこんだ。
まだ生え揃っていない乳歯と八重歯を含んだ口で、精液の付いた肉棒にピチャピチャと舌を這わせていく。

「ん、んぅ……んふぅ、ん、おっきいのです……んぅ……ぴちゃぴちゃ……あむぅ」

梨花ちゃんの可愛いお口が、グロテクスなペニスを飲み込んでいく。
ピンク色の舌がチロチロと竿を這い周り、ドロドロとした精液を丹念に、残さず舐め取っていく。

「あむ……じゅる、じゅる……んん、ん、ちゅぷ……レナの、とっれもおいひいのれす……ん、んぅ」

「ふふ……かぁいいよ梨花ちゃん♪ かぁいいかぁいい……♪」

奉仕してくれている梨花ちゃんの頭を、レナがいとおしそうに撫でる。
きっとこの『ペニスをキレイにする』という行為も、レナが教えこんだに違いない。 
射精後のペニスを口でしゃぶらせ、残った精液をそのままゴックンさせる。
そんな男なら誰でも喜びそうなことを、もう梨花ちゃんはその幼い体にしっかりと教え込まれている…。
その卑猥な現実が、またもや俺のあぶない『興奮』をかきたてていった。

「あむ……ん……あの、レナ……これがキレイになったら、ボクはもう行きたいのです……圭一のとこに……あむぅ」

突然名前を呼ばれ、心臓がドキっとする。 目の前の光景に釘付けで、そんな約束があったことを俺自身もすっかり忘れていた。
こんな状況でも、梨花ちゃんはまだ俺を忘れていない……。 俺のことを好きでいてくれているという、何よりの証拠だった。
だがそれを『ペニスを咥えながらの梨花ちゃんの口』から聞いたというのが、なんともいえない気持ちだった。

「じゅる、じゅる……ん……おねがいなのです。 圭一のとこに……あ、あむぅ……んん……い、行かせて……」

「ん~、どうしようかな? さすがの圭一くんも、もう『待てない』だろうしね……」

そう言った瞬間、レナがチラっとこちらを見た気がした。
まさか気づいているのか…と思ったが、彼女はそのまま何事も無かったようにすると梨花ちゃんの頭を撫でるのを続ける。

「うん♪ じゃあ最後にもう一回だけ。 もう一回だけ、しよ? それで終わりにするから、ね?」

「あ、あうぅ……も、もうダメなのです。 ボクの体、もうレナに突かれすぎてバラバラなのですよぉ……」

「はぅ……そう。 じゃ、言っちゃおうかな? 圭一くんと付き合いながら、梨花ちゃんが毎日毎日レナとこういうことしてるって、圭一くんに言っちゃおうかな~?」

「!? み、みぃ、レナいじわるなのです……ずるいのです……」

「あははは、うそうそ♪ レナはそんなことしないよぉ♪ だからもう一回だけ、ね? いいよね? ね?」

おねがい♪ とでも言うように、レナはチュっと梨花ちゃんのおでこに軽いキスをした。

「ん……み、みぃ。 ほんとに悪いネコさんなのです。 レナは……ん」

それに少し顔を赤くしながら、梨花ちゃんもまんざらでもないようにレナの唇にキスをし返す。
一見微笑ましく見える光景だが、俺は今の会話の内容に聞き捨てならないものを聞いていた。

(レナのやつ……今、毎日毎日って……言ったのか……? こんなことを、い、いつもやって……?)

その事実に痛いほど心臓が速まる中、俺は今までの彼女達の関係を思い出していった。
そういえば最近、よくレナの家に梨花ちゃんが泊まっている。 またはその逆に、レナが梨花ちゃんの家に泊まる、といったようなことを沙都子から聞いた気がする。
悟史が帰ってきてから、沙都子は北条の家で彼と一緒に暮らすようになり、梨花ちゃんは実質あの家に今は一人暮らしをしている状態だ。
一方、レナの方も父親が仕事についたばかりで忙しいらしく、よく一人で夜を過ごすことが多いと言っていた。

俺はその話を聞いたとき、レナも梨花ちゃんも一人ぼっちで寂しいから…。 それでお互いの家に泊まることが多いんだろうなぁ、なんて思うだけだった。
女の子二人が一緒のベッドで寝ているなんて、なんて百合っぽくて素晴らしいんだ! なんて興奮していたりもした。

(だけど……だけど実際には一緒に寝ているどころか、こんなことを毎晩してたっていうのか?……俺に内緒で……)

レナがよく、梨花ちゃんに対して『はぅ~お持ち帰りぃぃぃ~♪』、なんて言うことがある。
それがまさか、本当の意味で『お持ち帰り』していたなんて…いったい誰が想像できるだろうか。

「んぅ……じゅる、じゅるぅぅぅ……ぷはっ。 ん……終わったのです、レナ」

「……うん♪ キレイになったね。 ありがとう梨花ちゃん♪」

そんな考えを巡らせてる間に、もうすっかりレナのペニスは梨花ちゃんに『お掃除』されたようだ。
だがさっきの会話を聞くに、まだ二人の『セックス』は終わらない。
こうなったら俺は、この二人の情事を最後まで見てやろうという気になっていた。

「それじゃあ最後は、梨花ちゃんの大好きな……ワンワンの格好でしようか? ね?」

「………………みぃ」

レナのワンワンの格好、という言葉に梨花ちゃんが顔を赤くする。
おそらくそれは後背位のことだろうが…あのまるで動物の交尾のような格好を、梨花ちゃんが好んでいる。
そんな倒錯的なことを知るだけで、俺の心臓はまたドクドクと速まっていった。

「ん……こ、これでいいのですか……レナ?」

そのままマットの上で、四つん這いになっていく梨花ちゃん。 小さな両手をしっかりと下に付け、可愛らしいお尻をレナの方にプリンと向ける。
そしてその時、長い髪の毛が顔にかからないよう…しっかりとかきあげ耳にかけていく。 
『どうせこれからバックでして乱れる』だろうに、女らしく髪を整える梨花ちゃんが妙に色っぽかった。
そしてこの瞬間から彼女の雰囲気が…大人のそれに変わったように感じられた。

「ん……は、早く済ませてレナ。 圭一が待ってるから……」

「ふふ……そうだね。 はやくしないと、圭一くんがガマンできないもんね~?」

梨花ちゃんの…『梨花』の懇願する言葉に、レナは妖しく微笑みながらまた俺の方に目線を向ける。
そして今度ははっきりと、俺と目が合うほどにジーッとこちらを見続ける。

(!?……レナのやつ、やっぱり俺に……)

もはや間違いなかった。 レナは俺がこの光景を見ていることに気づいている。
そしてそのレナが次に発した言葉が、俺に更なる禁断の興奮をあたえるものになっていった。

「ねぇ圭一くん……『入っておいでよ』」

「…………え?」

その言葉を聞き、四つん這いのままの梨花ちゃんがキョトンとした顔をする。
何言ってるの?…とでもいうような無垢な表情に、俺の中の背徳感がゾクゾクと高まっていく。

(あぁ、梨花ちゃん……今ここで俺が入っていったら……どんな反応するんだろう……)

その時の俺は、もう自分でも止められないほどのあぶない興奮に震えていた。
このまま何も見ていないことにしてこの場を立ち去れば、また梨花ちゃんと元の関係に戻れるかもしれない…。
そんなふうにも考えたが、もう俺の中にあるそれは抑えられないほどに膨らんでいた。 
そして俺は目の前の扉を…ゆっくりと開いていった。



TIPSを入手しました。



次回予告

「あ、あの……こ、これはちがうの圭一……これは……あ!? ん、ふあぁぁぁっ!?」

グチュッ! グチュッ! グチュッ! グチュッ!

「あはぁっ! ん、こ、こんな……ん!ん! け、圭一がいるのに、ダ、ダメ、レナぁ! あ、あぁっ!」

「ん~? どうしてかな? かなぁ? 梨花ちゃんの膣は、レナのをすんなり飲み込んでくれたよぉ~?」

「あぁ、ち、ちがう! そ、そんなの嘘、あ、ん!ん!んぅ!あぁ、ま、待ってっ! そ、そんなに動かさないでぇ!」

イヤイヤと首を振りながら、梨花はレナのグイグイ送り込んでくる腰に悶える。
その仕草がまるでレイプされながら感じているようで、俺は彼女の顔をしっかりと見つめてやりながらイジワルな言葉をかけていく。

「なぁ、梨花ちゃん。 レナの『それ』はきもちいいんだよな? やめてとか言ってるけど……俺、助けないでいいんだよな?」

「い、いや、いやぁ言わないで圭一……これはちがうの、ちが、あぁ、あはぁっ! あっ!あっ!あっ!」

俺と目が合うと、梨花はまたもやいじらしい羞恥の表情を見せた。
おもわずゴクリと生つばを飲み込みながら、俺はそんな彼女のことをもっともっと罵ってみたい…と思ってしまった。

「ほんと、いやらしいよな。 俺の前ではあんなに純真そうにしてたのに、まさかこんなスケベな女の子だとは思わなかったぜ」

「う……い、言わないで……そんなこと言わないで圭一……あ、あ、あぁ! ああん、ん、あん、あん!」

「くすくす……今の梨花ちゃん、すっごくかぁいいよぉ♪ ほら、圭一くんにごめんなさいは? 彼女なのに、レナのおちんちんで感じちゃってごめんなさいって」

「はぁ、あぁっ! ん……ご、ごめんなさ、け、圭一……あ、あ……ごめんなさい、ごめんなさ……はぁっ! あ、あはぁっ!」

梨花のほっぺを優しく撫でながら、俺はその顔がもっとよく見えるようにとこちらへ向けさせる。
動きで乱れる髪の毛をおさえてやりながら、梨花の感じている表情をむりやり見つめていく。

「すげえ乱れようだよなぁ、もう俺もガマンできないぜ。 今すぐレナに変わってブチ込んでやりたいくらいだ」

「!? ん……はぁ、はぁ、ん……そ、そんな、こと……ぅ……ぁん……」

俺の乱暴な罵りに、梨花が色っぽいため息を吐く。
そんなこと言われたら…とでも言うようなその上目遣いが、『マゾッ気たっぷりのメス幼女』の顔に見えた…。


───未完───
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最終更新:2008年06月06日 11:30