SPARKING
サークル:IRON ATTACK!
Number | Track Name | Arranger | Lyrics | Vocal | Original Works | Original Tune | Length |
01 | Shrine Capricci | IRON-CHINO | - | - | 東方永夜抄 | 少女綺想曲 | [01:21] |
02 | Sparking | IRON-CHINO | JED まいなすょん IRON |
JUN | 東方永夜抄 | 恋色マスタースパーク | [04:23] |
03 | Never die, to the moon | IRON-CHINO | - | - | 東方永夜抄 | 月まで届け、不死の煙 | [03:10] |
04 | Temple of Ghost | IRON-CHINO | - | - | 東方妖々夢 | 幽雅に咲かせ、墨染の桜 | [04:04] |
05 | a little magician | IRON-CHINO | - | - | 東方星蓮船 | 小さな小さな賢将 | [02:41] |
06 | Arpeggio from High and Low | IRON-CHINO | - | - | 東方星蓮船 | 時代親父とハイカラ少女 | [03:21] |
07 | Rain in Vain | IRON-CHINO | JED ゆうき IRON |
The Stahl | 東方風神録 | 信仰は儚き人間の為に | [04:43] |
詳細
レビュー
- IRON ATTACK!初の試みとなるVo入りの曲がきました。
東方ではなくアニメタルに聴こえたのは自分だけでしょうか?
全体的に前作・前々作ほどのクオリティではありませんが
Vo曲はホント熱いです!! -- ベルゼブル (2009-05-16 22:40:39) - このアルバムの魅力はなんといってもジャケット…… 冗談はさておきVo.曲にあるだろう。
上海アリス幻樂団の楽曲は、高品質なジャパニーズクサメロだけに、主旋律をアニソン的女性Vo.にすると歌謡臭くなってしまう。メタル曲にこだわるためにインストを貫く。という姿勢を取ってきたIRON氏。
その氏のVo.曲が、こういう形でしかもこれほど早く実現しようとは予想しておらず大いに驚かされた。勿論良い意味でである。
楽曲は、先に言ってしまえば上海アリスの旋律を、まるでLightningがカヴァーしたかの様な正統派へヴィメタサウンドとなっている。それは当然、原曲のもつ雰囲気や情緒を活かす形ではなく、上海アリスのメロをフィーチャーしつつあくまでへヴィーメタルとして楽曲が制作されていることを意味する。
ライナーノーツによれば、女性Vo.はさることながら、この本格派メタルVo.に関しても、氏の中で原曲の性質を大切にしたい気持ち・原作へのリスペクトとご自身の音楽性の目指す所との不整合による葛藤を持っておられたようである。しかし、クリエイターとしての衝動を抑えきれずついに制作に至られたようだ。
確かに、私が原曲に感じる魅力や美と、この2曲はかけ離れたものである。しかし、私は発売を知らず偶然Tr.2を聴いて販売店へ即ダッシュした。曲が良いと思ったからである。爆走するメロディ、氏のかつてのバンドメンバーによる雄々しいシャウトに熱い歌唱、ギーソロ。へヴィーメタルプロジェクトの一つのカヴァー曲として、自信を持って進められる出来だった。また、そのフリーダムかつ愚直なサウンドと歌詞の世界観も絡まって、しっかりと一つの魔理沙をイメージすることが私はできた。何一つしこりなくシンガロングし頭を振れる。
音楽の良さには、自由さというものが確かにある気がする。上海アリス幻樂団など自由の塊であるし、それはIron-Attack!のサウンドもまた同様なのではないか。同人までもが不自由な音楽になってしまったら、寂しい。へヴィーメタルと上海アリス幻樂団・東方Projectとフリーダムを愛する人に、この曲を勧められる。
他のインスト曲も啼きのギター炸裂の、良くなってからのIRON-ATTACK!そのままといった所である。ただ、先にベルゼブル様がご指摘の通り、前作に比べると特に前半に似たような展開が多く、ちょいと飽きが来るというか、制作期間の短さを感じざるを得なかった。墨染めの桜辺りは、イントロの旋律はベースで始まる不気味な印象にアレンジされているが、前曲にも見られるリードギターとともに疾走→叙情性を醸し出すアコギパートで展開に変化をつける試みなど、メインのメロディー以降は氏のギターの激しさと幽玄な美をたたえる旋律がそのまま融合しているため、野太くダークなイントロに持ってきた旋律の部分が浮いてしまっているように感じる。ただ誤解のないように言及しておくとこれはレベルが高すぎるが故の不満点といえるもので、部分部分や個別の楽曲は十二分に素晴らしい物である。実力が信頼できるので、新作の出来を心配する事も全くない。
はやくも星蓮船からの登場となる小さな小さな賢将は、ここ最近ちょっとギターに凝りだしてメタル要素の増した感のある原曲のギターリフの印象から「もしメタル化したら……」と想像していた感じをそのままIronサウンドに昇華。
3面曲にしてはドラマティックで哀愁漂う展開を持つ時代親父は、笑ってしまう程コッテコテの前半部ではなく、印象的に展開するサビを前面に持ってくる意外な構成。これは、上手くアレンジすれば前半部のコテコテの旋律を主体とした曲をもう一つ作れるのではないだろうか?2曲ともとても楽しめた。
にしてもIron氏過労死するんじゃなかろか。メタルバンドのライヴをこなすにはこれぐらい精力的な活動を続ける体力がいるのだろうか。インストは一部個人的な不満があったりしたが、このVo.曲という試みが今後どうなるのかについても、益々興味の尽きぬプロジェクトとなった。
ちなみに、某有名レビューサイトによると、Tr.7の日本人っぽいVo.の英語歌唱は……うわなにをすr -- Ironbird-White (2009-05-17 02:34:53) - まさかのヴォーカル曲。
残念ながら僕が好きなタイプの声色ではないが、
純粋に歌唱力だけを見ればなかなかのレベルには達している。
演奏技術は言わずもがな。
さすがに商業作品を出しているだけのことはあります。 -- 名無しさん (2009-06-06 15:30:31)