最後に良い思いをさせてやるか、と魅音はすすり泣くレナの頭をひっつかみ、縄をほどいた。
乱暴にひきずって、圭ちゃんの前へ連れて行く。
縄をほどいても、もう抵抗する気力は無いようだ。ただ虚ろな目ですすり泣くのみ。

「………ほら。レナがだぁいすきな圭ちゃんのオットセイが目の前にあるよ?
くわえないの?いつもみたいにフェラしてあげなよ圭ちゃん喜ぶよぉ。
ホラ、早くぅ。レナってば。
早くしろって言ってんだろーが!!」
「んむ…っ…!」

レナの頭を圭ちゃんの股間に押し付けた。
最初はいやいやと頭を降っていたが、次第に舌をチロチロと動かして舐めあげていく。
やはり手慣れたものだ。
清純そうな顔して、娼婦のような事をやってのける。


そのうちに魅音はレナの背後に回り込み、固く立った乳首をこねくりまわしていた。
「圭ちゃんの舐めてココこんなに固くして、ホントにレナは変態だねぇ~。
どう?乳首いじくられるの気持ちいいでしょ?」
「んむ、っは…ん、ぅ………」
ぺちゃ、ぴちゅ、ぴちゃ…
レナは一心不乱に圭一のものを舐めている。
いつの間にか圭一もレナの頭を抑え、ゆらゆらと腰を打ち付けていた。


「私は気持ちいいかどうか聞いてるのっ!!レナ、どっち!?」
ぎゅぅう、と乳首をありったけの力でひねりあげる。
あまりの痛さにレナは悲鳴をあげた。
「痛い!痛いよ魅ぃちゃん!
…気持ちいいです…!気持ちいいからお願い、やめ」
「やーめない」
よっ、と背後からレナを持ち上げる。子供にトイレをさせるような格好だ。


―――やっぱり華奢だなあ。軽いや。
私は女にしては力がある方だとは思っているけど、それにしても細すぎる。

そのままレナの入り口に圭ちゃんのアレをあてがった。
たっぷりと水気を帯びたソコは早く欲しいと言わんばかりにひくついている。
「れ、レナ…」
「圭一く…、」
魅音は焦らすように先っぽを擦り付け、ぬぷぬぷと出し入れした。もどかしい快感に圭一もレナも顔を歪める。

「…そんな、…先っぽだけなんて、魅ぃちゃ…ひゃああああああああっ!!??」



ずぶずぶずぶ…っ!!!

魅音が抱きかかえていた手を離したため、レナは自らの重みで深く沈んでいった。
それだけで達してしまったのか、レナはぴくりぴくりと軽く痙攣して圭一の胸にもたれかかる。
その尻をびしゃりと魅音が叩いた。

「あうっ!?」
「ほらほら休んじゃだめー!圭ちゃんイってないでしょー?はい腰振って!さあ、さあ!」


うう、と体を起こして腰をゆらゆらと揺らし始める。
最初はゆっくりだったスピードが徐々に激しくなっていき、圭一もレナもお互いを求め合いながら深く愛し合った。

「は、……レ、ナっ、…出る…っ!出すぞ、レナぁあ!!」
「圭一君っ、け…ぃちくっ、…圭一君、圭一君けーいち君…ッぁああああぁあ!!!!」

ドクン。
2人の体が大きくはねた。
レナがぐったりと倒れ込む。
今度は魅音も何もしなかった。



これからどうしようか―――
魅音はレナと圭一を見てつぶやいた。
地下祭具殿に2人を招待しようか。
身動き出来ないように四肢を切断するのも良いかもしれない。
そして思う存分めちゃめちゃにして、使いものにならなくなったら井戸に捨てれ
ばいいんだ。
レナには拷問してやろう。
爪を剥ぐぐらいじゃ生ぬるい―――もっと怖くて、苦しくて、うんと痛いやつ―――







「ごめ……ね、…魅ぃちゃん………」


そこでふと消え入るような声が聞こえ、振り向いた。
レナが圭ちゃんに体を支えてもらいながら、懸命にこちらに手を伸ばしている。


「………………何、レナ」
「だい、じょぶだから……ごめんね、…魅ぃちゃん…ごめんね……!」

レナは泣いていた。
めったに泣かないこの子の涙を見たのは今日何度目だろうか。


「謝らないでくんないかな。
なんかおじさんが悪いみたいじゃないのさー!」

私はからからと笑った。
レナはまだ泣いたままだ。
必死に手を伸ばして、私に触れようとしている。

「…やめてよ。偽善者ぶるつもり?
悪いけどおじさんはそんな作戦通じないよ。だって…」
「違うの」


レナの手が、私のスカートに触れる。
立ち上がる力も無いのだろう。
「…違わないよ」
「違う…!だって、」

レナはボロボロになりながらもこちらを見据え、涙をこぼしながら言った。






「だって魅ぃちゃん、さっきからずっと泣いてるよ…?」








「………はぁ?」

違う。
私は笑ってる。
おかしくて仕方ない。


……はず、なのに。
なぜか頬が温かかった。


「泣いてなんかないよ?面白いこと言うなあレナは!
そのネタもらっていい?おじさん今度の宴会で言おうかな、あっはっは!」
「……魅音」


ふざけた私を叱るように、圭ちゃんが低い声で私の名前を呼んだ。
…違うよ圭ちゃん。私、魅音じゃないよ。
私は………、鬼だよ。



「あは、ははは………あははははは、あーっはっはっはっはっはっはっはっはっ
は!!!あはははっあはっあははははは!!!!!!どうレナ、これでも泣いてるって言えるの!?
あははは、はは、は…っ…ははははははははははははは!!!!」




ぽたぽたと、涙が床に零れる音が聞こえる。
レナと圭ちゃんが何か言っているのが聞こえるが、それもおかまいなしに私は笑った。


悲しくなんかない。
切なくなんかない



だって私は、鬼だから。



ごめんね、レナ。
ごめんね、圭ちゃん。















鬼は、今日も笑い続ける。
泣いている鬼なんて、いない。

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最終更新:2007年03月25日 22:29