猫吟鬼嘯(びょうぎんきしょう)
サークル:Unlucky Morpheus
Number | Track Name | Arranger | Lyrics | Vocal | Original Artist | Original Works | Original Tune | Length |
01 | 解濫(Instrumental) | 平野幸村 | ZUN | 東方風神録 | 封印されし神々 | [00:51] | ||
02 | 燐火の轍 | 平野幸村 | 天外冬黄 | 天外冬黄 電子レンジ剛志 |
ZUN | 東方地霊殿 | 死体旅行 ~ Be of good cheer! | [04:19] |
03 | 星熊童子 | 平野幸村 | 天外冬黄 | 天外冬黄 電子レンジ剛志 |
ZUN | 東方地霊殿 | 旧地獄街道を行く | [04:17] |
華のさかづき大江山 | ||||||||
04 | 月姫遺言帖 | 平野幸村 | 天外冬黄 | 天外冬黄 | ZUN | 東方永夜抄 | 竹取飛翔 ~ Lunatic Princess | [04:19] |
陰陽座 | 甲賀忍法帖 | 甲賀忍法帖 | ||||||
05 | 恋ふる楔 | 平野幸村 | 天外冬黄 | 天外冬黄 | ZUN | 東方紅魔郷 | ルーネイトエルフ | [04:12] |
06 | 河童囃子 | 平野幸村 | 天外冬黄 | 天外冬黄 電子レンジ剛志 |
ZUN | 東方風神録 | 芥川龍之介の河童 ~ Candid Friend | [03:59] |
07 | 式と為る者 | 平野幸村 | 天外冬黄 | 天外冬黄 電子レンジ剛志 |
ZUN | 東方妖々夢 | ティアオイエツォン(withered leaf) | [05:29] |
X(X JAPAN) | BLUE BLOOD | X | ||||||
08 | 怨霊師 | 平野幸村 | 天外冬黄 | 天外冬黄 電子レンジ剛志 |
ZUN | 東方夢時空 | Reincarnation | [05:53] |
陰陽座 | 鬼哭転生 | 陰陽師 | ||||||
09 | 己が船を漕いでゆけ | 平野幸村 | 天外冬黄 | 天外冬黄 電子レンジ剛志 |
ZUN | 東方星蓮船 | キャプテン・ムラサ | [04:07] |
詳細
レビュー
- タイトルのつけ方からも伺えますが、
妖怪ヘヴィメタルバンド・陰陽座のコピーバンドという内容です。
アレンジも陰陽座の曲ベースに東方のメロディを当てはめたという形。
ボーカルも、天外冬黄氏は、陰陽座のボーカル・黒猫氏そっくりの声色のみを使い、
電子レンジ剛志氏が瞬火パートを担当する形となっています。
陰陽座を敬愛しているのはよく分かるんですが……
あくまで陰陽座の劣化コピーでしかなく(いや、クオリティとしては劣化どころか本家に匹敵するとは思います)、
あんきも自体の良さは何一つ出ていない作品と言わざるを得ません。
こんな枠にはまってしまうサークルではないと思うだけに、残念な気持ちで一杯です。
黒猫クローンの歌唱で、天外冬黄氏の表現力が殺されてしまっていることに、本当に涙を禁じえない。
このアルバムを区切りとして、新たな世界へ挑戦していって欲しいです。
-- ひいらぎ (2010-08-16 22:35:22) - やりたいことをやりたい放題にやったらこんなのが出来上がった。
一言でこの作品を評するとこうなるだろう。
全編にわたって陰陽座へ敬愛の念が満ちあふれており、そのまんまフレーズが拝借されている部分も多々ある。
しかしながらそれほどのインパクトが感じられなかったのは、これがヴォーカルアレンジだからであろう。
その主たる要因は、てFuki嬢の歌唱スタイルにある。
お世辞にも、ヴォーカルのFuki嬢はそれほど表現力豊かなヴォーカリストとは言えず、ところどころで音程が不安定な部分が見え隠れしたりもしている。
それに対して元ネタの陰陽座のヴォーカリスト黒猫嬢は国内屈指の実力者であり、表現力や安定感ともにずば抜けたものを持っている。歌唱スタイルから見るに、Fuki嬢の上位互換のような歌い手と言っていいだろう。
その黒猫嬢の歌唱を意識しすぎるあまり、歌い方がそのまんまになりすぎて、双方の実力差があらわになり、どうしてもFuki嬢の歌唱が稚拙に聞こえてしまうというという結果を生み出してしまったように思う。以前から黒猫嬢の劣化コピーのような歌唱は目立っていたが、今回はこのコンセプトの所為か特に酷かった。
だが、比べるまでもないようなレベルであれはこのようなことにはならなかっただろう。裏を返せば、まだまだ及ばない部分が多々ある物の、国内シーンのトップシンガーと比較されるほどの実力を持っているということでもある。
本当にFuki嬢は将来有望なヴォーカリストだと思っているので、これからはもっと独自色を出してそこを伸ばしていくようなスタイルで頑張って貰いたい
かなり辛口で批評をしたが、アルバムの出来自体は悪くなく、普段の一辺倒にドコドコピロピロやっているだけではない、落ち着いた面を見ることが出来てなかなか新鮮だった。
要所要所で顔を見せる陰陽座のフレーズも、ファンからすれば思わずにやりとしてしまうような、上手い使い方がされており、この手のアレンジとしてはironの様式美アレンジと同じくらい秀逸だった。
欲を言えばもう少し、陰陽座的な正統派メタルのエッセンスが欲しかったが、そこはあんきもだから仕方ない。
今回瞬火パートを務めた電子レンジ剛志氏の歌唱も、いくらの1stと比べればそこそこ上達しており、相変わらずアクというか癖が強いが、しっかりとした歌唱を聴かせてくれていた。
個人的にはこういう試みは嫌いではないので、ironの様式美アレンジみたいな感じで、年に一度の恒例行事みたいな感じにしてもらいたい(笑)
-- 名前がない程度の能力 (2010-08-20 11:24:06) - いろいろと残念 -- 名無し (2010-08-22 01:53:27)
- 陰陽座知らんし、東方を愛する者にとって今回のアルバムは残念で仕方がない。というのも、今までのアレンジが素晴らしいだけあって本当に残念です。
元ネタがツインらしく、電子レンジ剛志がコラボしているが個人的に好きではない声なので曲自体を聴く気になりませんでした。今回のみとして、「いくら」のほうで頑張って頂きたい。
それと気のせいでしょうか?Hypothetical Box Act2から使うギター変えてません?前の音のほうが好きなんで戻して欲しいです。
最後に「あんきも」らしい次回作を期待してます。 -- 名無しさん (2010-08-23 01:17:56) - 別に同人なのでサークル側が好きなようにやればいいと思います
評価はせども要望をだす場じゃありませんからここは
そして内容の方ですが非常に遊び心があって面白い作品でしたw
今までの東方にネタを摺り込むアレンジではなく、元ネタに東方を摺り込むようなアレンジもたまにはいいと思いますw
むしろ飽和した東方アレンジというジャンルの中で一風変わったメロディが聞けたという意味では大成功でしょう
とくに「怨霊師」はもうここまで原曲再現するのか!そしてここでリーンインカーネイションか!とニヤニヤしながら聞いていましたw
機会があればメロスピチューンのアレとか聞きたいですねw
この東方×他バンドというスタイルがあんきもらしさだと私は思ってます!
そろそろエンジェルクライ、リバースと続くあれが欲しいところですねえwww
グローリーアー!!!!! -- 名無しさん (2010-08-28 04:52:50) - ↑↑の人とはほぼ同意見。
個人的にFuki氏のボーカルはすごく好き、だった。
東方のアレンジ出してるサークルのボーカルの中では群を抜いて良く聞こえるし、
力強い声をブン回すようなパワフルな歌い方がすごく好き。
前作あたりから少し落ち着いた感が出て、型にはまってしまったようで残念に思っていたところで、今作。
今作ははっきり言って残念の一言に尽きる。
電子レンジ剛志氏は確かにいい声なんだが、某芸人のネタ「ええ声」止まり。
Fuki氏と比べるとパンチ不足、なので二人並べると明らかに足を引っ張っている。
前々作までの「らしさ」も感じられず・・・
すごく気に入っていただけに作風が戻ればと思えてならない。 -- 名無しさん (2010-09-02 01:58:19) - ズコー -- 名無しさん (2010-09-07 13:26:25)
-
個人的には最初はまあ残念感が漂っていました。前までの方が良かったなと。
しかしこれ元ネタの「陰陽座」知ると(初めて知りましたw)よくここまで見事にコピーしつつアレンジしたなあと彼らのアレンジ能力に脱帽しました。
今作は東方アレンジとしてではなく、同人音楽として非常に楽しめました。
最後に東方アレンジを中心に考えてる人は「同人音楽」をなんだと思っているのでしょうか?
元ネタ知らないからといって批判レビュー。失礼だと思わないのでしょうか?
-- 名無しさん (2011-01-10 02:10:13) - 元ネタがわからないと駄作、知っていれば良作
典型的な二次創作 -- 名無しさん (2011-01-11 10:30:44) - 前々作「Hypothetical Box Act2」までの路線からやや外れた感。
というより、陰陽座を敬愛する気持ちは伝わるが、陰陽座と比較するとなると幾分力の無さを痛感せざるを得ない。
東方アレンジとしての枠内であれば、相変わらず高いクオリティだと思うが、陰陽座のパロディーとなると厳しい部分がある。
以前のメロスピ路線の方が好みです。
※批判ではなく感想です。サークル自体は応援しています。 -- 名無しさん (2011-01-24 22:05:55) - Fukiさん個性的な声なのに・・・それっぽくとはいえ人真似なんて勿体無い。
Fukiさんの長所が無くなってしまっているように感じた。
あんきものボーカルとしては個人的に最低の一枚でした。
-- 名無しさん (2011-01-25 19:09:05) - 巷で話題になっているこの盤、聴きました。
正直、ひよってしまった最近の陰陽座より全然カッコ良いと思ってしまった…。
LIGHT BRINGERの新作でも感じたけどFuki嬢の歌唱が男前な感じになったね~。
以前までの萌えチックで可愛らしい歌い方が好きな方々には申し訳ないが、
今のシリアスでタメ・ビブラートの効いた歌唱の方がアンキモのハードな音像には合っているんじゃないでしょうか?
もしくはこの二つの歌唱を上手に使い分けていければFuki嬢のヴォーカリストとしての表現力はさらに広まるハズ。
様々な歌い方・声色を駆使できるのがFuki嬢の魅力でもあるわけだしね。
ってそういう面でも黒猫さんを彷彿とさせる逸材な訳ですが(笑)
そして陰陽座へのオマージュという点を除いたとしても楽曲の出来は素晴らしいです。
ただ、以前までの明るくストレートなメロスピ路線を期待していた層には
ダークでプログレがかった、ある種古典的なヘヴィメタル路線に拒否反応が出たのでしょう(笑)
音圧的にもギターの音作り的にも、以前よりもヘヴィさが強調されているし
80年代欧州メタル的な叙情性を求めているオーセンティックなメタラーにこそ聴いて欲しい。
現在のジャパメタシーンを見渡してもこれほどの音を出しているバンドは稀有でしょう。
個人的には次回作以降もこの路線でいって欲しいくらいな訳ですが(笑)、
今後も今作のようなチャレンジ精神を大事にしつつ、飽和化した東方アレンジシーンにサプライズを提供していって欲しいです。 -- 白猫 (2011-01-28 14:46:31) - 賛否両論のあんきも最新作であるこちらの盤、聴かせてもらいました。
今作は陰陽座のオマージュ作品となっているのは言わずもがなですね。
内容はと言うと、非常に面白い作品でした。元ネタを知っているとニヤリとすること間違い無しですね。
また、フレーズをそのまま流用してる部分もありますね。演奏も相変わらず高いクオリティを保っていると思えました。
ただ、ボーカルのFuki嬢に関しては少しもったいないといった感じがしますね。
あくまで黒猫氏に似せようとしてやったのであろうが、Fuki嬢はパワフルな発声の方が持ち味を生かせているように思えます。
ただ、この発声を基本に続けていくのも面白いかもしれませんね。
上の方も書かれているが、ラブリーの新作でもこちらに近い出し方をしていたのでこれをマスターすればヴォーカリストとして新たな一面が見れるかもしれませんね。
電子レンジ氏に関しては、ライブの招鬼氏を髣髴とさせる声でした。
歌唱力に関しては確かに高くはないですが、ある意味陰陽座に近づけようとするならベストな声だったかも知れません。
楽曲そのものの出来は非常に素晴らしかったです。
反面、今までとは大分別方向からのアプローチであるために東方ばかりを重視する方やあんきも=メロスピの考えの方にはウケが良くないかもしれません
(事実評価が割れていますし)
最後に、このような新たなチャレンジはとても良かったと思います。
同人音楽は自由に創作が出来る場ゆえ、東方も勿論ですが色々な作品が見てみたいです。
-- neeve (2011-01-30 16:51:02) - 曲は相変わらず良い。
でも電子レンジ氏がなー・・・
Fukiさんと比べると声出てなさ過ぎでしょ。
二人で歌ってる時、Fukiさんの声が明らかに押さえ気味なのに電子レンジ氏の声じゃ何言ってるのか聞き取れないし。
公式見ると電子レンジ加入みたいに見えるけど、どうなんだろうか。
良いサークルから良かったサークルに格下げせざるを得ないかなー。 -- 名無しさん (2011-02-03 21:11:00) - このコメントの数が、あんきもへの期待と本作の賛否両論を物語っているでしょうね。では気になった点を幾つか。
賛否両論の原因は、前作から作品頒布までの期間が丸一年と長かった点、従来のメロスピではなくヘヴィメタである点、オマージュ元の「陰陽座」に個性を奪われてしまっている点が挙げられます。
同じヘヴィメタとして見ても、過去の他サークルさんへの提供曲とは方向性が大きく違っています。やはり上記の方々の仰るとおり「東方アレンジ」ではなく「同人音楽」として見るべきでしょう。個人的にも、同人音楽というジャンルをまったく知らない友人に勧めるなら間違いなく本作を薦めます。
一方で、あんきも史上初のオール生演奏という試みもなさっています。公式サイトによると、東方メタル界隈でも有名なぴずや氏が制作に関わっているとか。これは『Jealousy』以降、ツーパスの打ち込みが軽すぎるなーと思っていた私には嬉しい驚きでしたね。
なんだかんだで生演奏に勝るモノはありません^^
それから音質面での向上が挙げられます。以前から何かと録音に問題があったサークルさんですが、今回は一挙に問題が解決されています。確かに天外冬黄ことFuki氏は、界隈1、2を争うほどの歌唱力の持ち主なのですが、低音や高音の力量不足があり、前作の『Hypothetical Box Act2』では声のミックスを換えた所為で作品の質を落としてしまった感がありました。録音という面で、今作は重要なきっかけを作れたのではないかと思います。
また、話題に上っている電子レンジ氏ですが、実力ののびしろはあると思います。男性ヴォーカルでここまでビブラートを駆使できる方も珍しい。
ただ、いかんせん時期と場所が悪かったですね。僕は氏の声に好感を持てますが、こちらも賛否両論でしょうね。氏はライヴで光る方なので、おそらくレコーディングとは相性が合わないのでしょう。姉妹サークルの「いくら」ではライヴも積極的に行うとのことなので、気になる方はチェックしてみることをオススメします。
総評としては、Fuki氏の別バンドでの活動が忙しくなってきたこともあり、あんきもの完全新作は「年一回」が定着しつつあるようです。
同人なので好きなことを表現することは正論なのですが、しかしまあ、なんとリスナーに優しくないサークルさんでしょうか(笑)
実力は界隈トップレベルと言って過言ではありませんし、今後もあんきもを越えるサークルさんはおそらく現れないだろうと思えます。
それだけに期待も大きいのですが、
やっぱり一ファンとしては、『REBIRTH』『Jealousy』から停滞してしまっている主軸のメロスピを、Fukiさんの歌とyukiさんの超絶ギターで蘇えらせてくれることを切望しています。
余談としては、オリジナル路線でも全然構わないんですけどね
-- 名無しさん (2011-02-16 18:11:58) - これまでとは違った印象を受けた
一枚でした。
こういう和風なのも
またアリだと思いました。
tr.4.5.6.7.8.9が好きです。
特にtr.9は神曲です。ほんとに。
細かい点では、ドラムの音が、
一番自然なアルバムだと思いました。
-- yabai (2011-06-20 03:22:06)
- いろんな方がおっしゃっているようですが、今回のアルバムは今までのあんきもとはまるで違う雰囲気なので、メロスピ好きの方々(自分も含む)には少し期待はずれかもしれません。
ですが、新たな挑戦として受け止めるなら、これはこれでアリなんじゃないかとも思います。
あまり好みでない曲に関してあれこれ言うのも何なので、結構好きだったtr.8、9について一言づつ。
tr.8は、電子レンジ君の声が一番曲にあっていたように感じました。
特に間奏(Fuki嬢の語り部分)のあとのNo Grudge Any Moreの歌詞をそのまま使った部分。
これは個人的にはFuki嬢のものよりも好みでした。
tr.9は、かなりポップでキャッチー(という表現があっているのかわからないが)な曲だったのですが、これには脱帽しました。
上の方も述べられてますが、これは個人的には神曲と言ってもいいと思います。
…とはいっても好み的には他のアルバムの曲のほうが好きなんですが。
なんにしても、こんな方向性でも行けるのか、と新たな道を示してくれた曲でした。
あ、それと、上の人と同じになりますが、楽器(特にドラム)に関しては一番良かったですよ。
これからもこんな音でいってくれると嬉しいですが… -- 新兎 (2011-11-14 00:28:59)
- ジャパメタのリスナーなら陰陽座分がたっぷりなのは分かるが7でXに逃げてしまったのはちょっと惜しい所。
「X!さ~け~んでみろ」と脳内で流れてしまう。
陰陽座ももちろんのことだがBLUE BLOODも一緒に置いておくといいかも。 -- 名無しさん (2013-04-03 09:57:44)